ゴール設定のポイントは、ゴールに恋をすることです。
ゴールと恋に落ち、心中することです。
もしくは、ゴールにAddictすることです。
ゴール中毒です。
昔、何かを叶えたいと思ったときに、茶断ち(ちゃだち)をしたりしました。
お茶は薬でしたし、まだ刺激の少ない当時はドラッグでした。
大好きなお茶を断っても、願いを叶えたいというコミットメントの現れでした。
いや、本当にそうでしょうか?
しかしこれはシステム2の御託(ごたく)に僕には聞こえます。
お茶という上出来なドラッグ以上に、夢中になれることができたのです。
夢ができたのです。
お茶を飲んでいる場合じゃないのです。
それくらい夢中なのです。
夢中とは「夢の中」と書きます。すでにゴールの世界の臨場感(夢)の中にいるから、必死で努力しているように見えてしまうのです。
暑い日差しの中で、喉がカラカラになっているときに、遠くに喫茶店が見えると、それまでダラダラと歩いていたのに、突然元気になり、小走りで喫茶店に飛び込み、お冷を一気飲みします。
このとき、傍から見ている人にとっては、それも「小走り」だけを切り取って見ている人にとっては、この暑い中、脱水症状に近い状態で、疲労もたまっているだろうに、どうしてあれだけ走れるんだろう、どうしてあれほど努力できるんだろう、と思うはずです。
これが「努力はいらない」のカラクリです。
主観的には、努力ではないからです。
主観的には、もうすでに自分が涼しい喫茶店の中で、腰を落ち着けて、水をあおっているビジュアライゼーションができているからこそ、それを叶えるために走っているのです。努力ではないのです。システム1の反応です(システム1の特徴は努力感がないことでした。思考もです)。
しかし、繰り返しになりますが、外から見ている人にとっては、喫茶店も何も見えないので、すさまじい努力に見えるわけです。
これは短期的なことですが、これが長期的になると、より成功しやすくなります。
それが「夢中」のもう一つの意味です。
夢中とは夢の中だけではなく、夢に中毒しているとも読めます(いや、普通に言えば、読めません。ここであえて文脈上、行きがかり上の発言ですw).
夢に中毒すれば、他の中毒がどうでも良くなるのです。
ですから、我慢しているのではなく、マスキングされてしまうのです。
むしろ「そんなことでまだ喜んでいるの?」と冷ややかに見ている感じですw
ただ、やっていることは「茶断ち」と似ていて、周りからは「すごいですね〜」「ストイックですね〜」と思われます。
でも、すごくもストイックでもないのです。正確に言えば、主観的には「ちょっと違う」のです。
どう違うかと言えば、そこに夢に中毒するというカラクリがあります。
ちょっと時間がないので、ざっくり書きますが、今回の「はじめての手帳」のテーマはこの「夢に夢中(中毒)」です(^o^)
中毒には3つのフェイズがあります。
ドラッグなどの刺激があり、それに対する反応として報酬があり、そして慣れがあります。
刺激と反応(報酬)、そして耐性です。
(システム2が介入できない世界であることにも注意!一つ一つの事象に意識的に介入はできますが、ほとんどは無意識に処理され、システム1が処理しています。そして物量で負けます。もしくはドン・キホーテな戦いを挑んでも、アディクションに負けます!)
海水にも慣れ、砂糖水にも慣れて、報酬系が刺激され続ければ、アディクションの完成です。
夢に中毒したときに、何に慣れるかと言えば、夢を実現していく上での、痛みや困難に慣れるのです。それに対して耐性がつくのです。
No pain, No gain.なのですが、Painに耐性がつき、Gainだけがありがたく積み重なるイメージです。逆にGainに慣れて、Painに文句を言うようになれば、立派なルーザーの出来上がりです。
*我慢しているのでも、ストイックなのでもなく、巨大なマシュマロ・テストが見えているのです。
言葉で言えば簡単ですが、実際のアディクションというのは巧妙に隠れています。
そのトゲを抜きながら、自分の夢をしっかりつかみ、そしてそこに夢中になることが幸せへの道です!(多分)
【まといのば講座『はじめての手帳 〜ゴールにAddictsせよ!〜』】
【日時】 4月25日(木) 19:00~21:30(そこから質疑応答!)(延長予定有り!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 スクール修了生、メンター修了生(及び受講生)
【持ち物】 筆記用具と少し動くので動きやすい服装
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