明日から瞑想スクールです。
かなり強烈なスクールになりそうで、楽しみですw
「プディングの味は食べてみないと分からない」という言い方がありますが、瞑想も同じで、瞑想も体験してみないと分からないのです。
The proof of the pudding is in the eating.
バレエにおける引き上げも同じです。
雷か何かに打たれて、引き上げが唐突に分かった人しか、「引き上げ」は分からないのです。
瞑想も同じです。
雷に打たれたり、臨死体験して、「なるほど!これが瞑想か」と分かった人しか瞑想が分からないのです。
これに対して、非常にありがちな『間違い』は、「きちんと説明されれば分かる」という立場です。
「きちんと説明してください」「わかるように説明してください」という立場です。
説明して分かるのであれば、それはすでに知っていることなのです。
知っていることを再確認できるのが「説明」です。
ですから、我々は自分が知っていること以上のことを知り得ないのです。
(でも神さまには可能ですw)
神さまは冗談としても、その原因となるのが、雷なり臨死体験です(半ばジョークです。あえて雷に打たれたり、臨死体験をすることはないと思います。これらは事故です。でも原因となるショックに見舞われる確率を高める科学的な方法は存在します)。
強烈なショックによって、絶対に知り得ないことを知ることが可能になるのです。
まずは瞑想の理論をしっかり確認します。
理論はそれほど難解ではありません。
ただ体験や体感が無いと、雲をつかむような感覚にならざるを得ないですが。
今回のスクールのテーマは、沈黙の音です。
瞑想とは沈黙の音を聴くことです。
これは「隻手の声」のような禅問答に聴こえますが、そのつもりはありません。
隻手の声とは、有名な禅問答であり、公案です。
「(手をたたきながら)両手で手をたたくとこのような音がするが、片手で叩くとどのような音がするか?」という質問です。軟酥の法の白隠禅師の作ですね。
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「沈黙の音」はパラドックスで考えさせる禅問答のようなものではなく、文字通り「沈黙の音」を聴くのです。
沈黙の音と言えば、サイモンとガーファンクルですね。
Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
*SIMON & GARFUNKEL - Sound of silence
*ダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」でも有名ですね!
なぜ喧騒を避け、人を避け、ひたすらに自分の中に深く耽溺して、沈黙の音を聴くのかと言えば、、、結論を先に言えば、そこに内なる「渇き」を見出すためです。
それは良い渇きです。
我々がなぜ豊かな世界において、かくも貧しいのかと言えば、自分の内なる「渇き」に気付けないからです。
それをGoalやWant toと呼んでも良いのですが、書き込まれたGoalやWant toを喜々として採用する頭の不自由な(いや、心の不自由な)人が多いので、あまり呼びたくないのです。
(Wantの本来の意味が欠落であることは偶然ではありません。Wantとはイエスの言う渇きなのです)
「わたしは、かわく」(ヨハネ19:28)
もっと結論を急ぐのであれば、なぜ沈黙の音を聴くのか?、なぜイエスはゲッセマネで祈ったのか?
これもまたシンプルです。
つながることが原理的に不可能な他者と繋がるためです。
(なぜ原理的に不可能かと言えば「一人一宇宙だから」です)
そこに奇跡があり、キリスト教で言えば恩寵があるのです。
キリスト教の言う「愛」ですね。この繋がりが「愛」であって、その意味ではイエスにおいては「神」は単なる作業仮説であり、最後には取り外される足場です。
これは余談ですが、ジブリの高畑監督が亡くなり、岡田斗司夫さんが追悼番組として「火垂るの墓」の謎解きをしていました。非常に精密な分析です。
書を読むとか、映画を批評するとか言うことは、厳密に事実(何が書かれているか、何が描かれているか)と論理に基づくものであり、涙や激情で目をふさいではいけないことが良くわかります。
あくまでも怜悧な論理で切り裂いていかないと、本当の感動には行き着かないのです。
*岡田斗司夫ゼミ4月15日号「本当は10倍怖い『火垂るの墓』~アニメ界の怪物・高畑勲監督追悼特集」
*これは是非観て欲しいです!!すごすぎます。というか、有料チャンネルに入会を強くお薦めします( ー`дー´)キリッ
ネタバレになりますが、何が清田(せいた)と妹・節子を殺したのかということに関して、岡田斗司夫さんは明確に(高畑監督の意志として)清田と節子は他者との関係(交わり)を絶ったからだと言っています。2人で閉じた社会を作り上げ、他の他人を拒絶したからだ、と。
時代や戦争や栄養失調や両親の死や苛烈な親戚が2人を殺したのではなく、関係を絶った2人が宇宙からも関係を絶たれたのです。
(これまた余談ですが、メンターや「まといのば」のメンバーは開業とか営業というと肩肘張るようですが、もっとシンプルに他者と繋がる手段として、考えたらどうでしょう。手段として、気功があり、気功整体があり、開業というToolがあると考えたらどうでしょう?お金もまたその手段の一つであり、道具の一つです)
そしてこれは戦争時代の問題ではなく、現代の問題です(いやいつの時代も問題です)。
(高畑監督の言うように、悲惨だから戦争はいけないという人は、その同じ理由で戦争をするものです)
それをサイモンはこう描いています。
人と人の関係が繋がっているようで、断絶されている風景です。
♫People talking without speaking
People hearing without listening♫
(人々はたくさんおしゃべりするが、話すことはない。
人々は聞き流すが、傾聴することはない)
(口で話すが、言葉を語りかけていない人びとを。
耳で聞いているが、言葉に心を傾けることのない人びとを。(斎藤和明訳))
繋がりというのは、沈黙の音から、そして暗闇(Darkness)から立ち上がってくるものであり、薄っぺらさの中では生まれず、それはまた別の「渇き」を生みます。地獄の渇きですね。
それが豊かさの中の貧困のカラクリです。
(これは別な話ですが、そしてこれこそが全世界的に肥満率が急上昇しているカラクリであるとも思っています。情報の写像が物理に照射していくので)
そんな内容を明日からのスクールではやります!!
お楽しみに!!!
【メディテーション(瞑想)スクール 〜美肌瞑想から遮那、ヴィパッサナー、ラージャに至るまで〜】
【日時】 5月3日(祝・木)13:00~18:00
5月4日(祝・金)13:00~18:00
【場所】 まといのばセミナールーム(四ツ谷)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具と動きやすい格好
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
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