瞑想と運動はとても良く似ていて、本気でやればどちらも強烈に効果を出しますが、適当にやってもそれなりの満足感があります(その満足感が地獄への道を舗装しています)。
ただ適当にやることによる機会損失は甚(はなは)だしく、適当な運動であれば筋肉を溶かし、瞑想であれば寝ているのと変わらない(いや寝れるならまだマシかも)ことになりかねません。
瞑想に関して、もっと言えば、被暗示性が高い変性意識状態になるので、変な書き込みをされかねませんし、自分で自分に対して恐怖を刻印してしまったりしたら目も当てられません。
そもそもニルヴァーナ(涅槃)体験というのは存在するというのは前提としましょう。
ジル・ボルト・テイラーの言い方をすれば、左脳が機能を止めたときに、ニルヴァーナ体験が起こります。
これは非常に面白い定義です。
たとえば死にゆくときに猛烈に幸福を体験することは、よく知られています(死んだ人から聞いたわけではなく、死にかけた人たちの経験からです)。
これは脳が壊れるときに、猛烈な量のホルモンが分泌されるからと言われます。ですので、「死が怖くない」というのは実は「快楽」ゆえということです(我々が恐れるのは死ではなく、喪失です。現状が永遠に変わってしまうことを恐れているのです)。
このとき時間と空間の感覚が失われたとジル・ボルト・テイラーは言います。カントによってアプリオリとされた時間と空間という思考形式が左脳と共に失われるのです。
これがいわばニルヴァーナ体験です。
空間がなくなるとは、自分と宇宙を分けるものが無くなるということです。平たく言えば宇宙と一体化を経験します。時間がなくなるとは、過去現在未来の区別が消え、今という瞬間が永遠となるということです。
これはそれぞれの概念が、梵我一如を思わせ、アインシュタインを思い出させ、ゲーテのファウストのラストシーンを思い出させてくれます(詳しくはまた)。
すなわち、ある人々にとっては、ニルヴァーナ体験は既知であったということです(「ある人々」ではなく、全員そうだと僕は思います。ただ忘れているだけで)。
スピリチュアルの文脈で言えば、Now Here(今、ここ)であり、NowとHereの間のスペースを取ることでNowhere(どこでもない)と言われるものです。まさに「今、ここ」という体験をするのですが、ポイントは今でも、ここでも無いということです。今もここも時間と空間を前提としています。それが全く存在しない「存在」の感覚が「いま、ここ」です。
そして、このニルヴァーナ体験は神秘体験であり、主観的な体験であり(のちほど主観的ではないと示しますが、本人の体感として主観的といことです)、共有が難しいゆえに、個人の中に閉じこもります(宇宙と一体化を経験することで個人の中に閉じこもるというものパラドキシカルです)。
ただこれは猛烈に平たく言えばドラッグ体験なのです。
いやいや正確にはホルモン体験です。ドラッグがホルモンのまがい物です。すなわちホルモンによるディープな中毒に陥るといことです。
Addiction(中毒)ですね。
だからこそゴールが必須なのです。
その体験そのものを至上のものとして、その感覚をゴールとしてしまうと、、、、、ただの中毒でしかないからです。
瞑想というのは平たく言えば、情報空間を猛烈に移動する技です(そしてそれには快楽のおまけまでつきます。なぜなら進化論的に考えて情報空間を移動できたほうが適応できるからです。ですので、情報空間を移動したらそれに報酬が与えられるのです)。
しかし、ゴールがなければ、同じところを猛烈にぐるぐる廻るだけで終わってしまいます。
ヒーラー養成スクール(瞑想スクール)では2つの大きなポイントがあります。
一つは現状の外のゴール、そしてもう一つは正しい瞑想の理論と正確な実践です。
現状の外のゴールは自分で設定するものですので、しっかりと見据えておいてください。
瞑想の正しい理論と正確な実践に成功すれば、これまでバラバラだった様々な知識や体験、自分の内なる神秘体験などがしっかりとつながっていきます。壮大なタペストリーが完成します!
是非お楽しみに!!!
【ヒーラー養成スクール(Meditation School)美肌瞑想から遮那、ヴィパッサナー、ラージャに至るまで】
【日時】 5月3日(祝・木)13:00~18:00
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【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
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