*いま海外に出張中です。出張はしばしばありますし、時差で昼夜がひっくり返っているのは問題ないのですが、今回はなぜか飛行機の機内Wi-Fiが思いの外に使えませんでした(というかほとんどダメでした)。そんなわけでメンター受講生を中心に返信が滞っていたりしますが、申し訳ないです。気長にお待ち下さい!
「結局、人は何を求め、何から逃れようとしているのでしょうか?」
という質問を頂くことがあります(最近もメンターの受講生から似たタイプの質問をいただきました)。
非常に「まといのば」的に回答すれば、Want toなりGoalを求め、現状から逃れようとしているという感じなのかもしれません。
抽象化や一般化というのはきわめて魅力的ですが、僕らのようなヒーリングを生業(なりわい)にする場合は、抽象化も大事ですが、具象化もかなり大事です。
「具体的には?」とか、「例をあげると」、「たとえば」「過去の経験で言うと」などの合いの手を挟みながら、具象化していくことが大事です。
なるべく細かく砕くようにして、具体的に具体的にしていくのです。
そうすると次元の裂け目のような瞬間なり、場所が唐突に現れます。
そこから切り込んでいくと、書き換えが進むのです。
ヒーラーというのは職人の業(わざ)なので、抽象論や一般論での毒にも薬にもならないような講釈はむしろ害なのです。
一般論も抽象論も不要です(それが役に立つなら別ですが)。
それよりも相手の内部表現を書き換えることが必要なのです。
Want toなりGoalを求めて、現状から逃れようとしているクライアントに対して、我々はRゆらぎを用いて、内部表現を書き換えに行きます(最終的に書き換えるのは本人ですが、そのきっかけを与えるのがヒーラーやコーチの仕事です)。
そのときは抽象化も有効ですが、具体化も有効です。
そのためには、ある抽象的な概念をすぐに物理抽象度に落とす練習をしておくと良いです。
たとえば、開運とか金運とか幸運などという高度に抽象的なことで相談されたらどうしたら良いでしょう?
「まといのば」ではそれは「首」だと答えます。首がポイントだと答えます。
首を柔らかくすれば、開運も金運も好運も思いのままといいます。
首とは、頸部です。頭の付け根であるところの「首」です。ネックです。
ネックが文字通りネック(ボトルネック=問題)になっているのです。
その首をゆるめます。
緩め方としては、ペットボトル気功がふさわしいでしょう。
ペットボトル気功のやり方はシンプルです。
飲み終えたペットボトルを一つ持ってきます。
対象となる首なら首をイメージで取り出します。
ペットボトルに封入します。
ペットボトルをグシャグシャと破壊します。
そして首の動きをチェックします。かなり動きやすくなっていると思います。
第一に、首の可動域が増すのです。
そして軽く感じていた痛みが薄らいでいるのにも気づくでしょう。
とても、首がかるくなります。
これがどう開運と関わるのでしょう。
金運や幸運と。
これもちょっと考えればシンプルな話です。
開運というのを実体が曖昧な運が開けると考えると、迷宮入りします。
開運とは運が開けること、ツキがやってくること、物事がうまく回り始めることです。
では、なぜそのような現象が起こるのか?
これは単純です。
スコトーマが外れたからです。心理的盲点と呼ばれるスコトーマが外れたのです。
たとえば度が強い眼鏡をかけている人が、眼鏡を忘れたとします。
そうすると何をするにも不自由です。
これが、開運されていない状態。それに対して眼鏡をかけると、よく見えて、物事がスムーズに動きます。この眼鏡をかけた状態、澄みきってよく見える状態がスコトーマが外れた状態です。
先がよく見えているから、正しく判断ができるのです。
これを開運と考えるのです。
たとえば金運も同様です。
お金は空から降ってくるものではありません。
人から渡されるものです。
お金は、機能や役割に対する対価として、得られるものです。
その機能や役割が増進すれば、結果的に金運がアップするのです。
首をゆるめて、いろいろと見えるようになれば、必然的に金運もアップするのです。
人間関係も同じです。相手が出しているメッセージを受け止めることができれば、関係はスムーズになります。人間関係は改善されるのです。
そのときのネックは首(ネック)なのです。
ですから首を調整すると開運も金運も好運も開けてきます。
非常に抽象的に見えるものでも、解決やポイントはあまりに即物的でシンプルなことはよくあります。
同じような例として、軸や体軸、センターもあります。
軸や体軸も存在しないけど、はっきりと分かるものです。
たしかに背骨を伸ばすのは有効ですが、もっと即物的で即効性があり有効なのは、中臀筋です。
よく「まといのば」では中臀筋は外転筋だけど、外転筋ではないと言います。
外転のために使うことがあまりなく、できれば外転に類する動きに使ってほしくないのです。
でも中臀筋はとても大事な筋肉です。
何のためかと言えば、平たく言えば軸のために大事な筋肉なのです。
軸というと脊柱起立筋群であったり、腸腰筋を意識することが多いと思います。
それはそれで良いのですが、即効性があるのは中臀筋です。
抽象度をあげていくのもとても大事ですが、ヒーラーとして活動するときは、相手が出してきた抽象的な命題をすかさず現実の物理レベルに落とすことが大事です。
落とすことができれば、書き換えることができ、結果を出すことができるからです!!
シンプルに即物的に考えると、開運とは首の調整であり、軸とは中臀筋です。
シンプルなことをシンプルに圧倒的に続けることで、圧倒的なヒーラーとなりましょう!!!