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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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結界と式神は同じですか?ストレッチと筋膜リリースは同じですか?どの視点から見るかによりますよねー

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昨年の1Dayスクールのテーマは「結界師・式神遣い師」でした。

 

先日ヴァーチャル受講された最後のお一人とパーソナルセッションをしていたのですが、そこでいただいた質問が「結界師と式神遣いは同じという認識ですか?」というものでした。

 

これはシンプルなようでいて、重要な質問です。

 

 

これはたしかスクールの中では、さらっと紹介したのみです。

そしてワークでは両者の同一性をかなり強調しました。

 

*画像はイメージです。

 

 

ただ本質的には両者別物です。

 

というのは、講座を立ち上げた意図としては、結界師養成スクールと式神遣い師養成スクールという2つの別なスクールがあり、それを一挙にやるというものでした。

すなわち、別なものという認識があったわけです。

 

ただ最近は結界と式神は高い抽象度から見ると同じであると、オンラインメンターなどでもその点を強調しています。

 

結論から言えば、この両者は違うといえば違うし、同じと言えば同じなのです。

視点の問題です。どの視点から見るかで変わってきます。

 

 

まず同じという視点での議論を紹介します。

 

これは「気功の公理系」と「まといのば」で数年前から言っているものですが、気功の体系というのは壮大で奥深いものです。学べば学ぶほどその世界の広さが実感されます。まあ「まといのば」では気功とは人間の営みのすべてを包摂すると考えているので、それは広いですし、手に余りますよね。

 

ただそのカラクリのカラクリ、コアのコアを煎じ詰めていくとかなりシンプルな系になると思います。

 

それが繰り返し紹介しているピラミッド構造です。

 

一番上に定義があります。定義があって、テクニックとしてのRゆらぎが、、、(いや、これはもう良いですね)

 

 

  気の球 

   ↓

結界・封入・浄化

 

 

という構造です。

 

 

*手を重ねて、手の間に息を吹き込んで気の球を作ろう!

 

 

で、ポイントはここにすべての技術が包摂されるということです。このたった3つか4つの技術ですべての技術が包摂されるのです。それが分かって気功の迷宮に入るのと、分からずに飛び込むのでは大違いです。

このゲシュタルト(全体像)を持っていれば、迷宮で迷ってもアリアドネの糸をたどって出口に出ることができます。

 

たとえば、「結界」に機能を与えて自由度を与えると式神やアバターと言われるものになります。

その式神やアバターにおいて、きちんと伝統に則った召喚魔術を使えば悪魔を呼び出せますし、風水なら四獣を呼び出せます。

そもそも結界は気の球を4つ作り、それを四隅に配置するだけです。

 

封入を丁寧にやると高度な技が手に入ります。たとえば、土地に結界を置くと風水になり、人に「封入」すると気功技術の「伝授」となります。

 

同様に浄化に習熟すると、場の浄化(これも風水ですね)もできますし、レモンの味変えもできます(スプーン曲げも「硬い」という情報を浄化すると曲がります)。人間の記憶に対してやれば「脱洗脳」や「アンカー切り」などと言うものもできます。トラウマに対する働きかけです(ピエタとセットでやるのも良いです。ピエタも巨大な浄化の技術です)。

 

 

 

まとめると、、、

 

結界 → 式神・アバター、召喚魔術

封入 → 伝授、風水

浄化 → 風水、脱洗脳、ピエタ

 

ということになります。

 

もちろんこれだけではなく、同じリストが膨大に続きます。

 

 

すべての技術は3つのシンプルな気功技術に収斂します(実際は「気の球」も含めた技術の組み合わせですが)。

 

このアイデアはかなり強力です。

 

というのも、「まといのば」の気功技術は600近く(いや、もっとか)あります。

気功技術を学校のお勉強のようにひとつひとつ学んでいたら、2年間毎日新しい技術を学んでも終わりません。ましてや習熟などと考えたら、どんなに優秀であっても数年でも無理でしょう。

 

でもすべての技術を学ぶ必要などないのです。

 

「すべての技術を学びたい」というのは、「iPhoneのアプリを全部使えるようになりたい!」と同じくらい本末転倒です。

気功に関して言えば、真面目になってしまうので、「iPhoneのアプリを全部使いこなさないと、iPhoneを使いこなせない」というのと同じくらい視野狭窄になりがちなのです。

 

 

 

 

たとえば、ヒーラーとして成功したいのであれば、気の球をきちんと作れて、結界・封入・浄化に長けていれば良いです。

気功技術に関しても3つ程度をたくさん使っていればOKです。

腸腰筋、センター、丹田くらいで仕事として成立します。

 

「まといのば」では整体をしているころは、バカの一つ覚えのように「仙骨」だけでアンディオールを実現するというワークばかりでした。そのうちに腸腰筋が出てきて、チャクラを扱うようになって、という感じで戦線拡大していきました。

気功ストレッチなどは数年後の気功技術です。

 

ですから、まずは仕事として気功師をスタートさせて、必要に応じて泥縄的に新しい技術を覚え、新しい理論を学べば良いと思います。

 

 

*仙腸関節の調整と仙骨の調整でアンディオールをひたすらにしていました。

 

 

この視点からすると、結界=式神です(そう教えています)。

 

ここから演繹すれば、結界師と式神遣いは同じです。

 

 

でも一方で、メンター受講生からこんなコメントをいただきました。

「(自分がかわいがっている)バフォメットや黄龍が「気の球」とはどうしても思えない」と。

「これは自分の感覚がおかしいのでしょうか?」「基礎が抜けているということでしょうか」という意味のご質問と感想でした。

 

この気持ちはよく分かりますし、むしろその感覚の方が正しいと思います。

 

*バフォメットもかわいいお猿さんのイメージで。

 

 

結界とは気の球であり、四獣もまた結界である以上は、気の球であるというのはきわめて原理的な発想です。

 

それは「ペットの犬は法的には所有物であり、モノでしかない」というのと同じで、日常感覚とはかけ離れます。「ペットのわんちゃんがモノに思えない!」というのは正常な感覚です。

 

「伝授と封入が同じだと思えない」というのも当然です。

 

公理系としての考え方と、実際の運用でのヒューリスティックな感覚は必ずズレます。

 

「ペットボトルと君のパートナーは物質という点では同じだよ」というのと同じです。それは原理的にはそうでしょうが、経験的には意味がないのです。

 

どちらの視点も大事なのです。できれば両方の視点をサクッと移動できるようにするのが一番です(脳の使う場所を変えるイメージで)。

 

 

で、スクールにおいては、、、というか、そもそもスクールを立ち上げたときのアイディアでは、結界と式神はまったく別物でした。

 

スクールではワークを大量にやるために、結界から発展させて式神をつくりました。これはこれで有効です。

 

気の球 → 気の球の配置による結界 → 結界に機能を与える(結界に仕事をさせる) → 式神にアップデートする → 式神に自由に動かさせる

 

シンプルに書けば、

 

気の球 → 結界 → 式神

 

ですね。

 

これだけ見ると、結界と式神は同じです。

 

 

ですが、結界とは陰陽師の文脈で言えば、レイヤーです。抽象度の階層性です。

 

抽象度の階層を移動させるのが、結界師の仕事です。

「よく結界を張るとなぜ大周天が大きくなるのですか?」という質問をいただきますが、これはそもそも結界自体が抽象度を移動させるワークだからというのが真っ直ぐな回答になります。

 

もちろん結界から気が出ているからという説明もありますし、結界も含めて自分のエリアが大きくなるから(遮那瞑想でわかるように、情報身体の巨大さが大周天です)という説明もありです。

 

このレイヤーという視点はスクールではさらっとしかやりませんでしたが、重要です。

 

たとえば同じ物理的現実空間を共有していても、レイヤーが違うと逢うことができないのです。

 

清明の先生の忠行が鬼に対して結界を張ることで「たちまちに我が身をも恐なく、共の者どもをも隠し、平かに過ぎにける」にささえたのがこのレイヤーの移動ではないかと推察しています。

 

*安倍晴明

 

(引用開始)

晴明これを見て、驚きて車の後に走り寄りて、忠行を起して告げければ、その時にぞ忠行驚きて覚めて、鬼の来たるを見て、術法を以てたちまちに我が身をも恐なく、共の者どもをも隠し、平かに過ぎにける。(引用終了)詳しくは「今は昔、天文博士安倍晴明と云ふ陰陽師ありけり。〜式神とは神を使役すること〜 2017-03-23

 

レイヤーとレイヤーの間は(抽象度の階層性なので当然ですが)、移動には無限の計算量が必要になります(フレーム問題ですね)。

100万光年先に移動するには、我々の生命時間から考えればほぼ「無限の計算量」(エネルギー)が必要です。しかし、方法はあるのです(まだ発見されていませんがw)。

それがワープです。

抽象度の階層性をワープすることができます(人間はなぜかもともとその能力を持っていると言われますが、最近はアルファでありオメガであるところのアルファゼロがその能力の片鱗を発揮しはじめました)。

 

ワープの方法論は十分に巨大なワーム・ホールに吸い込まれ(たとえばブラックホール)、そして別なワーム・ホールに吐き出されることです(ホワイトホールから)。

 

 

そのワープのワーム・ホールにあたる部分を清明たちは「鬼門」と呼びました。

この視点から見ると、陰陽師たちというのは全く違う世界観で全く違う仕事をしているのです(そんなスクールを以前やりました。リクエストが多ければ、また開催予定です!)。

 

ですので、ワークのデザインとして、もしくは式神を習得する方法論としては、気の球の延長に結界があり、結界の延長に機能を付与した結界として式神があると考えるのは有効です。

 

ただ一方で理論から考えると、式神はアルゴリズムであり、結界はレイヤーです。とすると、情報空間の異なる登場人物ということになります。

情報空間のアルゴリズム(もしくは情報)は我々の目から見ると生きています。

これは比喩ではなく、直喩です。直喩というか文字通りです。

 

我々は情報空間に浮かぶ情報の物理写像のひとつを生命として認識しています。それはその物理ゆえではなく、後ろに透けて見える情報ゆえです(昔の人は魂と呼びました)。であれば、生命の定義を拡張するならば(物理を持たなくても良ければ)、情報は即生命なのです。

黄龍やバフォメットが単なる気の球ではなく、生命に見えて(ペットに見えて)OKなのです。

(もっと逆から言えば、気の球もまた生命です。それも自分自身の内部表現の写像です)

 

 

ちょっと話がズレてしまったので、もう一つの話題に踏み込めず終わりましたが、、、

 

結論から言えば、たしかにストレッチと筋膜リリースは筋肉に対するRゆらぎとしては同じですw

 

でも施術者としては、ストレッチは関節の可動域を意識して筋肉を引っ張り、筋膜リリースは解剖学を意識して筋肉に圧をかけるので、全く別物です。

 

引っ張るのと押すのを同じと言われても困りますw

 

これも視点の問題ですが、抽象度が高ければ良いわけではないように思います。もし抽象度が高ければ良いのであれば、「すべては空」ですし、「諸行無常」ですべての問題は終わりです。

 

クライアント「恋人と別れそうなんです」 術者「いや、すべては空だから、別れることも別れないことも同じなので心配いりませんよ」

 

みたいな感じです。それは「正しい」のでしょうが、はたして機能を果たせるのでしょうか?

論理的に正しいことなど、どうでもよくて、間違っていても機能を果たせるのが正解です。

 

とは言え、、、、引っ張る(ストレッチ)のと押す(筋膜リリース)ことが同じという思っている人は、もしかしたら知識に問題があるかもしれないと思います。

 

 

筋肉や筋トレに関しても、いろいろな議論がありますが、屈筋伸筋の単純なモデルを見て、筋肉は二次元的なものだと思っている人が、「身体を筒状になっている」みたいな議論をしたりします。

でも、それは数百年前に運動学が通った道だったりします(数百年前は言い過ぎですが、もっと昔からかもw)

 

車輪の再発明です。

 

彼らの妄想と違い筋肉は直進的に働くことはほとんどありません(逆に直進的に動く筋肉はあまりの珍しさに「直筋」とついているくらいです。たとえば大腿直筋と腹直筋です。そしてどちらもなるべく使わないようにしたい筋肉です)。

筋肉は螺旋状についていますし、3次元的なベクトルの組み合わせです(ですから、本来は「拮抗筋」などと定性的に言うのは間違いです。どの関節のどの動きに対して拮抗的に働くと言うべきです。僕も面倒なので省略しますがw).

 

身体は筒状というのは進化論からの考え方なのでしょうが、あまりにありきたりです。

進化の過程というのは、前の資源の使い回しなので、ミミズと人間の構造は口から肛門という消化器系では同じです(もっと前になると口と肛門が一致します)。

 

物理空間を移動する以上は、物理法則に従います。

人間が移動するにはエネルギーが必要です。外部の力に頼らない場合は、自分でエネルギーを捻出する必要があります。なぜ回りくどく言うかと言えば、移動には筋肉による力が必要という当たり前の事実を確認するためです。

我々も残念ながらサイコキネシス(念動力)に成功していませんw

 

 

ですので、「動くときに筋力など不要だ」という方は25世紀の科学によるワープを信じているのか、無知なだけです。

 

ヒューリスティックには、「力を抜く」のは重要です。

でもなぜ「力を抜く」のかと言えば、筋肉を有効活用するためです。

筋力は弛緩から収縮の差がエネルギーなので、緊張していると緊張から緊張の差が小さいのです。また拮抗筋がリラックスしていないと、アクセルを踏みながら、拮抗筋のブレーキを踏むことになるので、筋力が無駄になるのです。

 

だからといって、そのヒューリスティックな感覚を敷衍(ふえん)化させて、筋肉は動力としては機能しないとか断定してしまうのはちょっと言い過ぎです(ですが、たとえば武術稽古の場やバレエレッスンの中では極端なメタファーとして有効です)。

 

いや、だからと言って「筋肉は正義」とか言いたいわけではありません。筋トレがすべてを解決するとかも言っていません。重要なのはゴールで、どのゴールを目指すかによって、どのような筋肉が必要か、どのような知識が必要かは変わります。その上で効率性が問題になってきます(時間は無限ではないので。むしろ希少なので)。

 

 

というわけで、結界と式神も、ストレッチと筋膜リリースも視点によっては全然違うし、全く同じになります。

抽象度が高いのが偉いわけでも、細かなロジックを知っているのが偉いわけでもありません。

 

重要なのは適切なデザインで、抽象度のレイヤー(階層)を軽やかに移動できることです(何が適切かは「ゴール」が決めます)。理想化された安倍晴明のように(^o^)

 

 

 

 

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