「願えば叶う」という時間の関数を無視した言明より、よりヒューリスティックに有効なのは、イメージできないものは、実現することができない、ということかと思います。
「アファーメーションをしています」「ゴール設定をしています!」と言う人に、いくつか質問をすると、そのアファーメーションなり、ゴールなりの臨場感があまりに書割(かきわり)でしかないことに驚かされます。
もっと細部にわたってイメージを作り込むことです。
脳の中に巨大な巨大な真っ白なスペースを創り、そこにゼロから細部に至るまで創り込み、そしてその中で矛盾なく整合的に移動できるように微調整を繰り返し、時に大胆に更新することです。
イメージできないものは、実現することができないのです。
逆にイメージできたものは、どれほど時間がかかるにせよ必ず実現します(生命時間を大幅にオーバーするかもしれませんが)。
最近は、未来とは時間の関数というよりは、むしろ場所なのだと考える方が良い気がしています。
未来というと、100年後とか250年後のようなイメージですが、それはそれでも良いのですが、ヒューリスティックな意味での「未来」とはティールの言うように単調に時間が経過すればやってくるものではなく、我々が明確な意志でそちらへ移動するものです。
だから、ある場所には未来が来ていて、ある場所は過去のまま、ということが十分に起こります。
もしくはある人には未来がすでに来ていて、ある人には過去があてがわれている、と。
俯瞰してみると、一律ではなく、まだらに広がっていくかのようです。
過去に生きる人も未来に生きる人も死んでいき、そして新しい命は未来に適応しようとするので、新陳代謝が起こり、総体としては未来が全体にやってきます(平均的にはと言うべきか)。
アーミッシュみたいな試みにせよ、アボリジニやヤノマミのような過去の保存は重要かと思います。エントロピーは増大し、無知が拡大し、ヤノマミもまた文明化というエントロピーに飲み込まれるからです(でも人類が生き残るためには、画一化ではなく、多様性が重要です)。
で、本日は久々のヒーラー養成スクール。
それもアルケミストのカラダ、ヒーラーの身体と題して、情報空間を操作する能力を高める考え方(理論)と実践(鍛錬)を行います。
(ヴァーチャル受講も可能です)
未来を考える上では、まずゲシュタルトというかマップというかイメージを持つことは重要です。
ブレードランナー2049はオリジナルと同じく期待されたほどにはヒットしなかったのではないかと思いますが、オリジナルと同じく明確に未来を創るのではないかと思います。オリジナルのブレードランナーの既視感(デジャブ)はむしろ逆です。ブレードランナーが未来を予知し、現実がそれに追随しました。
Netflixのオルタード・カーボンもまた未来のゲシュタルトを指し示してくれるように思います。
*僕はヒロインのクリスティン・オルテガがタマラ・ロホに見えて仕方ありません。
That was a magical night at HM the Queen's Diplomatic Reception at #bukinghampalace . Thank you @jacques_azagury for the beautiful gown! ❤️ pic.twitter.com/oiaQtRhj2u
— Tamara Rojo (@TamaraRojo1) 2017年12月5日
未来の物理学がどのような方程式なのかはわかりませんが、人工知能についてはアルファゼロがひっそりとシンギュラリティーを達成したように僕には感じます。
あまりに小さなコードであることを清水さんが指摘されていました。
AlphaZeroのソースコードはわずかホワイトボード一枚に収まる : 情熱のミーム 清水亮
ポイントは3つです。
一つはあまりにソースコードが小さいこと。
そしてこのコードはありとあらゆるゲームで無敵になること。
少なくともチェス、将棋、囲碁(特に囲碁の可能世界は異常なオーダーです。全宇宙の全素粒子の数すらも凌駕します)において、人類最強に勝ったAIをも数時間で凌駕しました。
三つ目が、チェス、将棋、囲碁のような決定論的ゲームだけではなく、偶然性が支配する非決定論的ゲームでも人間を凌駕する可能性があります。清水さんは少なくともその一つに成功したそうです。
とすると、明らかに人間は詰んでいます。
2001年宇宙の旅のHALの悪夢の再来ですw
これはいわば上手に脳という車輪を再発明したのではないかと思います。
我々は何かの原理を発見しようとしたときに、それを模倣します。
熱力学の前に蒸気機関があり、航空力学の前に自転車屋が飛行機を飛ばしました。
脳を模倣してつくったのが計算機であり、その計算機が計算量の爆発を回避して抽象度の階段を上がることに成功したのが、Deep learningです。
もちろん人間は汎用性コンピューターであり、将棋なら将棋、チェスならチェスしかできないのがAIでした。でも、その汎用性の壁をそっと溶かし、そしてそれまでの神々をあっさり倒したのがアルファゼロです。
アルファGoからアルファGoゼロ、そしてアルファゼロへと。
そのうちAIは自分のことをこう語るのでしょう。
アルファでありオメガである、と。
(やはり神とは人間の創作なのですw)
Frame問題をクリアしている唯一のコンピューターが少なくとも一つ存在し(それは自分自身の脳のことです)、脳に超常的な何かを認めず、単なる生体コンピューターであるとしたなら、その模倣は原理的に可能なのです(それがStrong AIの立場でした)。
余談ながら、面白いのは、脳というコンピューターを模倣するというモデル以前に、宇宙を模倣するコンピューターが理論化されました。宇宙以上に脳が不可解であったというのは面白いです(現実も実際にそうですし。情報宇宙は物理宇宙を凌駕します)。
宇宙をシュミレーションするには、同じサイズの量子コンピューターが存在すればよく、その出力のチェックは我々がいまこの宇宙を観測しているのと同じとなります(『宇宙をプログラムする宇宙』などを是非参照してください)
ようやく、人類は自分がいるところについてある程度の整合性のある神話を創り上げ、その神話が明らかに驚くべき未来を実現します。
では、我々はその中にあってどう生きるべきか?
AIに仕事が奪われる、、、みたないレベルで考えている以上は、砂に頭を突っ込む駝鳥のようなものです。
我々はどうするべきか、いや何を選択したいのか、何を好むのか、何がしたいのか、、、それを見つけるための一つの仮説として今回のヒーラー養成スクールを活かしてください!!
【ヒーラー養成スクール「アルケミストのカラダ、ヒーラーの身体」 〜情報空間を観て、操作するために必要な身体鍛錬法〜】
【日時】 2月17日(土)13:00~18:00 本日開催!
2月18日(日)13:00~18:00
【ヴァーチャル受講(動画教材配信)】3月上旬配信(23万円)(遠隔伝授及びパーソナルセッション1時間付き) 今回もヴァーチャル受講可能です!
【場所】 まといのばセミナールーム(四ツ谷)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具と動きやすい格好
【お申し込み】お申し込みはこちらから。