*火曜日はリニューアル版の寺子屋「ゲーデルの不完全性定理」です!!
是非、お楽しみに!
駆け込み受講も歓迎です!!!
意味ではなく、まず音を味わうようにと教わりました。
英語の詩の話です。
大学で英文学を学んだとき、英文学、特に詩はその意味を理解する前に音を味わうことが大事と教わりました。
弾けるような子音と、包み込むような母音で展開され広がる音の世界をまず味わい、そして意味も味わいます。
舌なめずりをしそうな趣(おもむき)で、教授が詩を楽しそうに我々に読み聞かせてくれたことを昨日のことのように思い出します。
ウィリアム・ブレイクのこの有名な詩の一節もまさに声に出して音を味わいたいものです。
If the doors of perception were cleansed every thing would appear to man as it is, infinite.
(知覚の扉が清められたなら、物事はありのままに、無限に見える)(Wikisource)
瞑想の機能とはまさに「知覚の扉」を清めることです。
もちろん完全に清められることはなく、ありのままに無限に見えることは無いのでしょうが、しかしそれに漸近することは可能です。
抽象度の階層性のことをLayer(レイヤー)と呼んだりしますが、そのレイヤーを超えるのは困難です。しかし瞑想によって、知覚の扉が清められることで、レイヤーを上がることが可能です。
多くの人が抽象度を上げるというと、同じレイヤーの中での上下動を指しているようですが、本来の「抽象度を上げる」とは、本質的にはその系を超えるということ、もしくは抽象度のレイヤーを次の層へ移動することを指します。
(「系を超える」は「内なる覚醒」スクールの大きなテーマです。閉じた系の外へ出ることは基本的に不可能であり、そのエッジにたどりつくこともできません。なぜならある系のサイズはほぼ無限だからです。だからこそ、その系の外に出ようと思ったら、内の内側に入るしかないのです。それが「内なる覚醒」のテーマです)
同じ階の中で高さを競っても仕方なく、重要なのは一段上へ(一つ上の階層へ)移動することです。
その移動のための方法論というのは、長い時間ランダムに試行錯誤する中で見つけていくものです。長い時間をかけて、情報空間の中を手探りで探していくものですが、忙しすぎる現代人にそんな優雅な時間はありませんw
ですので、その試行錯誤を一気に圧縮し、豊穣な果実だけを(厳選された効果のある瞑想メソッドだけを)どんどん実践し習得してもらいます。
ポイントは心のお喋りをやめさせることです。
いや、わずかばかりボリュームを小さくしてもらうことです。
心の中には可愛らしい天使(Angel)たちがお喋りをしています。その喧騒にかき消されて、神さまのささやき声が聞こえないのです。そのささやき声をかき消すお喋りのボリュームを下げるのが瞑想です。
(消そうとすればするほど、大きくなるものです)
そのための方法論は本来は具体的であるべきです。
瞑想スクールでは具体的な方法論を明快な理論と共に学びます。学ぶだけではなく、その場で実践し、その効果を体感し、体験します。
というわけで、GW最中の5月3日、4日(祝日の木・金)に開催される瞑想スクールを是非お楽しみに!!
【メディテーション(瞑想)スクール 〜美肌瞑想から遮那、ヴィパッサナー、ラージャに至るまで〜】
【日時】 5月3日(祝・木)、4日(祝・金) 13:00~18:00
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 23万円
【受講資格】 「まといのば」のいずれかのセミナー受講生(メンター受講生含む)
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申込みはこちらから!!
p.s. 心の中の天使たちというと思い出すのは谷川俊太郎さんの詩です。
運命について 谷川俊太郎
プラットフォームに並んでいる小学生たち 小学生たち 小学生たち 小学生たち 喋りながら ふざけながら 食べながら <かわいいね> <思い出すね> プラットフォームに並んでいる 大人たち 大人たち 大人たち 大人たち 見ながら 喋りながら 懐かしがりながら <たった五十年と五億平方粁さ> <思い出すね> プラットフォームにならんでいる 天使たち 天使たち 天使たち 天使たち だまって みつめながら だまって 輝きながら
もちろん、ミンスキーの「心の社会」(エージェントが寄り集まる心という社会)を思い出していただいてもOKです! |
p.s.2 ご承知のとおり、このウィリアム・ブレイクの詩をタイトルにしたのがオルダス・ハクスリーの「知覚の扉(The doors of perception)」です。
そしてそのハクスリーの赤裸々なドラッグ体験本(いやメスカリンによる悟り体験記)からインスピレーションを得たのがあのDoorsです(バンド名をThe doors of perceptionから取りました)。
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以前は良くセミナーで取り上げていた「知覚の扉」です。
これもよく言及していましたが、ハクスリーは「すばらしき新世界」の著者でもあります。『1984』(ジョージ・オーウェル)以上に見事に未来を描いています。
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未来を味わいたいなら「すばらしい新世界」を、メスカリンでのトリップによるいわばインスタントニルヴァーナを味わいたいなら「知覚の扉」を是非!!
僕が大学で英文学を学んだのは斎藤和明先生からです(のちに副学長になられました)。すばらしい授業でした。この著作はいまでも古びない良さがあると思います!
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