「やってみたらできた」というのは気功ばかりではなく、ヨガのアーサナばかりでもなく、バレエテクニックも同様のようです。
身体をあたかもトランポリンやバランスボールが跳ねるような感覚を持つと、空中で二回転するザンレールも回れるかも、、、という記事を書いたら、少なくない方々から「ザンレール回りたいですっ!」という熱いメッセージをいただきました。
「いや、ザンレールというのは、かなり難しいので、ずいぶんと先のことになると思うけど、、、」と言いかけたのですが、キラキラしているバレエほぼ未経験のヒーラーたちからすると、そんな常識は通用しません。
「ゴール設定次第ですよね!」と言わんばかりです。
まあ、そうなんです。
実際にこれまでさんざんゴール設定次第で、加速学習も可能といい、柔軟性に関しても、ヨガのアーサナに関しても、無茶を実現してきました。
バレエに関しても、経験者やジュニアに対しては圧倒的な結果を出してきました。
「しかし、素人というか初心者には、ちょっと、、、、」という想いが僕の中ではありました。
でもそれは巨大なスコトーマなんだと最近気付かされました(・_・;)
(ちなみにいつもいろいろ相談しているバレリーナに、セミナーでザンレールをやることに関して聞いてみたら「ザンレールなんて、飛んで空中で2回まわるだけだから、できるよ」と言われました)
キラキラしているメンバーに、恐る恐るMBAでのメソッドの一部を試したら、、、、、
(MBAというのは、まといのばバレエアカデミーという、まあ、冗談のような企画です)
恐るべき結果が出ました。
1時間足らずで(と控え目に言っておきますが、、)、ピルエットでシングルをまわり、アントルシャシャンジュマンばかりか、カトルまで成功。
さすがにザンレールは無茶ですが、きっちりとアンレールも回りました、、、、スゴイ、、、
全くバックグラウンドの違う方々に同じようなシステムというかメソッドを試したら、うまくいきました。
いや、もちろんポジションはまだまだ滅茶苦茶ですし、カタチも崩れています。
でも、なんというか芯の部分が伝えられたと思います。
伝えられただけではなく、それを受講生の方々が実践することができたのは望外の喜びです。
面白いものだと思います。
やはりバレエを聖域化することが間違いだったかと思います。
ヨガや新体操、柔軟性と同じように、「まといのば」流にガツガツとやれば、圧倒的な結果が出る可能性があります。
ちなみに、、、、バレエ加速学習企画であるMBA(まといのばバレエアカデミー)はスクール形式で10月に開催できたらと思っています。
これはもちろんいつものセミナールームではなく、バレエスタジオでやります。
(ゲスト講師には元バレエ団員の方を呼ぶ予定です( ー`дー´)キリッ)
そのスクールを修了すると、、、バレエ・ダンサー並の柔軟性と物腰、身体の使い方が習得されて、飛んだり跳ねたり回ったりできるようになる、、、、という現状の外なゴールを考えています。
かつてのバレエ企画はすでに何年もバレエをされている人が対象でした。
(まといのバレエという講座でしたw)
しかし今回は初心者が対象です(経験者も応相談です。相当に上達できます)。
というわけで、これまで学んできた解剖学や気功や大周天やクンダリーニ、Dotsや生きた解剖学、身体デザインなどは、すべてこのためにあったと痛感するのではないかと思います。
ちなみにどんな風に展開するかと言うと、かなり風変わりです。
普通バレエを学ぶというと、まずポジションを教えます。
脚のポジションですね。
1番から5番まであり、それを順番に教え、手のポジションを次に教えます。
そしてバーレッスンの順にパを教えていくでしょう。
バーレッスンはだいたい順番が決まっています。
プリエがあり、プリエにはドゥミとグランがあり、タンジュ、デガジェ、ロンデ(ア・テールとアンレール)、フォンデュ、フラッペ(このあとにロンドゥジャンアンレールをする場合もあり)、デペロッペ(アダージョ)を入れて、グラン・バットマンです。
グラン・バットマンの前にリンバリングというストレッチをする場合もありますし、グラン・バットマン後のこともあります(多いです)。
そして、センターレッスン、、、、と続きますが、眠たくなってきます。
そしてひとつひとつのパに膨大な注意書きがついてくるので、本当に嫌になってきます。
ということで、、、「まといのば」ではこんな風にスタートします。
まず、ジャンプとピルエットです。
ジャンプは一番小さなジャンプの(と言っても一番ポジションでのジャンプとか使わないので割愛で)シャンジュマンからスタートします。
いや、もう少しまっすぐノウハウを公開します!
まず、いやいやと駄々をこねる真似をします。
駄々をこねるというか、ゆる体操というかそういう身体の動かし方をします。
やだやだという感じです。
その感触を覚えておきます。
そのままその感触のままシャンジュマンを飛びます。
シャンジュマンは踵は開くのですが、指先を地面からなるべく離さないシャンジュマンです。
シャンジュマンのポイントは「跳ばない」ことです。
跳ばないで脚を変えるだけです。
そしてそのシャンジュマンのプリエの感覚を維持したまま、4番ポジションのプリエとストレッチをします。ストレッチはジャンプ寸前のルルベです。
そして、手をきちんとつけると、、、シングルピルエットがあっさり回れます。
ピルエットのコツは「回ろうとしないこと」です。ピルエットはプリエとルルベをしっかりやれば回れるのです。
またシャンジュマンに戻り、シャンジュマンの脚の変える感覚を味わったら、5番シュスからプリエをして、空中で回転します。これでアンレールができます。
というわけで、これを一覧にすると
駄々をこねる
↓
シャンジュマン
↓
ピルエット
↓
アンレール
となります。
そしてここに派生させていきます。
どう派生させるかと言えば、横に派生させます。
駄々をこねる
↓
シャンジュマン → アントルシャ・カトル → アントルシャ・シス
↓
ピルエット→ ダブル・ピルエット → トリプル・ピルエット
↓
アンレール → ザンレール
です。
これがバレエの地図であり、MBAのメソッドの地図の一部です。
プロになるためには、シスが打て、トリプルが回れ、ザンレールが飛べれば良いと考えると、大きな絵が見えてきます(いや、それだけではダメですが、1つの目安です)。
これは机上の空論ではないかと思うかもしれません。
僕もそう思っていました、数日前まではw
でも、メンバーにこれを試してみると、、、シャンジュマンはできるし、ピルエットはシングルはもちろん一回転半はいくし、カトルを打つメンバーも、そして全員アンレールは回るようになりました。それも小一時間で、、、
というわけで、ガツガツとこちらの方向で開発をしていきたいと思います。
(バレエ界隈の皆さんからは多くのご批判をいただくと思いますが、まあ、トライしていきます)
気功もそうですが、「いかに離陸するか」が課題です。
地上でどれだけ綺麗に準備できていても、飛べなければ無意味なのです。
どんなに見苦しくても飛べてしまえば、飛びながら修正は可能なのです。
離陸してしまえば、系が変わります。
系が変われば、すべてが一変するのです。
階段を上がる前で、ごちゃごちゃやっていても、それは無意味だと思います。
まずきちんと高いレベルで(一般には絶対不可能なレベルで)回れて飛べて、そのあとにアームスや膝裏やつま先という部分を気をつけていきます。
でも、無理矢理飛んだり回ったりしているわけではありません。ロジックに則って、そのまま身体を動かすことで実現しています。そして禁欲的にロジックに従うことが成功の果実を得る唯一の方法であることを知れば、自分に制限を課すことを喜びとするようになります。
まさに「自由とは奉仕」なのです。
というわけで、バレエもお楽しみに!
趣味のバレエなどという枠に押し込めず、才能と素質と鍛錬によってしか不可能と思われたバレエ・ダンサーの身体操作を是非挑戦してください!!
そして、リニューアル1期ヒーラー養成スクールを経ることで、高いレベルのヒーラーとなれますし、ヨーガ・スクールもこれまでとは一味違う高みを目指します。
美肌プロも同様です。美容系ヒーラーとして必要な知識と能力のすべてを手にして、華々しく活躍しましょう!!
そして、10月にMBAスクール開幕です!
ガツガツ楽しみましょう!!
今週はオンラインレコード第9弾「アリアドネのカラダ」です。いよいよ身体の不思議に迫ります。
バレエをこれからやりたい方には相当に面白い内容かと思います!
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バレエもやってみたらできた?!MBAは10月に開校?「駄々をこねる→シャンジュマン→アンレール」
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