長いことヒーリングをやっていると、気功は本当にmagicだな〜と思うことがあります。
magicとは魔法という意味もありますが、いわゆるマジック(手品)ですね。
僕の好きなタイプのマジックは仕掛けというよりも、ハードワークを必要とするタイプのマジックです。
以前にも紹介した(そして昨日も紹介した)アポロ・ロビンズはスリというよりは、ここまでくるとマジックです(たぶん)。
しかし、本職は相当にすごいです。
本職というのはスリではなく、マジシャンです。
昨日のブログでオチとして紹介しようと思ったのがこちらのEric Chienのクロースアップマジックです。すごいとしか言いようがありません。
FISM(Fédération internationale des sociétés magiques)というマジックの世界では最大の団体がマジックのオリンピックを3年に一度、開催します。4年に一度ではなく、3年に一度です(^o^)
そのクロースアップマジック部門で今年優勝したのが下の演技です。もう異次元のマジックです。
(ちなみに、FISMの審査はかなり厳しく、演技の途中で失格になることもあるとか、、、こわっ)
ちなみに以前も紹介したShin Limが今年のアメリカンゴッドタレントを制しました!
こちらの演技もまた異次元です!
すごすぎます!
*初戦からのすべてのショウです!本当に素晴らしい!!
マジックのタネや仕掛けは驚くほどシンプルなのに、FocusとMisdirecionを操ることで不思議な体験をさせてくれます。
気功も似ていて、タネも仕掛けもシンプルです。
むしろあまりにあっけないほどシンプルなのですが、それを上手に操作して、提示することで不思議な体験が可能となります。
結果として身体が変わり、脳が変わり、人間関係が変わり、本人が望んでいた(そして望んでいた以上の)人生を送る手助けができます。
我々はついタネにあたる気功技術に着目しがちです。
(厳密には多くの気功技術の裏にもう1つタネがあり、それがすべての仕掛けです。まさにそのシークレットを扱うのが12月のシークレットセミナーw)
それよりも見せ方、そして繰り返し鮮やかにやるための練習、体力づくりを含めた鍛錬の方がはるかに重要です。カラクリはシンプルなのです!
【動画紹介】
どちらもグランプリに選ばれたときの映像です!
感動のあまり突っ伏してしまうのは、ロニー・コールマンが初優勝したときの伝説のポーズを思い出します!
【書籍紹介】
タイトルはニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」より。
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ご承知のとおり、このニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」に感銘を受けて書かれた交響詩がリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」です。
その交響詩ツァラトゥストラを印象的に用いたのがスタンリー・キューブリック監督です。
「2001年の宇宙の旅」ですね。
というわけで、心の余裕と空間の余裕があれば、下の2001年のオープニングを再生しながら、シュトラウスを聞きつつ、ニーチェのお言葉を読んでみてください!(そのあとに「ゴールの光と闇」を再度ヴァーチャル受講すると、ニーチェの荒唐無稽に見える物言いがかなり具体的に立ち上がってくるのでは、、、、)
肉体はひとつの大いなる理性だ。ひとつの意味を持った多様だ。戦争であり平和だ。畜群であり牧者だ。
わが兄弟よ。君が「精神」と呼んでいる君の小さな理性は、君の肉体の道具である。君の大いなる理性の小さな道具であり、玩具なのだ。
「われ(イッヒ)」と君は言い、この言葉を誇りとしている。だが、もっとも大きなものとは、ーー君は信じようとしないがーー君の肉体であり、君の大いなる理性である。それは「われ」と言わず、「われ」を実行する。
感覚は感じ、精神は認識する。だがそれは決してそれ自体のうちに完結することがない。だが、感覚と精神は自らにおいてすべてのものは完結していると、君をかき口説こうとする。これほど感覚と精神はうぬぼれている。(略)
わが兄弟よ。君の思考と感情の後ろには、強大な支配者、知られざる賢者がいる。ーーそれが「自己」である。彼は君の肉体のなかに住む。彼は君の肉体である。
ちなみに2001年宇宙の旅は1968年の映画。ちょうど50年前です。アーサー・C・クラークと共同で創られました!翌年(1969年)にアポロ11号が月面着陸します。
*2001年宇宙の旅。宇宙船自体がひとつの人工知能。その名前のHALを一文字ずつずらすとIBMです。
H → I
A → B
L → M
巨人と恐れられた(巨象も踊るとも言われたw)IBMですが、最近はすっかり大人しくなっている感じもします、、、しますが、IBMのワトソンは十分にHALの不気味さを備えています!
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*2001年宇宙の旅は、最近、なぜか50年ぶりの復刻上映をしていたので観てきました。
キューブリックはミステリアスにするために説明的な部分を全部カットしたと言いましたが、もっとカットしても良かったかもと失礼なことを思いました。大事な部分は端折りすぎだし。
ちなみに、、、、その50年後の現在の状況は悲惨です。イーロン・マスクという天才をもってしても、ようやく2023年に民間人を月周回旅行へ連れて行くのみです。しかし月面着陸ではありません。1968年の8号と同じ月周回飛行でしかありません。
携帯電話すら無い時代に月面を歩いたというのはたしかに偉大です。
昔々のファミコンよりも低性能のコンピューターで月へ行くのですから。遣唐使たちが海を渡ったのと同じです。大変な偉業です。
我々は偉大さを失ったのか、これが新しい時代の進歩なのか。