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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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神ができない3つのこと??ニューヨークの街角で神と出会った、、、トランプタワーの火災

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ニューヨークの地下鉄でふと目に止まったのが、「神ができない3つのこと」という小さな印刷されたメモでした。

メモというか、わら半紙に印刷したメモがドアの上の広告のところに差し込んでありました。

 

神にできないことがあるのでしょうか?

 

いやいや神は全能でしょう、できないことなんか無いでしょう、と思ったら、もう引き込まれていますw

 

僕も例に漏れず、引き込まれましたw

 

いや、普通はそういうものを手に取ることはないのですが、つい気になってしまいました(神様の計らいなのでしょう)。

 

 

不謹慎は承知で、五番街のトランプタワーでも見ておこうと思ったときのことでした(繰り返しますが、不謹慎とは思いますが「火事と喧嘩は江戸の華」なので)。

 

*トランプタワー以前に、このチョロQのようなNYPD(ニューヨーク警察)のパトカーがあまりに魅力的で思わず撮りました。

 

 

で、トランプタワーです。

 

トランプタワーを見ながら歩いていたら、「(火事は)向こう側だよ!」と親切なお兄さんが声をかけてくれました(Thank you!)。

 

*一晩開けても、消防車がいました

 

*友人たちとKorean食堂でビビンバをつついていたら、衝撃的な映像が繰り返しテレビの大画面に流れていました。

 

 

まあ、それはともかくとして、神は全能だという前提があるのに、「できないこと」があるとはどういうことでしょう?

 

4ページからなる小さな印刷物ですが、まさにその心を読み取ったような丁寧な流れで構成されています。

 

1ページのほぼ大半を費やしてと書いてあり、続けてTHINGS GOD CANNOTO DOと書かれています。

 

「神が不可能な3つのことと」いうタイトルです。それが表紙です。

 

そして、本文の冒頭には、

 

「本当に神ができないことが3つあるのでしょうか?

 

神はすべてのことができるのではないでしょうか?」

 

と始まります。我々の心を読み取るかのようです。

 

そして、「では神ご自身が神ご自身を語った言葉を見てみましょう!」と続きます!

 

見事な導入です。

 

 

そして、

 

また大きめの文字で。

 

神はウソをつけない

 

と、3つのうちの一つ目が提示されます。

 

「あー」とあなたは言うでしょう。「たしかに、神はウソをつけないと私は信じている」と続きます。

 

これはそのように本文が続くということです。

 

なるほどうまいな〜と思いながら、地下鉄でざっと読んでしまいました。

(そのせいか、Downtown方面へ乗らなくてはいけないのに、Uptown方向に乗ってしまいました)

 

ちなみに、残りの2つは「神は変化しない」と「神は罪人を天国へ送られない」です。

 

God Cannot Change

 

と書かれていると、そこになんとういか、そこはかとなくYes we can changeと言った前の大統領が重ね合わされますね。

 

たまたまですが、そのあと教会の日曜礼拝に参加しました。

昨日は神様づいていました。

 

Tims Squear Churchでゴスペルで有名な日曜礼拝です。

熱狂的な礼拝を楽しみながら、これは良い意味で反知性主義から続くアメリカの伝統なのかもしれないと思いました。

 

*タイムズスクエアチャーチという名称もまた印象的です。マンハッタンの中心であり、ミュージカルの中心に「教会」というのは面白いです。中身は教会というよりは劇場です。それも荘厳な劇場です。

 

今回の説教のテーマはシンプルに言えば、「恐れではなく、信仰と共に歩め」ということでした。

恐れは実体が無いにも関わらず、実体があるかのように振る舞い、悪い結果を引き寄せる。

迫害されることも、死ぬことも恐れず、それが神の計画であることが分かっていれば、安心して日々生きていける(し、成功もしやすくなる)、というようなことでした。

 

No Fear of Man, Only A Reverence for GodBy Tony Perkins
 

 

「信仰によって、死ぬことはありません」とか、「誰からも愛される平穏無事な生活が待っています」などとはもちろん言いません。信仰によって迫害されるであろうし(またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての人に憎まれるであろうマタイ10;22)、それで命を落とすこともあるだろう、でも、肉体は殺せても、魂を殺せないものは怖くない、と続きます。

むしろ神を恐れよと(魂も殺せるので)。

 

また、からだを殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、からだも魂も地獄で滅ぼす力のあるかたを恐れなさい。(マタイ10:28

 

エフィカシーを高める装置として宗教や信念が有効なのはよく分かりますし、エフィカシーが高まると「良い人」率が上がるのも事実でしょう。

 

一方で愛の神の顔と別に怒りの神(妬みの神)の顔もちらつかせることでアメとムチとして機能させます。

 

 

感銘を受けたのは、そのスピーチの情熱です。

反知性主義の嵐が押し寄せ、キング牧師を産んだ土壌だなと思わされました。

 

洗礼や集会などのイベントがあたかも、コンサートの予告や映画の予告編のように紹介され、「天使にラブソングを」のような熱狂のゴスペルでコンサート会場のようになります。

 

 

*ゴスペルの印象を決定的に変えた映画であったように思います。

*強烈なラポール形成で、終わった時に擬似コミュニティになるのもコンサートと似ていますねー。コンサート以上に身内感が半端ないですが。

*コンサートと言えば、ケイティ・ペリーとブルーノ・マーズが日本に来ているというのに、行けないので凹み気味です

 

今回ほとんどすべての箇所が引用されていたマタイ10章はかなり名言の宝庫です。

それも僕が好きなタイプの名言です。

 

兄弟は兄弟を、父は子を殺すために渡し、また子は親に逆らって立ち、彼らを殺させるであろう。

 

それを牧師の口から聴けたのは良かったです。

本来は聖書は目で読むものではなく、耳から聴くものなので。

 

 

信仰も、聖書理解も、神学も、聖書学も、非常に内面的で困難で難解であることは事実です。

 

しかし、提示の仕方を洗練させ、なるべく万人に響くようにデザインすることはもちろん可能なのだな、と思わされました。

 

 

2,000年前の教えを現代に生き生きとよみがえらせるとは、日々新しくしていくことです。古きを尋ね、新しきを知るですね~。

 

 

「まといのば」もこんなに閉鎖的ではなく、もっと社会に開かれていかなければいけないかも、とか思ったりしました(いや、思っただけですけど)。

(「思っても行動しないのであれば、思っていないのと同じだ」などと脳内タイムズスクエアチャーチに突っ込まれそうですが、その意味で言うならば「思っていません」w)


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