*OnLine ReCord第3弾「アルゴリズムの秘密」は10日以降に配信予定です。今回もかなりタフな内容ですが、楽しく学んでください!!
*12月のセミナー&スクールの日程です!!
*はじめての気功
12月13日(火) 「気功ストレッチで圧倒的に柔らかで動ける身体へ 〜天邪鬼なホメオスタシスの逆用〜
*まといのば講座
12月15日(木) 完全に新しくなった『美肌クリーム』シリーズ 〜美髪トリートメントで髪イキイキ〜(受講料3万円)
*1Dayラージャ・スクール
12月17日(土)【ラージャ・ヨーガ太陽礼拝編
】
*はじめての気功
12月20日(火) 「生きた解剖学 〜チャクラ、クンダリーニ、丹田をレベルアップさせるシンプルなコツ〜」
*OnLine ReCord公開収録、第4弾 12月22日(木) 「ラージャ・ヨーガの威力」
*気功師養成スクール
12月23日(金・祝)24日(土)
気功基本12セット
〜気功全技術の風景〜
「気功ストレッチ」というのは「まといのば」の提唱する身体の柔軟性獲得方法です。
形としてはアイソメトリックスを、カラクリとしてはホメオスタシスの逆用を使います。もちろん気功技術による内部表現書き換えも(解剖学もw)。
アイソメトリックスというのは、簡単に言えば壁を押すような運動のことです。
たとえば牢屋の中で身体を鍛えようとしたら、バーベルもダンベルも持ち込めないので(容易に武器になりますので)、壁を押すのが1番です。腹筋とか背筋だと自重トレーニングなので、おそらく大変な割には、効果が無いというか、筋肉がむしろ落ちてしまうでしょうし(もちろん毎日、ものすごく時間をかけて追い込めれば、別でしょうが)。
効率が良いのは壁を押すようなアイソメトリックスエクササイズでしょう。
というわけで、アイソメトリックスというのは筋肉の長さを変えない筋出力です。関節を動かさないイメージです。
ちなみにエクササイズは大きく分けて2つあります。
アイソメトリックスとアイソトニックスです。
アイソというのは同じという意味です。
メトリックスは長さ、トニックは緊張という意味で、それぞれ等尺性、等張性と訳します。
アイソメトリックスは関節を動かさない筋収縮であり、アイソトニックは関節を動かす普通の運動です。
ダンベルを持ち上げるのはアイソトニックです。
ダンベルを持ち上げる運動は2つのフェイズからなります。
持ち上げる段階と、降ろす段階です。
それぞれポジティブとネガティブと言います。
たとえば二頭筋を鍛えたいと思って、ダンベルを持ち上げます。
そのとき持ち上げる運動をポジティブと言い、降ろす運動がネガティブです。
ここでポイントになるのは、筋肉にとって重要なのは持ち上げる運動ではなく、降ろす運動だということです。ネガティブ、もしくはエキセントリックコントラクションと言います。
(覚え方は、、、「(性格的に)エキセントリックな人はネガティブな(良くない)印象を与えるw」という感じです。エキセントリック⇒ネガティブをつなげれば、コンセントリック⇒ポジティブは出てきます)(余談ながら、エキセントリックと言えば、ダリ。ダリ展は来週月曜日までです!面白かったです)
というわけでまとめます!
まず運動を2つに分けると関節を動かすアイソトニック、関節を動かさない特殊なアイソメトリックスがある。
アイソトニックーー関節を動かす
アイソメトリックスーー関節を動かさない
そして、アイソトニックというダンベルカールには2つのフェイズがあります。
持ち上げるポジティブ(コンセントリックコントラクション)と、ダンベルを下げるネガティブ(エキセントリックコントラクション)です。
アイソトニック=ネガティブ+ポジティブ
運動というと我々は持ち上げること、重力に拮抗して何かをすることだと思いがちですし、実際にそこが目立ちます。
ただ身体を鍛えたいと思い、筋肉を効率良く成長させたいと思ったら、地味な影の部分に注目するのが良いのです。
それがネガティブであり、今回行うアイソメトリックスです。
そして、このネガティブとアイソメトリックスが組み合わさったものが、実は「ラージャ」の最大のポイントの一つです。
ラージャにおいてはネガティブ(伸長性短縮)に重きをおきます。たとえば大腰筋。
足を上げるときだけではなく、むしろ足を降ろすときに大腰筋を使います。大腰筋と重力を拮抗させつつ、降ろします。
これが重要です。
ラージャ・スクールでは「使わなくても良い筋肉をあえて使う」と表現しました。
あえて使うことで、全く異次元のパフォーマンスが結果的に可能になります。
そして、それは所作とか作法と言うものにつながります。
礼儀作法と言えば小笠原流などを思い出しますが、これは基本的には軍事教練です。武士が常住坐臥の精神を体現し、いつでも肉体を鍛錬する方法として編み出されたものです。
黒人奴隷がダンスのふりをして修練した格闘技がカポエラであるように(と思ったら、Wikipediaによればこれは後世の想像だそうで)、もしくはヨガが英国からの独立のためのインド人の身体鍛錬法であったようにです。
まあ、それはさておきアイソメトリックスです。
関節を動かさないけれども、筋力はできるかぎり使うというアイソメトリックスこそが、非常に面白い結果を生みます。このアイソメトリックスとこれから説明するホメオスタシスの逆用をミックスさせたのが、気功ストレッチです。
気功ストレッチはヨーガ・スクールでもおなじみですが、圧倒的な柔軟性を獲得できる気功技術です。前屈だけではなく、Y字に足をあげたり、I字やI字からのスプリッツなどにも効果的です。
自分の想像を超える柔軟性を比較的にあっさりと獲得できるだけではなく、その先も自分ですすめることができます。
なぜ我々の身体はそう簡単に柔らかくならないのでしょう。
このカラクリはシンプルです。
ホメオスタシスが働くからです。身体を柔らかくするというのは、硬い身体から柔らかい身体への変化です。ホメオスタシスは変化を嫌います。だから、私達は柔らかくなれないのです。
ホメオスタシスを敵に回しても勝ち目はありません。
ホメオスタシスというのは、生体の持つ恒常性維持機能のことです。たとえば恒温動物であれば、暑くなれば、汗をかいて体内の熱を放出するようにし、寒くなれば、震えることで(筋肉を振動させて)熱を産生します。一定の体温を維持すること、血中酸素濃度や血糖値や血液のpHを維持することなどの生体の自己保存の機能をまとめて恒常性維持機能と呼びます。
身体の柔軟性にもホメオスタシスが残念ながら働くということです。
では、我々はもう諦めるしかないのでしょうか???
いや、ホメオスタシスを味方につける方法があります。
ホメオスタシスというのは、いわば盲目の天邪鬼です。
人がYesと言えばNoと言い、Noと言えばYesと言います。
変化に対して、自動的に逆らうだけです。
体温が上がってきたら、下げようとし、下がってきたら上げようとするだけです。
明確なブループリントがあるわけではなく、いわば盲目的に反発しているだけです。
であれば、我々は「まんじゅうこわい」と叫べばいいのです。
*「お茶もこわい」ですw
すなわち、「柔らかくなりたい」ではなく「身体をもっと硬くしたい!」とホメオスタシスに対して叫べばいいのです。
前屈であれば、屈曲する方向にがんばるのではなく、伸展する方向にがんばります。
足を上げようとせずに、足を下ろそうとします。
そうするとホメオスタシスは天邪鬼にも、それに反発します。
我々のはかない望みを徹底的に邪魔します(人の夢と書いて「儚(はかな)い」と読みますw)。
すなわち、「硬くなりたい」という我々の行動に対して、「柔らかくする」という形で邪魔してきます。そうしたらもっと「硬くなりたい」と叫べばいいのです。そうするとホメオスタシスはその願望をあざ笑うかのように、もっと身体を柔らかくしていきます。
これを何度も何度も繰り返すことで、ホメオスタシスが率先して、身体を柔らかくしてくれます。
我々はそれを観察していれば良いのです。
このいわばホメオスタシスの逆用が、まさに気功のカラクリの本質でもあります。
天邪鬼なホメオスタシスを逆用しながら、気功ストレッチを楽しみつつ、その先のラージャや気功の本質を是非垣間見てください!!
お楽しみに!!!
【はじめての気功 「気功ストレッチで圧倒的に柔らかで動ける身体に!!〜天邪鬼なホメオスタシスの逆用〜」】
【日時】 12月13日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*Y字も夢じゃない!
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【募集開始!!】気功ストレッチで圧倒的に柔らかで動ける身体に!!〜天邪鬼なホメオスタシスの逆用〜
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