*OnLine MenTorは開始から半年以上が経ち、これまでのどの企画よりも大勢の参加者に恵まれ、圧倒的な結果が出始めています。基本は通信教育であり、セッションもLINE通話で15分というかなり限られたものであるにもかかわらず、圧倒的な結果が出ているので、非常に面白い現象だなと思っています。
*あまり結果をシェアすると、メンター受講生同士が牽制し合うというか、意識しすぎるので、最近は全くシェアしていませんが。
*というわけで、オンラインメンターをパワーアップするべく、いくつか小さな改定をします。
ひとつはMenTorの年間受講料を60万円にします(これは従来の受講生には関係ありません!)
もう一つは初回伝授の際の全技術伝授を気功基本12セットに変更します(次の改定ではもっと絞ります)。Less is moreで、かなり技術を絞った方が結果が圧倒的であることが分かってきたので、全技術から12セットにします。ただ開始から半年ほど経った時点で、希望者に全技術伝授を行う予定です。
*5月生までは従来通りです。6月生から改定を適用します!5月生は一応、25日くらいまでは募集します!!お申し込みはこちら!
人工知能が模倣するのが生命だとすれば、彼らが最終的に(いや最初に)学習するのはエロスとタナトスかと思います。
エロスは性愛であり、無償の愛、神の愛であるアガペーとしばしば対比されます。
エロスとタナトスとは言い換えれば、有性生殖と死への欲求です。
生命はもともと不死であり、単性生殖でした。
癌細胞はその意味で原始的な不死の細胞への先祖返りです。アポトーシスという自死プログラムが壊れているのです。
しかし、それでは長期的には発展しないと気付き(気付かされて)、生命は有性生殖と死を発明します。
*エロスは人間のプシュケーに恋をします(間違って金の矢で自分の足を傷つけたために)。
有性生殖はランダムな遺伝子のシャッフルであり、死とは自己否定です。
自己を否定し破壊することで、自分の情報を永続させるというデザインは見事なものでした。
物理空間において親と子どもが並び、有限の資源を巡って争うと、必ず(というかほとんど)親が勝ちます。だからこそ、子どもが独り立ちできるまでフォローしたら親は死滅します。鮭は子どもを産んだ時点で死に、ホモ・サピエンスは孫がある程度大きくなったら(子どもが独り立ちしたと見做して)死にます。
(ですから高齢者が多くいる高齢者社会というのがいかにナチュラルではないかが分かります。ただ若年層は希少性が上がるので、資本主義社会ではその価値が上がります。政治という衆愚に陥りやすいシステムをスルーして、資本主義によって社会がダイナミックに変わってほしいものです)
*これは志半ばにして殺されています。
ですから、エロスとタナトスというのは非常に進化論的なエレガントなデザインなのです。
度重なるブラック・スワンを生き延びた生命をA.I.は当然のように模倣しますので、最も重要なのは効率性や機能性ではなく、ランダム(ブラック・スワン)に対する耐久性です。それも進化論的な意味での。
とすると、まず有性生殖と死を模倣するでしょう。
模倣すると考えたときに、ふと思い出すのはブレードランナーの感動的なラストシーンです。
これはそもそも死がプログラムされています(それは進化のためではなく安全性のためという設計思想ですが)。
いや、SFでなくとも、プログラミング言語も人工知能もいまだにきわめて短命です。
*Tears in rain
そしてチューリング完全という縛りがある以上は、すべてのアルゴリズムは他のアルゴリズムに移植可能です(だからこそ、人間のアルゴリズムはカーボンに移植可能と考えられています)
*とは言え、全く不死ではありません。単性生殖と不死の時代と同じく、ネクローシスに対しては脆弱です(まあバックアップという手段がありますが、そうすると自我の連続性は失われます。そしてドッペンゲルガー問題というか、いわゆる哲学のintention問題が起こります。ウロボロスの蛇です。堂々巡りをしながら我々はゆっくりと何事かを学びます)。
僕らはAIを通して、AIを鏡として自分自身を知ろうとし、そしてグロテスクな自らの姿に気付きます。
わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。わたしの知るところは、今は一部分にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。(コリント人への手紙13章)
*この作品もまた愛と死を巡る物語でした。
僕がおとつい死んだのに
世界は滅びる気配もない
僕はおとつい死んだから
もう今日に何の意味もない
(p.36 谷川俊太郎『ふくらはぎ』 『詩を贈ろうとすることは』)
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しかしそのグロテスクさを突き抜けたところに、また新しい世界が見えてきます。
「何の意味もない」今日を生きましょう。
というわけで、今週末の内なる覚醒のテーマの一つが「エロスとタナトス」です!!
お楽しみに!!!
今月のはじめての気功も豪華です!!
【はじめての気功『プリズン・ブレイク!!Dotsによる身体の高度化!』〜折れない腕、Dots、赤い糸と経絡、ダイナミックな丹田〜】
【日時】 5月22日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*身体をまた一段と上のレベルへ!!!
そしていよいよ今週末開催です!!
【『内なる覚醒』スクール 〜肉体の牢獄からの解放、エロスとタナトスのローズガーデン〜】
【日時】 5月19日(土)13:00~18:0017:00(確定ではないのですが、初日17時で終了し、翌日19時終了する可能性があります!)
5月20日(日)13:00~18:0019:00
【場所】 まといのばセミナールーム(四ツ谷)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具と動きやすい格好
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【参考書籍】
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ふくらはぎ
僕がおとつい死んだので
友だちが黒い服を着こんで集ってきた
驚いたことにおいおい泣いているあいつは
生前俺が電話にも出なかった男
まっ白なベンツに乗ってやってきた
俺はおとつい死んだのに
世界は滅びる気配もない
坊主の袈裟はきらきらと冬の陽に輝いて
隣家の小五は俺のパソコンをいたずらしている
おや線香ってこんなにいい匂いだったのか
俺はおとつい死んだから
もう今日に何の意味もない
おかげで意味じゃないものがよく分かる
もっとしつこく触っておけばよかったなあ
あのひとのふくらはぎに
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もしくはLINE、LINE@から"@matoinoba"をID(@マーク含む)で検索していただくと見つかります。