本日13日火曜日開催の「はじめての気功〜Dots〜」講座ですが、少し人数が増えてきたので、来週19日(月)に急遽追加開催決定です。
当日のお知らせですみませんm(_ _)m
お申し込み済みの方で来週の月曜日に移動していただける方、歓迎です!!
「来週の月曜日だったら来れる!」という方も大歓迎です!!
いや、今日の講座にこれから申し込みたいという方も大歓迎です!
いずれにせよ、お申し込みはこちらから
「ザンレール回りたいです!」という気合いの入ったメッセージをいただきましたので、、、、(・_・;)
バレエ初心者であれば、数年かけて習得するつもりでがんばりましょう(*^^*)
ザンレール回れる方には何かしらの向上のヒントになれば幸いです。
無意識でやっていることを、意識化することは力になります。
初心者には、その端緒(たんしょ)につけるかもしれないと思うので、、、、全体像を押さえておくためにも、一応ヒント的なものをまとめます!
ちなみに「ザンレールって何?」という人向けにシムキンとサラファーノフのザンレールを貼り付けます。
空中で2回転する技です。
パッセでまわるザンレールをパッセトゥールと言います。
ふたりともスゴイですよね〜
一番、見ていただきたいのはこちらのシムキンです(バランシンの「テーマとバリエーション」ですね)
パッセトゥールが斜めに飛んでいるのは次の540(ファイブフォーティー:ちなみに540°で一回転半ということです)のためなのではと思わせますね。いや、きっとそうなんでしょうけど、、すごすぎ。
エチュードのサラファーノフです。
左利きです。
すごすぎ。
というわけで、、、ザンレールのコツです!!( ー`дー´)キリッ
シンプルです!
目次は以下の通り!
0.たくさん踊り(ザンレール)を見る
1.5番ポジションでプリエとシュス
2.シャンジュマン
3.アンレール(空中1回転)
4.ザンレール(空中2回転)
5番→シャンジュマン→アンレール→ザンレール、ですね!!!
では、ひとつひとつ見ていきましょう!
0番!
たくさん観る!
まずはザンレールをたくさん見ましょう!!
ともかく大量に見ることです。たくさん見ていないと話しになりません。
自分がいまからやることに興味を持ち、たくさん観ましょう。
Youtubeとかの動画でも構いませんが、できれば劇場で!
お気に入りのダンサーができたら、その人の踊りを繰り返し観ましょう。
バレエに限らず、何でも相当な量のインプットというのは必須です。好きならば寝ても覚めても熱中しましょう!
1番
5番ポジションでのプリエとシュス
5番ポジションに入れましょう
これが逆に一番大変かもしれませんが、まあとりあえず5番ポジションに入れましょう。
5番はプリエすれば比較的に簡単に入ります(最近、プリエでも無理という人がいることを知りました)。
5番ポジションで、プリエ、ストレッチ、ルルベアップ、シュスを繰り返しましょう。
脚でやらないで、腰で上がり、体幹を固定するのがポイントです。丁寧にぶれないように。
2番
シャンジュマン
シャンジュマンとはChangeという意味です。脚を交換します。右脚が前の5番だったら、左脚を前に交換します。
シャンジュマンの練習をしましょう。
これは気負わずに、つま先を伸ばして、飛びながら足を交差させます。
準備体操みたいなものです、気楽に。本当に気楽に。
何度も何度も鞠(まり)のように跳ねましょう。
跳ねながら、ロワイヤル、カトル、シスと打っていきましょう!
ポイントは入れ替えようとしないで、開いて(外旋して)打つことです。
3番
アンレール
アンレールはシャンジュマンがきちんとできるようになれば、確実にできます。
まずは右足前5番でシャンジュマンをします。
そのときに脚を交差させますが、その衝撃というか威力でそのまま一回転して降りてきます。
以上がアンレールです。
まあ、脚の重さの慣性で空中で一回転するイメージです。右脚が後ろへ移動するので、そのまま身体が一回転します。左脚は前に行くので、ちょうど身体は回転します。
ちなみに4分の3回転であっても十分です。
これも気楽にやりましょう!!
ポンと飛ぶだけです。上半身でねじって回ろうとしないように。脚を変えるだけです。
アンレールにそんなにパワーを使ってはいけません。
交差させるというのは一種の言葉のあやです。
イメージとしては脚を閉じるエネルギーで回転します。内転筋を使って脚を一本にします。
交差して脚を一本にするので、シュルッと一回転します。
*手のポジションは違いますが、脚のイメージはこんな感じで。
4番
ザンレール
いよいよザンレールです。
5番プリエから空中に飛び上がり、アームス、顔、そして脚の締め上げ(シャンジュマン)を使って回転力をつけて、2回転したら、着地します。
厳密には1と4分の3回転で十分です。着地の慣性があるので、正面から正面に終わろうと思ったら、少し早めに降りてくることです。
もう少し丁寧に書くと、、、
背筋をきちんと伸ばしてプレバーレーションします。
5番プリエのときに踵を強く踏みます。床を押します。
そのときに、足関節、ひざ関節、股関節、腰椎にエネルギーがたまり、それを爆発させて上向きに飛びます!
足関節、膝関節、股関節は引き伸ばされて、エネルギーをためるイメージです。
アキレス腱が伸び、大腿四頭筋が伸び、大殿筋が伸ばされます。関節を曲げることで伸筋を伸ばします!
体幹は衝撃に対して、いつも維持されるようにします。
ジャンプしたら上で脚を入れ替えて、そのままねじるように上体を回転させます。
ちなみに地上で(プリエの段階で)アームスを振ることで、ジャンプしたときにそのアームスの角運動量を身体に伝えます。
この時、肩関節の水平外転が正しくドゥゼミの位置で止まる癖をつけることが大切です。そこで止まらないと、アームスのエネルギーは身体に伝えられません。
止まるからこそ、その慣性力が身体に伝えられて、体幹の回転力になります。
ポイントは、「開いて、閉じる」です。
右回転であれば、プレパレーションから右手を開いて、左手を閉じます。
開いて閉じるだけです。
開いて閉じたところは、右手の開いた位置、すなわち四分の一回転のところになりそうですが、少なくとも半回転の位置には移動してしまいます。あとは慣性で腕だけでも一回転はいけます。
同じく、首をつければ、慣性力を増すことができます。
フィギュアスケートなどでは首をつけませんが、バレエは首をつける(回す)ことで、頭部の重さをも角運動量として体幹に伝えます。
(頭部と上肢はそれぞれ体重の7%ほどだそうですので、体重50kgであれば、10kgくらいの重さを振り回して使えるということです)
ただ振り回す慣性力で回転するのではなく、基本的には上方向のジャンプの力に空中で方向をつけて、回転運動にします(そう言えば、股関節の伸展、膝関節の伸展、足関節の底屈は最大筋力ベスト3でしたね)。
飛んでから、回るのがコツです。
基本は体幹がコントロールされた高いジャンプが必須ですね。
(体幹が維持されていないとエネルギーが散逸されます)
というわけで、アドバイスとしてはシンプルです。
飛んでから、回る!( ー`дー´)キリッ
です。
飛びながら回ってはいけません。
いやーーーー「天井から目薬」以上に遠い遠い感じがしますが、ハンフリー・ボガートの今晩の予定以上に遠い気がしますが、きっと届く人には届くと信じてます!
がんばりましょう!!!
[追加開催決定]ザンレールができるようになるための4つのステップ!!ってマジですか?(・_・;)
簡単にピルエットができるようになるための3つのコツって、、、マジですか??
昨日のDots講座受講された皆さんは筋肉痛が激しいかと思いますが、ストレッチとリリース(マッサージ)を良くやっておいてください!
昨日のセミナーでは、かなり身体を使いました。
立った状態からのブリッジがあり、立位のY字バランスがあり、前屈あり、アームスや脚の高度な運用ありで、かなりハードだったかと思います。
かつてのスクール並のコンテンツとワークの量でした。
ちなみに、居残りでバレエの指導を受けていた方は、まだバレエ開始一ヶ月目(?)ながら、ピルエットシングルを周り、シャンジュマンからアンレールを周りましたね(かなり軸が取れていて綺麗だったので、あとは強いアームスと、首をつけることですね。それでダブルまで行けます)。
アンレールはセミナー中でしたか?
まあ、すごいことです。
男子は特にそうですが、踊りはじめて数年で相当なレベル(プロのカンパニーに入るレベル)に達することがあります(女子は過酷な才能と努力と運の世界ですので、数年でというのはギエムくらいのものです)。
ちょっとギエムさんのライフヒストリーを振り返りましょう。
12歳のときにあの恐ろしいクロード・ベッシーにスカウトされ、1976年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学します。そこからバレエをスタートして、1981年にオペラ座バレエ団に入団。
驚くべきことに3年で最高位のプルミエに駆け上がったかと思ったら、エトワールに任命されます。1984年、19歳のことです。
1988年にオペラ座バレエ団を退団し、英国ロイヤル・バレエ団に移籍、国家的損失と騒がれました。
100年に1人の逸材と言われますが、、、、すごすぎです。
僕が好きなエピソードは、記者からギエムさんが「あなたは100年に1人の逸材と言われますが?」と聞かれたときに、「100年と限ることもないのでは?」と答えたことです。
(彼女が記者の質問に答えることはほとんどなく、マダムノンと言われていました)
余談ながら、千年に一人と言われる橋本環奈さんも、「千年に限ることないのに!」と言って欲しいものですw
彼女とデートなう。
— 橋本環奈 (@H_KANNA_0203) 2017年6月5日
に使っていいよ😆笑
ちなみにこの写真は高校からバスで帰ってる時です。卒業式の日かな〜🤔
友達から送られてきた写真見てたら、これを見つけました🙌
遅れて流行りに乗ってしまいました。笑 pic.twitter.com/xgA3c3CQuY
まあ、女性は過酷ですよね。
昨日のPrison Breakの文脈で言えば、特にポワント(トウシューズ)という、より過酷な制約を自分に課すことで、大きな自由を得るので。
「まといのば」のメンバーが、今からバレエの道を歩むのはハードでしょうが、身体開発としては相当に面白いと思いますし、趣味としてはかなり良いのではと思います。
(ジュニアの皆さんはちょっと本気になって、ガツガツプロを目指して欲しいと思いますが、皆さんおっとりしすぎな気がします、他のジャンルに比べて。チャンスは勝ち取るものです)
というわけで、9月からバレエ講座を開始します。
ただかなり気功よりですし、かなり結果重視です。
丁寧にアンディオールを獲得して、柔軟性をコツコツと磨き、引き上げを獲得して、という眠たいことはせずに、まず踊れることを目指します。

翔べて、回れて、正確なポジションでアレグロもスモールジャンプもビッグジャンプ(グランワルツ)もできるのがいいですね。
そのあとにゆっくりと柔軟性や、つま先を4つの足首回しなどで改善していきます。いや「ゆっくり
と言っても、通常からすれば異常なスピードで。
バレエもコツコツと積み上げるのではなく、まずトップダウンが良いと思います。
まず踊れてしまう、それから、いろいろと修正をするイメージです。
不遜な発言をしてしまうと、コツコツ積み上げてもダメなのです。オペラ座のバレエ学校やロイヤル・バレエ学校の生徒たちを見ていても、アンディオールは綺麗、バーレッスンのプリエは綺麗、バーレッスン全体は綺麗、でも、、、センターになると突然に「あちゃー」となることが多いです。
綺麗だけど、飛べない、回れない、立てないのです。
その点、アメリカンな感じのほうが良いのです。某バレエ団に、ABTのダンサーがゲストで来ていたときのことです。
その2人の男性はバーレッスンは全くやる気なし、ダラダラとストレッチしているのか、バーレッスンしているのか分からない感じ。教師の出すアンシェヌマンはほとんど無視して、もこもこと服を着てダラダラと動いていました。
でも、センターになったら突然に、やる気を出し、グランワルツのころは頼まれてもいなのに次々と大技を繰り出し、繰り返し踊り、レッスン後にはピルエット大会、大技大会みたいになっていました(一応、言っておきますが、彼らはABTのダンサー。素人は真似しちゃダメです。でもそのフレームはつかまえておきたいのです)。
「あ〜こういう感じなんだろうな〜」と思いました。
まあ、もちろん真似できませんけどw
同じくベジャールバレエ団もそうです。

*Ballet for Lifeは是非見て欲しい作品です!!
*リハーサル風景も余裕があれば是非見てみてください!
ベジャールバレエは泣く子も黙るベジャールバレエなので、バーレッスンから滅茶苦茶集中していますし、綺麗です。でもセンターレッスンは本当に喜びに満ち溢れていて、レッスン後はピルエット大会、大技大会がぼんぼんと始まります。
もう身体を動かすことの喜び、バレエを踊る喜びに満ち溢れている感じです。
バーレッスンの途中で、ばてている場合じゃないのですw
そんなわけで、本気でバレエを上達したい人を集めた講座を9月あたりから開催します!
たぶんスタジオを借りてやることになると思います。
自分の身体の未知の可能性、そして圧倒的に動ける(それもバレエダンサーのように)喜びを是非堪能してください。
ただかなり過酷だと思いますので、、、それは覚悟しておいてください。かなり楽しいですけど、かなりハードです。でもそれだけのものは得られます( ー`дー´)キリッ
ど素人でも、バレエ経験がなくても、逆にプロのバレエダンサーでも、大人からバレエをはじめた人にでも、大丈夫です。
別に体力がなくても、解剖学を知らなくても、気功を知らなくても良いのです。そんなのは鍛えますし、教えます。
本気でバレエを上達したい、身体の可能性の限界にチャレンジしたい人を求めます!!
というわけで、「まといのば」のスタンスとしては、本気でプロ養成はしたいと思っていますし(これまでも、細々とですがやってきました)、素人に対しても、大人バレエでも、バレエ学校に入っているジュニアでも同じように教えます!(同じことを教えるのではなく、同じスタンスで教えるということです。大人バレエだからと言って、おざなりにはしません)。
興味ある人は、是非お楽しみに!!

まあ、それはさておき本題に入ります!!
ピルエットのコツです!
これはシンプルです。
ピルエットはリズムです。
そのリズムは腰とアームスで取ります。
腰はプリエ、アームスはオープン&クローズです。
プレパレーションして、右ピルエットなら、右手をホームポジションからセゴンに開きます。これがオープン。
そしてその右手に向かって、左手が閉じていきます。
カタチはホームポジション(アンナヴァン)です。
でも開いた右手に、左手が追いつくイメージです。
これがクローズのフェイズです。
ピルエットはシンプルです。
オープン&クローズです。
これに、プリエ&ストレッチを同期させるだけです。
どう同期させるかと言えば、
オープンにプリエを対応させ、クローズにストレッチを対応させます。
オープン & クローズ
プリエ & ストレッチ(ルルベアップ)
ということです。
これがバラバラになると、タイミングがおかしくなりますし、オープンとクローズ、プリエとストレッチの&のところで、間が空きすぎると、力が抜けてしまいます。
オープン&クローズは一続きの動きですし、プリエ&ストレッチも一続きの動きです。
止まらないように。
多くの人は止めてしまいます。プリエしてそこで固まってから回ろうとしたり、アームスを開いて、そこで一呼吸待ってから「えいやっ」と回ろうとします。
なんかそのほうが良い感じがするのですが、それは浅はかだと思いましょう(*^^*)
いや、それでもシングルやダブルピルエットくらいならいけるのですが、その先がありませんし、審美的にもアウトです。
その方法でがんばって、ずっと後になってから軸とか、プリエとか、アームスのカタチとかいじっても、ダメです。間違った土台の上には、何も築けません。
シンプルに、オープン&クローズです。
このイメトレは猛烈に繰り返してください。美しく開いて閉じます。
本当に回れるようになります。
まあ、これももちろん「まといのば」のオリジナルではなくw、この人のパクリです!
*このバレエレッスンDVD、もう完売で発売していないんですよね、残念すぎる。
*世界最高のバレエ教師と言われ、世界中のバレエ団でゲスト教師をしているヤニックボカン先生です。
シンプルにオープン&クローズさせて、それにプリエ&ストレッチを連動させます。
ちなみに、これはまた書きますが、「プリエが大事!!」と思って「深くプリエ」とか「柔らかくプリエ」とか「たっぷりプリエ」とか、「膝をきちんと開いて」とか「踵を押して」とか、、、、、、、とりあえず全く不要です。
プリエは出来る限り浅くしてください。
ほとんどプリエしていないくらいでOKです。
というか、そのほうが良いのです。
それよりは骨盤を意識して、骨盤を下げながら、エネルギーを充填して、エネルギーを解放して、アップするだけです。
回れない人はプリエがそもそも深すぎるのです。でもプリエができていないから、回れないと誤解して、より深くより正確にプリエをしようとして、ますます回れなくなります。
「プリエはしない!」と決めればダブルくらい回れます。
まあ、先は長いですし、徐々に行きましょう!!
方法論さえ正確で、そこにエゴを介在させなければ(周りたいとか不要なのです)、綺麗に回れます。もし一生懸命になるのであれば、Open &Closeをきちんとやることに全精力を注ぎましょう。
ちなみに3つのコツですが、
1.Open&Close(Plie & Up)
2.首をつける
3.腰を立てて回す
です!
とは言え、一つ目だけで十分です。
そんなわけで、昨日はあっさりシングルピルエット成功させていましたしね。
夢は膨らみます( ー`дー´)キリッ

グランパドゥシャで足がインになると言われます、、、どうしたら良いのでしょう?
今週末は「気功師養成スクール 気功基本12セット」の開催です。
半年に一度の大盤振る舞いスクールですので、是非お楽しみに!
詳細はこちら
来週月曜日は、Prison Break講座の追加開催、Dotsでの身体の高度化、お楽しみに!!!
詳細はこちら!
あー、そして22日はオンラインレコードの公開収録です!アリアドネのカラダというテーマで、身体に関して一気にまとめます!!
詳細はこちら!
9月までのセミナースケジュールを一望したい方はこちら!
どれもお楽しみに!!!
グランパドゥシャで足がインに入っていると言われます、、、、、、
とご質問をいただきました。
うーーーーーーーーーーーん
かなりテクニカルな質問ですね。
ただ、最近の傾向として、テクニカルな質問のほうがニーズが多いようです。そんなわけで、久しぶりにバレエ系のテクニカルなネタが続いています。
というか、バレリーナ専門気功整体を標榜する以上は、バレエのテクニカルなネタは必要かもですね。
熱力学よりも、ザンレールの方がウケるとは意外でした。
熱力学は万人に不可欠な知識ですが、ザンレールはわずかな人にしか必要のない知識です。
でもまあ、「まといのば」はポピュリズムをもって旨としますので、ウケるものをどんどんやります!( ー`дー´)キリッ(いや、ポピュリズムなどと露悪的ならず、プラグマティックというべきかもです)。
というわけで、ビッグジャンプで足がインになっているという話です。
相談するだけではなく、LINEで動画も送ってくれました。
助かります。
LINEでの質問など、天井ならぬ屋上から目薬ですので。
でも、本当に便利な世の中になったと思うのは、マッチ箱のようなポケットに入るような小さな道具で、写真も動画も撮れて、それを転送することもできるからです(通話までできますw)。
そんなわけで、その方のリハーサル動画を送っていただき、実際のグランパドゥシャのシーンを見せてもらいました。
たしかにパラレルというか、インに入っていました。
でもこれは脚をいじってもあまり意味がありません。
カラクリはシンプルです。
というか解決法はシンプルです。
ただ実践は少しだけ複雑です。
まずはシムキンのグランジュテを見てみましょう。
(グランパドゥシャもグランジュテもカラクリとしては同じですので、一絡げにして説明します)
*PCだと見れないことがあるみたいです。申し訳ないのですが、スマホで閲覧を。
ポイントは、腰をずらすということです。
飛んでいる方向に対して、骨盤がほぼ90度開くのがポイントです。
(もちろん極端な表現です。90度だとアウトですが、わかりやすさのためです。斜めという感じです)
骨盤は正面お客様の方を向けて、顔や胸は横の袖の方を向けます。
ざっくり言えば腰は正面、胸は横ということです。
腰は正面で胸は横???
とは言え、進行方向は横なので、奇妙な感じです。
解剖学的には、腰椎を捻ることで、この矛盾して見える身体の状態を実現します。
冷静に思い出してみましょう。
骨盤というか、骨盤を構成している腸骨の2つは下肢に分類されます。
ざっくり言えば、骨盤(腸骨)は脚です(厳密には脚は大腿骨からなのでしょうが、、とりあえず)。
ですから、腸骨をコントロールすることが脚をコントロールすることにつながります。
Y字バランスやアラベスク、ドゥバンへのデベロッペなどはすべて骨盤の操作となります。
決して股関節ではなく、骨盤をずらして使うことで、脚をたかだかと上げることが可能になります。

お馴染みのこの写真もいわゆるベルトのラインが水平ではなく、ほぼ垂直になっているのが見て取れると思います(実際には垂直というか、斜めですね)。
これが秘訣です。
Y字のときは、骨盤は横向きに上がります。水平の骨盤が垂直に2つ並ぶイメージです。
同じようにアラベスクのときは、骨盤は前傾し、ドゥバンのときは後傾します。
脚が行く方に、腸骨も移動するということです。横のときは横に、前のときは前に、後ろのときは後ろにです。シンプルです。
骨盤が脚としてきちんと参加するということです。
これを股関節の柔軟性でやろうとすれば、身体が壊れます。
このカラクリをスタティックに(止まった状態で)理解できれば、グランパドゥシャまであとわずかです。
空中姿勢において、骨盤が前後に分かれるイメージなのです。
ですから、骨盤は向きとしては、進行方向と垂直に、お客様の方を向くのです。
これは解剖学的なカラクリです。
じゃあ、踊る際にはどうすれば良いのか?
余談ながら、ここでDots講座でも話題に出たアントルシャシスを御覧くださいw
3回入れ替えます。
このときに意識したいのが、尾骨です(厳密には大腸兪だと思いますし、実際にそう指導していきますが、とりあえずDots講座では尾骨で)。
基本的には背中で打つというイメージです。特にバッチュ系(打つパ)は、入れ替えるというよりは、打つことでその反動で入れ替わるというイメージを持ちます。
たとえば、ブリゼなどがそうですが、ブリゼは前脚に対して、後ろ脚が後ろから前脚を叩くだけです。そのあとに入れ替えるのは勝手に起こります。ここで、自分で脚を入れ替えようとするからおかしなことになるので、ただバッチュする(ただ打つ)ことだけに集中すると驚くほど綺麗にバッチュできます。
バレエは最初から最後まで、足の爪先から頭頂部まで全部の部位と全部の動きに責任を持つものですが、バッチュに関しては、打つところまでが自己責任、あとは身体に任せます。
シスも打つことで反動で入れ替わってしまう感覚を持てば、打てるようになります。
ですので、シャンジュマンはあくまでも軽く跳ね(セミナーでやったように、つま先はほとんど床から離れなくて良いと僕は思います)、カトルから軽く叩くようにします。叩いたら降りてくるだけです。そうすると勝手に脚は交差しています。
トランポリンに乗っているような感覚で、ポンポン跳ねましょう。
話をグランパドゥシャに戻します。
Dots講座でも少し話題に出ましたが、実は身体上に無いDotsというのがあります。
(Dotsというのは、身体上の「点」でそれを意識することで、身体の操作レベルが上がるものです。「まといのば」の造語です)
それが、指先とつま先です。それぞれ指の先と趾(あしゆび)の先にあります。
ちょっと手を出してみてくださいw
指をよく見て、その指の先の空間を意識してみましょう。
指先(ゆびさき)というくらいで、指の先です。その空間にDotsを置きます。点というよりは、気の玉のようなものです。
そのDotsを「指先(ゆびさき)」と仮に呼びます。
その指先の空間(Dots)が先に動き出して、手がそれに引かれるというイメージです。
この元ネタは、、、、宮本武蔵です。
五輪書の中に、孫に手を引かれるが如しという一節があったかと思うのですが、武蔵が身体の動かし方として「孫に手を引かれて引っ張られて動く」という動き方を薦めています。
これはなんというか主体性に欠ける動き方です。
もそもそとしたおじいちゃんが思い浮かびますが、これがまた良いのです。

*宮本武蔵自画像
手の動きもそうですが、脚の動きも同じ方法論を採用します。
脚のつま先の空間です。
趾(あしゆび)の爪を見て、その先の空間を意識します。
そこにあるDotsが先に動き出して、そして脚がそれに引っ張れて動くというイメージです。
Dotsセミナーでは、これでロンドゥジャンアテールをやってもらいましたが、アンレールともどもう美しくできます。
脚で円を描かないで、脚が勝手に引っ張れて動いてしまうイメージです。
この脚が引っ張られる感覚を強く持ち、そのときに引っ張られる反対側をたとえば上前腸骨棘にします。骨盤ですね。
そうすると、脚が引っ張られて、骨盤まで引っ張られます。
この感触でグランパドゥシャをするのです!!!
トンベパドブレから、グリッサードして、グランパドゥシャをする瞬間に脚が勝手に引っ張られてしまい、それに軸足の骨盤(腸骨)が引っ張れて、それに引かれて体幹が引き上げられ、後ろ脚はついてくるというイメージです(厳密には、後ろ脚がジャンプの仕上げをしますが、それはまた別の話。ただ地面を蹴るときも、前脚の慣性力があるか否かで大きくパフォーマンスが変わります)。
蛇足でしょうが、グリッサードは地をはうように飛びましょう。グリッサードで高く飛びすぎると、ビッグジャンプが低く見えます。
グリッサードはあくまでも助走です。地をはうように!!
あーーーそれから蛇足ついでですが、イメージとして、トンベは落ちるパです。落ちると反動で上がってきます。その反動をパドブレで横方向への移動のエネルギーに変えます。そしてそのままグリッサードでも横方向への大きな移動を意識します。
と、ここまではどんどん横方向に移動します。
そして最後のグランパドゥシャの瞬間は上へ行きます。決して横に移動しようとしないことです。
それまでの慣性力があるので、上へ飛んでも放物線を描きます。
それまでの横方向のベクトルがあるので、グランパドゥシャの瞬間に縦方向のベクトルを足しても、2つ合わせて放物線になるのです。
これがグランパドゥシャでも横方向に行こうとすると、ふくらまなかったパンのような悲しいことになります。最後は上へ行きましょう。
というわけで、つま先を遠くへ伸ばすイメージを強く持ち、つま先によって脚も骨盤も身体も引っ張られると思うことで、骨盤は当然にズレて、脚は外旋(アンディオール)しやすくなります!!
是非、試してみてください!!!
【募集開始】この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も過去も全て見えている
映画『Arrival(邦題「メッセージ」)』についてのご質問をいただきました。
秀逸な質問でした。
すぐに回答したかったのですが、なかなか説明が難しい、、、
そう言えば、このご質問の中で、「ブログで是非、ネタバレ全開で書いて欲しい」と言われましたが、、、
たしかにネタバレ全開でブログにいろいろと書きたいな〜と思ったのですが、ネタバレは映画を観る楽しみを奪う行為なので、ちょっと避けたいですw(映画公開が終わった頃とかに、どうでしょう)
参考までに、、先日のブログでこの映画について、こう書きました。
ちなみに、、、、この映画を決定論だと解釈している人も多いようですが(すなわち、ラプラスの魔と)、僕はそれはもちろん間違いだと思います。
これをもっと詳しく教えて欲しいというご質問でした。
あ、それから「まといのば」のメンバーの中でも、この映画の主題に批判的な方もいます。おそらくは、ほのかに香る決定論の空気に対して、批判的なのかと推察します。
決定論というのは、運命や時間の流れというのはすでに決まっているという正当な科学的知見です。まあ古い「科学」です。ニュートン力学です。
ラプラスの魔と言っても良いと思います。
*ピエール=シモン・ラプラス
ラプラスは19世紀初頭にこう書きました。
もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。ピエール=シモン・ラプラス 『確率の解析的理論』1812年
もし、ある知性、もしくはあるコンピューターが、ある瞬間におけるすべての物質の位置と運動量を正確に知ることが出来て(入力できて)、それを解析できれば、その知性は次の瞬間のことを知ることも、その次の瞬間のことを知ることもでき、そしてそのまま延長して過去も未来も知ることができます。
まさに、「この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう」。
ニュートン力学はビリヤードでよく記述されます。
ビリヤードのある瞬間の玉の位置と速度(運動量)を知ることができれば、あとは繰り返す衝突の影響を計算していけば、そのビリヤード台における過去現在未来は一望のもとになります。
その風景はおそらくはダイヤグラムみたいになるでしょう。
タイムマシンのような機械というのは、そもそも時間がリニアで直線的に流れるということを大前提としています(いやもちろん、すぐにタイム・パラドックスが出て来るので、その前提が疑われますが)。
うーーーーーーーーーーーん
こう書き連ねていてもどうしても隔靴掻痒(かっかそうよう)感が免(まぬが)れません。
件(くだん)のご質問に対しても、返信を何度か書いたのですが、どれも帯に短し襷(たすき)に長しで、うまく書けずにいます。
というわけで、セミナーをします( ー`дー´)キリッ
いや、ご質問を頂く前からこの企画はぼんやりとあったのですが、発表には良いタイミングかと思います!
僕はこの映画「Arrival」はとても同意した作品でした。
「すごくよく分かる、その感覚分かる、というか、よくこれを映像化したよねー、すごいねー」という印象でした。
「この感覚って誰かに伝えたいって思うよね〜」と思いました。
そしてこれは何よりも大事な感覚だと思うのです(まあ、何よりも大事なものシリーズの一つという感じでしょうか)。
気功でもゴール設定でも何でもいいのですが、その中核にあるものって、言語化をひたすらに拒絶します。というか、言語化した瞬間に嘘になってしまうのです。
言葉は不自由なツールなのです。
なんかこう言うと、もってまわっているようですし、出し惜しみしていると思われることも多いのですが、、、
例えて言えば、自分が好きな子ができて、その子がいかに素晴らしいかを誰かに伝えようとしている風景を思い浮かべてみてください。
どんなに言葉を尽くしても、伝えられないと思うのではないでしょうか?
好きな子ではなくても良いのです。好きな音楽でも、美術でも、何でもいいのです。
「これサイコーだから聴いてみて(見てみて)」とかしか言いようがないのです(その点で良い評論家というのは偉大です。その評論自体が偉大なイントロダクションであり、アートですね)。
で、その気功の中核の一つを非常に手の込んだ鮮やかな手法で見せたのがこの映画です。
ただ、相当に注意深く観ないと、見えてきませんし、集中力とそれまでの経験が問われます。そういう意味では、良い意味で、見る人を選ぶように思います。
ということで、セミナーをします(大事なことなので繰り返しましたw)
映画は是非観てきてください!
スクール修了生対象の「まといのば」講座での開講です。
日程は7月13日(木)です。
テーマは「Arrival〜未来の記憶の取り出し方〜」です。
まずはこの映画の謎解きをさらっとします。
その補助線の一つが、なぜこの映画は決定論に見えて、決定論ではないのか、です。
未来は確定しているが、それでもなおそれを選択する人間の強さ、というテーマではありません(多分)。
いや、そのような立場もありえます。それはまさにカルヴァンの予定説です。
カルヴァンの予定説というのはこういうものです。
すでに神様のデスノートには、救済される者とそうでない者は書き分けられており、しかし我々は知ることができない。だからこそ、救済される者であると信じてがんばるという立場です(ざっくりすぎるまとめですね)。
でも、この映画はそのような超越性を否定しているように思います。
そしてもう一つの補助線が、、、、「ララランド」です。
意外なようですが、ララランドです。
アカデミー賞で14部門ノミネート6部門受賞というモンスターの「La la land」です。
(監督の前作のセッションも素晴らしかったです)
これもネタバレを避けたいので、詳しくは書きませんが、このララランドをもう一つの補助線とします。
分かる人にはすぐにピンと来ると思います。
セミナーのコンテンツとしては、まず原作では大きな主題であったフェルマーの原理(変分原理)を復習します。
そして原作者があえて取り上げなかったと語るファインマンの量子電磁力学を考えます。
どちらも寺子屋受講しているレベルの基礎知識は前提とします。
アインシュタインの特殊相対性理論にも軽く触れます。
(プラスして、ゲーデルのアインシュタイン解、そしてニーチェの永劫回帰について少し触れます)
始まりと終わりが一致するというウロボロスの蛇は確かに正しいのですが、しかし、我々の認知能力が視覚に頼りすぎて、その理解に限界があります(その限界とは次元の限界です)。
でもその認知の限界を理性で超えたところに、新しい脳の使い方、新しい時間認識が存在します。
というわけで、情報場仮説や、時間の哲学(A理論、B理論)、そして時空連続体仮説などをより正確に理解する大きなチャンスかと思います(時間の哲学については、原典というかその邦訳を参照する初の講座となります)。
まあ、盛りだくさんですが、理論的なことは事前に出来る限り復習しておいてくださると助かります。
理論よりも謎解きと、そして新たな能力の獲得に時間を注ぎましょう!
お楽しみに!!!
【まといのば講座「Arrival〜未来の記憶の取り出し方〜」】
【日時】 7月13日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生
【持ち物】 筆記用具と熱い情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*次元の壁を超越しましょう!!
【書籍紹介】
映画のあとに読んだ方が良いように思います!!
あなたの人生の物語/早川書房
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時間のA理論、B理論の原典ですね。
古典としては学ぶべきでしょうが、ここで議論されていることは、相対論以降の世界では問題意識そのものが無効だと思います。
絶対時間が存在せず、共通の時計が存在せず、それぞれに慣性系(加速度系でも)、異なる時間が流れます。
時間の非実在性 (講談社学術文庫)/講談社
¥価格不明
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遺伝子の制限を超えたレベルに身体をデカくしたい、、という野望( ー`дー´)キリッ
気功基本12セットスクールが昨日から始まりました!
半年に一回のこのスクールは非常に面白いです。
スクールの中でも最も伝授する技術が多く、ワークする回数が多い強烈なスクールです。
受講生もハードだと思うのですが、一気に10年分くらいを駆け抜けることができます。
講師にとっても非常に面白い体験がいろいろとあります。
今回もそうでした!
ちなみに前回は、スクールの中で要望として「風水」について教えて欲しいとリクエストがあり、その技術伝授とワークをしていました。風水はずいぶんと前にブームになり、その後立ち消えしていました。その懐かしくも新しい技術を掘り起こしたことで、今年上半期の風水、魔術、陰陽師の連続スクール企画が生まれました。
その結果として、様々な気功技術が産まれ、面白いことになりました。
気功基本12セットでは(いや、他のスクールでもそうですが)、受講生のゴールを聞きます。ゴールを聞くというと語弊があるかもしれませんが、要は何がしたいか聞くということです。
もしドラえもんがいたとしたら、、、、「ふしぎなポッケで かなえてくれる」としたら、、と考えるということです。
こんなこといいな できたらいいな
あんなゆめ こんなゆめ いっぱいあるけど
みんなみんなみんな かなえてくれる
ふしぎなポッケで かなえてくれる
このワークはきわめて重要です。
(ちなみに、「まといのば」はドラえもんではありません。自分自身が、より正確には未来の理想の自分自身がドラえもんとして機能するということです)。
「まといのば」の膨大な気功技術の中から12セットの厳選された気功技術群を学ぼうと身構えてしまい、優秀な生徒モードになると、どうしても頭は「学ぶモード」になってしまいます。
そうではなく「夢を叶えるモード」にしたいのです。
自分の夢を最大限に広げ、もっと広げようとするとそのパワーが加速学習をより加速させるのです。
いや、これは12セットスクールだけではなく、これから開催するリニューアル1期ヒーラー養成スクールでも、ラージャ・ヨーガ・スクールでも同様です。
自分がどうなりたいかを制限を突破して、広げるのです。
たとえば常識的規制や慣習の規制、法的規制、道徳習慣による規制を取り払います。それから最大の規制は現状です。
少しアホになるくらいが一番です(「まといのば」ではIQを下げよと良く言います)。
いや、かなりアホになって、バカになって、空想を広げるのです。
ハイになるような感じです(*^^*)
きれいな言い方をすれば、「デカく考えろ」ということです。トランプさんのThink Bigですね。
もしくはJobsのThink differentでしょう。もしくはCrazy oneになるということです。
そんなわけで、今回も非常に面白いゴールを提示してもらいました。
それがタイトルにもある、
遺伝子の制限を超えたレベルに身体をデカくしたい、、
です。
いやこの方は十分にデカいのですが、それを超えて、デカくしたいということです。
より厳密に言えば、ステロイドでドーピングされている海外の方並に、違法薬物を使わずにナチュラルでデカくなりたいということです。
僕もここ数年は身体を大きくしたいと思ってトライしてきたのですが、この方のゴールの大きさほどには大きくもなく、熱心でもなかったことに気付かされました。
これを本気でゴールとしてセットして、気功技術と世界を見直してみると、、、、、いろいろと見えてきました。
まず遺伝子の限界を超えるとは、、、筋肥大とは何か、代謝、血流、アミノ酸、ホルモンなどが情報空間を駆け巡ります。
我々のミッシングリンクの一つはおそらくは男性ホルモンと言われるテストステロンだろうというところまでは見えてきました(ドーパミン、セロトニン、アドレナリン、成長ホルモンなどにはある程度、手が付けられているので)。
「遺伝子の限界を超える」という発言は一昔前であれば、誇大妄想的でしたが、今は少し状況が変わってきています。
その2つの鍵のひとつがエピジェネティクス、もう1つがマイクロバイオータです。
エピジェネティクスはどの遺伝子を発現させるかをコントロールし、マイクロバイオータは腸内細菌叢が有名ですが、人間の身体と共生している菌達とその遺伝子群です。この遺伝子群のほうが人間の遺伝子以上に人間に影響を与えると言われています。
たとえば良い例ではないのですが、家畜の肥育には抗生剤を薄めて使います。数十%も大きくなります。抗生剤を菌のためではなく、肥育に使うのです。これは幼いときの方がより効くと言われます。マイクロバイオータが完成する前に打撃を与えることで、巨大になれるのです(ただ疾患は多くなります)(ここ数十年での急激な変化を考えると、同じことが人間でも起きている可能性が大きいのです)
受講生から話を聞いて面白かったのは、ドーピングをすると食欲旺盛になり、食べても食べても満腹しないということでした。これは身体をデカくしたいという視点から良いことです。
通常の世界に生きている人には分かりにくいのですが、トレーニングしていると、必要な量を食べるのが苦痛になってくるのです。
ボディビルディングの世界では食トレというくらいで、食べることもトレーニングで鍛えていくと言います。胃腸の筋トレです。夜中に起きて食べたりもします(摂食障害なのではなく、食べたくなくとも入れるのです)。
いかに空腹をマネージメントするかに苦心するダンサーたちからすると、まったく逆向きの壮絶な世界です(シンクロナイズドスイミングなども泣きながら高カロリー食を食べるとか。脂肪がある程度ないと水に浮かないので)
マイクロバイオータもある程度は気功でいじれます(たとえば美肌クリームはその前身の前身から腸内細菌叢に対するアプローチでした。当初は花粉症対策であり、その次が美腸、そして美女ボディ、それが美肌クリームへと進化していきました)。
ホルモンもいじることが最近はある程度可能になってきました。
(その成果のひとつがRayZapです)
でもステロイドのドーピング並の結果を出す技術というのは、従来の技術の中では思いつきません。
そもそも尋常じゃない巨大な身体を我々は目指していなかったので。
*カイグリーンですね!
そういう意味では難攻不落の要塞であり、現状の外のゴールです。
ちなみに余談ながら、最近開発したいと思っているがNO(エヌオー)系です。
NO系のサプリメントをナチュラルに気功で肉体から出す方法を模索中です。
ここらへんの議論はとてもマニアには面白いと思います。一般受けはしないでしょうがw
NOと言っても否定のNoではなく、エヌオーと呼びます。一酸化窒素です。
一酸化窒素はトレーニング効果を猛烈に高めます。かなり強烈に上がる合法サプリメントです。
血液の循環を良くします。
(ちなみに同じ作用がある違法薬物が喘息の薬です。これはドーピング検査ではひっかかります。ですので、喘息を持ったアスリートが発作が出て、いつものように薬で止めるとドーピング検査にひっかかります。心臓に猛烈に負担がかかりますが、一気に発作は楽になります。これも血管拡張剤です。僕は十代のころ幾度となく使いました。きっとこの記憶も技術化に役に立つのでしょうw)
余談ながら、僕はセミナー前とかに相当に体力がきついときなどはNO系サプリメントを服用しますw(まあ、相当に体力がきついときばかりですが)
(NO系サプリは何度か身体系のスクールで紹介しようとして、まだそのタイミングを逃しています。まあまだ不要な気がします。相当にトレーニングを追い込み始めたら頭の隅においておくと良いと思います)
心臓発作のときにニトログリセリンをなめますが、これも同じです。
よく知られているように、心臓発作が起きたときは、急いでニトログリセリンを舌の下で溶かします。
このニトログリセリンがどうして心臓発作に効くのでしょう。
まずニトログリセリンが体内で加水分解されて硝酸を生じます。その硝酸が、さらに還元されて一酸化窒素 (NO) になります。
そのNO(エヌオー)が「グアニル酸シクラーゼを活性化し cGMP の産生を増やす結果、細胞内のカルシウム濃度が低下するため血管平滑筋が弛緩し、血管拡張を起こさせることが判明している」そうです。Wikipediaによるとw
端的に言えば、NO(一酸化窒素)が血管拡張させるのです。
またまた余談ながら、パイアグラも同じ機序です。
そもそも狭心症の薬として開発されながら、勃起不全に効果があるという副作用(いや作用)が知られて、狭心症薬から勃起不全薬として大注目されたあの薬の機序もこのNOです。
ポイントは血管であり、血管が収縮するために心臓に血液が送り込まれず(これは大静脈ではなく、冠動脈の話です)狭心症になり、陰茎の血管が収縮するために勃起不全になります(ですから、勃起不全は心臓病の前触れとして見ることも可能ということです)。
当然ながら、パイアグラとニトログリセリンの併用は同じ機序の薬の併用となるので危険です。血管が拡張しすぎて、低血圧を急激に引き起こし、最悪の場合は死亡します。高齢者がパイアグラの副作用で死亡というのは、このパターンが多かったようです。
このNO自体は最近の研究では血管内皮から産生されていると言われています。ここらへんはあまりまだ詳しく公開できないのですが、そのあたりの知見をヒントに技術開発が可能なのではないかと思っています。
まあ、それはさておきその強烈なゴールを胸にいだいて、12セットスクールをスタートしました。
すると、、、、まあ、いろいろとスコトーマが外れました。
目からウロコ状態でボロボロと外れます。
たとえば、「気を出す、気を感じる」というシンプルなワークがあります。
こんなシンプルなワークにも、大きなヒントがありました。
気を出して、気を感じると、そのフィードバックに手がサラミ状になることは良く知られています。
手がピリピリしたり、熱くなったりして、かつ血液が集まってきてサラミのようになります。
血液が手に集まるのですが、通常の充血と違って、手が赤と白のまだらになる現象です。
そして静脈が浮いてきます。。。
*サラミw
このなんてことはない普通のワークと普通のフィードバックが、あのゴールに照らされることで別な様相を呈します。
ちなみにボディビルダーは毛細血管の量が猛烈に多いです。
なぜなら血液を膨大に素早く供給しなくてはいけないからです。
皮膚下に静脈が浮いているのも良しとします(静脈瘤ではなくです)。
ということは、この2つを組み合わせると面白いイノベーションが起こります。
たとえば大胸筋を鍛えたいときに、大胸筋から気を出します。
手から気を出すように、大胸筋から気を出すということです。
するとサラミ状になり、静脈が浮いていきます。
気功によって血流を変えて、トレーニングで追い込むというイメージです。
シンプルなワークが、身体をデカくすることと結びつきそうです。
そうやって12セットをひとつひとつ見直していくと、どれもこれも「身体をデカくすること」に強烈につながるのが見えてきます。
これまでやってきたありふれたワークが、ゴールによって別な相貌(そうぼう)を見せるのです。
やはりゴールは強烈に必要です。
当たり前のことですが、それでも当たり前のことがまた新たなカタチで発見されたのは大きな収穫でした!
特に自分が想像もしないゴールというのは、積極的に取り込むべきだな〜と思います(これも、手帳講座などでは「ゴール設定」の必須項目なのですが、、ランダム性こそ神です)。
そんなわけで、リニューアル1期ヒーラー養成スクール、ラージャ・ヨーガ・スクール、そして美肌プロ養成スクールとスクールは続きますので、お楽しみに!!
*現状の壁を突き抜けましょう!!
【募集中!!】リニューアル1期ヒーラー養成スクールは凄いらしい、、、(*^^*)
*本日、「はじめての気功『PrisonBreak講座〜Dotsによる身体の高度化〜』の追加開催です!!
かなり超少人数ですので、じっくりと身体を書き換えられます!お楽しみに〜
詳細はこちら! お申し込みはこちら
気功基本12セットスクールと7月開催の1期ヒーラー養成スクールはどう違いますか?というご質問をよく頂きます!
一言で言えば、全く違います。
方向が全く逆なのです。
気功整体師養成スクールの基本12セットは膨大な気功技術を次々と伝授とワークを繰り返して言います。
それも12個ではなく、少なくとも36個以上の気功技術です。それもかなりレベルの高い技術も含まれます。普通は同じスクールで取り扱われることが絶対無いような気功技術を同時に学べます。
内容的にも、基本の基本の気功技術から、それだけでスクールを開催したようなクリフォトやセフィロト、陰陽師、アルケミアなどの超弩級の技術まで盛りだくさんです(次は12月ごろに開催予定です)。
ここ数回開催してきて、だんだん勘所が分かってきたので、かなりうまく伝えることができるようになってきましたし(自画自賛w)、受講生のレベルが上がってきているので、かなりハイレベルに展開できています。楽しいです。
12セットの目的はともかく大量の気功技術に触れてもらい、習得してもらい、それぞれの施術の現場でどんどん使ってもらうことで偉大なヒーラーになることを目指しています。
それに対して、リニューアル1期ヒーラー養成スクールはベクトルが全く逆です。
ヒーラー養成スクールという名称の本来の意味である「ヒーラーを養成する」ということにフォーカスしています。
12セットでは、クライアントの見立て方とか、クライアントのゴールとか、身体の見方みたいなことは一切捨象されています。
ヒーラーとして独立するための全体像を学ぶのがリニューアル1期ヒーラー養成スクールです。
たとえば、、、、
ヒーラーとはどんな職業なのか?
そのために最も重要なものは何か?
ヒーリングする対象である身体とはそもそもどのようなものなのか?
身体は情報なのか、物理なのか?
情報空間とは何か?物理空間とは何か?
シンプルに身体調整をするためのコツや考え方とは何か?
そして、気功のカラクリ、科学との関わり、伝統やオカルトやスピリチュアルとの関わりなどを、ヒーラーとして開業するにあたり必要最低限をシンプルに学び、開業に結びつけます。
ヒーラーとして生きるために、どう考え、どうふるまい、どう動くべきかをしっかりと学びます。
かなり網羅的です。
*当時は丹田も経絡もリンパも、最近ではやらないようなかなり気功らしい高度な技術も普通に教えていました。
ちなみにリニューアル版1期ヒーラー養成スクールのテキストを見た方はいまのレジュメと印象がずいぶんと違うことに驚かれると思います。
「まといのば」以前を知っている方々はむしろ懐かしいという印象かと思います。
いまのレジュメはかなり饒舌(じょうぜつ)ですが、かつてはかなりシンプルでした。
そして相当に網羅的です。
この1期(そしてほぼ同じテキストの2期、3期)のスクールから、デビューされていまも活躍されているヒーラーさんは多くいらっしゃいます。
このヒーラー養成スクールは何期も続き(まだ続きますが)、その後、たくさんに派生しました。
たとえば、ヒーラー養成スクールだけではなく、気功師養成スクールや気功整体師養成スクール、身体デザインヒーラー養成スクール、身体改造スクール、陰陽師養成スクール、風水師養成スクール、魔術師養成スクール、ヨーガ・スクール、ラージャ・ヨーガスクールと次々とスピンオフしましたが、その原点はこの1期ヒーラー養成スクールと言えます。
*ヨーガ・スクールもかなりの回数開催しました。
様々なスクールとしてスピンオフしましたが、極端なことを言えば、ヒーラー養成スクール1期のテキストに全てがつまっており、そしてヒーラーとして自律するための必要な情報と技術はここにあるかのようです。このテキストをバイブルとして、その後の様々なスクールが派生したようなイメージです。
以前も書きましたが、現在に至る様々はなスクールのコンテンツを予言しているような網羅的な内容でした。テキストだけでも相当に面白いです(いや、スクールはもっと面白いですがw)
現在に至る各種のスクールはこの1期の内容を個別具体的に深掘りしたと言っても過言ではないと思います。
すなわち、現在に至る様々なスクールはすべてヒーラー養成スクール1期のいわば変奏曲のようなものです。
もちろん変奏曲には変奏曲の魅力があり、ディープに濃く学ぶことができます。
しかしその集大成を総覧したいと思ったら、このリニューアル1期ヒーラー養成スクールは最適かと思います。
ちなみになぜこれほど集大成なのかと言えば、、、、この1回(もしくは追加開催的な数回)でヒーラー養成のスクールは終わりにするつもりだったからです。
様々に枝分かれして、よりディープに、より理論的に難解になっていく各種スクールからすると、今回は潔い原点回帰です。
かつて1期で学ばれた方も、初心に戻るつもりで、いまの視点でかつてのテキストを見直しても面白いかもしれません。受講も歓迎です(*^^*)
リニューアル1期ヒーラー養成スクールは、実践的でありながら、抽象度も高く、ジャンルも多岐に渡ります。
ヒーラーとしてすぐに活躍したい人、ヒーラーとして知るべきことの全貌をざっくりと総覧したい人、いつかヒーラーとして開業したいと思う方には最適な内容かと思います!!
お楽しみに!
【リニューアル版ヒーラー養成スクール1期】
【日時】 7月1日(土)13:00~18:00
7月2日(日)13:00~18:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
ちなみに、リニューアル版はこの1期のみです!
2期、3期、4期とリニューアルしていく予定はもちろん全くありません。
ただ、このリニューアル版は1年に1回程度、継続的に開催していきます。
*一気にヒーラーとして成長し、起業してますます成長し続けましょう!!
バレエもやってみたらできた?!MBAは10月に開校?「駄々をこねる→シャンジュマン→アンレール」
「やってみたらできた」というのは気功ばかりではなく、ヨガのアーサナばかりでもなく、バレエテクニックも同様のようです。
身体をあたかもトランポリンやバランスボールが跳ねるような感覚を持つと、空中で二回転するザンレールも回れるかも、、、という記事を書いたら、少なくない方々から「ザンレール回りたいですっ!」という熱いメッセージをいただきました。
「いや、ザンレールというのは、かなり難しいので、ずいぶんと先のことになると思うけど、、、」と言いかけたのですが、キラキラしているバレエほぼ未経験のヒーラーたちからすると、そんな常識は通用しません。
「ゴール設定次第ですよね!」と言わんばかりです。
まあ、そうなんです。
実際にこれまでさんざんゴール設定次第で、加速学習も可能といい、柔軟性に関しても、ヨガのアーサナに関しても、無茶を実現してきました。
バレエに関しても、経験者やジュニアに対しては圧倒的な結果を出してきました。
「しかし、素人というか初心者には、ちょっと、、、、」という想いが僕の中ではありました。
でもそれは巨大なスコトーマなんだと最近気付かされました(・_・;)
(ちなみにいつもいろいろ相談しているバレリーナに、セミナーでザンレールをやることに関して聞いてみたら「ザンレールなんて、飛んで空中で2回まわるだけだから、できるよ」と言われました)
キラキラしているメンバーに、恐る恐るMBAでのメソッドの一部を試したら、、、、、
(MBAというのは、まといのばバレエアカデミーという、まあ、冗談のような企画です)
恐るべき結果が出ました。
1時間足らずで(と控え目に言っておきますが、、)、ピルエットでシングルをまわり、アントルシャシャンジュマンばかりか、カトルまで成功。
さすがにザンレールは無茶ですが、きっちりとアンレールも回りました、、、、スゴイ、、、
全くバックグラウンドの違う方々に同じようなシステムというかメソッドを試したら、うまくいきました。
いや、もちろんポジションはまだまだ滅茶苦茶ですし、カタチも崩れています。
でも、なんというか芯の部分が伝えられたと思います。
伝えられただけではなく、それを受講生の方々が実践することができたのは望外の喜びです。
面白いものだと思います。
やはりバレエを聖域化することが間違いだったかと思います。
ヨガや新体操、柔軟性と同じように、「まといのば」流にガツガツとやれば、圧倒的な結果が出る可能性があります。
ちなみに、、、、バレエ加速学習企画であるMBA(まといのばバレエアカデミー)はスクール形式で10月に開催できたらと思っています。
これはもちろんいつものセミナールームではなく、バレエスタジオでやります。
(ゲスト講師には元バレエ団員の方を呼ぶ予定です( ー`дー´)キリッ)
そのスクールを修了すると、、、バレエ・ダンサー並の柔軟性と物腰、身体の使い方が習得されて、飛んだり跳ねたり回ったりできるようになる、、、、という現状の外なゴールを考えています。
かつてのバレエ企画はすでに何年もバレエをされている人が対象でした。
(まといのバレエという講座でしたw)
しかし今回は初心者が対象です(経験者も応相談です。相当に上達できます)。
というわけで、これまで学んできた解剖学や気功や大周天やクンダリーニ、Dotsや生きた解剖学、身体デザインなどは、すべてこのためにあったと痛感するのではないかと思います。
ちなみにどんな風に展開するかと言うと、かなり風変わりです。
普通バレエを学ぶというと、まずポジションを教えます。
脚のポジションですね。
1番から5番まであり、それを順番に教え、手のポジションを次に教えます。
そしてバーレッスンの順にパを教えていくでしょう。
バーレッスンはだいたい順番が決まっています。
プリエがあり、プリエにはドゥミとグランがあり、タンジュ、デガジェ、ロンデ(ア・テールとアンレール)、フォンデュ、フラッペ(このあとにロンドゥジャンアンレールをする場合もあり)、デペロッペ(アダージョ)を入れて、グラン・バットマンです。
グラン・バットマンの前にリンバリングというストレッチをする場合もありますし、グラン・バットマン後のこともあります(多いです)。
そして、センターレッスン、、、、と続きますが、眠たくなってきます。
そしてひとつひとつのパに膨大な注意書きがついてくるので、本当に嫌になってきます。
ということで、、、「まといのば」ではこんな風にスタートします。
まず、ジャンプとピルエットです。
ジャンプは一番小さなジャンプの(と言っても一番ポジションでのジャンプとか使わないので割愛で)シャンジュマンからスタートします。
いや、もう少しまっすぐノウハウを公開します!
まず、いやいやと駄々をこねる真似をします。
駄々をこねるというか、ゆる体操というかそういう身体の動かし方をします。
やだやだという感じです。
その感触を覚えておきます。
そのままその感触のままシャンジュマンを飛びます。
シャンジュマンは踵は開くのですが、指先を地面からなるべく離さないシャンジュマンです。
シャンジュマンのポイントは「跳ばない」ことです。
跳ばないで脚を変えるだけです。
そしてそのシャンジュマンのプリエの感覚を維持したまま、4番ポジションのプリエとストレッチをします。ストレッチはジャンプ寸前のルルベです。
そして、手をきちんとつけると、、、シングルピルエットがあっさり回れます。
ピルエットのコツは「回ろうとしないこと」です。ピルエットはプリエとルルベをしっかりやれば回れるのです。
またシャンジュマンに戻り、シャンジュマンの脚の変える感覚を味わったら、5番シュスからプリエをして、空中で回転します。これでアンレールができます。
というわけで、これを一覧にすると
駄々をこねる
↓
シャンジュマン
↓
ピルエット
↓
アンレール
となります。
そしてここに派生させていきます。
どう派生させるかと言えば、横に派生させます。
駄々をこねる
↓
シャンジュマン → アントルシャ・カトル → アントルシャ・シス
↓
ピルエット→ ダブル・ピルエット → トリプル・ピルエット
↓
アンレール → ザンレール
です。
これがバレエの地図であり、MBAのメソッドの地図の一部です。
プロになるためには、シスが打て、トリプルが回れ、ザンレールが飛べれば良いと考えると、大きな絵が見えてきます(いや、それだけではダメですが、1つの目安です)。
これは机上の空論ではないかと思うかもしれません。
僕もそう思っていました、数日前まではw
でも、メンバーにこれを試してみると、、、シャンジュマンはできるし、ピルエットはシングルはもちろん一回転半はいくし、カトルを打つメンバーも、そして全員アンレールは回るようになりました。それも小一時間で、、、
というわけで、ガツガツとこちらの方向で開発をしていきたいと思います。
(バレエ界隈の皆さんからは多くのご批判をいただくと思いますが、まあ、トライしていきます)
気功もそうですが、「いかに離陸するか」が課題です。
地上でどれだけ綺麗に準備できていても、飛べなければ無意味なのです。
どんなに見苦しくても飛べてしまえば、飛びながら修正は可能なのです。
離陸してしまえば、系が変わります。
系が変われば、すべてが一変するのです。
階段を上がる前で、ごちゃごちゃやっていても、それは無意味だと思います。
まずきちんと高いレベルで(一般には絶対不可能なレベルで)回れて飛べて、そのあとにアームスや膝裏やつま先という部分を気をつけていきます。
でも、無理矢理飛んだり回ったりしているわけではありません。ロジックに則って、そのまま身体を動かすことで実現しています。そして禁欲的にロジックに従うことが成功の果実を得る唯一の方法であることを知れば、自分に制限を課すことを喜びとするようになります。
まさに「自由とは奉仕」なのです。
というわけで、バレエもお楽しみに!
趣味のバレエなどという枠に押し込めず、才能と素質と鍛錬によってしか不可能と思われたバレエ・ダンサーの身体操作を是非挑戦してください!!
そして、リニューアル1期ヒーラー養成スクールを経ることで、高いレベルのヒーラーとなれますし、ヨーガ・スクールもこれまでとは一味違う高みを目指します。
美肌プロも同様です。美容系ヒーラーとして必要な知識と能力のすべてを手にして、華々しく活躍しましょう!!
そして、10月にMBAスクール開幕です!
ガツガツ楽しみましょう!!
今週はオンラインレコード第9弾「アリアドネのカラダ」です。いよいよ身体の不思議に迫ります。
バレエをこれからやりたい方には相当に面白い内容かと思います!
【MBA募集開始!】気功についてこれまでに学んできたことを忘れる勇気を、バレエもまた同じ
ようやくオンラインレコード第8弾が配信開始しました!
お待たせしました!
今回の第8弾のテーマは「オリジナルの気功技術の創り方」です。
恐るべきことに、、、このオンラインレコードの1時間余りの講義を繰り返し聴くことで気付いたら、自分オリジナルの気功技術をどんどん創る体質になってしまうという魔法のような講義ですが、、、、、おそらく確実にできるようになると思います。
でもいつもながらカラクリはシンプルです。
(カラクリについては、是非8弾をお楽しみに!)
ただそうは言っても、その前提となる重要な秘訣があります。
それは、これまで気功について他所(よそ)で学んできたことや、これまで考えてきたことを忘れる勇気です。
膨大な時間とお金をかけて学んできたことをすべて一気に捨てることができれば、どうしても欲しかったものが手に入ります。
昔話をすると、かつては「気を出せる」、「気を感じる」ことでさえすごいことであり、特に「気を感じる」というのは「気感」などと言ってとても重宝されていました。一種の超能力のように考えられていて、素質があるか、修行を積み重ねて到れる場所だと思われていました。
なかなか「気を感じる」ことが難しいゆえに、「気は実在か否か」みたいな論争が激しくあり、そしてその存在をいかに科学的に証明するかにエネルギーが費やされてきました。
また、気功技術に至っては、純粋な名人芸や達人の技であり、免許皆伝した高弟のみがそれをひっそりと伝授されるというイメージでした。
でも、いまは時代が違います。
驚くべきことに、かつての超能力であった「気感」はたった2時間のセミナーで即座に習得でき、その理論の概要は無料ブログで学ぶことができ(レファレンスも膨大にあり)、検索すれば知りたいことはすぐに調べることができます。
気感だけではなく、気の球も作れるようになり、気功技術も1つと言わず複数個を2時間のセミナーで伝授されます。
まさに、昔日の思いです。
気功初日にして、かつての雲の上のレベルまで一気に到達できるのです。
時代が違うのです。
その意味ではとても良い時代になったと思います。
ただ時代が変わっても、変わらないのは人です。
人の有り様というのは変わりません。
「まさかそんな簡単にすごい気功が学べるはずがない」と思う人は、それはそれで1つの見解であり、もちろん自由なのですが、「自分も是非、学びたい」と思ってもなかなかうまくいかない人向けに重要なアドバイスがあります。
それが「過去を捨てる勇気」です(大事なことなので繰り返していますw)。
気功について「まといのば」以外で学んできたことをすべて忘れる勇気です。
これまで考えてきた膨大なこともすべて一旦捨てましょう。忘れましょう。
サンク・コストはすでに地中深くに埋没しているのです。埋没させておきましょう。
たくさんの時間とお金と情熱を費やしてこれまでいろいろと学んできたと思いますが、それを全て無かったことにする勇気が必要です。
イギリスの経済学者のジョン・メイナード・ケインズはこう言います。
新しいアイデアに難しさはない、と。
困難なのは、心の隅々にまではびこる古いアイデアから自由になることだ、と。
気功もそうですし、これからMBA(まといのばバレエアカデミー)で開催していくバレエもそうです。
「こう習ってきました」「こう思ってきました」「こうだと思っていました」という古いアイデアからいかに自由になるかがポイントです。
まったくの初心に戻って、ゼロベースで学ぶことができれば、進歩の階段を駆け上がることができます。
ちなみに「まといのば」のメンバーで非常に若い人たちが次々と圧倒的な結果を出し、ビジネスとしても成功しているのは、彼らがとても優秀であることもありますが、彼らの多くが古いアイデアを持たなかったこともあります。
「気功、なにそれおいしいの?」という状態から、まっすぐに「まといのば」に飛び込んで、まっすぐに学んで、まっすぐに実践しているので、まっすぐに結果に結びつきます。
彼らに共通すると推測するのは、「まといのば」の気功に興味を持ったのではなく、他のジャンルで興味をもったということです。それが学問や科学、哲学や思想かもしれませんし、宗教、もしくはバレエなどかもしれません。少なくとも気功やオカルトやスピリチュアルじゃなかったということが多いのです。
もちろん他所で多く気功やエネルギーワークを学んできた人も、それを一旦全否定して、むしろ完全に忘れて、虚心に学ぶ人は大成功しています(とは言え、捨てたものも、実は心配しないで大丈夫です。あとで確実にリサイクルできます。腐れば養分になるのです。でもまずはきっちり捨てて、埋めて、腐らせなければ)。
毎朝、まったく新しい日を迎え、新しい太陽と出逢い、新しい場所で新しい人々と出会っていると心から確信することです。
新しい目で世界を見れば、世界は全く新しい相貌を見せてくれます。
というわけで、お問い合わせをいただきますが、MBAスクール(まといのばバレエアカデミー)はバレエ経験者ももちろん歓迎です。初心者のヒーラーに限ってはいません。
プロ志望もジュニアも大人バレエも、大人だけどプロになりたいと密かに思っている人も誰でも歓迎です。
ただ、必ずこれまで学んだことをとりあえず忘れる勇気を持ってください。初心に戻って、虚心にトライすれば、驚くほどの果実が得られます。
1期は10月7日(土)、8日(日)に開催します!!
ちなみに、この日はどうしても舞台本番やリハーサルなどで来れない、仕事のスケジュールが調整できないという人はご相談ください。ある程度、頻繁に開校する予定ではあります!
また事前にパーソナルセッションなどで、直接指導を受けたいという方も歓迎です。
「まといのば」のパーソナルセッションでも受講可能です。コンテンツというかコツ自体はすべてブログで学べます。身体に入れるのが重要なのです。
パーソナルセッションで予習してから、MBAを受けるのも可能です!!
【MBA(まといばバレエアカデミー)スクール1期】
【日時】 10月7日(土)13:00~18:00
10月8日(日)13:00~18:00
【場所】 都内のバレエスタジオ(新宿か四ツ谷です)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 踊れる服(レオタード等)、バレエシューズ(もしくはソックス)、タオル、飲料、ノートとペン
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
そして明日はMBAでも重視する身体感覚、身体操作方法であるアリアドネのカラダをオンラインレコード第9弾の公開収録で行います!!(参加出来ない方ももちろんビデオ教材の購入は可能です!)
お楽しみに!!
また、ヨーガ・スクールでは、MBAのメソッドをヨーガに応用することで圧倒的なヨーギの身体を目指します。現代のヨーギは枯れた身体ではなく、充実して美しくかっこ良い身体です。
お申し込みはこちら!
*現代のヨーギのイメージは、久々の登場のフランク・メドラノですね(初出は2014年あたりです)
バレエ・ダンサーとしてもかっこいい身体ですよね。
*ちなみに彼はプラントベースです。VEGANですね。ビーガンって言葉は、ベジタリアンの頭と終わりを縮めた言葉です。
vegetarian → Vegan です。
【書籍紹介】
雇用・利子および貨幣の一般理論/東洋経済新報社
¥価格不明
Amazon.co.jp
困難は、新しい思想にあるのではなく、大部分のわれわれと同じように教育されてきた人々の心の隅々にまで広がっている古い思想からの脱却にある。(J.M.ケインズ 一般理論 塩野谷祐一訳 序文)
雇用・利子および貨幣の一般理論 (まんがで読破 MD134)/イースト・プレス
¥価格不明
Amazon.co.jp
【配信開始!】「猛烈に頭が良くなりたい!!!」と思ったら王道を進もう 〜寺子屋のすゝめ〜
「猛烈に頭が良くなりたいっ!!」と思うことはよくあります。
ずっと悩んでいたり、考えていたりしても、なかなか解答が見つからない、、、、でも、先生や人生の先輩に尋ねると秒殺で答えてくれる、、、。
畏敬の念を覚え、リスペクトするも、自分もそんな風になりたいと憧れることってよく有ります。
バレエで言えば、超絶技巧と呼ばれるようなテクニックがあっさりとできる先輩や先生方に憧れるものです。どうやっても不可能と思えるようなことをあっさりとできるのはやはりスゴイのです。
余談ながら、僕はピルエットというか、その前提であるパッセバランス(ルティレバランス)すらも人間には不可能だと思っていました(正確には自分には無理ってことなのですが、自分を抽象化して「人間全般」に拡大するのが、若さゆえの傲慢さですw)。
そもそも片脚で立つことも無茶なら、ルルベというつま先立ちで、アームスも背筋も脚もすべて指定されたカタチで止まるなんていうのは、人間という動物には不可能だと思っていました。
むしろものすごい少ない確率でランダムに一瞬静止できるかもしれないけど、それだけだと考えていました。
物理学的に考えて、あのバランスというのはさすがに無茶だし、レッスンでそのパが出てきたら、毎回ギャンブルとして、賭けでルルベアップするしかないと思っていました(ピルエットもギャンブルになる人は多いです)。うまく行けばOKだし、大数の法則に従えばほとんどの場合に必ずバランスを崩すと、、、、そんな風に考えていましたOrz
その視点からすると、、、人体構造学的に物理学的にありえないことをバレエという種目はしているということになりますw
いま考えるとお笑い草ですが、当時は大真面目でした。
(でも、、、物理学的に人体構造学的にきちんと説明できる人って多くないと思います( ̄ー ̄)ニヤリ)
まあ、それはともかくバレエのパはどれも普通の人間の感覚からするとスゴイことばかりです。かなり異常です。
学問も同じです。
数学の教科書は難しく、科学の本も難解です。
哲学書などは難解の上に難解です。
理解するなんて、夢のまた夢と感じますし、数学にせよ科学にせよ、当の数学者や科学者にすら自分の専門以外は意味不明と言われるのに、自分が理解できることなどないと思いがちです。
いや、もちろん全てを完璧に理解することなどできません。
でも、わずかずつでも学ぶことはできるのです。
ゼロとイチは明らかに違うのです。
ゼロはどこまでもゼロですが、よちよち歩きでもイチであれば、それは発展性を持ちます。
微分積分は現代において非常に重要な核となる概念ですが、多くの人がきちんと学んでいません(文科省の課題です)。もしくは、よしんば学んだとしても、それは過ぎ去った過去の苦い思い出でしかありません。
しかし、微分積分は学校とは違う方法で学べば簡単なのです。大人の「寺子屋」で学べば簡単なのです。
社会で揉まれてきて、成熟した脳を持った大人が学ぶなら、裏道があり、抜け道があります。
(逆に子供にとっては、高度に抽象化された数学を学ぶのは大変なのです。たとえば小学生に微分積分はその意味では教えるべきではありません。ただの猿真似になるからです。脳の発達と学ぶことの抽象度は揃えるべきです。子供の時にしかできない学習は多くあります。それを優先すべきなのです)。
*オイラーの等式という古典数学のひとつの頂点、このひとつのカタルシスに至る前に寸止めされるのが、我々が学ぶ高等数学という計算ドリルの大きな問題です。
オイラーの等式はネイピア数のe, 虚数のi,円周率のπという大横綱が土俵入りします。そこに1とゼロという乗法と加法のそれぞれの単位元までもが揃い踏みです。美しくも楽しい等式です。
アインシュタインはイスラエルの大統領(二代目)に推挙されたときに、「(政治は一時的だが)方程式は永遠だから」と断りましたが、まさにこの方程式の美しさは永遠です(いや本来はオイラーの公式を学ぶべきですが、等式はキャッチーです)。
まずはカタルシスに至りましょう。頂上から絶景を楽しみましょう!!寺子屋「数論」にて
たとえば、微分積分は難しいという印象がありますが、小学校のときに学ぶ面積は積分で、速さの問題は微分です。
微分積分のルールは驚くほど単純です。因数分解の公式集のように本当に役に立たない知識に比べても、圧倒的にわかりやすいのです。
「まといのば」の寺子屋シリーズでは、大人からの教養の学び直しの場を提供しています。
シリーズの内容は多岐にわたります。
大言壮語して良ければ、森羅万象ですw
初回の論理学、2回目の微分積分からスタートして、分子生物学を情報理論として学び、哲学の全貌を瞑想や抽象度と共に学び、パラダイム論、熱力学、数学の土台である数論、そしてニュートン力学と次々と学べます。
*微分積分の回でもニュートンは出てきましたね~
論理学もアリストテレスから始まり、フレーゲを通過し、ゲーデルを見て、クリプキの可能世界意味論(様相論理学の完全性定理)まで一気に駆け抜けました。
微分積分も単純な微分の演習から、シュレディンガー方程式の導出まで(偏微分方程式)駆け抜けます。その素早く走りながら、それぞれの風景の美しさを楽しみ、寄り道も道草も楽しみます!
*天才なのに、、、さわやかなクリプキ先生。
独学しようとしたら一生かかっても難しい内容、専門的に勉強したら大学院に数年通わなければいけないような内容を、非常にコンパクトに一気に頭に放り込みます。
それも学問の世界では定説となったきわめて王道な内容のみを丁寧に学びます。
また寺子屋は学べば学ぶほどに賢くなります。それはリニアに知識や理解が増えていくというだけではなく、学問同士が有機的にネットワークを紡ぎ出すのです。
分子生物学が情報理論と結びつき、情報理論は物理学と結びつき、シャノンはコンピューターサイエンスと結びつきます。論理学のスピンオフであるブール論理はコンピューターサイエンスを支え、述語論理学から一歩飛び出すとゲーデルの不完全性定理となります。
*端正なシャノン。情報理論もまた端正なそして難解な理論です。
イエスの言葉がパラダイム論と結びつき、経済学者のケインズが錬金術師としてのニュートンの素顔を暴き、そのケインズの奥さんはバレリーナです。奥さんの所属していたバレエ団であるバレエ・リュスは現代バレエの礎です。
*ケインズはバレエ・リュスのバレリーナを口説き落として、奥さんにしました(*^^*)
そのバレエ・リュスは現代バレエの元です。
*余談ながらバレエ・リュスの主宰のディアギレフ。魔術の祖のエリファス・レヴィ、日本の新興宗教の祖の王仁三郎、この偉大な三人が僕にはかぶって見えます(いや、ただ肥満体なだけなのか)。
知識のネットワークが網の目のように広がり、それも思いがけないものと思いがけないものが結びつくことで脳がスパークします。
ですから、知識が単純に増えるというだけではない超加速学習が楽しくできます。
足し算ではなく、掛け算になるのです。
それも勝手に脳内でスパークしていくのです。
最高に楽しい体験です。
人は誰でも子供の頃は「なぜなぜ坊や」であり「なぜなぜお嬢さん」です。
いつも「なぜなぜ」と聞いて周りの大人を困らせます。
知的好奇心は人間の本能であり、喜びの源泉です。
*なぜなぜ坊や
大人になって枯れ果てたその泉に差水(さしみず)をして、再びよみがえらせましょう。
喜びに満ちた人生のために、「まといのば」の寺子屋シリーズはささやかなサポートが可能かと思います!
そして、「猛烈に頭が良くなりたい」と日々思う中で、気付いたら以前よりも「猛烈に頭が良い」自分を発見できます。もちろんその欲望は際限がないのですが、以前よりも進歩していることで、回りにいる「なぜなぜ坊や」たちに良いアドバイスができたり、友人知人の知的好奇心を満たしたり、社会に機能(役割)をより積極的に果たせるようになります。
そんなわけで、2月からスタートしたリニューアル版寺子屋シリーズですが、ようやく第1回が配信開始です。
お待たせしました!!
お待たせして本当に申し訳ありません!!
お待ちいただいただけのことはあると思いますので、ご期待ください!!
ちなみにリニューアル版を申し込んでいる方以外にも、従来版の寺子屋第1回「論理学」を受講されている方、もしくはバックナンバーを購入されている方は、無償で配信します(太っ腹!!)。
寺子屋メーリングリストにて案内が届いているかと思いますので、是非、配信をリクエストしてください(希望者のみの配信です!)。
もし受講生なのにメーリングリストのメールが届いてないなどという方はご連絡ください(受講登録通知のメールに返信してくだされば届きます。もしくはお問い合わせフォームから)。
というわけで、リニューアル版寺子屋のバックナンバーも販売開始です!
また従来版は6回から(来月からは7回から)販売しています!!
寺子屋のお申し込みはこちらから!
【「まといのば」はバレエ専門になるのですか?】リカちゃん人形では、、、♬ダンスはうまく踊れない♬
「まといのば」はダンサー養成機関になるのですか?というご質問をいただきます、、、、、
YesでありNoですね。
というか、そもそもバレリーナ専門なので、ダンサー養成は主軸です(まあその軸がずいぶんと細いのが最近の傾向ですが)。
バレエを習いたいという要望があれば、それに答えます。
また、教養を身に着けたいというニーズがあれば、寺子屋を開催しますし、教養の中でも数学をやりたいという声が上がれば、数学をやり、経済学について知りたいと言われれば、経済学をやり、地政学について知りたいと言われれば地政学をやります。
ヨガを習いたいと言われればヨガを、気功整体を習いたいと言われれば気功整体を教えます。
露悪的に言えば、節操がないのです。
よく言えば、「役割(機能)を果たせるのであれば、何でもやります!」という感じです。
前屈が柔らかくなりたいと言われれば、前屈を教えますし、Y字を一度でいいからやりたいと言われれば教えます。
開脚前屈が夢だと言われれば教えますし、ヨーガの太陽礼拝ができるようになりたいと言われれば、やれるようにします。
身体デザインスクールもそうですし、そもそもヒーラー養成スクールもそうです。
体操指導をしたいけど、コツを教えて欲しいと言われ、マンツーマンでスクールを開催するつもりでスクールを開校しました。
その後の気功整体師なども事情は変わりません。
ですので、今回も若手の美しい男性たちがバレエを始めたので、それをサポートする意味で古くて新しい企画であるところのMBAをスタートしました。
*ヌレエフ様
ですから、「まといのば」は変質も変節もしておらず、いつもどおりの通常運行です。
(ちなみにこれをやって欲しいと言われても、僕の手に余るものは、一切やっていません。その意味ではボツになる企画のほうが圧倒的に多いです)
ですから、バレエをやらないと「まといのば」には残れないなどと不安になることはありませんし(なってないか)、バレエ・ダンサー以外お断りにもしません(当たり前です。ちなみに当初はそうでした。当初というのは「まといのば」以前の時期は必然的にそうでした)。
というわけで、踊りましょう!
でも、僕らの最初の身体感であるリカちゃん人形だとダンスはうまく踊れません。
リカちゃん人形というのは、腕の付け根が肩であり、脚の付け根が股関節であるあの人形のことです。
股関節や肩関節はとても大切な関節です。
あ、ちなみに気功整体師養成スクールでは「関節」がテーマになります!
ジョイントですね。
関節に対する調整によって、ありとあらゆることを達成していきます。
股関節を調整することで、歩行は改善しますし、仙腸関節を調整すれば踊りが改善します。
頚椎1番を調整することで、頭痛などの不定愁訴はかなり改善しますし、胸肋関節を調整することで呼吸も気分も改善します。
ジョイントはかなり面白いのです。
閑話休題
で、股関節や肩関節はとても大切です。
ただそこは付け根ではないのです。
これは身体操作上だけの話ではありません。解剖学的にも付け根ではないのです。
ご承知のとおり、腸骨までが下肢であり、鎖骨と肩甲骨までが上肢です。
でも僕らは外見から判断して、どうしても股関節と肩関節で切って考えてしまいます。
そして身体は意志に従います。
大事なことなのでもう一度言いますが、身体は意志に従います。
どういうことかと言えば、肩関節が上肢の付け根だと考えると、身体はそれが解剖学的に間違っていても、それに従うのです。
すなわち鎖骨と肩甲骨を止めてしまうのです。体幹扱いとして、動かなくさせます。
そして肩関節を支点もしくは付け根として機能させます。
でもこれは非常に不自然なので、肩が痛むのです。
股関節でも同じです。
股関節が下肢の付け根だと考えると、身体はそれが解剖学的に間違っていても、その指示に従うのです。
すなわち腸骨を止めて、股関節を動かします。
腸骨を固めて、脚を動かそうとします。
*仙骨と尾骨を取り除けば下肢
これは簡単な実験で分かります。
腸骨に触れて(いつもながら上前腸骨棘に触れて)、脚を大きく動かしてその場歩きしてみましょう。そうすると骨盤はピタッと止まります。
骨盤を固めて、股関節をフリーにするのです。
ですから、上前腸骨棘を触るワークをするときは、なるべく小さく歩くように指導します。
小さなその場歩きです。
そうすると骨盤(腸骨)はフワフワと動き始めるのです。
本来は大きな動きにこそ、腸骨の参加が必要なのに、大きな動きになると、腸骨は沈黙します。
一足飛びに結論に行くと、小さな動きのように大きな動きをするというのがコツとなります。
その解剖学的な心は、腸骨を参加させるということです。
*骨盤の操作が最も重要です。それより重要なのは腹圧の操作です。どちらもあまりにも縁の下の力持ちで、表にはほとんど見えてきません。
鎖骨や肩甲骨も同様です。
小さな動きに反応し、大きな動きに静止する傾向があります。
(鎖骨や肩甲骨は小さな動きに対しても反応しなくなることも多いです。そのときは強制的にリセットして、動くようにします)
そして動けるようにしつつ、自分の中での身体感をアップデートしていきます。
鎖骨と肩甲骨が腕なのです。
ですから、肋骨というケージの上に鎖骨と肩甲骨というローブがかかっているようなイメージです。
(これを強烈に体感できるワークが、「上肢帯」という気功技術とワークです。脇の下の極泉から入り、肋骨と上肢帯の癒着をはがします。気功技術としてアレンジしていますが、もともとは運動科学者の高岡英夫先生の技術です。相当に不思議な感覚と、圧倒的に動く身体が手に入ります)
リカちゃん人形の身体感から、上肢と下肢がくっきりする身体感にアップデートできると、動きは変わります。
その第一歩として、上前腸骨棘をひたすらに触り、腸骨の動きを感じ、胸鎖関節を触り、鎖骨のゆらめきを感じましょう。
シンプルなことをシンプルに繰り返すことで、圧倒的な結果に結びつきます!!
【MBAアドバンストコース開校!】合気(武術)のコツがなぜバレエにも活かせるの?〜赤い糸の不思議
相手の小指から尺骨にかけてのラインに指をかけて手前に引くと、相手はほとんど抵抗もできずに引っ張ることができます。
手を引っ張るというよりは、体幹を突き崩すことができるのです。
この小指ー尺骨のラインを「赤い糸」と呼んでいます。
このラインを意識すると、アームスが美しくなります。
ピルエットでもアレグロでも、グランワルツでも、バーレッスンでも活かせます。
これを「まといのば」では「赤い糸」と呼んでいますが、その赤い糸を引っ張ることで、相手を崩すことができます。
この小指ー尺骨の系列のラインを引っ張ると相手を崩せますが、親指と橈骨(とうこつ)のラインだと同じように力を込めても相手から抵抗されます。
*皇帝には触れることが禁じられていたために、かつての典医(皇帝直属の気功師)は赤い糸を経由して脈を取ったと言われます。
ちなみに重心を後ろにして抵抗されたり、耐えられた場合は軽く押してあげるといいです(*^^*)
また、触れるときは触れたか触れていないかくらいから触り始めるといいです。
曖昧な感じで触ることで、相手が感知しようと意識が集中してしまいます。その意識の流れを逆用するのが、合気のポイントです。
これは肉体の不思議であり、経絡の不思議、もしくは人体構造の不思議です。
簡単なペアワークで試すことができますので、是非やってみてください。
子供から手を引っ張られたときに思いの外、引っ張られてしまうのは、このカラクリを無意識で学んでいるからです。
この「赤い糸」を気功技術化すると非常に面白いことがいろいろとできるようになります。
たとえば、バレエのパでトンベパ・ド・ブレにおいて、最初に動くのは上肢であり、その上肢を赤い糸をメインにして動かすようにすると、スムーズで綺麗な身体遣いになります。
Dots講座やオンラインレコードのアリアドネのカラダでやったような、「指先」を使ってもOKです。
ここでの指先とは定義を拡張した「指先」です。
爪や末節骨のことではなく、指の先の何もない空間に臨場感を持って、そこが指を引っ張るイメージを持ちます。
そして、小指から尺骨にかけてのラインがズルっと引っ張られるイメージを持つことです。
そうすると、アームスがガイドして身体を動かせるようになります。
ちなみにもっと厳密には、、、呼吸が重要です。
息をたっぷりと吸いながら、肺とお腹を息で圧力で満たしてから、絹糸のように息を吐きながら、動き出します。
胸がふくらんでいるので、胸から手を使えます。
そして小さな力で「指先」から引っ張られ、それが赤い糸を通じて、胸を動かしていくイメージです。
プリエがバウンドするバランスボールのようなものであることが体感として理解できていれば、トンベの落下がすぐに弾力として身体に戻ってきて、身体を持ち上げてくれます。
その上下動のエネルギーをそのまま横向きへとベクトルの方向を変えて、移動のエネルギーに変えます。
それだけでは上下動の振動があるので、その粗熱を取るべくパ・ド・ブレで横方向の慣性力を確定させ、グリッサードで軽く助走し、その横方向の慣性力のままに、上方向へ移動することで、ビッグジャンプを実現します。
横向きのベクトル+縦向きのベクトルで、綺麗な放物線を描きます。
この一連が流れるような無駄のない動きです。
バレエはその意味で非常に合理的な動きです。
ただ、バレエの動きの原理を理解しないで真似しようとすると、チグハグで無駄の多い無理なものになります。
鞠(まり)が跳ねながら、よりエネルギーが加速して増えていくイメージです。
バレエでは、エネルギーの緩急がきわめて重要です(いや、武道でも気功でもそうなのでしょうが)。
力んでも駄目ですし、脱力だけでもダメです。
必要な瞬間に爆発的なエネルギーを出し、その後はその慣性で動き、また爆発的なエネルギーを出します。
この勘所が分かると、バレエは楽しく面白くなってきます。
たとえば、ブリゼであれば、前脚は低めに出し、後ろ脚を強くアンディオールして交差した状態でバッチュします。その後は慣性で足が入れ替わります。
*5番ポジションやアンディオール、つま先などもMBAではもちろん取り上げます!
ちなみにブリゼに関しては、斜め方向に状態は向けますが、骨盤は完全に正面を向きます。
ですから、アンファスのシャンジュマンのような腰の方向で、斜め方向に偽装するイメージです。
そうすると、ブリゼとしては完璧なアンディオールに見えるのです。
そして楽に美しく、ブリゼが打てます。
また、ブリゼでは足をデガジェよりも低いくらいにタンジュくらいのイメージでイチの足を出しましょう。高すぎると違うパになります。低すぎるくらいでOKです。
多くの場合、ブリゼでバッチュを軽めにやってしまい、足の入れ替えにエネルギーを集中しておかしなことになります。
バットマンも軸足を強く押すこと、最初の骨盤の加速が大事で、その後は慣性で放り投げておけば、高く上がります。そして放り投げているだけなので、余裕があるのでつま先と膝裏を意識して伸ばせます。
高くあげようとしないで、高く上がってしまうに任せるのです。
体幹が崩れてしまう赤い糸は小指と尺骨のラインでしたが、この脚版もあります。
脚は手とちがって、拇(おやゆび)側です。拇(おやゆび)から内くるぶしを通り、脛骨側をなめるように上がるいわば内側のラインになります。
拇(おやゆび)ー脛骨ー内転筋群のラインですね。
これは試すのが少し難しいのですが、長座に脚を投げ出してもらって、拇(おやゆび)側からと、小趾(こゆび)側とで交互に引っ張ってみると感触が異なります。
これをバレエにも活かしてみましょう。
シンプルに内転筋を触れるのが一番です。
内側を触ります。
バーレッスン中にひたすらに内側を意識します。リンバリングでも内側をなでなでしてあげましょう。
そうすると身体はそれにきっちりと反応して、筋肉が伸びていきます。
力むとどうしても反対側が反応します。それをあえて、拇(おやゆび)ー内くるぶし(内踝)ー脛骨ー内転筋群のラインを強調するように動かします。
これはかなり面白いので、是非試してみてください。
バレエには膨大なコツがありますが、MBAで提供するコツは、ちょっとしたヒントで踊りが楽に美しくなるような楽しいものです。
そのヒントは解剖学に基いており、気功技術が背景にあり、そして何よりも世界中のプロのダンサーが共有しているものです。
どの世界でもそうでしょうが、プロとアマチュアには猛烈な情報格差があります。
バレエも同様です。
アマチュアの常識が、プロの非常識であり、プロの常識がアマチュアの非常識です。
*アンドレイ・クレムがバレエ団に指導しているところを一度だけ見る機会に恵まれました。
このビデオも素晴らしいのでしょうが、生のアンドレイ・クレムの指導のほうが何倍も良かったです。
「まといのば」の方法論に共鳴する人もいるでしょうし、そうでない方もいますし、それは良いと思います。
共鳴される方で、どうしても学びたいという方と共にいろいろ試行錯誤しながら、引き続き圧倒的な結果を出していきましょう!!
*ベタですがやはり熊川さんはスゴイです。
*圧倒的な踊りをたくさん見て(それも毎回集中して、もう二度と観れないと思って観て)、頭の中で膨大に再生することです。人は自分が観ているものに、近づいていきます。
怒りを抱いて嫌いな人を見る人は、皮肉なことにその人に近づき、憧れを抱いて素晴らしいダンサーを見続けている人は、そのダンサーに近づきます。
というわけで、MBAスクールのアドバンストコースもお楽しみに!!
プロ志望のジュニア、5年以上のバレエ経験者、バレエ教師、パ・ドゥ・ドゥを踊るレベルの方はこちらがお薦めです。とはいえ、通常のMBAスクールの方に来て頂いても、踊れる方は踊れる方で課題を変えますので、ご心配なく!
【MBA(まといのばバレエアカデミー)スクール・アドバンスト】
【日時】 10月21日(土)13:00~18:00
10月22日(日)13:00~18:00
【場所】 都内のバレエスタジオ(新宿か四ツ谷です)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)、バレエ経験を問います
【持ち物】 踊れる服(レオタード等)、バレエシューズ(もしくはソックス)、タオル、飲料、ノートとペン
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【募集開始!】気功師って心を自在に操れたりはしないですよね、、、、ええ、もちろん( ̄ー ̄)ニヤリ
*木曜日ははじめての気功「脱洗脳のカタチ」です。観念という抽象的なものをいかに具象化し、そして操作可能にするかという高度な内容を楽しくワークします!!
「はじめての気功」というセミナーは、基本的にはブログ読者であれば誰でも参加できるエントランス講座です。
いわば「まといのば」の入り口となる講座です。
(寺子屋も同じです)
敷居の高いことで有名な「まといのば」のほぼ唯一のエントランス講座として設定されました。
ところが、最近はすっかり難解な講座に様変わりしています。
というわけで、今回もかつてであればスクールでやるようなレベルのコンテンツを2時間で学びます!
テーマは「心」です。
気功師として、心をどう考えるか、どう操るかというのは大きなテーマです。

いやいや、古来より哲学の大きなテーマであり、文学や芸術でも大きなテーマでした。
近年では心理学のテーマであり、現代では神経科学がその謎に迫っています。
行動経済学や認知科学においても非常に面白い知見が集まっており、従来の「心」に対するパラダイム・シフトを我々に迫っています。
この先、人工知能に心が宿るか否かは大きな課題でしょう(ポイントは宿るか否かというより、その心を我々が認識できるか否かだと僕は思いますが)。

心は鵺(ぬえ)のような存在で、あると言えばあるし、無いと言えば無いものです。
しかし我々は心に振り回され、我々は心を弄(もてあそ)んでいます。
「はじめての気功」では、第一に我々の「心」に対する理解を変え、第二に心の操作術を手に入れ、第三にそれをどんどん試すことで、心も生活も人格も書き換えていきます!(というか、本当にスクールレベルです、、、)。
というわけで、『心を操る気功術 〜情動の火を消すピエタの高度な活用、シルバーによる心身の活性化』というテーマで開催します。
まずピエタという情動の火を弱めて消す気功技術のワークをたっぷりと行います。

これは不思議な不思議な技術です。
ペアワークで実習を行います。
被験者が目を閉じて、何か哀しい出来事、怒り心頭な出来事、辛かった体験などを情動たっぷりに思い出します。
そしてきちんと情動が発火した時点で、術者に対して、手を挙げて合図します。
そしたら、術者は「ピエタ」という伝授された気功技術を召喚して、発火させます。
召喚、発火と言っても難しいことはなく、「ピエタ」とつぶやき(もしくは心の中でつぶやき)、労宮を中指で触れるだけです。

ピエタというつぶやきがマントラとして機能し、中指で労宮に触れるのが印(いん)として機能します。
基本的には、印とマントラによって、トリガーがアンカーを発火させます。
トリガーが印とマントラであり、アンカーが気功技術です。
気功技術とは端的に言えば、トリガーによってアンカーを発動させることです。トリガーがスイッチ、アンカーが本体です。アンカーは情報でできていて、情報を書き換えるアルゴリズムで、ある情報を書き換えて、その写像である物理空間にまで影響を及ぼします。
整理しましょう。
トリガー(スイッチ) → アンカー(記憶:気功技術)
印とマントラ → 気功技術の発火
という関係です。
そしてドミノ倒しが始まります。
トリガー → アンカー → 気功技術の発火 → 情報空間の書き換え → 写像される物理空間の書き換え
というドミノ倒しです。

というわけで、セミナーではほとんど必ず伝授という名のインストールを行います。
脳へのインストールです。
脳への気功技術のインストールですね。もしくは封入と言ってもいいでしょう。
別な言い方をすれば、強烈な内部表現書き換えです。ただ通常の内部表現書き換えと異なるのは、トリガーを渡すということです。トリガーを持つことで、自分のタイミングで、気功技術を召喚できます。好きなだけ使い倒すことができます(気功師としての最高のレベルアップ方法は、特定の気功技術と恋に落ちて、使い倒すことです。その異常さや狂気こそが、尋常ではないレベルアップを生みます!)。
今回はピエタ、そしてシルバーというお馴染みの技術によって、マインドエンジニアリングを考えます。
ピエタは情動を消すためだけに使うのではなく、たとえばトレーニングに効果的に使えますし、ゴール設定にも、ゴールに向かって走るためにも使えます。IQアップにも使えます。
そしてシルバーです。
いわゆるアドレナリン反応を促します。
この技術だけは取り扱い注意です。いや、それぞれの気功技術にはそれぞれのトリセツがあるのですが、一般的には気功技術は使えば使うほど良いものです。
たとえば大周天なり、IQなりはやればやるほど良いと言えます。
ただ、このシルバーは適切な量というのがあります。
過剰にやると厄介な問題を引き起こします。
そして適切な量がかなり少なめでもあります。
いろいろと取り扱い注意ながら、でも劇的な効果をもたらすので、是非使いこなしたい技術です。
そして、One more thing,,,
オンラインレコード第9弾で少し導入した「星をまとう」技術ですが(名称がまだ確定していません)、これも具体的な使い方とともに伝授と実習をしたいと思います。

And,,,余裕があれば、ホルモン系をまとめましょう!
というわけで、今回も盛り沢山ですが、ピエタ、シルバーを中心にテストステロンやドーパミン、アドレナリン、セロトニンによって心身を活性化し、自らの心を操っていきましょう!!
かなり面白いです!!
【はじめての気功 『心を操る気功術 〜情動の火を消すピエタの高度な活用、シルバーによる心身の活性化』
【日時】 7月4日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

【ヨガ募集中】集中して腕立て伏せ(Push Up)をすると、ヨガもバレエも上達するカラクリ
*本日は寺子屋リニューアル版熱力学です!!
今回もニュートン力学から情報理論まで盛り沢山です。お楽しみに!
木曜日は、はじめての気功 脱洗脳のカタチ 〜観念の具象化、トリガーの付け替え〜です!
詳細はこちら!お申し込みはこちらから。
そして週末は、あのリニューアル版ヒーラー養成スクール1期を開催!
詳細はこちらからお申し込みはこちら
腕立て伏せというよりもPush Up(プッシュアップ)という方が僕は好きなのですが、、、いまもし余裕があれば、その場でPush Upをしてみてください。
あまり深く腕を折りすぎないのがコツです。
膝をつく膝立でもいいですし、少し傾斜をつけて、たとえば机に手をついてやってもOKです(いや、壁に対してやっても意味があります)。
そして、腕で腕立て伏せをやらず、むしろ胸を、大胸筋を意識してやることです。
基本的には大胸筋のワークであり、対応するのはPush Upがひっくり返ったベンチプレスです。
ただ、もっと重要なのは体幹です。
腕立て伏せは体幹のトレーニングという意味もあります。
ヨガでもバレエでも、マラソンでも武術でもそうですが、体幹のコントロールが大切です。
腕立て伏せをするときに、お腹が抜けていたら、お腹が入りすぎていると、背中はフラットになりません。そして身体がぐにゃぐにゃしていると、身体は動かしにくいのです。酔っぱらいを運ぶのが大変なのと同じです。
ちなみにわざと体幹をぐにゃぐにゃさせるという技はあります。
酔拳やゆる体操のイメージです。
これはまた別の体幹コントロールです。日本の軍人が装備をつけて腕立て伏せをしているところを見たことがありますが、非常に奇妙なぐにゃぐにゃした腕立て伏せでした。しかしこれはこれで長時間パワーを発揮するという点では正しい身体の使い方です。
すべてはゴール次第なのです。ゴールによって、やることは全然変わってきます。
(ただある程度の最大公約数的なものは存在します。たとえばジャンクフードを避けるとか、運動・休息・栄養みたいな大原則は最大公約数的です。しかしそこからの個別具体的な対策は、ゴール次第なのです。ですから、運動指導はきわめて個人的なものになりがちです。マンツーマンでしかデザインできないのです)
Push Upは回数をたくさんやることが重要ではありません。
毎回毎回、身体全部を感じることです。
大胸筋を感じ、ウエストがしまるのを感じ、背中を感じ、脚が伸びるのを感じます。
呼吸との関係を感じ、筋肉が毎回成長するのを感じます。
回数を追ってしまうと雑になり、回数は手にできても、肉体を手から取りこぼします。我々は回数を捨てて、肉体の進化という果実を手に入れましょう(その果実は回数ももたらしてくれます)。
ウエストを中心に身体を締める感覚を持つと、PushUpはやりやすくなります。
深く行くかどうかは純粋に筋力と慣れの問題です。
それよりは大胸筋を感じられるレベルで浅く集中して行い、それを継続しながら深くしていくことです。
集中しないで数をこなそうとすると、手首、肘、肩などをすぐに痛めます。
*肉体を締めないと、グラグラして四肢の関節を痛めます。締める感覚というのは、Pushする感覚です。まさにPushして、身体がUpします。バルーンはお腹にやるとお腹が締まり、胸にやると胸が膨らみます。そしてその「かっこいいカラダ」からスタートすべきです。これこそが今回のヨガスクールのテーマです。
筋力というのはかなり単純なベクトルで描けます。
だからこそまず体幹を固定する必要があります。体幹がぐにゃぐにゃでは、無駄な筋力を使いすぎるのです。あるベクトル方向に筋力を集中させても、体幹がぐにゃりとなってはそれが無効化されます。
そうすると筋力を集中させようと脳をしなくなり、雑なベクトルで、数撃ちゃ当たる方式に切り替わります。コストをかけて集中させる意味が無いからです。それよりもよりランダムなほうが効率が良いからです。
だからこそ、集中して行います。
そのときに体幹がしまり、特定の筋肉だけを使うことを覚えられます。
これはヨーガの基本であり、バレエの基本です。
*手首だけで支えているのに(語弊のある言い方ですが)、体幹がぐらぐらしたら到底支えきれません。
特に筋力を動きに還元していくときに、重要なのは体幹の安定です。そして体幹の安定というのは固めることではなく、締めることです。
ゆるめながら、力を適切にいれるのが締めるということです。それに対して固めるのは一種の緊張と同じです。硬いけど使えないのです。
Push Upを瞑想のように、自己内対話、もしくは自己の身体との内なる対話だと思って丁寧にやっていくと、身体の使い方の本質的な部分が見えてきます。
このときに他者の視線は意識しないか、もしくは他者の視線が無いところでやるべきです。
大人の体育というのは、かなりプライベートな空間で行うべきです。なぜなら自分と向き合い、自分の身体に適切に働きかけ、自分の身体がそれに反応していくのを楽しむことだからです。
この感覚を強く持つことができれば(鍛えることができれば)、逆に集団のほうが進化は加速します。場の力は大きいのです。
その意味では、筋トレというのは本当に正しく行うならば瞑想であり、瞑想は正しく行えば肉体と精神の筋トレとなるのでしょう。
大周天とはいわば精神の筋トレです。情報的身体を大きくするのは鍛錬と根性しかないのですw
というわけで、圧倒的な身体の柔軟性を得ることや、難解なアーサナが次々とクリアされること、身体の不思議を体感できることは当然として、今回のヨガスクールではまた一歩先へ進みたいと思います。
ラージャ・ヨーガをラージャ・ポールで実践しつつ、解剖学を学びつつ、経絡も実践しつつ、難解なアーサナに挑戦しながら、ひたすらに身体のレベルアップを楽しんでいきます!盛り沢山ですが、確実に習得しましょう!
そして「かっこいいカラダ」を目指し、そしてそれを維持させ成長させる方法論を手に入れましょう!
お楽しみに!!!
【ラージャ・ヨーガ・スクール(2017年7月版)】
【日時】 7月15日(土)13:00~18:00
7月16日(日)13:00~18:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具、動きやすい格好、適宜ヨガマットも
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*新しい世界へ!
殺人を無罪にする方法 〜心の強さではなく、ホメオスタシスの強さを信じる〜
昨日のセミナーでも紹介しましたが、最近ハマっているドラマが面白すぎます。
How to get away with murderです。
邦題はほぼ直訳で「殺人を無罪にする方法」。
弁護士であり大学教授である主人公と学生でありインターンである学生たちのクライム・サスペンスです。
敏腕の弁護士であり、フィラデルフィアのロースクールで教える教授でもある主人公が、弁護士事務所のインターンに選ばれた学生と共に、あらゆる手を用いて殺人事件の被告人を無罪に導く。
*画像はYoutubeより。
*ロースクールの刑法の授業がケース・スタディであり、それも現在進行系の裁判のケース・スタディというのがすごすぎます。優秀な生徒はインターンとして、まさにOn job traingができます。
猛烈に面白いです。
多くの人がこのドラマの素晴らしさを讃えている中で、僕が何を書いても蛇足となります。
(とは言え、ネタバレは最悪なので、批評を先に見ない方がいいです)
見ようか悩むのであれば、ネットで検索せずに、まずはこの予告編を見て、もし面白そうと思うなら第一話だけでも見て、良かったら次、そして次と見てみてください(僕はシーズン1はNetflix、シーズン2はアマゾンプライムで見ています)
ハマればそのまま最後まで見てみてください。
猛烈に面白いです(大事なことなので繰り返しましたw)
ネタバレを避けて語ると、、、彼らがすごいのは、どんなに悲惨なことがあっても、どんなに心が折れても、日常を変えないことです。日常生活を淡々と続けることです。
これはとても大事なことですが、なかなかできることではありません。
Professorは授業をしますし、学生たちは勉強をし、試験を受け、インターンの仕事に従事します。
辛いことがあっても、心を折らないための唯一の方法は、日常生活のルーティンを崩さないことだと、今更ながらに気付かされます。
我々は心の強さなどは信じませんが(そもそも心という存在すらあやふやなので)、しかしホメオスタシスの力は信じています。力と言って語弊があるならば、機能です。
ホメオスタシスの機能を信じています。それは生命そのものの力です。
そのきわめて機械的な性質こそが、我々の力となるのです。
哀しみの中にあっても、絶望しても、地獄を見ても、きちんと朝起きて、支度をして、職場へ出勤し、きっちり仕事をこなし、準備を怠らず、休息もしっかり取る、、、、これはすごいことだと思います。
すべてを投げ出しても良いときにそれをしないのは、心の強さではなく、ルーティンの強さを知っている人の強さだと思います。
ルーティンはホメオスタシスを強化し、ホメオスタシスは結果的に悲惨な出来事から我々を救ってくれます。
意志力をセーブするのもルーティンであり、身体を鍛え、頭を鍛えるのもルーティンの力です。
ルーティンが環境を構成し、環境と個体(自分)のフィードバックループこそがホメオスタシスです。自分を変えたければ、環境を変えるのが得策であり、環境を変えるにはルーティンを変えることです。生活を変えるのです。
何を見て、何を考え、どんな鍛錬をするかを我々は選べます。住む場所や働く場所をすぐに変えることはできなくても、何を見るか、何を考えるかはこの瞬間に変えることができます(何を身体に取り込むかも)。
挨拶や姿勢、所作によって自分の世界と環境を変えることができます。ささやかなことが大きな違いを生むのです。
ルーティンをどうデザインするかが、どの未来を選択するか、どの未来が選択肢になるかを決めます。
*どんなドロドロに疲れた日でも、たとえば必ず朝はさわやかに起きるというルーティンを課すと人生は変わります。
【ドラマ紹介】
蛇足ながら、、ドラマを紹介します!
ちなみに最近ハマったのは、Breaking Badのスピンオフであるベターコールソウル、Orange is new blackのシーズン5、スーツのシーズン5などなどです。
もっといろいろ紹介したいのですが、またの機会に!
セミナーでも良く話しますが、映画にせよドラマにせよ(いやテレビもゲームも)一種の洗脳装置として機能します。良く言えば、自分の世界観を基本的なところから変える力を持っています。
それは舞台でも小説でも同じです。
だからこそむしろ積極的に、自分で自分を洗脳するつもりで、集中して観るのが良いです。
【追加開催決定!】脱洗脳のカタチ 〜曖昧なることを説明するに一層曖昧なることを以って〜
*本日開催する「脱洗脳のカタチ」セミナーですが、来週月曜日に追加開催致します!!
移動できる方はご連絡お待ち申し上げております! お申し込み、変更はこちらから。
今日飛び込みで参加したいという方ももちろん歓迎です!!
*以下は5月26日掲載の告知記事の再掲です!
というわけで、「はじめての気功」6月講座の第2弾は脱洗脳をテーマにします!
とは言え、かなりビッグコンテンツですし、スクールでもなかなか取り上げられないテーマです。
真正面から攻略しようとしたら、全30講座くらい必要なので、今回は裏道から入ります(*^^*)
ポイントは観念の具象化です。
抽象的な観念をいかに具象化するかということがポイントです。
余談ながら、いつか開催できたらと思っているスクールにアルケミアスクールがあります。錬金術師養成スクールですね。この錬金術において重要なのがこの「観念の具象化」だと僕は考えています。
まあ錬金術は不思議な魅力があります。もしその一端でも解明できたら、我々の未来はますます明るいのではないかと勝手に思っています。
*偉大なる錬金術師アイザック・ニュートン
そのアルケミアの中心的原理の1つがこちらです。
非常によく知られていますが、その真意を理解するのはなかなか難しいものです。
「下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし」
下、上とは何か、「ごとく」とはどういう意味か、、、考えると難しいところが多く出てくるのですが、単純な理解としては、梵我一如のようなものであり、ミクロコスモスとマクロコスモスの照応です。
高い抽象性世界と、低い抽象世界は似ているということかと思います。
そこに通底するのはロゴスということです。
ただ、この理解でも悪くないのですが、僕はもう少し手触りを持っているのではないかと思っています。
抽象度の階層性において、下と上が似ているというにとどまらず、もう一歩先へ行っているように思います。
すなわち、抽象度の階層性において、高い抽象世界と低い抽象世界が重なり合っているイメージです。
これは奇妙なようですが、現実に即して考えると奇妙ではありません。
たとえば、我々が豚を指差したとき、その指は何を指しているのでしょう。
我々の指が指しているのは、もしかしたら豚かもしれないし、豚の美しい皮膚かもしれないし、その肉かもしれません。
もしくは哺乳類を指しているのかもしれないし、動物を指しているとも言えますし、生命を指しているとも、有機物を指しているとも言えます。
もしくは宇宙を構成している様々な元素のほんの一部を指しているかもしれません。
(クワインが翻訳の不確定性を言うはずです)
我々は様々な抽象世界のそれぞれの事象を同時に指差せるのです。
その瞬間、指し示されているものは、全抽象度の階層の事象ということになります。
ですから高い抽象度と低い抽象度が重なり合っていることは実は不思議ではないのです。
まさに、
「下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし」
です。
もう一歩進みましょう。
アルケミストたちは、非常に高い抽象度のアルゴリズムを物理的現実世界の低い抽象度の事象と同一視することに長けていました(いや、これは僕の推測ですが)。
机上の空論を嫌ったのかもしれませんし、抽象世界とはいま目の前にあると考えたのかもしれませんが、形而上学とは程遠いのが彼らのリアリティーでした。
これが強い制約となり、抽象度の高い世界でアルゴリズムを書き換えられるなら、肉体も変えることができ、不老不死も実現でき、そして鉛を金に変えられると考えるのは必然的です。
繰り返しますが、これは目指したゴールなのではなく、制約として機能したのです。
このアルケミストの世界に対する手触りが、脱洗脳のときにも役に立ちます。
洗脳や脱洗脳のカラクリを少し確認しましょう。
材料はアンカーとトリガーです。
いろいろなものを捨象していった結果として、残るのがアンカーとトリガーということです。
LSDだとか、感覚遮断とか、そういうテクニック的な枝葉を取り除くと幹に残るのが、アンカーとトリガーです。ここを押さえればあとは枝葉末節ということです。
アンカーは記憶であり、ある行動をもたらすような脳内表象です。
トリガーとはそのアンカーを引き出すための文字通り引き金です。
あまり良い例ではないですが、梅干しやレモンを見て、唾液が分泌されるのもまた、梅干しやレモンというトリガーに対する、アンカーです。梅干しやレモンの記憶が、唾液を分泌させます。
レモン → 唾液分泌
トリガー → アンカー
ということです。
これは条件反射レベルですが、このカラクリを組み合わせることで、複雑な行動もさせることができます。
これが洗脳のカラクリです。
もちろん洗脳とは、定義上、他者の利益のための内部表現書き換えです。
もし本人の利益であるならば、それは教育です。
もしくは気功です。
技術自体はニュートラルです。その意図によって、洗脳にもなり、気功や教育にもなるのです。
余談ですが、加速学習などはその意味で現代的な洗脳を含めた神経科学の知見を最大限駆使して、効率を最大化しています。
*加速学習!
さて、脱洗脳とは何かを考えます。
第一義的にはアンカーを取り除くというのが脱洗脳です。
たとえばカウンセリングや心理療法というのは、このアプローチを採用します。
しかし、実際に脱洗脳を少しでも試すと分かるのですが、アンカーはニトログリセリンの原液のようなものです。わずかな刺激で爆発します。
アンタッチャブルなのです。
とすると、セカンドチョイスが必要となります。
それが、トリガーの無効化です。
トリガー(引き金)を引くと、導火線を伝わって、アンカーというニトログリセリンが爆発します。
だとすれば、その導火線そのものを断ち切ってしまえば良いということです。
アンカーとトリガーのつながりを断ち切るのです。
もしくはトリガーを変えてしまうという手法です。
*導火線に火がついても、導火線が途中で切れたら、爆弾は不発に終わります(*^^*)
話が長くなりましたが、この「トリガーの付け替え」をやります。
雲をつかむような話です。
トリガーを付け替えることなどどうやれば良いか皆目見当がつかないと思います。
まあ、ここでアルケミストでしたら、
「曖昧なることを説明するに一層曖昧なることを以って、未知なるものを説明するに一層未知なるものを以って(obscurum per obscurius, ignotum per gunotius)」
などとうそぶくのでしょうがw
我々は「一層曖昧なることを以て」ではなく、気功を多用します。
ここでのポイントは観念の具象化です。
きわめて抽象的な観念を具象化します。具象化すると取り扱いやすくなります。
映画化された天才チェス少年が「より小さな円を描く」と言いましたが、まさにそのとおりです。
「まといのば」風に言えば「より小さな系にする」ということです。
抽象的なものはあたかも具体的に取り扱うことです。
限りなく具体的にあたかも手で触れるように扱います。
これが観念の具象化です。そしてこれがすべての秘訣であるように僕は思います。
そのことで、抽象世界でも楽しく生きていけるのです。
抽象世界は手触りがない世界に思えますが(実際にないのですが)、自分で手触りを創ることができるのです。
トリガーが物理的に存在するとして、取り扱います。
この不思議な現象を体感すると、アンカー自体も物理的な存在として扱えます。そしたら、それを取り除くことも可能なのです。これが脱洗脳です(もちろんトリガー除去で十分かと思いますが)。
というわけで、6月第2講座は脱洗脳のひとつの取っ掛かりである、トリガーの付け替えによる脱洗脳を行います。
この内容であれば、「まといのば」講座にすべきかもしれませんが、、、、まあトライしてみましょう!!
お楽しみに!!!
【はじめての気功 脱洗脳のカタチ 〜観念の具象化、トリガーの付け替え〜】
【日時】 6月29日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【参考書籍】
Masteryのときも紹介した鍛錬の教科書です。
天才チェス少年が太極拳から格闘技へ変遷していくさまが面白いです。
習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法/みすず書房
¥価格不明
Amazon.co.jp
*このシーンについても本人の言葉で書かれていて、非常に興味深いです。
マスタリー: 仕事と人生を成功に導く不思議な力/新潮社
¥価格不明
Amazon.co.jp
【急遽追加開催決定!】ワンピースのナミさんみたいな身体になりたい!!〜PushしてUpしよう!
*本日開催する「脱洗脳のカタチ」セミナーですが、来週月曜日に追加開催致します!!
移動できる方、大歓迎です!
お申し込みや変更はこちらから。
今日飛び込みで参加したいという方ももちろん歓迎です!!
来週火曜日は、はじめての気功『心を操る気功術 〜情動の火を消すピエタの高度な活用、シルバーによる心身の活性化』です!
詳しくはこちらを。お申し込みはこちらから
「ワンピースのナミさんみたいな身体になりたい!!!」と言っても、ナミさんって誰という方も多いかもしれません。
ワンピースという漫画のヒロインです。
恋愛がスルーされ、友情が重視される物語のヒロインです。
ざっくりと言えば、ナミさんのような身体とは、リアルフィギュアな叶姉妹のお二人のような身体です。
フィギュアもたくさんあります。
コスプレイヤーも多くの方がナミさんに扮します。
Portrait.Of.Piratesワンピース“LIMITED EDITION”ナミVer..../バンダイ
¥価格不明
Amazon.co.jp
*ナミさんだけではなく、カリファもハンコックも素晴らしいです。
「まといのば」のクライアントさんはずっとダンサーが多かったので、こういうボン・キュッ・ボンな(古いですね、、)身体を望む人は多くなく、胸はできるだけ無いほうが良く、バランシンが愛したような小枝のような少女のような身体を望む人が多くいました。
セミナーでもよく言及しますが、レディース・アンド・ジェントルメンと呼ばれていたバレエダンサーは、Boys&Girlsにしたのはバランシンです。
そしてカリカリの小枝のような身体を愛したのもバランシンです。
そこからバレエ界は変わります。
バランシンはNYCB(ニューヨークシティバレエ)の創立メンバーの1人として名を知られていますが、セルゲイ・ディアギレフの興したバレエ・リュスの生き残りでもあります。
まあ、ディアギレフこそが我々がいま見るバレエの創始者です。
ナミさんのような体型のバレリーナはたしかに多くありません(というか、ほとんどいません)。
*最近出産したポリーナはひとつの良い例外だと思います。ますますの活躍を期待しています。
というわけで、ナミさんのような身体です!
先程も書いたように、「まといのば」のクライアントはダンサーがほとんどだったので、そのバイアスゆえに、こういうフィギュアのような身体というのは男性の妄想の暴走でしかなく、一種の女性蔑視として社会的に機能しているのだと考えていました(いや、もちろんそれも正しいのかもしれませんが)。
ただ、最近はこういう身体を目指したいという女性も増えてきたので(同様に男性も)、その方法論というかコツをまとめます!
まずはPush Upですw
腕立て伏せではなく、すべてはPushであり、Upです。
脚は床を強く押し、そのことで身体を引き上げます。
*床を押すというのは、踏むのではなく、突き刺すイメージです。
僕らは大地に対してふわふわとしすぎなのです。
腹腔は腹横筋をきちんと働かせた上で、腹圧をPushします。
Pushすればするほど、お腹は引き締まっていきます。
お腹を凹ますのではなく、ふくらませるようにして締めるのです。
胸は息を深く吸うことで、内側から外側へPushします。
どのPushも強烈な引き上げを生じさせます。
「まといのば」では効率的な身体の使い方を教えることが主なので、骨盤や胸鎖関節などを重視しますが、もし見た目を変えたいのであれば、この方法論はとても有効です。
ここに気功技術の「泉」を追加し、適宜「シルバー」を使いするとかなり効果的です。
そして、Back、セフィロト、ラージャなどで背中を徹底的に鍛え、そしてクンダリーニ系の技術である「クンダリーニ」や「Ψ(プサイ)」「杖」などを使って、脊椎とクンダリーニを徹底的に鍛えます。
脊椎の位置を脳に押しこむためにも大後頭孔と尾骨はいつも意識しておきましょう。
ちなみにアームス(上肢)は空間を強く押すイメージです。プールの中で歩くような抵抗を感じます(技術で言えば「美肌クリームダイナミック版」です)。
また頭部は頭の上の天井を押すようなイメージです(気功技術で言えば「空海」や「遮那」です)。
そうすると気付いたらナミさんのような身体になっています。
筋肉はとても重要ですが、その見せ方やパンプアップも大事です。
筋トレは正しく行うべきですが、その他の時間の姿勢や所作もナミさんになるべくデザインしましょう!
というか、気功とワークによって、かなり多くの方がアメコミのような身体にその場で変わります。本来の身体はスーパーマンのような身体なのです。もしくはナミさんのような!
というわけで、ポイントはPush Upです!!
脚を大地にPushし(Pickにも近いですが)、アームスは空間を押し、体幹は内側から外側へPushし、頭頂は天頂をPushします!
その意味で、RayZapが重視しているのは、超効率の良い身体造りです。せっかくトレーニングするのであれば、気功も解剖学もバレエもすべて駆使して、超効率良くかっこいいカラダにいきたいものです。
今回のヨガスクールも、この「かっこいいカラダ」を徹底的に目指します!!
お楽しみに!
p.s. あ、今日と来週月曜日、火曜日の「はじめての気功」でもこのテーマを扱います!お楽しみに!
*Push+Upの感覚を得るためにも、PushUpは有効です!!
【募集開始!】「ニュートン力学を最初に完全に理解したのは誰か?」〜錬金術の秘密
「ニュートン力学を最初に完全に理解したのは誰か?」
という物理学者の中でよく知られた質問があります。
物理学者というよりは科学哲学者の中かもしれません。
ポイントは「最初に」ではなく「完全に理解」という点です。
ちなみにこの質問の答えは「アインシュタイン」です。
アインシュタインが相対性理論を発見して、はじめてアインシュタインがニュートン力学を完全に理解します。
ニュートンはニュートン力学を発見したが、理解するには至らなかったということです。
ある理論を理解したと言えるのは、その理論の限界が手触りを持って理解され、その欠点を明らかにし、そしてそれを上回る理論を構築したときのみです。
ニュートン力学の欠点とは、よく知られている絶対時間、絶対空間という概念のみならず、静止質量と運動質量が異なる点を見過ごしたところにあります(いや、見過ごすはずですが)。
ニュートンはニュートン力学を「完全に」は理解しておらず、アインシュタインがその偉大な後継者として最初に完全に理解します。
理論を提唱した人がその理論を完全に理解していないなど奇妙だと思うとしたら、少し歴史を振り返ってみましょう。
シュレディンガーは自分が生み出したシュレディンガー方程式の帰結を、一匹の生きているか死んでいるか分からない猫によって葬ろうとしました。
アインシュタインは自身がノーベル賞を受賞した理論(光電効果という量子論)を、様々なパラドックスによって葬ろうとしました(たとえばEPRパラドックス)。
ゲーデルは自分が生み出した不完全性定理を否定するために人生の後半を注ぎ、自らの正気すらも神に捧げました。
*リニューアル版のテキストにも登場したゲーデル先生。神の存在証明を最後まで求めました。
もし彼らが自分が産み出すことになった理論を完全に理解していたなら、、、自らを否定するような真似はしなかったはずです。
「ニュートン力学を最初に完全に理解したのは誰か?」という質問に対して、「アインシュタイン」という回答は、錬金術の教えを思い出させます。
Obscurum per obscurius, ignotum per gunotius
曖昧なることを説明するに一層曖昧なることを以って、未知なるものを説明するに一層未知なるものを以って
「曖昧なることを説明するに一層曖昧なることを以って」という説明は、より一層分からなくなりそうです。しかし、ここにはある種の真理が宿っているように思います。
ニュートン力学を完全に理解するためには、ニュートン力学以上に抽象度の高いこと(曖昧なること)であるアインシュタインの相対性理論が必要ということです。
「一層曖昧」という意味を我々は一つ上の抽象度と理解します。
同様に「一層未知なるもの」という意味も同じです。
何か難しい概念を教えようとするときに、良い教師が取る方法は、具体例を臨場感高く出すことです。例によって、説明していくのです(たとえばファインマンの三点推量法がこれにあたります。寺子屋「熱力学」を参照してください)。
例を次々に与えて、それを解きほぐしながら、理論を自ら発見させます。
「まといのば」でも、微分を教えるときに、公式を天下り式に教えるのではなく、いくつかの例を見せます。微分された式を見ている中で、法則を内発的に発見するように促すのです。
数学はいまや数理科学と言われる科学の分野ですが、実際に数学というのは僕らが思っている以上に科学です。観察し、後ろにある法則を発見し、その法則を証明するというのが科学であり、数学の営みです。観察する対象となる宇宙が物理宇宙であるか、数学宇宙であるかの違いです。
観察の方法は計算です。僕はオイラーやリーマンやガウスのノートにある膨大な計算を思い出します。彼らは計算という実験によって、数学宇宙を観察していたのです。
*数学のサイクロプス(単眼の巨人)と讃えられたオイラー。晩年に盲目となるも、数学宇宙以外を見なくて済むとむしろ喜びました。
余談ながら、公式なり、原理なり、定理がまず最初にあるというのは、ユークリッドが僕らにもたらした誤解です(いや正確にはユークリッド幾何学の誤読です)。
(そして、ますます余談ながら、ユークリッド幾何学をはじめて完全に理解したのは、、、、、リーマンということになります。正確にはガウス、リーマン、ロバチェフスキー、ボーヤイでしょう)
同じく錬金術の有名な言葉に「下にあるものは上にあるもののごとく、上にあるものは下にあるもののごとし。」があります。
QUOD EST INFERIUS, EST SICUT QUOD EST SUPERIUS, ET QUOD EST SUPERIUS, EST SICUT QUOD EST INFERIUS, AD PERPETRANDA MIRACULA REI UNIUS.
英訳は以下のとおりですが、これを訳したのは高名な錬金術師であり、経済学者ケインズから最後の魔術師、シュメールの生き残りと讃えられたニュートンその人です。
That which is below is like that which is above & that which is above is like that which is below to do the miracles of one only thing (by Sir Isaac Newton)
(唯一なるものの奇蹟を成し遂げるにあたっては、下にあるものは上にあるもののごとく、上にあるものは下にあるもののごとし)
「下にあるものは上にあるもののごとく」とはどういうことでしょう。
我々は梵我一如(ヒンズー)のようなアートマン(魂)とブラフマン(大宇宙)の統合、もしくはミクロコスモスとしての身体(小周天)とマクロコスモスとしての大地や宇宙(大周天)との統合と考えがちです。
まあ、それは間違っていないのですが、もっと手触りがあるところで考えるならば、、、そしてニュートンに即すると、、、、彼はリンゴと月が同じものに見えたのです。
まさに「下にあるもの(落ちたリンゴ)は上にあるもの(月)ごとく」なのです。
僕はニュートンがプリンキピアマテマティカに描いたこの絵が好きなのですが、これはまさに放り投げたリンゴが月に変わる様です。放り投げたリンゴの速度が第一宇宙速度を超えれば、月になります。
ガリレオが自作の望遠鏡で(売り込もうとして失敗したために自分で使った望遠鏡で)月をながめたら、聞くと見るとは大違いで、月は真円でも完全なツルツルの球体でもなく、巨大な石ころでした。それと同様です。
下にあるものは、上にあるもののごとくなのです。
アルケミアの考え方というのは、きわめて興味深く難解です。
しかし、その考え方の片鱗でも学ぶなら、様々なことがますます高い抽象度で統合され、整合的に見えてきます。
オンラインレコード第10弾に相応しいビッグなコンテンツとして、今回は『アルケミア(錬金術) 鉛と黄金の秘密』を開催します!!
咒や陰陽師、魔術や風水を統合する視点として、プラトン主義を超える思想としてのアルケミアを是非お楽しみに!
【「まといのば」OnLine ReCord ~手っ取り早い上達と深い理解を目指す~】
【概要】 動画教材(音声教材)のダウンロード配信
【受講料】 1講座3万円(銀行振込)(PayPal決済可能です。請求先のメールアカウントをお伝え下さい)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(寺子屋バックナンバー受講生等も含む)
【持ち物】 動画・音声再生装置と情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから
【第10弾公開収録】 7月20日(木)19:00〜21:30(受講料3万円)
【講座内容】 アルケミア(錬金術) 黄金と鉛の秘密
*お申し込みは同じくこちらから。
*賢者の石を求める錬金術師
【第11弾公開収録】 8月17日(木)19:00〜21:30(受講料3万円)
【第12弾公開収録】 9月21日(木)19:00〜21:30(受講料3万円)
【コンテンツ一覧】第1講座(10月) 呪の密教気功
〜すべての気功の基本、写像としての肉体と世界、呪の手触り〜
第2講座(11月配信)魔法の時間
〜魔術、科学、ヘルメス主義、錬金術、奇跡はなぜ起こるのか?そのカラクリに迫る〜
第3講座(12月配信)アルゴリズムの秘密
〜〜ピタゴラス、ユークリッド、フェルマー、ニュートン、アインシュタイン、トーラー・タルムード、世界をプログラミングとして理解せよ!〜
第4講座(1月配信)ラージャ・ヨーガの威力 〜ヨーガの神秘のベールをはがすとそこは能力開発の楽園だった〜
第5講座(2月配信)ホメオスタシスのカラクリ 〜天使か悪魔か?〜
第6講座(3月配信)ラポールと人間関係としあわせのカタチ 〜ラポールという気の玉、市場と統治の倫理〜
第7講座(4月配信) Goal、Dream、IQ、SQ 〜夢を叶える脳のカタチ〜 配信開始!!
第8講座(5月配信) オリジナル気功技術の創り方 〜気功と気功技術の神秘に迫る〜 もうしばらくお待ち下さい!!
第9講座(7月配信) アリアドネのカラダ 〜肉体の牢獄から逃れるための、たったひとつのエレガントな方法〜
第10講座(8月配信) アルケミア(錬金術) 〜黄金と鉛の秘密〜
*お申し込みはこちらから。
*繰り返し視聴して、自分の中に落とし込んでいきましょう!驚くほどの能力が気付いたら身についています。
*今日スクールで紹介した動画です!ポールダンスの概念が変わると思います。
我々は何を考えるときも、知識によって制約を受けます。
旅行予約サイト選びのチェックポイント-政府広報: PR
ゴールの味は何色??イスラエル軍のトレーナー、スーパーモデル、イケメン億万長者のパートナーそして
ゴールも、大周天も、巨大な情報的身体も、クンダリーニも、龍脈も、抽象度もすべて同じものを指し示す指です。言い換えれば「言葉」です。
ブルース・リーをもじって言えば、それは月を指し示す指のようなものです。指に注目しては、月を見失い、栄光を見失います。
*懐かしいですね〜English Kindergartenの講座シリーズを思い出しますね。
Don't think. Feel.
It is like a finger pointing away to the moon.
Don’t concentrate on the finger, or you will miss all of the heavenly glory!
(考えるな、感じろ
それは月を指差す指のようなもの。
指に集中してはいけない。さもなければ、素晴らしい栄光のすべてを見失うことになる)
大周天もゴール設定も大事ですが、そのニュアンス、その感覚を伝えるのはとても難しいことです。
イチゴを食べたことが無い人に、イチゴの味を伝えるようなものです。
言葉を尽くしても伝えることはできません。
どうしたら良いか?
簡単です。
イチゴを食べさせることです。
そんな甘い甘いイチゴのようなスクールが、リニューアル版ヒーラー養成スクール1期でした(我田引水かっ)。
まずはイチゴを食べて、その衝撃を全身で受け止めて、そして何粒も食べながら、自分でもイチゴを見つけられるようにできるのが、今回の大きなテーマでした(食べ続けることに全精力を注ぐことです。他は後からついてきます)。
それぞれのゴールのLUBを取るかたちで、僕らの前に現れたのが、、、驚くべき女性でした。
Image: (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC via 映画『ワンダーウーマン』オフィシャルサイト
ゴールを設定すると、スコトーマが外れるというのは、もう耳タコで聞かされていることかと思います。
でも目の前にあったものに気付けるとか、盲点が外れるというよりは、実際の感触としては「引き寄せ」とか、「宇宙が味方している」とか、「セレンディピティー」のほうが近いです。不思議な不思議な感覚であり、奇跡の連続であり、奇妙なことが次々と起こる感覚です。
これらの言い方の後ろにあるスピリチュアルなニュアンスを我々は嫌いますが、目の前にすでにあったものに目が開かれて気付いたというだけにとどまらない、時空の歪みを感じます。
とんでもなチャンスが飛んできたり、意外な人と意外な偶然で出会ったり、驚くべき情報が意外な√からもたらされたり、マンガや映画でもさすがに出来過ぎという感じのことが普通に起こります。
「事実は小説より奇なり」と言いますが、ゴール設定や大周天を本当に使いこなすと、これが事実だと分かります。
映画や小説やマンガなどのフィクションだと、凡庸な観客や読者が「それは現実的ではない」と一蹴するのです。でも実際には、事実は小説より奇なりであり、現実はフィクションを超えて奇妙なものです(だからこそ、凡庸な人々とはシェアできないことをシェアするために「運が良かったんです」というマジックワードがありますw).
まあ、それはともかくとして、、、
イスラエル軍のトレーナーにして、ミス・イスラエル、億万長者のパートナーにして(子供にも恵まれ)、スーパーモデル、、そしてワンダーウーマン役の女優のガル・ガドットです。
ちなみにホワイトハウスと言えば、「サバイバー 宿命の大統領」。
これも奇天烈な夢物語みたいですが、実際は、、「現実は海外ドラマより奇なり」なのだと思います。
そしてポールダンスの概念を覆す素晴らしいパフォーマンス。
最高のものを見ないと、見えてこない世界があります。
バレエでも何でもそうですが一流に触れないで、自分の手の届く範囲の中途半端なものに触れていると、思考自体が止まります。
発表会でしかバレエを見たことがないとか、余興のレベルでしかオペラを聞いたことがない、学芸会でしか演技を見たことがない、部活動の発表でしか新体操を見たことがないとしたら、知識があったとしても、その知識が指し示すのは貧困な情報空間でしかありません。
知識があっても、情報空間が貧困であれば、思考はいつもデッドエンドなのです。
学ぶことも同様です。
書籍はいわば指でしかなく、その指をいくら眺めても月は観ることはできません。
我々は月を観て、その栄光(the heavenly glory)を堪能しましょう!
夢は人に話していい?ー取税人は遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った
夢を他人に語るべきか否かについては、いろいろと議論がありますし、公式見解も明確にあります。しかし、その議論の前提とされているものが気になります。
ここで言う夢というのは「ゴール」と同義ですし、理想の未来でも、理想の未来の自分でも何でもOKです。理想的な可能世界と読み替えていただいてもOKです(読み替えなくても構いません)。
公式見解というのは、夢は人に語ってはいけないというものです。
(まあ、コーチ以外にはという限定がありますが)。
昔話で言う初夢長者や三郎の初夢ですね。
これはゴールという意味の夢というよりは、眠っているときに見る夢ですが(「まといのば」ではどちらも同じようなものと考えています。深い変性意識状態で見る表象という点では同じです)、これを話さない(手放さない)ことによって、幾度となく危機を迎えるものの、彼は大成功をおさめます。
By Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America - Gal Gadot & Chris Pine, CC BY-SA 2.0, Link
*彼女の若い頃の夢が叶うならば、いまは法曹関係者でしょう。
たまたま出たミスイスラエルコンテストで優勝し、モデルの道を歩み、たまたま出席したパーティーで知り合ったスーパーマン(ガル・ガドット曰く)と知り合い、子供を生み、故郷を離れてロンドンに住みます。徴兵制ゆえのミリタリートレーナーが、スーパーマンvsバットマンのときの役作りのワークアウトに役立ちます。
唐突に出てきたワンダーウーマン役が好評で、今回の主演につながります。
人生はランダム・ウォークですし、禍福は糾える縄の如しです。そしてそれをひっくるめてのゴール設定であり、ゴールは決して偉大なソ連の5カ年目標ではないのです。
ちなみに公式見解としての、夢を人に話してはいけない理由はシンプルです。
エフィカシーとhave toです。
誰かに話すことでその夢をあっさり否定されることでエフィカシーが下がることを避けるということ、そして夢を人に話すことで、それが共有され、共有されたことで、自らの強制力として働くことを避けたいという2点があります。
二点目が言いたいのは、Want toがHave toになるということです。
やりたかったことが、ねばならないことに変質してしまうリスクがあるということです。
まあ誰かに夢を語って、その夢をその人の口から聞くと「なんか違う、、」という感じがするものです。そうするとしゃべらなきゃ良かったと思います。
ただもしドリームキラーに出逢っても、自分はエフィカシーは下がらないし、誰かに話すことでその夢がhave toにならないと確信できるのであれば、どんどん話せば良いと思います(どこからその確信が出てくるかは別として)。
エフィカシーというのは自分がそのゴールを達成できるという確信なので、そもそも今がどうかとか関係ありません。
「バレリーナになりたい」という夢を誰かに話したとして、「まだアンディオールも満足にできないのに?」とか言われたとします。
でも、いまの自分がどうかは関係なく、未来の自分が明らかに確実にバレリーナになっているのだ(確信している)としたら、、、その批判なりドリームキラーの戯言は無意味です。見当違いの批判ということになります。
ちなみに、この場合は確信というよりは、「知っている」に近い感覚です。自分はその未来がすでに起こっていることを知っており、ドリームキラーは知らないだけです。知識の問題なので、自分の判断がそれで変わることはありません。
(この感覚はArrival講座でやりましょう!)
たとえば、優秀な気功師が誰かから「気功なんてインチキですよね」と言われても、気にしません。気功師は実際にそれで仕事をしていて、結果も膨大に見ている以上は「そうですね、そういう考え方もありますよね」と流すことができます。その相手に証明する必要もなければ、その義理もないからです。
単に知識の問題であり、その知識をわざわざ訂正したり、アップデートしてあげる必要はないからです。
パン屋さんが、誰かから「パンなんて幻想でしょ」と言われて、それにショックを受け、翌日から「小麦粉すら信じられなくなった」なんてことはほとんどありえませんw
言われたことも忘れて、翌朝早くからパンを釜戸で焼くでしょう。
*パンを信じられなくなったパンドラ(冗談です)
で、本題です。
そもそも論として、以上の議論で前提となっているのは、ゴールなりDreamと言ったものが言語化できるという盲信です。
僕はいつもここが不思議に感じます。
きちんとゴール設定をしたり、ゴールを更新し続けていたら、そもそもゴールを言語化するなんていうことは、不可能だと知っているからです。
イチゴを食べたことが無い人にイチゴの味を教えるのと同じだからです(この元ネタはご承知のとおり、お釈迦様です。梵天勧請ですね)。
不可能なのです。
「じゃあ、なぜゴールを手帳に書けと言うんですか?」などという反論がありそうですが、、、、(考えないで脊髄反射で言葉が出てくる人はたくさんいます)
カラクリはシンプルです。
自分のためのトリガーとして言語化するのです。
手帳にゴールを書くのは、トリガーのためです。
それは他の人からすると本来は意味不明なのです。
(だからそもそも共有可能なことをゴールとして手帳に書いている時点で、おかしいのです。リニューアルスクールでも、取り上げましたが、「役を演じる」「手帳に書く」「繰り返し唱える」「関係する写真を貼る」「夢の宝地図」みたいなものはすべて有効なゴールの臨場感を高める方法です。
非常に有効です。
しかし、そもそもそのゴールが間違っていたら、、、その描いたゴールがゴールではなく、現状最適化だったら、、、、方法論が正しいだけに、ギアをバックにいれてアクセルを思いっきり踏んでいるようなものです。、、、、この比喩は正しいのか?)。
それは自分のための暗号や符丁のようなものであって、そのアンカーは言語化を徹底的に拒む抽象的な観念です。
自分のためだけであり、共有は不可能なのです。
(共有が可能なのは、達成したときだけ。すなわち物理次元に写像されたときだけです)
共有可能なレベルのものはゴールというよりは、目標であり、そこまで降りてくると(もしくは自分が上がっていくと)、人にシェアできるようになります。
でもそれは単なる目標であり、自分をドライブするものではないので、他人が批判しようが何しようが、別に傷つきもせず、エフィカシーも下がりません。
そしてそもそもゴール自体はその意味では原理的にシェアが不可能なのです。
だからこそヒーラーやコーチというのは非言語や内部表現書き換えなどと言われる方法論を用いて、言語化できないゴールを共有し、サポートし、補強し、その達成を助けようとするのです。
多くのヒーラーやコーチを眺めていると、見ている地平が少し間違っている気がします。
武術と言ったときに小学校時代の友人の空手着姿しか思い浮かべられず、バレエといったときにお遊戯の延長しか思い浮かべられず(もしくはお笑いで股間に白鳥をつけているアレです。バレエと言うと二言目にはこれを言い出す無教養人たちの群れは、自分のバカをさらすことで何か得をするのでしょうか?)、数学というと子供の頃の計算ドリルしか思い浮かべられない人々と、言葉は通じても、情報空間は共有できません。
同様に自分が発している言葉の本当のところを知らないならば、情報空間は共有できていません。そして力も持ちません。
ただのコピペならば、オウムですら可能です。
*これはカナリア
だからホンモノを知り、ホンモノを学び、自らを鍛え続けないといけません。
(「まといのば」がホンモノだなどとは一言も言っていません。「まといのば」はホンモノを紹介しようと試みるナビゲーターとして役割を果たしたいと思っています)
非常に狭い世界でのことですが、この井戸の中において、以前に比べて気功が一般化したことはとても嬉しいことですが、無知に毛が生えた程度でお金を頂けるお仕事になるのが、この遅れた気功の世界の特長です(もちろん自戒を込めて)。
それを自分の偉大さゆえと傲慢に陥る方々がたくさんいるのも事実です。
無知と無茶をバラ撒きながら、傲慢さが醜く肥大していくのを見るのはとても悩ましいものです。
自らが生み出したモンスターが、野獣性のみを肥大させ、王子に戻ることなく、肥え太るのは残念です。
自分の身体も心も知性も不自由な人間が、人様を自由にできることなどありません。
そのような方々が市場原理の神のもとに駆逐されることをいつも祈っています。
18:9 自分を義人だと自任して他人を見下げている人たちに対して、イエスはまたこの譬をお話しになった。
18:10 「ふたりの人が祈るために宮に上った。そのひとりはパリサイ人であり、もうひとりは取税人であった。
18:11 パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人間でもないことを感謝します。
18:12 わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています』。
18:13 ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った、『神様、罪人のわたしをおゆるしください』と。
18:14 あなたがたに言っておく。神に義とされて自分の家に帰ったのは、この取税人であって、あのパリサイ人ではなかった。おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。ルカ書
カオナシもやり直せたので、エゴが肥大した彼らも市場から駆逐され、地獄を見たあとに、もしかしたらやり直せるのではないかと思っています。
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そんなわけで、いま静かに真剣に誠実に学んでいる人々がもっと静かに世の中に出て、その役割によって喝采をもって受け入れられた時に、僕の夢の一つは叶うと確信しています(*^^*)
*鍛えましょう!!