あの方からの強い要望がありまして、秘密にしておきたかった「まといのば」の気功技術まとめサイトをとうとう公開します!!!!!(というか、まだあくまで公開予定です!)
「まといのば」はあまり気功技術を前面に出したくないと考えていて、気功技術の販売もほとんど告知をせず、気功技術の説明もほとんどせず、気功技術の使い方もほとんど説明しません(とは言え、かなり前面に出ていますがねー)。
大事なのは気功技術ではなく、プリンシプルであったり、抽象度であったり、論理性であったり、知識であると考えるからです。気功技術はあくまでもツールであり、ツールは使うものであって、使われるものではないからです。
ですので、何度も気功技術の伝授を封印しようとしてきました。伝授自体をしなければ、気功技術という概念が無意味になるからです。というか、封印しようとしたというか、幾度と無く実際に封印しましたw
しかし、その度に「やっぱり伝授って便利だよね~」という事態が繰り返し起こるので、その度にずるずると伝授を再開して、今に至ります。
寺子屋のような純粋に知識系の講座で、気功の「き」の字も出てこ無さそうな講座ですら、実際に裏では伝授をしています。たとえば集中講座などでは伝授したりします。そうすると知識の吸収率が上がります。
気功技術とは脳の特殊な使い方のことであり、伝授とはその「脳の特殊な使い方」を同調させることで感染させるものだと思えば、理に適(かな)っているとは思うのですが、、、、、やっていても、いつも不思議です。
僕自身は気功などとは縁遠いところにいた普通の市井(しせい)の人であり(自分で言うのもおかしいのですが)、気功のような現象は比較的遠巻きにして見ていました。できれば関わりを持ちたくないと思っていました。それが縁あってと言えば綺麗ですが、僕は所詮(しょせん)、藁(わら)をも掴んだ溺れる人であったということです。その藁(わら)が意外にも良いので、その藁をせっせと配っているうちに同士というか仲間というか小さなコミュニティーができたという感じです。
余談ですが、藁と言えば、我々は藁の犬を思い出しますね~
お祭りに使う「わらの犬」を古代中国では芻狗(すうく)と言います。
言うまでもなく老子の一節ですね。寺子屋でも扱いました!
「天地不仁、以萬物爲芻狗」
(天地は仁ならず、万物を以って芻狗(すうく)となす)
(天地に仁はない、万物をお祭りのときの藁の犬のように扱う)
ちなみにこれに続くのが、「聖人にも仁愛などなく、人民をわらの犬として扱う」です。
余談終了!
で、その溺れた者がつかんだ「わら」であるところの気功はとても便利なので、「これ面白いよ」と周りに配っているうちに、人だかりができて、気づいたら蚤の市(のみのいち)ができたような感じで考えています(いや、蚤の市って古い言い方ですね、現代的にはフリーマーケット、フリマでしょうか)。
ヨーロッパの朝市のような、何もないところに突然テントとお店が湧いて出てくるようなイメージです。
で、その特殊な藁(わら)、そこから大金と成功が引っ張れそうなわらしべ長者の持つ藁(わら)のうちでも特殊な形状をした藁(わら)というか、特殊な形状に折り畳んだ藁がいわば気功技術です。
この気功技術を販売するというビジネスモデルは僕はあまり好きではありません。
なぜなら、理論や体感や知識や抽象度のほうがはるかに大切であり、気功技術はいわばオマケだからです。
ビックリマンシールを集めるためにチョコを捨ててはいけませんw
とは言え、気功技術は本当に便利なので、有償で配っています。
1技術30万円頂いていたときもあります(1技術30万円でも欲しいと思う方は相談してください)。
実際の価値を考えれば30万円でも安いとは思いますが、気功技術を単に手に入れるよりは対面でしっかりと少しずつ学んで自分自身を進化向上させていくほうが良いと思うので、セミナーやスクールに力を入れています。
あ、ちなみに、「セミナーもスクールも全部受けたいし、過去のも本当は全部知りたい!!」というニーズは良く聞きます。
「まといのば」では、アイデアが降ってくるまではセミナーもスクールも告知しないというスタイルなもので、告知が遅れがちで涙を飲んでいる方も多いと聞きます(本当に申し訳ないです)。
で、「まといのば」の全貌をコンスタントに学ぶための企画を検討中です(それもここ数年間っ(TOT)長すぎっ!)。
これはかなり面白いと思いますが、無事に船出する(ローンチ)ことを祈っておいて下さい。僕もいつも祈っていますw
閑話休題
で、本題ですが、数年前の開業スクールのメンバー企画として作ったのが「まといのば」の全気功技術のまとめサイトでした。
これはかなり面白い企画でした。突貫工事で作り上げました。
当時のメンバーがエネルギーを注いだ結晶でしたが、あとは公開!!という時期になって、いつものごとく僕が心変わりしてローンチすることをやめました。公開を取りやめたのです。
もちろんネット上にはプカプカといまだに浮かんでいますし、見つけて熟読されてから「まといのば」に来る方もいます。
スクールでもこれは幾度か使いました。
最近もこのサイトを「見ました!」という方が多くいらっしゃいます。
ただ、このサイトの情熱は冷めていましたし、クライアントさんやメンバーや、はたまたサイト管理者からも幾度と無く更新の打診がありましたが、無視してきました(申し訳ない)。
ところがこの度の開業スクールの立役者でもあるあの方からの熱烈な要望がありましたので、重い重い腰を持ち上げる予定です!!!
*お馴染みのドレのサタン。重い腰です。
ただし条件があります( ー`дー´)キリッ
最近の気功技術が記載されていないとのことですが(そりゃそうです数年間放置していますから)、じゃあ「最近の気功技術って何ですか?」というのが「まといのば」からの質問です。
最近の気功技術でこれは掲載して欲しいというものを「まといのば」宛にメールしてください。熱烈なメッセージと共にw
問い合わせフォームからでもOKです。
というか、もしニーズが一定数無ければ再び闇に沈みます(^o^)
正直、「まといのば」のコンテンツで仕事をしようとする人にとってはこれは宝の山だと思います。特に最新技術のアップデートは助かるでしょう。
「まといのば」の気功技術をフルに活用したい人にとっても宝の山だと思います。次に何を学ぼうかを決めることができます。使い方の復習にもなりますし、その気功技術に関連するブログ記事を見つける手間も大幅に減ります。
ただ「まといのば」にとってはただの過去の遺物です。
「まといのば」にとって興味があるのは、次の最新の気功技術だけです。
次の新たな理論だけです。次の抽象度の階層だけです。
正直、過去の気功技術に興味はありません(興味はないけど、便利に使ってはいますw)。
しかし、ニーズがあれば、それは「未来」なので、僕もその未来には賭けてみたいし、応援したいと思っています。
秘密にしておきたかった気功技術まとめサイトをとうとう公開します!!!(予定)
【募集開始】「気持ち良くなって何が悪い?!」“悦楽”気功1Dayスクールを今月末に!!
「気持ち良さ」「心地よさ」を前面にした”悦楽”気功1Dayスクールを3月27日に開校します!!
ヒーリングとは本来「癒やしの技」です。
癒やしと言えば「気持ち良さ」「心地よさ」「楽しさ」です。
一方、「まといのば」と言えば「厳しさ」「激しさ」「苦痛」ですw
Adversity makes a man.(艱難辛苦、汝を玉にす)
という感じです。
火星に一人取り残された人間の物語に世界が熱狂するのも、そこにオデッセイというギリシャの叙事詩の名前が充てられるのも、自分はさておき、人というのは困難を乗り越えてこそ成長できるということを我々は知っているからです。
*呼吸において重要なのは酸素濃度よりもむしろ二酸化炭素濃度でした。
困難が人を強くします。
まさに「鉄は熱いうちに打て」です。
たとえば、最近は「ホルモン」に注目しています。ホルモンが意志も行動も支配し、その積み重ねとして、はたまた習慣も人格も規定するからです。ちっぽけな意志(Will)などはホルモンの前にはアリと象のようなものです。
もしくはダヴィデとゴリアテのようなものです。
(あれ?そうしたら巨人を倒せてしまいますねw)
「こうしてダビデは石投げと石をもってペリシテびとに勝ち、ペリシテびと(ゴリアテ)を撃って、これを殺した。」(サムエル記17:50)
というか、ホルモンに逆らえない我々の意志や行動に対して、ホルモンの上位概念をいじることで(それをとりあえずロゴスと呼んでいますが)、ホルモンを操作するのが「脳筋」のカラクリでした(4月にまたスクールします)。
すなわち、武具を付けない小さなダビデが、甲冑をつけた大きなゴリアテに勝利するように、特殊な回路を通じて、我々は巨人であり、強大なホルモンをコントロール下におけます。
まあ、それはさておき、その「ホルモン」をコントロール下に置くための通るべき狭き門がまさにProgressive Overlord(過負荷漸進の法則)です。
これは言い換えれば、「めっちゃキツイ」ってことです。
オシャレに言えば、「重き荷を背負う」ということです。
イエスに言わせれば「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」でしょう(マタイ12:28)
イエス様は「休ませて上げる」と言い、「わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。」と言い、「わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」などと甘い言葉をささやきながら、連れて行かれたところは、ゴールドジムみたいなマッチョなところなのだと思います。
イエスは優男(やさおとこ)風でめっちゃマッチョですからね。
そこでめっちゃ重いバーベルを持たされてバーベルスクワットを10回3セットを1分インターバルで正確なフォームで厳しくやったあとに、「あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。」と平気な顔をして言うように思います。
しかし実際に魂に休みが得られるでしょうw
ちなみに関係ありませんが、2016年初夏にゴールドジムが四ツ谷にもできます(いや、行きませんけどね)。http://www.goldsgym.jp/
ちなみにもっと関係ありませんが、友人がゴールドジムの引っ越しの手伝いに行ってきたそうです。引越し業者の社員たちが軒並み身体を壊してしまい、彼にお鉢が回ってきたそうで(・_・;)
大変なことです。いつも人間を持ち上げているので、身体は相当に鍛えられているのですが、それでも重かったそうです。
というわけで、聖書のありがたい言葉を引用しておきます(^o^)
(引用開始)
11:28 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。
11:29 わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。
11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。(マタイ11:28-30)(引用終了)
*重い十字架を背負いましょう。そうすれば、魂に休みが与えられます、いや本当に。
まあ、何が言いたいかと言うと「ホルモンを出す」というと、脳をいじってあとは気功技術でドンッという感じがしますが、実際は「めっちゃキツイ」ワークを繰り返すことで出すってことです。自分で出すというより、コントロールするが近いですね。
すなわち、「まといのば」はどこまで行っても体育会系というか、厳しいノリで突き進んでいます。
しかしここらでなんか逆張りをしてもいいのではないかと思っています。
ヒーリングの本来の「癒やし」に戻り、「気持ち良さ」「安楽さ」「心地よさ」などを押した企画をやりたいなと思っています。
厳しさではなく、優しさ、辛さではなく甘さを重視した理論とワークをガンガンやっていきます。
というわけで、今回の1Dayスクールでやろうと思っているワークをちょっとチラ見せします!!
まず最初に、気功整体の基礎の基礎である「整体ベッドの周辺の結界」「クライアントへの封入」という準備からの背中と腰に手を当てて気を流す「ホームポジション」は超絶に「気持ち良い」ワークです。
ここらへんがきっちりしていると施術の効果は上がりますし、満足度も上がります。
Rayまといのばではこのあたりの躾(しつけ)がかなり厳しいのですが、「まといのば」本家でやるのは初です。
また知る人ぞ知るのクリフォト3も実際はかなり気持ち良いワークです。
受けてみると分かりますが、かなり気持良くスッキリする気持ち良いワークです。クリフォトをされている最中から身体に変化が訪れるのが分かり、どんどん軽くなっていき、光に包まれる感覚です。
身体の機能も圧倒的に変わります。
クリフォトの逆側であるセフィロト。これも施術として受けるとかなり気持ち良く深く眠れます。セフィロトと言えば後屈の印象が強いのですが、施術でも使えます。そしてかなり効果的です。
そして、最近はやりのゴムゴムです!
これをうつぶせの状態で背中、腰、お尻を中心にじっくりやると、かなり気持ちよく癒やされていきます。他の部分だと痛い「ゴムゴム」も背中やお尻などだと心地よい刺激に変わります。
たっぷりと身体の全体を変えたところで、内臓気功の中でも圧倒的に気持ち良い腎臓をやりましょう。背中全体が軽くなり、気分も軽くなります。
そこから美容整形(ホルモン入バージョン)をがっつりとやります。これは仰向けで。顔にはタオルか何かをかけてまぶしくないようにして。美容整形のあとに、ゴムゴムを頭皮に対してやります。これはちょっとテクニックがありますが、脳疲労の解消にも美容にも効果的です!!
かなりいいです!!!!
ゴムゴムは上手に使えば、筋肉を深くゆるめつつ、運動能力を飛躍的に高めます。ですので、受講生の好みに合わせつつやりたいところをやりましょう!!これも深い深いリラクゼーションに入ります!!
他にもシンプルに「熱」を使ったワーク、「筋肉」を使ったワーク、「神経」を使ったワークなども相当に気持ち良いです(^o^)
これらも時間の許す限りやりましょう!
結界や浄化も一工夫するだけで、深いリラクゼーションが実現します。
いずれにせよ、「気持ち良さ」「心地よさ」を前面に出して、ガンガン気功を使う1Dayスクールです。
ヒーリングの基本である超絶リラクゼーション、深い心地よい変性意識ということを身体で学んで下さい!!
そしてこの深いリラクゼーションこそが、『Adversity makes a man.(艱難辛苦、汝を玉にす)』に必須な土台になるということが見えてきます!!!
すべてはウロボロスの蛇です。
ここらへんの理論的なことはサラッと、でもしっかりとやります( ー`дー´)キリッ
学んだことはすぐにご自身の身体にも使えますし、翌日からの施術にも使えます!!
お楽しみに!!!
【「気持ち良くなって何が悪い?」”悦楽気功”緊急1Dayスクール】
【日時】 3月27日(日) 13:00~18:00
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 160,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」の開催するスクール修了生(1Dayスクールなど含む)
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装(汗をかくので、着替えもあったほうが良いです!)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*堂々と気持ち良くなりましょう!!!!
意志力を高めて、「がっかりさせない!!(I won't let you down OKGo)」
たとえば、そもそもゴールに向かって走っている途中で、足がパッタリと動かなくなるのはなぜなのでしょう?
あとちょっとというところで気力が尽きたりします。
気合を入れて取り組んでいるのに、三日坊主におわるのはなぜなのでしょう?
チャンスが目の前にあるのに、それをむざむざと取りこぼすのはなぜなのでしょう?
なぜ新年の目標は達成できないのでしょうw
逆に考えてみましょう。
なぜ、あの人はなぜあれだけバイタリティー溢れて、日々生き生きとゴールに向かって疾走しているのでしょう。
なぜあの人はいつも元気なのでしょう?
なぜあの人は辛い作業を人の分まで嬉々としてやり続けられるのでしょう?
なぜあの人だけがチャンスに恵まれるのでしょう?
この理由は多くありますが、その数多(あまた)ある秘訣の1つが「意志力」です。
「まといのば」では意志力とは言わず、「意志のリソース」と言っています。リソースとは資源のことであり、有限の存在というニュアンスが強くなります。
多くの人は意志力は無限にあると心のどこかで勘違いしています。預金残高と同じで有限です。
「意志のリソース」について、4月にがっつりとスクールをするつもりですが、その前提として、意志のリソースとは何かについて知っておきましょう(というか、当然ながら、今週末のスクールでも、その次の1Dayスクールでも取り上げますのでご安心を!)。
「意志のリソース」とは端的に言えば、、、「やる気の科学」であり、「枯れないモチベーションの方法」であり、「活力の秘密」でもあります。
逆に、これを知っていれば、なぜ自分に意志力がないのか、なぜ大事なところで、頑張りきれないのか、なぜモチベーションが湧かないのかが分かってきます。理由が分かれば対応可能です(多分)。
意志力というとちょっと語弊があります。言い換えれば、意思のリソースを上手に使いこなしているということです。それを「意志力がある」と表現します。
ちなみに、かつては意志力や精神力などは無いと言われていました(現在はちょっと理論が変わってきています)。
しかしこの視点はまず大前提としましょう。まずは、意志力や精神力は無いと考えたほうが良いのです。
意志力だけで何かを完遂しようとするのは無理なのです。
その意味で、意志力だけで問題を解決しようとするのはアプローチはアウトです。
例えば意志力だけで、勉強して学校の生成を上げようとかするのはアウトです。
気合いと意志力で営業成績を上げようとするのもアウトです。意志の力で食べないようにすることで、ダイエットするのもアウトです(むしろ意志力があるほうがダイエットに酷く失敗するという恐ろしい社会心理学の知見もあります)。
ただ最近の研究では、意志力をいわば計量可能な概念として考えることは可能なのではないかと言われています。
逆に言えば、意志力とは希少なリソースであるということです。
ダイエットをしているとイライラするのです。我慢した分だけ、意志のリソースは奪われています。
食べないことや食欲の誘惑と闘うことに意志力のリソースを割いているので、自分の感情をコントロールする方に意志力のリソースを割けないのです。
会社で嫌なことがあると、甘いモノを我慢できないのは意志力のリソースからも説明が可能です。我慢するための意志力のリソースを会社で使い果たしたのです。
禁酒しているとイライラするのも同じです。アルコール中毒の禁断症状だけではありません。
禁酒することに意志力のリソースを使い果たします。
会社で我慢してきたお父さんが家で爆発するのも、意志力のリソースを会社で使い果たしたからです。
試験期間になると体調を崩し、勉強時間がしばしば減るのは、試験に対する緊張のマネージメントに意志力のリソースを割くからです。勉強のために割く分が無くなります。
ショッピングで疲れるのは、誘惑への抵抗と迫られる決断に意志力を使い果たすからです。
「選択の科学」でも見てきたように、多すぎる選択肢は「選択」のコストに意志力のリソースを割きすぎて、購入するためのリソースが無くなります。だから買わないのです(「まといのば」もスクールが乱立しているので、そろそろまとめようかと思っています。復活したジョブズが4品目に絞ったように)。
では、どうすればいいのでしょうか?
ちなみに、意思力について知っておくべきことは3つです。
たった3つです。
プリンシプルを1つと、2つのテクニックを押さえておきましょう。
まずプリンシプルです。大前提として、意志力とは車におけるガソリンみたいなものです。リソース(資源)です。そしてとても希少な資源です。
比喩で言えば、満タンの状態で起床して、ほぼ空になって1日を終えます。
(あ、ガソリンメーターがゼロになってもしばらくは走れますw)(火事場用の予備ガソリンもこっそりとあります)
意志力とは意志のリソースであり、ガソリンみたいなものであることを前提として、2つのテクニックがあります。
まず1つ目は意志力のリソースは筋肉と似てて、ハードワークで鍛えることができます。
脳が筋肉なだけではなく、意志力も筋肉でした。
そして、もう1つは意志力を最大限に発揮するためのコツです。
それは逆説的ですが、意志力を使わないということです。意志力を大切なこと以外では一切使わず、むしろ倹約するということです。
(ジョブズはいつもイッセイ・ミヤケの黒のタートルネックを着ていました。服を選ぶことに意志力のリソースの必要が無くなります)
とりあえずこの2つを押さえておけば大丈夫です。
試験に出ます( ー`дー´)キリッ(冗談です)。
意志力をいつも鍛えて、蓄えておけば、僕等もきっと「I won't let you down(がっかりさせないよ!!)」とOKGoのように歌えるかもしれません!!
デビッド・ボウイが山本寛斎さんの衣装を着て、スティーブ・ジョブズがイッセイ・ミヤケさんの服を着る。
最近、無重力空間で撮影したOKGoがNipponで撮影するとこんな風になりました!!(リンク先は「不可視な神の視線を感じ、声を聞くために ~Upside Down & Inside Out~」)
かなりすごいです!!
*ワンカットです。
冒頭にはPerfumeも。
最初から最後まで目が離せません。
こういうのを見ると、素朴に人間って偉大だなって思います。
たとえば、リドリー・スコット監督の作品を見た後もすごく思います。
オデッセイ、エイリアン、ブレードランナーもすごいですが、ジョブズが復帰したときのCM「1984」もリドリー・スコット監督が手がけています!
ともかく、意志力のマネージメントに長(た)けることからスタートしましょう!!
メイキングも感動です。
企画制作の方々へのインタビューでこんなやり取りがあります。
――OK Go、Hondaとのやり取りを含め、どう企画がカタチ作られていったのですか?
原野:Hondaは仕事でこれまでも携わっていて、UNI-CUB βもずっと前から知っていました。だから、OK Goからオファーをもらった時すぐに、「HondaのUNI-CUBっていうのが面白いよ」と、ダミアンに提案しました。彼らってレスポンスがすごく速くて、10分後には、50年代にイタリアで作られた、白バイを使ったマスゲームの映像が送られてきて、「こういう感じでどう? 」と。ですから、UNI-CUB βでマスゲームという基本形は割とすぐに決まったんですね。まあ、そこから先は、大変そうだなって(笑)、関さんに相談しました。
Read more at: OK Go 「I Won’t Let You Down」! 原野守弘、西田淳、関和亮インタビュー!!撮影現場秘話からMVを超えた”OK Go”というジャンルについて! http://white-screen.jp/?p=49728
レスポンスの早さと知識の広さ、明るさって大きな仕事をする上で大切ですね!!!
そのときにダミアンが提案した白バイを使ったマスゲームの映像というのがこちら↓
日体大の集団行動を思い出しますね~
インタビューの中でカンヌとあるのは、原野守弘さんのこちらの作品のこと。カンヌ広告祭(2011)で話題となったドコモの「森の木琴」(話題となったどころか、トリプル受賞でした!)。これを見てOKGoのダミアンが興奮したそうで、カンヌで原野さんと友人になったそうです。
Gizmodoの記事も参考に!
*大学の同窓の友人が、この携帯持っていました。
【書籍紹介】
意志力の第一人者バウマイスター!
WILLPOWER 意志力の科学/インターシフト
¥1,944
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使える筋肉・使えない筋肉 理論編―筋トレでつけた筋肉は本当に「使えない」のか?/ベースボールマガジン社
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脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方/日本放送出版協会
¥2,268
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RayZapのカラクリはVital(極限状況)ではなく、Design(デザイン)と伴走者の存在
Vital(バイタル)が手品(Magic)のタネではないのです。
死にかけ体験が奇跡的な回心(Conversion)をいつももたらすわけではありません。
誤解を恐れずに言うならば、火事場の馬鹿力に頼ってはいけません。
NDE(臨死体験)が圧倒的な回心をもたらすのは、そこに深い変性意識とは別にゴールがあったからです。
少なくとも、いま圧倒的な成果を上げているRayZapのカラクリの中心はVitalではありません。
(Vitalだけでは、リソースが枯渇してしまうのです)
(「私を殺さないものが私を強くする」とうそぶくのはニーチェだけですw)
RayZapの魅力はProgressive Overlordでも、Vitalでも、トレーニングでも、スポーツ科学や神経生理学の知識でもなく、それらを包摂したデザインにあります。
重要なのはいつもデザインです。
デザインと言うと、僕はいつもジョブスの声が耳元でエコー(Echo)します。
「デザインというのは妙な言葉だね。
見た目のことだと思っている人もいる。
でももちろん、もっと深く考えれば、
機能ということになる。
Design is a funny word. Some people think design means how it looks. But of course, if you dig deeper, it’s really how it works.
もっと明快な具体的な説明が欲しいなら、ジョブズはこう答えてくれるはずです!
“Most people make the mistake of thinking design is what it looks like. People think it’s this veneer – that the designers are handed this box and told, ‘Make it look good!’ That’s not what we think design is. It’s not just what it looks like and feels like. Design is how it works.
” – Steve Jobs
This quote is from the 2003 New York Times article “The Guts of a New Machine.”
if you dig deeper, とJobsは言いますが、
Jobsの言う「深く考える」とは、、、、
「人が最初に問題にぶち当たったときには、単純な方法で簡単に解決できるように見える。それは、まだ問題の複雑さを理解していないからだ。でも解決策が単純すぎたら,それはうまくいかない。そうしていったん問題の細部に足を踏み入れると、そこではたくさんの問題が複雑に入り組んでいることがわかってくる。込み入った問題のそれぞれに、手の込んだ解決策を考え出さなきゃならなくなるわけだ。たいていの人はこの段階で止まってしまう。確かにこういう方法でもその場しのぎはできるからね。でも、本当に優秀な人材はそこに留まらずに、問題の背後にある本質を見つけ出す。そして、美しくて簡潔明瞭で、しかも見事に機能する解決策を思いつくんだよ」
RayZapも重要なのはデザインです。
コンテンツをいかにその人に合わせてデザインするかに腐心しています(その意味で一人として同じカリキュラム、同じコンテンツではありません。それがパーソナルセッションの醍醐味です)。
そのコンテンツは当然ながら「運動上等」「筋肉最強」とかいうシンプルな話しではありません(まあ「筋肉は正義」だとは思いますけどw)
もちろんフリーウェイト万歳でもありません。単にキツければ良いわけでもありません。
そしてVital(バイタル、命の危機に関わる)ことが、無条件に良いわけでもありません(かなり厳しい制約があります)。
拙速なのは悪くありませんが、拙過(つたなす)ぎるのは問題です。
そして分かったつもりになりすぎるのも危険です。
もし、運動が重要なのであれば、毎日運動してもらいます。
筋肉だけが大事なのであれば(いや十分に大事ですが)、運動強度をあげていきます。
フリーウエイトが大事なのであれば、ジムに契約してもらって、思う存分やってもらいます。
なぜ非常にシンプルなワークアウトで圧倒的な成果を上げているかと言えば、それはデザインの力です。
振り返ってみると、Jobsいわくデザインとはhow it worksのことです。
機能するかが全てです。
意図していることが、機能するようにデザインしています。
デザインの根幹は今週末に開催するスクールのテーマでもある「報酬系と刺激」です。
報酬系が刺激され、プライミングが発火しない限りは、Vitalな経験は単に「二度と経験したくない死にかけ体験」でしかありません。辛いだけです。コルチゾールがバンバン出て、腹回りやお尻に脂肪がたまり、筋肉が盛大に燃えるだけです。
Vitalがデザインの中核だと思っている人は深刻なミスを引き起こします。
そのVitalが報酬系に対するスイッチになるようにデザインするということが重要です。
そのVitalな「めっちゃ重い」での「めっちゃ辛い」トレーニングを脳と無意識が喜んでやりたがるようにデザインするということです(まさに、報酬系と刺激ですね~)。
ちなみにRayZapは3層構造で構成されています(これはRayZapのレクチャーでお馴染みかもしれません!!)。
RayZapのコアの1つはもちろんトレーニングです。
そのトレーニング効果が3段階で現れます。ブースターロケットのようなものです。
3つの段階です。
まず第1段階がホルモンです。
これは最も足が早いです。
どれくらい早いかと言うと、光よりも早くて、ちまたではタキオンとも称されます(冗談です)。
タキオンは光速度を超えるので時間を遡及します。あまりの早さに時間を遡っていきます(一時期、ニュートリノがタキオンかと騒がれましたね~)。
ホルモンも同じです。
本来はトレーニング後に効果があるべきですが、トレーニング前にすでに時間を遡って効果が生まれます。
もちろんご存知のとおり、それをプライミングと言います。
プライミングは報酬を得るときではなく、報酬がもらえると思ったときに出てくるホルモンです。
手に入れたかったものは、手に入れるまでがもっとも幸せなのですw
これが第1段階目です。
トレーニングの直前をピークにして膨大なホルモンが出ます。特にドーパミン、アドレナリンが出ます。
トレーニング中にはもちろんコルチゾールが出て、ドーパミン、アドレナリンに反応して、セロトニンが出ます。
トレーニングがまさにVital(バイタル)であるだけに、その量も半端ではありません。
第2段階が神経です。
ホルモンの作用を受けて、神経系に刺激が行き、かつ重い重量が身体に加わることで、物理的な刺激にも対応します。
このときのポイントはGです。
賭博行為だらけの野球のGではなく、GravityのGです。
我々は1G下にいますが、たとえば自分の体重と同じ重さでスクワットしたら、身体にかかるGは2倍になります。
重力を感じることで、それに対するための電磁気的な力(筋力)が発火します。
これまで連戦連勝だったGに対して、筋力が敗ける瞬間です。そのとき、電磁気力軍団はようやく本気を出します。
まさに眠れる筋肉に対するWake Up Call(目覚まし)です。
全身の筋肉が目覚める感覚と脳が100%使える感覚は似ています(本当か?)(というか脳は全身にマッピングされていますから、同じことですね)。
厳密には本当に全身の筋肉が目を覚めるわけではありません。段階をおって目覚めさせていきます。ただ主観的には全身の細胞が目覚めさせられた感じになります。
そしてそのことで身体がガラッと別人に変わります。ウエストは締り、ヒップは上がり、腰が高くなり、バストはアップし、肩幅が広がり、小顔になり、足が細く長くなります。
動きもまた別人のように変わります。身体が軽くなり、動きが素早くシャープになります。そして柔軟性が大幅に向上します。
そして第3段階です。
ブースターロケットの最後です。
それが筋肉です。
筋肉には4つの刺激が送り込まれるます。
まずは大きな力がかかるという刺激です。抗重力方向に張力が働きます。この張力を筋肉と脳が認識します(認識しなければ切れてしまいますしね)。
2つ目に筋肉の損傷です。特にエキセントリック(ネガティブ)な動きのときに筋肉が損傷しやすいことが知られています。ダンベルであれば、持ち上げるのではなく下げるときの動きのときに特に筋肉が損傷します。なぜなら力をかけているのに、伸展するからです(伸展性収縮、エキセントリック収縮)。
そして、筋肉の低酸素状態です。クエン酸回路でのATPを使い果たしてしまい、低酸素状態になります。大きなストレスがかかります。筋肉の酸欠です。
最後にその無酸素性の代謝物の蓄積です。たとえば乳酸です。ゆるトレや加圧トレーニングというのはこの蓄積を解消させないことで大きな効果を得ます。
この4つの刺激が良い感じでデザインされると、良い感じで筋肥大が望めます(女性は筋肥大というと太ると思いがちですが、上手にデザインされた筋肥大をシェイプアップと言います)(ちなみにものすごくマッチョでも、服はすべてを覆い隠します。着痩せして見えます。スラっとしたシルエットになります)。
ちなみにデザインの仕方のコツは過負荷漸進です。
エビデンスが揃っているところで言えば、10回(Rep)3セット(インターバルは1分)という感じでしょうか。15回以上だと過負荷ではなくなり(もちろんオールアウトの限界まで追い込めば別ですが、それは意志力のリソースをかなり使い果たしてしまいます)(インターバルを長く取り過ぎると乳酸値が下がってしまいます。回復も進みすぎてしまいます。「パンプが冷めてしまう」byシュワちゃん)
そして何より重要なのは、バレエと同じでポジションです。フォームです。フォームが命です。
正確なフォームが大切です。正確なフォームできちんと筋肉に効かすことが大切になります。
それが4つの刺激となり、脳と身体のスイッチを入れます!
意志力のリソースと言うことで言えば、これらをすべて加味した上でその人にとって最も良い環境をデザインしてくれるのが、トレーナーであり、スポーツコーチの役割です。
一流にはコーチがつき、アマチュアは自分で頑張ろうとします(僕はずいぶんと長くアマチュアでいました。これから巻き返しますw)。
ですから、VitalがMagicのタネではなく、それは小道具の1つでしかありません。
情報空間に広がる大きな絵(デザイン)を感じて、施術者の伴走を感じて、ぜひトレーニングに集中して下さい!!!
3分のプランクで圧倒的なバレエの引き上げを実現!!!
PushUp(腕立て伏せ)がどうしても腕でやってしまうのに対して、腕の力を使えないプランクは有効です(本来はベンチプレスと同じく大胸筋でPushUpをします)。
プランクはとても有効ですが、ここでもOverlordの原則を徹底しましょう。
Overlordとは過負荷です。
単純に言えば、「楽々に5分でもできます( ー`дー´)キリッ」、ではマズイということです。
(その意味で巷のバレエ教室でやらせているのは意味が無い可能性が高いのです)
1分がギリギリできるように、負荷を増していきましょう。
負荷のかけかたは、背中にプレートを乗せるのが1番です。
プレートというのは、丸い車輪のような重りのことです。
自重もまた負荷と考え、自重で1分×3セットがギリギリでできるようになったら、少しずつ負荷を増やしていくイメージです。
背中に背負うのが1番だと思います。
ラグビー日本代表(エディージャパン)のように背中に100kgのプレートを乗せてもらうのも良いですし(参照サイト)、リュックにプレートを入れて背負うのもどうかと思っています。
いずれにせよ、過負荷が重要です。
で、特にバレエでプランクを導入するポイントとしては、3セットを30秒から1分のインターバルでやったらすぐに踊ってみることです。
5番ルルベでバランスを取る、ルティエバランスを取る、アラベスクをする、ジャンプするなどでチェックしてみてください。
ポイントはフィードバック・ループをきちんと作るということです。
プランクを過負荷で3セットやったら、すぐにルルベバランスやアラベスクなどのテクニックでチェックをする。アティチュードドゥバンなども変わります。
そのフィードバック・ループができると、プランクに対して報酬系が刺激されます。
そうすると喜んで過負荷漸進で日々トレーニングしたくなるのです。
結果を明確に脳に提示することです。闇雲な訓練はランダムウォークしか生みません(誰かがデザインしたものを闇雲にやるのは構いませんが)。
そしてバレエと同じく、プランクなどのワークアウトで重要なのはフォームです。正確なフォームです。
肩を使わない
僧帽筋が前に来ない
腕の力を使わない、
背中をフラットにする、
お腹を少し縮める(腹直筋の収縮)、
息をきちんと吐くなどなど
のポイントをきちんとクリアしながらやりましょう。
逆に肩などを使うと楽にプランクができてしまいます。
時間もきちんとはかりましょう。1分やって1分インターバルで3セットを目安に。
肘と肘の間にストップウォッチか、iPhoneなどのスマホを置いておくといいです。
余裕でできるようであったら、それはまずいワークアウトです。
その3セットで燃え尽きましょう。
最初は誰か指導者の元でやると良いです!!!
パンドラの箱(壺)を開けてはいけない?!
身体デザインヒーラー養成スクール4期は明日開校!!!
ロゴスを操る「報酬系と刺激」に身を持って迫ります!!!
飛び込み歓迎です!!!
お申し込みはこちら!!
今回の身体デザインヒーラー養成スクールのテーマは「報酬系と刺激」、そのイメージは「パンドラの箱(壺)」です(パンドラ自身じゃないですよ、パンドラの持つ箱ですw)。
パンドラは世界最初の女性として、神々から人類に贈られます。
とは言え、神々が送るのは大概は災厄です。いやいや過負荷漸進の考え方からすれば、「艱難辛苦汝を玉にす」のかもしれません。ですから災厄こそが、祝福なのかもしれませんw
神々からの贈り物としての女性というのは、二人目のイブがアダムの肋骨から「ふさわしい助け手を造ろう」として創られたのと似ています。そしてイブがアダムを誘惑します。
アダムくんの証言ですw
「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです」。(Genesis 3:12)
というわけで、イブがいなければ、ヘビとコミュニケーションを取れるのは末代のドリトル先生まで待たないといけないので(いや、ヘビが人間の言葉を話すということはさておき)、アダムは禁断の果実を口にすることはありませんでした(口にしたけど、うっかりと飲み込んでしまって喉に詰まってしまったまま、その獲得形質が遺伝した結果が喉仏=Adam's appleです)。
本題に入ると、「報酬系と刺激」の最大のポイントはパンドラの箱(壺)ということです。
パンドラの箱は開けてはいけないのです。
パンドラの箱というといつも思い出すのは星の王子さまの羊の絵です。
不思議ちゃんな小さなPrince(星の王子さま)から羊の絵を書いてくれと頼まれます。
しがない飛行機乗りは絵が上手に描けません。
しょこたんならきっとサクッと書いてくれると思います!
*上手とは聞いていましたが、描いているところを動画で見るのは初めてで、かなり感動します。
Part2も是非!!
*スクショ(スクリーンショット)を撮ってみました。Part2からのスクショです。相当にうまいです。
アニメと言えば最近面白かったのはこちら!!
アニメタ!(1) (モーニング KC)/講談社
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Kindeでも読めます(Kindleと言えば、アマゾン・ジャパンが株式会社から合同会社になりますねー)
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まあ、それはさておき星の王子さまの羊の絵です。
羊をどう描いても、星の王子さまが満足するようには描けません。
最後は自棄(やけ)のやんぱちで(この表現は若い人には分からないでしょうねー)、こんな絵を描きます。
あ、間違えました!
こちらです↓
羊が入っている箱だそうです(そう言えば、アマゾンボックスでドラえもん版が届きました!捨てられなくて、取ってありますが。誰かいりますか?)。
ふざけていますよね、「ちゃんと羊を描いて」って星の王子さまは怒らなかったのでしょうか?
これは監獄学園の主要キャラを全部描きます!!と言って、全員が(なぜか)収監されている監獄の外側の壁を描くようなものです。
もしくはテラフォーマーズの主要キャラを全部描きます!!と言って、火星の絵を描くようなものです。
詐欺かと思うのですが、、、、、なんとっ!!星の王子さまは大喜び!!!
これこそが、自分が欲しかったものだとのたまいます!!!
驚きです。
そして、箱の中をのぞいて、いま羊が何をしているのかを実況中継までしてくれます(頭ダイジョブでしょうか?というか、まさに子供らしいリアクションです)。
星の王子さまにとって羊をどれほどリアルに描いてくれたとしても、それは心の中に抱く「ほんとうの」羊ではありません。どこまで言ってもズレが生じます。
しかし星の王子さまは宇宙飛行士に描いて欲しいと願います。
その無茶なお願いと飛行機乗りの画力のLUBはこの絵なのです。
これはいわばパンドラの箱です。
中に希望が残されたパンドラの壺なのです。
(逆に壺の中を見せすぎなのです。それは災厄しかもたらしませんw)
希望さえ残されていれば、人は生きています。
魯迅(ろじん)のあの言葉さえ脳内でエコーしなければ、、、、
「絶望の虚妄なるは希望のそれと相同じ」(絕望之為虛妄,正与希望相同。)
いや、虚妄で良いのです、「いま」が全てなので!!
それが見えてくるとロゴスを操れるようになります!!
p.s.
ちなみに魯迅のこの言葉が「まといのば」のブログで最初に出てきたのは2012年です。
4期ヒーラー養成スクールの報告記事でした。
その記事でもパンドラの絵が出ています。「歴史は繰り返す」ですね~、いやいや「まといのば」が同じことをひたすら繰り返しているのです。
報酬系とメリットは糾える縄のごとし?? 〜皮膚運動学と5分間ユニバーシティー〜
報酬系、もしくはプライミングの対概念をもし想定するとしたらそれは「メリット」ということになります(「なります」と断定していますが、とりあえずここではそう規定するという感じです)。
メリットを提示することが、プライミングの対概念であり、我々の悪しき習慣です。
人はメリットのみに生きるにあらず、なのですが、ついメリットで人を動かそうとしてしまいます。そして自分に対してもです。
端的に言えば、
プライミングvsメリット
という二項対立があります。
プライミングと言えば、ドーパミン、ドーパミンと言えばドーパミン経路(A10神経系)です。
*ドーパミン経路。「中脳の腹側被蓋野(VTA)から大脳皮質に投射するドーパミン神経系(別名A10神経系)」
しばしば「報酬系(ほうしゅうけい、英: reward system)とは、ヒト・動物の脳において、欲求が満たされたとき、あるいは満たされることが分かったときに活性化し、その個体に快の感覚を与える神経系のことである」とされますが、どちらかと言えば「報酬系が活性化するのは、必ずしも欲求が満たされたときだけではなく、報酬を得ることを期待して行動をしている時にも活性化する」ほうが大きいと最近では考えられているようです。(引用は図と共にWikipedia)
プライミングが情動的であり、衝動的であり、Want toな響きがあるのに対して、メリットはいわゆる「理性的」で、計算可能で、スペックを提示されている感じです。
Apple vs Dell
という感じです。
Appleが家族の団欒であったり、新製品を使ってみての新しい世界をいつも提示するのに対して、機種の素晴らしさが全面に出てくるのがたとえばSurafceのCMです。
Surfaceを使う人は背景に追いやられている印象です。引き立て役になっている感じです。
ここではSurfaceではなくDellのCMを出すのが筋でしょう。
Dellは見事にトーンがWant toではなくHave toです。
プライミングとは端的に言えば、自分が望ましいと思う可能世界を脳内にリアルに提示することです(ここで重要なのは提示する主体は自分自身ということです。星の王子さまの羊の絵と同じです。我々飛行士側がするのはいつも「呼び水」を差すことだけです。Appleはいつも上手に差します)
*機能を紹介しているように見せて、我々に新しいライフスタイルをプライミングさせます。
メリットの提示は全く必要ないわけではないのですが、メリットで人が動くと考えるのは間違いです。
人はプライミングで決定し、そのあと付けとしてメリットを数え上げます。
それを選択する理由をメリットとして後からCreateするだけです(自分への言い訳としてw)。
メリット以前に選択自体はすでに済んでいるのです。
これは人をコントロールしたり、集団をコントロールするのにも使えるテクニックですが、最も使えるのは自分自身に対してです。
自分自身がゴールに向かって移動できるようにデザインしたり、自分自身の身体をデザインするのにこの「報酬系と刺激」はフルに活用できます。
言うなれば、身体は我々の外側にあります(だからこそ、本当は身体を正確にコントロールすることなどできないのです)。意識の外側にあり、いわば外部として、他者として機能すると考えます。
その立場からスタートすると、逆説的ですが、身体を結果的にコントロールできるようになります。
(神なりロゴスもそうですが、絶対的に外にあるという現実からスタートすべきです)
そのときのポイントがデザインであり、そのデザインのコアの考え方が「報酬系と刺激」です(4月のスクールではこれを「意志力」という観点から再び考えます)。
メリットの提示とは何でしょう。
たとえば、スペックであったり、「限定」や「希少性」や「割安」「お得感」、「こんな良いことがありますよ」と具体的に提示することです。
たとえば「幸せになります」「お金持ちになります」「人間関係が改善します」「成功します」などはメリットの提示の一例です。
もしくは個人的なことで言えば、「痩せるために毎朝走る」「健康のために野菜を食べる」などはメリットに動かされています(とは言え、どう表現するかというより、内なる動機にかなり依存します。動機がメリットから来ている場合は、高い確率でうまくいきません。プライミングから来てるとうまくいく可能性が高くなります)
たとえば、我々はメリットによって、ある商品を衝動買いしそうですが、実は冷静な計算が後ろにあります。「今なら半額」に反応する人は、衝動ではなく、その計算(と浮くお金)に対してプライミングが働くのです。
それに対して、プライミングというのはかなりぼんやりとしています。
実際に抽象度は高くならざるを得ません。
なぜならプライミングの源泉は高い抽象度の望ましい可能世界の臨場感だからです。
では表現方法は抽象的になるかと言えば、これまたパラドキシカルですが、逆です。
抽象的なプライミングのほうが具象的であり、具体的なメリットのほうが抽象的になりがちです。
たとえば非常に抽象度が高い情報として我々が思いつくのは哲学書や古典や聖書です。
しかし、これらの書籍はどこを開いてもきわめて具体的な叙述にあふれています。
洞窟の中の人を描くプラトン(ソクラテス)、ぶどう園の労働者について語るイエス、辛子種について語る仏陀。抽象的で難解とされるカントやヘーゲルもきわめて具体的なことから始めています。
イソップ物語の「ここがロードスだ、ここで跳べ」を引いたのはヘーゲルです。
今回、その一例として選択についてのTEDレクチャーのアイエンガー先生を紹介しました。
きわめて具体的で個人的なところからスタートします。
選択については是非、シュワルツ博士のTEDレクチャーも見ておいて下さい。
「意志のリソース」を考える上で重要です。
報酬系とメリットの二項対立はどこかで止揚されるべきですが、まずは切り分けることが大事です。
そして面白いことに報酬系は自己実現命題として機能し、メリットは失望しか生みません。
(なぜなら報酬系はそのコストを回収しにくるからです)
パンドラの箱は開けてはいけないのです。
箱を提示するとそこには「希望」を勝手には脳は見出します。
しかし箱を開けてしまうと、それは世界に災厄しかもたらしません。
*箱をのぞくパンドラ(ウォーターハウス)
【書籍紹介】
ちなみに今日、紹介した皮膚運動学についてはこちら。
ゴムゴムという気功技術のベースとなる技術を見せてくれたパーソナルトレーナーさんがブログで紹介されていました。かなり面白いです。
マッサージやドレナージュ、リンパマッサージ、オステオパシー、トリガーポイント、筋膜リリース、鍼灸、整体、PNFなどなどが目指したかったところが、この新しい学問によって整理されるのではないかという希望が持てます(希望はいつも壺の中にありますw)
まあ、僕等はヒーラーなので、研究は研究者にお任せして、どんどん楽しく実践していきましょう!!!
皮膚運動学―機能と治療の考え方/三輪書店
¥3,024
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そしてもう一つ(One more thing)
5分間ユニバーシティについてはこちら。
地政学でお馴染みの奥山真司先生がスティーブン・ウォルト氏の「大学の国際関係論の学科を5分でマスターする方法」を抄訳されています。オリジナルはこちら。
ここで話題になっている“Five Minute University.” なる概念がとても素敵だなと思ったら、ウォルト氏いわくこれはコメディのネタなのだそうです。
“Five Minute University.”とは「It was brilliantly simple: in five minutes he promised to teach you everything you’d actually remember five years after you graduated. For example: Economics? Easy: “supply and demand.” That’s it. Theology? “God Loves You.” And so forth.」
(5分間大学というのは、非常にシンプルなものだ。
たった5分で、大学を卒業して5年後にもまだ実際に覚えているようなことをすべて教える。
たとえば、、、経済学?? 簡単だ。受容と供給、それだけ!。
神学? 神はあなたを愛している。そんな感じだ!!)
*20秒くらいから(^o^)
繰り返しの紹介となり、恐縮ですが、、、、意志のリソースについてはこちら。
WILLPOWER 意志力の科学/インターシフト
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こちらも繰り返しになりますが、神経生理学的な視点から「運動」を捉え直したいときはこちら。
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方/日本放送出版協会
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このブログはセミナーを受けないと内容が分からないのですか?〜グリッサードをブログで学べますか?〜
「このブログはセミナーを受けないと内容が分からないのですか?」という主旨のことを、数名の受講生から聞かれました。
なかなか答え辛い質問です。
というのも、ジレンマがあるからです。
原則として、「まといのば」としては「続きはセミナーで!!」というようなビジネスモデルを採用したいと思っていません。
むしろ「こんな内容でセミナーをします!」というビジネスモデルです。
ですので、事前に内容はすべて書きたいと思っています(物理的な制約はいつもありますが)。
ですが、そもそもブログで情報伝達が完結するようなものをセミナーにする理由はありません。
セミナーにせず、ブログで書けばいいからです。
たとえば「続きはメルマガで!」というような人がいますが、メルマガというテキスト情報で書けるならブログで書けよって思いますw
「まといのば」としては、テキスト情報で伝えられるものは全部伝えて、それを予習としてセミナーに臨んで欲しいと考えています。
しかし、たとえば「グリッサード」というバレエのパを全く知らない人に対して、ブログの文章だけで(動画を使ったとしても)「グリッサード」を伝えられるでしょうか?
「グリッサードはこういうパですよ」、「こういうことに気をつけましょうね」ということはブログでテキスト情報で伝えられます。
しかしそれを理解し習得出来るかといえば難しいでしょう。
*グリッサードです!!!良いですよね~。
バレエを学ぶときは、バレエスタジオへ行き、バレエ教師の説明を聞き、バレエ教師のお手本を必死で見て、生徒は頭の中で再現して、実際に身体を動かしてみて、その動きを教師にチェックしてもらい、修正してもらって、それを繰り返して、はじめて習得できます。
気功も同じです。
ですから、「このブログはセミナーを受けないと内容が分からないのですか?」という質問に対して答えるとしたら、YesでありNoということになります。
もちろん、もっと言えば、「セミナーを受けても内容が分からない」可能性もあります(笑)
(数年経って「ようやく分かった!」という受講生もいらっしゃいます。何かを学ぶためには、内的な成長が必要だからです)
「まといのば」としては、ブログだけで完結して理解できるように、言葉を尽くしているつもりです(ただ想定する読者の対象はいつも受講生であり、受講生予備軍であることは間違いありません。純粋に一般向けに書いていないのは事実です)。
ただセミナーを受けないと、腑に落ちない可能性もあります(センスが良くて、頭も良ければ、ふわっと書いているところからヒントを得て習得できる可能性もあります)。
ブログだけで分かれば、そしてそれが「なるほど~」と思ったら、それを採用していただければ良いですし、「違うな~」と思ったら、「そういう意見もあるんだろうな~」と思っていただければ良いと思います。
「なるほど~」と思って、その根拠なりエビデンスが知りたいとか、他の人の意見が知りたい、そう考えた背景が知りたいと思ったら、参照図書を紐解いてください!
「なるほど~」と思って、もっと具体的に自分の身体に落とし込みたい、もしくは「自分ができているかを知りたい」と思ったら、セミナーに来てください!!
セミナーに来て、もっと「まといのば」で学びたいと思ったらスクールに来てください。
そういうデザインで「まといのば」は運営しています。
そしてブログを読んでいて「ここが良くわからない」と思ったら、遠慮無くどんどん質問してください!!
*幼子(おさなご)のごとくガツガツ学んでいきましょう!!
ローマ法王のインスタグラムと「神はなぜ戦争をお許しになるのか?」という問い
ローマ法王がInstagramを始めたそうですね。
我々が宗教やキリスト教について感じる漠然として、そして間違ったイメージは「信じるものは救われる」です。
「信じるものは救われる」と布教された人もいるのかもしれませんが、これほどキリスト教的ではない言説もありません。
そして「信じるものは救われる」ということを信じている信者がいるとしたら、これほどキリスト教理解から遠い人もいません。そしてキリスト教はきわめて論理的で知的なものです。
そういうイメージがないのは、我々がキリスト教から遠いからです。
キリスト教もそうですし、宗教というのは本来はそういうものです。
そういうイメージがないのは、我々がきわめて宗教的ではないからです。
Logosのベースはキリスト教であり、宗教です。
Logosの後ろにキリスト教があるという意味ではもちろんありません。
Logosと同じ集合にキリスト教もギリシャ神学もあるとは思います。
そしてキリスト教やギリシャ神話に対する理解が深くなればなるほど、Logosに対して正しく向かい合えるのではないかと思っています。
今回のスクールでも「信じる者は救われる」をめぐってディスカッションしました。
キリスト教的に言えば「信じる」を誰が決めるのか?(神が)
救われるかどうかは誰が決めるのか?(神が)(これは予定説的な考え方ですね)
だから自分が(人間が)「信じる者は救われる」と言ってはアウトなのです。
(引用開始)
18:9 自分を義人だと自任して他人を見下げている人たちに対して、イエスはまたこの譬をお話しになった。
18:10 「ふたりの人が祈るために宮に上った。そのひとりはパリサイ人であり、もうひとりは取税人であった。
18:11 パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人間でもないことを感謝します。
18:12 わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています』。
18:13 ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った、『神様、罪人のわたしをおゆるしください』と。
18:14 あなたがたに言っておく。神に義とされて自分の家に帰ったのは、この取税人であって、あのパリサイ人ではなかった。おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。(ルカ18:9-14)(引用終了)
胸を打ちながら『神様、罪人のわたしをおゆるしください』と言ったものが義とされるのです。
一方で「神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人間でもないことを感謝します。わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています」というパリサイ人が義とされないのです。
律法を守るどころか、律法も知らずに「信じる者は救われる」などという人を神が義とする可能性はないのです。
Logosも同じです。
Logosは外にあるのです。
たしかに自分の内に探すのですが、自分の内面というのは消化器のようなもので外側なのです(胃の中はトポロジカルには外です)。
自分の内にあるLogosもまたそれを見つめて、高めようとしたら、外にあるとして考えるべきです。
今回のスクールで言えば、自我という点の周りにフワフワとすべてのものが浮いていると考えると良いのです。
臓器も筋肉もアミノ酸もグリコーゲンもフォームや意志や性格も行動も動きも浮いていると考えると良いと思います。ぷかぷかと浮いているのです。情報空間という海に浮いているのです。
何度かセミナーで紹介しているD・M・ロイド・ジョーンズの「Why Does God Allow War?(神はなぜ戦争をお許しになるのか?)」から引用します。
僕もとあるセミナーでこの著作を知りましたが、かなり面白いです。真っ直ぐにキリスト教的です。
説教集なので、語り口は易しいです。バルトを読むのもとても良いですが、キリスト教の思想のゲシュタルトを素早く手に入れるにはロイド・ジョーンズは良いと思います!!

*Dr. Martyn Lloyd-Jones Onlineから写真をお借りしました!http://www.misterrichardson.com/mlj.html
ロイド・ジョーンズは「神に対する傲慢さ」の例として次のように語っています(説教なのでまさに語っています)。
「私たちはためらうこともなく、ごく当たり前のように、自分には神の行なう一切合財が理解できるものと決め込んでしまう。私たちは、自分自身に、また自分自身の精神と理解力と意見とに絶大な自信を持つあまり、自分の同胞の行動をとがめるのと全く同じように、神の行動をもとがめ、疑いを持つのである。私たちは、何が正しく、何が最善であるかを知っているものと感じ、信じている。私たちの自己信頼には限りも果てもなく、私たちの精神や知性に到達できないもの、正しくわきまえきれないものがありうるなどと信じるのを拒否する。(p.76 D・M・ロイド・ジョーンズ「Why Does God Allow War?(神はなぜ戦争をお許しになるのか?))」
ちなみに文章は著者の声で聴くようにすることだと僕は思います。
速読などはやらないほうがいいです(かなりの量を読んできてから、試すべきです)。
ロイド・ジョーンズの肉声はいくつもYoutubeにありますが、その1つを!
ちょっと脱線しますが、本の読み方のコツは「声で聴く」ことです。
できればその人の声で聴くのが理想です。
その意味で文字など存在しないと考えましょう。文字は音符のようなものです。楽譜を見て、音符の位置だけを眺めることはありません、楽譜を読むときは脳内に音が鳴り響きます。
読書も同じです。
「はじめに音ありき」なのです。
肉声を脳内に響き渡らせましょう。
昨日のスクールでは小林秀雄さんの肉声を聴きました(小林秀雄さん、中村元さんの肉声はこちらのブログから)。
小林秀雄というと端正な文章、端正な論理というイメージです。「ちょっと頭の良すぎる嫌な感じがするな~」と若いころは思ったものですが、この肉声を聞いて印象がガラッと変わりました。この喋り方で小林秀雄を読み直すと意味がするすると頭に入る気がしました(気がしただけであり、理解には程遠いのですが、それでも大きな一歩です)。
小林秀雄さんの文章というのはこんな感じです(はじめて紹介したのはこちらです!「走れ、走れ! 僕の行けなかった道を」の傲慢 2012-08-21
よく引用するのでお馴染みかと思います。
(引用開始) 先日、ロンドンのオリンピックを撮った映画を見ていてが、そのなかに、競技する選手たちの顔が大きく映し出される場面がたくさん出て来たが、私は非常に強い印象を受けた。カメラを意識して愛嬌笑いしている女流選手の顔が、砲丸を肩に乗せて構えると、突如として聖者のような顔に変わります。どの選手の顔も行動を起こすや、一種異様な美しい表情を現わす。むろん人によりいろいろな表情だが、闘志などという低級なものでは、とうてい遂行し得ない仕事を遂行する顔である。相手に向かうのではない。そんなものはすでに消えている。緊迫した自己の世界にどこまでもはいって行こうとする顔である。この映画の初めに、私たちは戦う、しかし征服はしない、という文句が出て来たが、その真意を理解したのは選手だけでしょう。選手は、自分の砲丸と戦う、自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う、そしてついに征服する、自己を。かようなことを選手に教えたものは言葉ではない。およそ組織化を許されぬ砲丸を投げるという手仕事である、芸であります。見物人の顔も大きく映し出されるが、これは選手の顔と異様な対照を現わす。そこに雑然と映し出されるものは、不安や落胆や期待や興奮の表情です。投げるべき砲丸を持たぬばかりに、人間はこのくらい醜い顔を作らねばならぬか。彼らは征服すべき自己を持たぬ動物である。座席に縛りつけられた彼らは言うだろう、私たちは戦う、しかし征服はしない、と。私は彼らに言おう、砲丸が見つからぬ限り、やがて君たちは他人を征服しに出かけるだろう、と。また、戦争が起こるようなことがあるなら、見物人の側から起こるでしょう。選手にそんな暇はない。(引用終了)小林秀雄「私の人生観」pp.122-123
端正な文章です。
しかしこの録音を聞いてからだと、また読みの深さが変わると思います。
*冒頭は録音状態が悪いので、途中から聞いて下さい。
もちろん録音であっても肉声を聞けるというのは稀有なことです。
ソクラテスはYoutuberではありませんでしたし、カントもヘーゲルの声も聞こえません。
でも何度も読んでくると、あるときに突如として、その人柄が見え、声が聞こえてくるような気がします(ソクラテスはべらんめえ調のおっさんに聞こえます)。
僕はヘーゲルが進軍してきたナポレオンを見て、友人に書いた手紙を読んで、ヘーゲルの肉声に触れた感じがしました。
(ナポレオンのイエナ入城を目の当たりにしながら)
「私は、皇帝、この世界精神が町を通って陣地偵察のため馬を進めるのを見た。この一地点にあって馬上に座しながら、しかも全世界をおおい、支配する人を見るということは、まったくなんとも言えない感じがする」(十月十三日、ニートハンマー宛)
「世界史とは、統御されない自然的意思の鍛錬であり、その意思を普遍的原理に服従せしめ、それに主観的自由を与えることである。」とよそ行きの顔で書いている硬すぎる文章とは別のヘーゲルの肉声が手紙の中にあります。
たとえば新進気鋭の哲学者が大好きなアイドルの舞台を観に行って、「私は、◯◯ちゃん、この女神が舞台に立って踊るのを見た。この一地点にあって、マイクを持ちながら、しかも全世界をおおい、支配する女神をみるということは、まったくなんともいえない感じがする」という感じですかね、、、
(あまり良いたとえではない気もします)
カントに関して言えば、難解という印象がありましたが(いや難解なのですが)、大学でその主著純粋理性批判の原書講読をしているときに、非常に日常的な話題でひたすらに「先験的総合判断」の定義をしようとしている姿にカントの肉声を見た感じがしました。
いやいや、別な例でいきましょう。
たとえばカントというとクソ真面目なイメージがありますが、「永遠平和のために」の序文を読んだときにその印象が変わりました。
真面目な学級委員長がクスリともせずに面白いことを言うようなイメージです。
「永遠平和のために」の序文の冒頭はこんな話から始まります。
(引用開始)
「永遠平和のために」というこの風刺的な標題は、あのオランダ人の旅館業者が看板に記していた文字で、その上には墓地が描かれていたりしたが
(引用終了)(カント「永遠平和のために」)
「永遠平和のために」という大仰な物言いがカントの生真面目さではなく、カントの洒落であったことも驚きですが、自分の著書のタイトルをオランダ人の旅館業者が看板に記していた文字から取るという洒脱さに惹かれました。
そもそも「永遠平和のために」という文句は墓地に書かれる言葉です。だからこそ旅館業者の看板には墓地が描かれています。僕はここに「敵も味方も皆死ねば争いは無い(=永遠平和)」という諦観に似た洒落を感じます。
逆に言えば、人は生きている限り平和にはならないという諦めもあるのかもしれません。
ギャグを解説するのと似ていて、面白みというのは解説するのが難しいのですが、ここにカントの新しい一面を見た気がして、それ以降カントの肉声が頭に響くような感じがしています。
閑話休題
ロイド・ジョーンズの説教の話でした。
ロイド・ジョーンズは次の態度を傲慢として戒めます。
「私たちは、何が正しく、何が最善であるかを知っているものと感じ、信じている。私たちの自己信頼には限りも果てもなく、私たちの精神や知性に到達できないもの、正しくわきまえきれないものがありうるなどと信じるのを拒否する。」
僕の好きな著者が「『自分は間違っているかもしれない』というステッカーを車に貼っておけ」と言っていました。自分の主張に絶対的な確信を持つことは重要ですが、その隅にゲーデル数のように「自分は間違っているかもしれない」という囁きをセットしておくことです。
神に対する態度も、Logosに対する態度も、「自分の精神や知性に到達できないもの、正しくわきまえきれないものがあると信じる」ところからスタートすべきです。
そう考えれば、「信じる者は救われる」などという戯れ言は、寝言は寝てから言えということになるわけです。
昨日のスクールで引用したことで言えば、
あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか。(マタイ6:27)
となります。我々はその意味で無力です。
そこで理解されるのは、
「天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あなたがたの思いよりも高い。」(イザヤ55:9)
だからこそ、イエスですら「父よ、みこころならば、どうぞ、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの思いではなく、みこころが成るようにしてください」。ルカ 22:42と言ったのです。
自分の願いと主の御心が異なる可能性について熟知していたのです(一致することも多いです。だからこそ「魚を求めてヘビを与えることがあろうか」「叩けよさらば開かれん」なのです)。
我々が想定しうるギリギリの絶対的なものに対する服従(イスラーム)こそが、人を自由にするのです。
【参考書籍】
神はなぜ戦争をお許しになるのか/いのちのことば社

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純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3)/岩波書店

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純粋理性批判 (まんがで読破)/イースト・プレス

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法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)/中央公論新社

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法の哲学〈2〉 (中公クラシックス)/中央公論新社

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永遠平和のために (岩波文庫)/岩波書店

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余談ですが、ニーチェは「神が人間を創った? いや人間が神を創ったのだ」と言います。
それはどちらでも良いのですが、アホな人間がつくった下手くそな神が「信じる者は救われる」などと言わせしめるのであって、かつての天才たちが創った神はもっとマシなのです。
マシュマロ・テストは決して我慢できるかのテストではなく、貪欲度をはかるテスト
マシュマロ・テストは決して我慢する能力をはかるわけではありません。
現在の欲望を消す能力でもありません。
我慢や欲望をデリート(消去)する能力をはかるならば、マシュマロ1個か2個ではなく、1個が0個にすべきでしょう。
ご招致のようにマシュマロ・テストとは「15分待てばもう1個マシュマロをあげるよ」というテストです。
まあ、僕はセミナー中に5分の休憩時間すらなかなか取れないので、15分待つなどというのは永遠に感じそうです。まあ、でも単糖類の塊を食品として見れるかどうかと言われたら、難しいですけどw
ちなみにWikipediaにはこうあります。
被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一個載っている。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を出ていく。
いつもの動画も見てみましょう!!
マシュマロ・テストはたしかに自制心をはかるテストですが、それが我慢の能力であったり、欲望を消す能力ではありません。
実際に子供たちの目の前には1個のマシュマロと2個のマシュマロが並んでいます。ただ2個のマシュマロはより抽象度の高い情報空間に並んでいます。
1個と2個なら2個のほうが良いと考えるのが、自然淘汰を勝ち抜いた者の論理です。多ければ多いほど良いのです。
そして2個のマシュマロに手を伸ばすには、自分の欲望を抑え、コントロールすることが必要であることを理解しています(消すのではなく、抑えるのです)。

経済学では現在割引価値などと言います。
現在割引価値とは「ある将来に受け取れる価値が、もし現在受け取れたとしたらどの程度の価値を持つかを表すもの。たとえば1年後に100万円貰えるのと、今90万円貰えるのが等価であると感じる者にとっては、1年後の100万円の割引現在価値は90万円となる。」。
カーネマンいわく人間は現在を過大評価します。
現在の1個が15分後の2個より大きい子もいるでしょう(3人に1人くらい)。
ただ、いまもらえるものを過大評価するのは、進化論上ある意味で正しい生き残り戦略です。15分後に本当にマシュマロがあるのか分かりませんし、それが15時間後、15年後だったら、あてになりません。
ただ、かなりの蓋然性が高いときは、待つことは進化論上良い戦略となります。
だからこそ、目の前にあるマシュマロをいますぐに食べずに、一年かけて増やすことにしたのが、農耕の始まりでしょう!
飢餓状態に近い時に種籾(たねもみ)を食べずに、土(田んぼや畑)に撒くというのは鉄の意志が必要だったことかと思います。
種まきと言えばイエスですね~
8:5 「種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。
8:6 ほかの種は岩の上に落ち、はえはしたが水気がないので枯れてしまった。
8:7 ほかの種は、いばらの間に落ちたので、いばらも一緒に茂ってきて、それをふさいでしまった。
8:8 ところが、ほかの種は良い地に落ちたので、はえ育って百倍もの実を結んだ」。こう語られたのち、声をあげて「聞く耳のある者は聞くがよい」と言われた。(ルカ8:5)
2倍どころか、100倍はいいですね!
もちろん0にもなるかもしれないギャンブルでしょうが。農業は大変です。
そしてこの「待てる」という能力こそが「真の意味での貪欲」ということかと思います。
その能力が1個ではなく未来の2個を真っ直ぐに選ぶのです。
自制心はテクニックということもありますが、それ以上に抽象度の高い世界(この場合は10分、15分後の現状)に強い臨場感を持てるという能力です。
時間方向へ自由へ移動できるのはひとつの能力です。
(引用開始)
三才
私に過去はなかった
五才
私の過去は昨日まで
七才
私の過去はちょんまげまで
十二才
私の過去は恐竜まで
十四才
私の過去は教科書どおり
十六才
私の過去の無限をこわごわみつめ
十八才
私は時の何かを知らない
(引用終了)(「生長」谷川俊太郎)
そして抽象度の高い世界が見えるようになると、自制心が重要になります。
「待つ」こと、「抑える」ことです。
自制心とは自分の行動のコントロール能力のことです。
自制心と言うと思い出すのはパウロ・コエーリョの「悪魔とプリン嬢」です。
『もし今、町で一番美人の売春婦がここに入ってきたとして、あんたは彼女が美人でも魅力的でもないと考えることができるのか?』
『できない。しかし、私は自分を抑えられるだろう』と聖人は答えた。
『じゃあ、もし俺があんたに、山を出て俺たちと一緒に暮らせと言って金貨をたくさん差し出したとして、あんたにはその金貨が石ころに見えるのか?』
『そうではない。しかし、私は自分を抑えられるだろう』
(略)
すべては抑えるかどうかにかかっていた。そして、何を選ぶかに。
問題はそれだけだった。
町で一番美人の売春婦を美人でも魅力的でもないと考えることはできなくても、自分を抑えられ、金貨が石ころに見えなくても、自分を抑えられるのです。
マシュマロが甘くない、美味くないと思うことはできなくても、自分を抑えることができるのです。
自由というのは何でもやりたいことをすぐやることという誤解がありますが、自由というのは自分を抑えることにあるように思います。
ちなみに余談ですが、悪魔とプリン嬢の中にはこんな一節があります。
「こういうことを言ったドイツの哲学者がいるーー「神にすら地獄がある。すなわち、人間に対して抱いている愛だ』とね。
良いですよね~神にすら地獄がある。
これはもちろん「ツァラトゥストラはかく語りき」の一節であり、ニーチェです。
これは火で塩漬けと合わせて理解したい感じですねー。
それはさておき、抑えると言えばもう一人思い出すのはケインズの紹介するニュートンです。

(引用開始)
純粋科学的ないしは哲学的な思考を試みたことのあるひとならだれでも知っているが、ひとはある問題をしばらくは心の中に保持して、それを洞察するのにいっさいの集中力を傾注することができるのであるが、それは次第に薄れてわからなくなり、その眺めているものがただの空白にすぎないことに気がつくのである。ニュートンは一つの問題を数時間も、数日も、数週間も、ついにそれが彼に秘密を打ち明けるまで、心の中に持ち続けることのできる人であったかとおもう。(引用終了)(ケインズ「人物評伝」のニュートン評)(下線部は引用者)
「一つの問題を数時間も、数日も、数週間も、ついにそれが彼に秘密を打ち明けるまで、心の中に持ち続けること」ができるように自分を抑えることができるのがニュートンの偉大さです。

*バレエ・リュスのバレリーナを奥さんにした天才ケインズもまた「抑える」ことができた人です。
プリマと出会って7年間の不倫の上の結婚です。
そして意志力がある人はまさに「抑える」ことで、ますます意志力のリソースをセーブできるのです。
マシュマロ・テストとは人生そのものであり、我慢できるかのテストではなく、大きな欲望のために自分を「抑える」ことができるかのテストです。
【参考書籍】
悪魔とプリン嬢 (角川文庫)/角川書店

¥562
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ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)/河出書房新社

¥1,296
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いたこニーチェ (朝日文庫)/朝日新聞出版

¥713
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人物評伝 (岩波現代叢書)/岩波書店

¥2,516
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ケインズの紹介動画ですw
ケインズvsハイエク ラップで加速学習!2012-03-26ではじめて紹介しました!
【募集開始!】4月のスクールは意志力を中心に召喚・ロゴス・遮那・脳筋・言霊・報酬系を総復習
4月のヒーラー養成スクールの募集を開始します!!
今回のテーマは最近話題沸騰中の「意志力」です!!
ですが、最近のスクールでかなり突っ込んで「意志力(意志のリソース)」について伝えることができたので、もう一歩進みたいと思っています。
予定通りに意志力をメインテーマにしつつ、最近のビッグテーマをふんだんに放り込んだ総復習的な内容にします。最近のビッグテーマとは、悪魔召喚、ロゴス、遮那(しゃな)、脳筋、言霊(ことだま)、報酬系です。
なぜ総復習するかと言えば、これらの一見するとバラバラのテーマが意志力(Will power)の元に結集するからです。
お楽しみに!!!!
こんな風に思ったことは無いでしょうか?
なぜあの人は強い意志で計画を完遂できるのか?
なぜあの人はありえないような強運の持ち主なのか?
実は、強い意志も強運もどちらも同じことです。
より正確に言えば、どちらも原因は同じということです。
淡々と強い意志で計画を遂行する硬い意志力も、向こうからチャンスが勝手にやって来て、そのチャンスにうまく乗って成功しているように見える人の強運も実はカラクリは同じなのです。
その2つが同じだと思わなければ、「努力は報われる」もしくは「果報は寝て待て」という誤った結論に飛びついてしまいます。
そもそも努力は報われることは無いし、努力と成功は本質的には無関係だと思ったほうがいいのです。
また「果報は寝て待て」も間違いです。寝ているように見えるだけです。
寝てしまっていては、果報は通りすぎるだけです。また疲れていても、果報は目の前をしらっと通り過ぎます。
走っている人にしか。目にすることができず、手にできないものはあります。
ということで、今回のテーマは意志力です!!
なぜ意志力が重要なのでしょう。
それはシンプルです。
必要なときに必要なだけの意志力が無ければ、素晴らしい環境も、素晴らしいツールも、素晴らしい教えも一切が無意味だからです。
なぜいつもチャンスを最後の最後で取りこぼしてしまうのか?
あと少しということころで、なぜ身体が動かなくなるのか?
努力がなぜ報われないのか?
なぜあの子がうまくいくのか?
などなどの、幼い頃からの疑問に答えが出ます。
そして成功する側へ、激しく成長する側へ移動できます。
意志力の源泉を学び、それを体感し、それを実践することで、圧倒的な成長を確認することができます(確信ではなく、確認です。重要なのは確信ではなく、確認作業です)。
意志力とはリソースです。有限のリソースです。
いわばガソリンのようなものです。
どんなに素晴らしい車であっても、どれだけ馬力があっても、エンジンが素晴らしくても、ガソリンが空(から)なら1cmも動けないのです。
むしろ、我々は意志力を使ってはいけないところで、意志力を使いすぎてしまい、使うべきというときに残っていません。
「そこに使ってはいけない」というところで、潤沢に使いすぎてしまい、絶対に必要なところに残っていません。
意志力と言えば、スタンフォード大のKelly McGonigal(ケリー・マクゴニガル)教授ですね。
では、意志力について我々は具体的にはどうすれば良いのでしょう。
方針はシンプルです。
非常にシンプルです(今後、方法論はガンガンブログで紹介します)。
その方針を端的に言えば「イエス・キリストを着なさい」(パウロ)”Assume a virtue, if you had it not”(ハムレット)ということになるかと思います。
意志力というときわめて抽象的な心構えや根性論や精神論のような気がします。
しかしもっと即物的なものです。
たとえば意志力は物質として表現できます。意志力の減衰は測定可能です(心理実験で)。
意志力を削がないような身体の使い方、脳の使い方は存在します。
今回もまた生命科学、分子生物学から皮膚運動学、スポーツ科学、そして神学、聖書学を横断しながら、新しいあり方を模索しましょう!!
ただ冒頭でも述べたように、最近のスクールでかなり「意志のリソース」については伝えることができています。
ですので、今回は意志力のその先の風景を見たいと思っています。
今回は「意志力」を中心にして、召喚(悪魔召喚含む)、ロゴス(Echo含む)、シャナ(箱庭含む)、脳筋(Progressive Overlorod含む)、言霊、報酬系をがっつりと総復習しながら、新しい気功のあり方、新しい考え方、新しいライフスタイルを目指しましょう。
というか、召喚技術もロゴスと神さまも、シャナも脳筋も言霊もドーパミン経路やホルモンもすべては「意志力」が支配しています。もちろん意志が直接に支配しているわけではありません。意志がそれらの環境をデザインすることで間接的に支配しています(ハムレットがMonsterと呼んだものです)。
というわけで高度に抽象的な内容なのに、非常に実践的で具体的なテクニック満載です!!!
かなりハードだとは思いますが、がんばりましょう!!
ちなみに、なぜこんな強気な内容かと言うと、3月のスクールはかなり盛りだくさんだったのに、スムーズにうまくいったからです。実際に理論も膨大、そしてワークもハードで膨大でしたが、驚くほどするっとうまくいきました。事前の学習なり、それぞれの受講生のレベルの向上が素晴らしいのだと思います。
というわけで、今回も遠慮なく盛りだくさんで行きます!
これまでのスクールを受けていなくても大丈夫なようにしますが、きちんとこれまでのブログ記事で事前学習しておくと理解が早いと思います。
ジェットコースターのように総復習と新しい領域のチャレンジをしていきましょう!!
お楽しみ!!!!
【ヒーラー養成スクール17期 意志力の源泉 ~メメント・モリの風景~】
【日時】 4月16日(土) 13:00~18:00
17日(日) 13:00~18:00
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 230,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【特典】2016年3月までの「まといのば」の全気功伝授(クリフォト3含む)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
Because it's there.(そこに山があるから)〜自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う
明日日曜日は今月最後、今年度最後の1Dayスクール「悦楽気功」です!!
気功で「気持ち良くなる」ことを全部試しましょう。
そして「気持ち良さ」こそが成長のバロメーターであることを確認しましょう!!!
駆け込み参加もまだまだ間に合います!!
お楽しみに!!!!
「まといのば」と言うとハードワークというイメージですし、「苦しめ!」「痛みこそ正義」というイメージです(いや、あくまでもイメージです)。厳しさや激しさ、加速学習、圧倒的な成長というイメージがあります。
実際に少なくとも“Adversity makes a man.”(艱難辛苦、汝を玉にす)とは思います。
最近はやりの言葉で言えば過負荷(Overlord)ですね
たまに「このトレーニングはいつか楽になりますか?」と聞かれることがありますが、もちろん答えは「Yes」です。ただYesになるのは無限遠ですw
無限の彼方に楽になる世界があります。
ですので、生きている間は楽にはなりません。有限の時間の中では楽にはなりません。
ですのでまあ普通に答えるとするならば、Noですね。
そもそもトレーニングが楽であれば、それはトレーニングになりません。過負荷漸進の原則に従っていないからです。
ただ耐久力がつくイメージです。トレーニングはたしかに辛いけど、それを何とかマネージメントできるように心が強くなっていくというイメージです(もちろん筋肉もスキルも神経も代謝も強くなります。適応です)。
バレエと同じですね。レッスンもキツイ、リハーサルはもっとキツイけど、それが日常なので慣れるのです。「慣れる」とは辛くないという意味ではなく、辛いのが普通になり、辛いのが日常になるということです。
ですから、毎日めっちゃキツイのがどんどん負荷を増して続くというイメージです。
まさに人生は重荷を背負いて坂道を登るようなものです。気付いたらバーベルを背負って、ロッククライミングしているかもです。それも高地の低酸素で。バーベルを背負ってのロッククライミングは冗談ですが、ただ登山時の荷物はかなり重いですよね。
またまた余談ですが、中国の九寨溝・黄龍に気功を学びに行った時に、多くの人が高山病で倒れている中、ひとり元気な人がいました。
ちなみに九寨溝・黄龍空港は標高約3,000m、黄龍は3,100m~3,600mです。
その元気な人はバレリーナだったのですが、バレエのクラス中のほうがもっと酸素が薄いと言っていました(・o・)
さもありなんですね(・_・;)
僕は登山は若い頃に部活でやっていました。それ以来、登っていません(山の魅力は激しすぎて、その魅力に捧げるのは命なので、避けて生きています。でも、命を捧げても惜しくない魅力がありますね~)。
中学の頃だったか、教師に「なんで山に登るの」という意味のことを聞かれて絶句したことがあります。「山好き?」「山の魅力って何?」という感じの意味の軽い質問です。
もちろん当時もマロリーの「そこに山があるからだ(Because it's there. )」という名文句は知っていましたが、それをそのまま答えても仕方ありません。とは言え、適切な回答がありません。
ですから、マロリーは正しいのです。
*「そこに山があるからだ(Because it's there. )」
頂上に到達した達成感とか、風景の美しさとかそういうもののために登っているわけではありません(ゴールとその達成の関係に似ています。達成するためにゴールを設定するのではないのです)。
強いて言えば、「好きだから登っている」くらいのことしか答えられません。
今だったら小林秀雄をパクって回答するのかもしれません。
いつもながらの引用で恐縮ですが、、、
(引用開始) 先日、ロンドンのオリンピックを撮った映画を見ていてが、そのなかに、競技する選手たちの顔が大きく映し出される場面がたくさん出て来たが、私は非常に強い印象を受けた。カメラを意識して愛嬌笑いしている女流選手の顔が、砲丸を肩に乗せて構えると、突如として聖者のような顔に変わります。どの選手の顔も行動を起こすや、一種異様な美しい表情を現わす。むろん人によりいろいろな表情だが、闘志などという低級なものでは、とうてい遂行し得ない仕事を遂行する顔である。相手に向かうのではない。そんなものはすでに消えている。緊迫した自己の世界にどこまでもはいって行こうとする顔である。この映画の初めに、私たちは戦う、しかし征服はしない、という文句が出て来たが、その真意を理解したのは選手だけでしょう。選手は、自分の砲丸と戦う、自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う、そしてついに征服する、自己を。かようなことを選手に教えたものは言葉ではない。およそ組織化を許されぬ砲丸を投げるという手仕事である、芸であります。見物人の顔も大きく映し出されるが、これは選手の顔と異様な対照を現わす。そこに雑然と映し出されるものは、不安や落胆や期待や興奮の表情です。投げるべき砲丸を持たぬばかりに、人間はこのくらい醜い顔を作らねばならぬか。彼らは征服すべき自己を持たぬ動物である。座席に縛りつけられた彼らは言うだろう、私たちは戦う、しかし征服はしない、と。私は彼らに言おう、砲丸が見つからぬ限り、やがて君たちは他人を征服しに出かけるだろう、と。また、戦争が起こるようなことがあるなら、見物人の側から起こるでしょう。選手にそんな暇はない。
(引用終了)
pp.122-123
私の人生観 (角川文庫)/角川書店
「選手は、自分の砲丸と戦う、自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う、そしてついに征服する、自己を。」という感覚が近いと思います。
そして僕が絶句したのは、まさに「征服すべき自己を持たぬ動物」としてのその教師の「醜い顔」です。
「こいつには伝わらない」と確信したのを覚えています(もちろん間違いかもしれませんがw)。
正直、「こいつはアホか」と思いましたが(ちょっと言い過ぎですが)、それを適切に表現できない自分の力の無さにも絶句してしまいました(適切に表現できていても、その後の人間関係が問題かもしれませんがw)
これに関連しますが、4月は恒例の「ゴール設定」に関する講座を「はじめての手帳」講座という内容でやりますが、そこでもテーマはこの感覚です。「達成するためにゴールを設定するのではない」のです。「そこにゴールがあるから、我々は挑戦するのです」。
そしてゴールの達成などというのは、どうでもいいのです(僕自身はこの感覚はとても重要だと思っています)。
だからこそ、叶いようが無いようなゴールが良いのです。それは引力が強いというだけではない構造的なポイントがあります。
というわけで、「報酬系と刺激」のエッセンスを導入しての「はじめての手帳」講座です(4月7日(木)です)。
改めて正式に告知します( ー`дー´)キリッ
お申し込みは可能です!
そして4月からは「はじめての気功」「まといのば講座」「寺子屋」講座ほかのセミナーを受講料を3万円にしますm(_ _)m
いろいろと充実させていきたいと思っていますので、ご理解ください。
あ、そして2ヶ月お休みしましたが、新年度からまた「はじめての気功」やら「まといのば講座」やらをパワーアップして再開します!!!(なるべく早めにスケジュールを出したいといつも願っていますm(_ _)m)
はじめての気功講座はまだあまり企画が固まっていないのですが、ラポール、IQ系、縁起系、クリフォト3系などなどを考えています。
気功技術が目白押しの気功師養成スクールも企画しています。これはかなり面白いかと思います。
あ、それから、「まといのば講座」は今のところ幻の企画となってしまっている皮膚運動学のゴムゴム講座は絶対にやりたいと思っています!!
というわけで、自分の山を見つけ、登りましょう!!!
というわけで、今日のRayZapで見せた動画です!!
山は高いほうがいいのです!!
視(み)よ、青(あお)ざめたる馬あり、之に乘る者の名を死といひ、陰府(よみ)これに隨ふ。
子どものころに見たロープシンの「蒼ざめた馬」は不思議な魅力がありました。
「蒼ざめた馬」が本棚の一番下にありました。
いや、ロープシンのテロリストの物語に魅力を感じたのではなく、そのタイトルにです。
タイトルはヨハネの黙示録の一節です。
「われ見(み)しに、視(み)よ、青ざめたる馬あり、之に乘る者の名を死といひ、陰府(よみ)これに隨(したが)ふ。」(ヨハネの黙示録6:8)(ルビは引用者)
*現代語訳ですと味気ないので、あえて古い訳を使います。
当時「蒼ざめた馬を見よ、之に乗るものは死なり、陰府(よみ)これに隨(したが)ふ」と、何度も口ずさんでいました。
ゴール設定や現状や認識ということを考えるとき、僕はいつもこの一節が頭に響きます。
「見よ、ゴールあり、認識これに従う」というイメージです。
ゴールがあって、その光によって我々は世界を認識しています。
先に世界があって、そこにゴールを見つけるわけではないのです(かつてはそのような世界観でしたが)。
では、ゴールという光が無ければどうなるのでしょう?
世界は闇に落ちます。何も見えなくなり、何も聞こえなくなり、匂いも触感も味もないのです。
クリプキが何が間違っているかと言えば、すべての人が共有する世界があるということだ、と僕は自分の教師から学びました。
世界が先にあり、そこに我々が参入しているのではなく、我々それぞれが宇宙を固有に持っていて、その宇宙と宇宙が重ねる点のことを仮に物理宇宙と要請しているのです。
2つの球体が接触するとき、その接点はもちろん点です。そこが物理宇宙です。
ですから物理宇宙はあると言えばありますが、無いと言えばありません。
あるのはそれぞれの独立した宇宙だけだからです。しかし触れている点はある以上はあるとも言えます。
そしてその宇宙は認識が先であり、認識によって存在します。
観測によって生じるというプリンシプルを最初に認めたのは、それを最も認めたくなかったであろう物理学者たちでした。
ファインマンが「量子力学の真髄」と言った「光子の二重スリット実験」です。
これはまさに「観測によって生じる宇宙」を示しています。同じ実験なのに、観測の有無によって物理現象が変わるのです。
では何を認識するのか、何を観測するのかは何が決めるのでしょう。
重要性が決めます。
言い換えれば、ゴールが決めます。
これを体感するきわめてシンプルで強力なテストがあります。
スコトーマ実験と呼ばれています。
目をつぶって、いま自分がいる空間の中にいる「赤いもの」を数え上げるという有名なテストです。
目をつぶって、記憶の中からいまいる部屋、いまいる場所にある「赤」を探し、そして目を開けます。
そうすると脳は赤いものを探し始めます。その瞬間に目に「赤い存在」が飛び込んできます。
これまで目の前にあって、認識していなかった赤いものが目に飛び込んできます。
これを模式的に考えるとゴールと認識の関係に似ています。
「赤いものを出来る限りすべて数え上げる」というゴールを設定すると、認識が根底から変わるのです。
「赤い」くらいでこれほど世界の認識が変わるのですから、ゴールを設定すると世界は一変します。
芥川龍之介の「藪の中」は世界がそれぞれにとって全く異なることを美しく示しています。
とは言え、もちろん共有される世界があることは事実です。ただその共有される世界、かつて客観的世界と言われたものから始めることができないということを我々は認めるべきです。
目をつぶって、、、、、、と言えば、寺山修司の「くるみ割り人形」を観てきました。
寺山修司のアニメーション映画のためのスクリプトを男装音楽劇に仕立てあげた楽しい作品です。歌あり踊りありで、文字通り極彩色の舞台でした。
素晴らしかったです。
ホフマン、チャイコフスキー、寺山修司という天才たちが楽しそうに舞っているような素晴らしい舞台です。
「目をつぶると見えて、目を開けると消えるもの、、、、、なーんだ」(寺山修司)
クララは「夢」と答えますが、ドロッセルマイヤーはそう考えなかったようです。
我々の理解するところで言えば、夢は目を開けても消えないのです。
むしろ目を開けて見える世界がまさに夢(ゴール)からの写像です。
*31日までです。是非!!!http://eplus.jp/sys/T1U14P002177008P0050001
ネタバレになると嫌なので、公演終了後にまた書きます!!
*小澤征爾のくるみ割り人形です。本当に良いです(TOT)
クルミわりとネズミの王さま (岩波少年文庫)/岩波書店
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砂男/クレスペル顧問官 (光文社古典新訳文庫)/光文社
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宝島・くるみ割り人形 (寺山修司メルヘン全集)/マガジンハウス
¥1,363
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【手帳講座、募集開始!】ピアノがあっても、弾き方が分からないと、、、、手帳もまた同じ
この季節がやってきました!!!
まといのば講座「はじめての手帳」を今年もまた開講します!
まといのば講座とは、スクール修了生向けの講座なので、メンバーの皆さんの誤解は無いと思いますが、手帳講座とは、ゴールの設定講座のことです。
ここで言う手帳とは苫米地手帳のことです。
昨年と同じことをしても仕方ないので(まあ、するはずもないのですがw)、全く新しい感じでやります!!
今回のポイントは「変性意識」「報酬系と刺激」「ホメオスタシスと環境、自我」です(というか、微妙に壮大な感じがしますね~まあ、まといのば講座なので受講生のレベルも高いですから大丈夫でしょう!!)。
これらの大きなテーマを非常にシンプルなワークに落とし込みたいと思っています。
その結果として成功体質というべきものを獲得しましょう!
テーマは「ピアノがあっても弾き方が分からないと、弾けない」です!
手帳という強力なツールがあってもその弾き方(使い方)が分からないと使い切ることができないのです。
ちょっとだけ内容をチラ見せします!!
たとえばちょっとしたコツというのがあります。たとえば手帳を手にしたら、カバーを外しましょう。そして可能ならばトリガーとなるようなシールをベタベタ貼りましょう。
そしてペンをいつも手帳とセットにしておきましょう。
それだけで手帳との関係がファミリアになります。
(手帳は冗談ではなく数冊買うことをオススメします。いろいろなところに置いておくといいですし、もし重いのであれば、背を割いて分冊にして、入れておけばいいです)
書籍などもそうですが、重要だと考えるものに関しては、なるべく早く自分のHomeにすべく、カバーを外す、汚す、書き込む、開きの癖をつけるなどをすると脳への吸収度が変わります。
そして習慣にすべく、手帳に書き込む時間を決めましょう。早朝の起き抜けの時間であったり、就寝前、会社や学校に着いてから、ランチ時、おやつどき、ディナー前後などと決めておくといいです。
思い立ったら書くという習慣も大事です。
一方でこの時間になったら強制的に書くという時間も大切です。
書くことが思いつかなかったとしても、ペンを持ち、手帳を開き、何か書き出すことです。
(「書くことが思いつかない」から「書かない」というループを作らないことです。脳は手抜きが大好きなので、「書かない」ために「思いつかない」という回路を作ります。「書くことが思いついてもつかなくても手帳を開いて書き込む」と脳に教え込むことです)。
ポイントの一つは変性意識です。
自分の目の前に広がる可能世界に対して目を開くことが大切です。目の前に広がる可能世界に目を開くということは、少なくとも現状の世界以外の世界に対して強い臨場感を持つということです。
ということは、手帳を開く瞬間にはその変性意識に入ってい必要があるということです。
言い換えればトランスです。
トランスというと非常に特殊な意識状態のような気がしますが、普通に我々は多用しています。
たとえば会議というのは未来という抽象性の高い空間に対する操作です。これはトランス状態でしかできません。
ランチに何を食べようかを悩むのも、目の前に無い様々な昼食を比較検討している時点でトランス状態です。
手帳を開く瞬間にもまたそれにふさわしいトランスに入る必要があります。
(この訓練はセミナーでしましょう)
逆にそのトランスに入らないで手帳を開いても何も意味はありません。
そして報酬系の刺激も忘れないようにしましょう。
トランスがドーパミンを引き起こし、その一つの写像として手帳に何事かを書き込みます。
手帳に書き込むという作業は強烈なRゆらぎとなります。
脳内にあるあやふやなもの(抽象的で非言語的なもの)を無理矢理に言語抽象度に落として書き込むことで、自身のリアリティがゆらがされます。
なぜなら、モーダルチャネル(五感と言語)を変えて自分に提示しているからです。
「書く」ということはRゆらぎです。言語というチャネル、聴覚というチャネル、視覚というチャネルで、書くということで触覚というチャネルで提示するからです。
そして「書く」ということは「忘れる」ということです。
脳というコンピューターのメモリから、手帳というアナログなコンピューターのメモリへのコピーです。
ゴールは人間にとってきわめて重量です。生命にとって重量と言えるかもしれません。
しかし脳内にあってもそれはすみやかに揮発します。
揮発性メモリだからです。脳としてはもったいないのでなるべく保持したいのですが、そんなには資源を割けません。しかし外部メモリに移動してしまえば、安心してメモリを開放できます。忘れることができます。
これは意志力のリソースの倹約という点では非常に大切なポイントです。
手帳はいわばゴール設定(Goal Setting)のためにやります。
誤解されがちですが、ゴール設定はゴール達成のためにやるわけではありません。
ゴール設定は自我を変えるために行います。
そしてこれは即座に起こります。自我を変えるというとぼんやりとしているようですが、起きていることはゴールの側へ移動するということです。移動するというと連続的な運動のようですが、ワープのような離散的なものです。ポンと移動するのです。
そして移動しているか否かは即座にチェックできます。
(ちなみに自我に質問すると、移動していないと答えますw)
新幹線に乗っていることを考えてみましょう。
新幹線で東京から名古屋へ行くとします。そのとき、自分の手や自分の座席や目の前のパソコンを見ても、何も変わっていませんし、移動しているように思いません。
しかし車窓を見ると、遠くの山も近くの郵便ポストもすごい勢いで後ろに移動しています。進行方向と逆向きに移動しているように見えます。
自我の移動も同じです。自我自身は自分は何も変わっていないと主張します(それがホメオスタシスの一つの機能です)。しかし、世界を見回すと、明らかに世界が変わって見えるのです。
それを体感する方法がスコトーマ実験です。
すなわち目をつぶって「自分の周りに赤色のものはいくつあるか?」と聞く実験です。
赤いものをなるべく列挙したあとに目を開けると、周囲にある赤いものが目に飛び込んで来ます。
意外なところに赤があることに驚かされます。
*目の前に広がる映像を前にしても、どんな質問を脳にするかで見え方が変わってきます。
「赤色のものはいくつ?」「青色のものはいくつ?」「丸いものはいくつ?」と問いかけて、世界が変わるのを確認してください。
これがゴールの設定による自我の変更、もしくは世界が変わる体験です。
これまで見えなかったものが見えるということは、全く違う世界が目の前に広がるということです。
成功体質というのは、見えるべきものが見えて、見えなくて良いものが見えなくなることです。
チャンスしか見えず、言い訳のネタが見えなくなることです。
世界が変われば、ホメオスタシスもまたその世界(環境)にあわせて仕事をします。すなわちホメオスタシスが成功に導くのです。暑いと汗をかくように、世界が変われば、成功するのです。
しかしその成功はただの果実に過ぎず、通過点に過ぎません(あまり喜んではいけないのです。むしろチェックリストをチェックするくらいのつもりで冷静に)。
他にも進度にもよりますが、「ランダムネスにロゴスの声を聴く」「手が教えてくれる~寄生獣ミギー」なども理論とワークをやりたいと思っています!!
というわけで、素晴らしいピアノを手にしたら、素晴らしい弾き手になりましょう!!!
お楽しみに!!!!
【まといのば講座 はじめての手帳 ~報酬系と刺激、ロゴスとエコーとホメオスタシス~】
【日時】 4月7日(木) 19:00~21:00 (~21:30 質疑応答)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 「まといのば」系のスクール修了生
【持ち物】 筆記用具と手帳
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
新・夢が勝手にかなう手帳(4月スタート・2016年度版)/サイゾー
¥2,592
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井脇幸江さん名古屋でチューダー作品に主演! 〜カフェ・バーカンカン〜
本日、名古屋にて井脇幸江さんが舞台に出演されます。
バランシンと双璧であるチューダーの珍しく明るい作品であるカフェ・バー・カンカンで主演されます。華やかな作品です。
バランシンのセレナーデとフォーキンの薔薇の精(ニジンスキーで有名ですね)とのトリプル・ビルです。
僕も行きます。劇場で会いましょう!!
*詳細はこちら!
【演目】セレナーデ/ばらの精/カフェバー・カンカン
【日時】2016年3月30日(水)開場17:30 開演18:00
【場所】愛知県芸術劇場大ホール
【入場料】SS席 10,000円 S席 8,000円 A席 6,000円 B席 4,000円
チケットは12月1日発売開始です。(
チケットぴあPコード 448-258)
【募集開始!】気功師養成スクールは全技術の風景!!気功の楽しさを思い出す旅
4月の気功師養成スクールの募集開始です!!
テーマは全技術の風景。
昨年末のエメラルド・タブレットシリーズの続編であり、気功全技術編です!!!!
初心に戻り、気功の楽しさ、不可思議さに魅了されましょう!!!
お楽しみに!!!
そして4月の気功師養成スクールは「全技術の風景」です。
「全技術の風景」というテーマでのスクールは実に3年半ぶりかと思います。
僕等は気功というものをビジネスやプライベートに日々活用しています。気功がない生活は全く考えれませんし、気功がなかったからどうやっていたのかも想像がつきません。
気功はいわばコンピューターやiPhoneやLINEと同じですね。これらがない世界というのが想像ができないのです(いや、公衆電話に10円玉を積み上げて、ガールフレンドに電話していた記憶はまだ鮮明ですけどね。寒かったしw)。
*公衆電話、、、、いえ、こんなに華やかではありませんでしたw
あまりに当たり前になり、空気のような存在となった気功ですが、その原点に戻りたいと思います。気功本来の面白さや魅力、楽しさを取り戻そう!!というのが今回のスクールです。
最初のころ、気功には魔法や超能力のような面白さがあったはずです。魔術や陰陽師の技のようなワクワク感があり、不思議さがあります。
それを徹底的に思い出し、堪能するスクールです!!!
なぜ不思議と驚きに満ちた楽しかったころの初心に帰りたいかと言えば、理由はシンプルです。
初心の心こそが圧倒的な成長をもたらすからです。
それに楽しいですしね。
昨年末に相次いで開催したエメラルド・タブレットシリーズの今回は気功全技術編となります。
エメラルド・タブレットというのはいわばキャップストーンのようなものです。
キャップストーンというのは、ピラミッドの頂上にある四角錐です。
気功の世界がピラミッド構造になっているとしたら、その最も抽象度の高いところにあるものをキャップストーン(エメラルド・タブレット)と呼んでいます。
*ピラミッドの頂点にあるピラミディアン(キャップストーン)
では、その全気功技術のキャップストーンは何でしょう。
一番頂点にあるのはお馴染みの「気の玉」です。
そしてそこから派生した3つの技術がすべての技術を包摂する根本技術です。
その3つとは!!!!!!!!
「スクールに来てのお楽しみですっ!!!」というのは冗談ですw
その3つとは、これまたお馴染みの「結界、封入、浄化」です。
この3つだけに限定してもかなり深いことができるのですが、「まといのば」らしく大風呂敷を全技術に広げていきます!!!
たとえば!!!!
浄化をきわめると、味変え、風水、ピエタ、クリフォト3、アンカー切りなどの技術を手にできます。
まず味変えです。
浄化ということをきちんとできるようになると、味変えがいろいろとできるようになります。これはかなり楽しいです。
最初は「水」ではなく、酸っぱいワインとかまずいお酒とか、味がはっきりしているものが良いです。それに対して手で「浄化」します。すると味が変わります。渋目のお茶とかでもOKです。
お酒からアルコールを抜くとか、辛いものから辛さを抜くなどの浄化も相当に面白いです。
もちろん味変えに結界や封入を追加すると、たとえば腸腰筋を結界と封入して、その水を飲むと身体が引き上がるようにしてみたり、セフィロトを封入して、背屈を試してもいいでしょう。
たとえば特定の筋肉に対して、ピンポイントで浄化するとその筋肉が柔らかくなったり、痛みが消えたり、筋肉を書き換えられます。もちろん内臓にも有効です。
内臓に丁寧にやると内臓気功になります(内臓ももちろん筋肉ですし)。
浄化の応用はもちろん味変えだけではありません。
たとえば洋服の浄化をすると、疲れにくくなり、気を出しやすくなります。
濡れた服が体温を奪うように、浄化されていない服は我々から気を奪います。
(もちろん浄化だけではなく、せっかくなので封入と結界もセットでやりたいですねー)
自分が座る場所を浄化するのも大事です。
会社のデスクなどをきちんと浄化して(結界も張りたいですね)から仕事をすると生産性は明らかに上がります(気のせい?、確かに「気のせい」です。でも上がった生産性は可視化できます)。
自分がいる場所を浄化できるようになると、特定の場所や人も浄化できるようになります。
土地を浄化できるようになると風水になります(龍脈の導入は結界、封入としてやりましょう)。
そして心の中の嫌な記憶に対して浄化をかけるとピエタになります(正確に言えば、ピエタと似た技術ができます)。
もっと言えば、心の中の悪魔の素となるコンプレックスに対して浄化をかけると、クリフォト3に似た技術となります。
特定のアンカーに対してやると、アンカー切りとなります。トリガーの消去にも浄化は使えます(とは言え、トリガーの消去は浄化ではなく、ロゴス関連のトリガー付け替えの技術を使うほうが確実ですが)。
浄化というシンプルな技術にはたくさんの主要な技術がぶら下がってくるのです。
浄化ー味変えー洋服の浄化ーデスクの浄化ー筋肉気功ー内臓気功ー風水ーピエタークリフォト、などなどです。
「結界・封入・浄化」という気功界のBig3を中心にして、全技術の風景を旅しましょう。
これまでバラバラだったものが、ひと連(つら)なりになり、様々な技術を試してみたいと思うようになると思います。
かつて気功はそれすること自体が本来は楽しかったはずです。
何かのためにやるのではなく、楽しいからやっていたのですが、プライベートに仕事にと便利にガンガン使っているうちにその初心を忘れがちになります。
すべての技術はさすがにスクールの中では扱えませんが、もしこれはやりたいという技術があれば、ピックアップしておいてください!!
初心者でも歓迎です。ただ結界・封入・浄化などの、基本的な技術にはある程度習熟しておいてください。
というわけで、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しいスクールにしましょう!!!
そして生活のすみずみに至るまで気功を使い倒しましょう!!
気楽に楽しく受講してください!!!!
【気功師養成スクール ~全技術の風景、エメラルド・タブレット気功技術編!!~】
【日時】 4月23日(土) 13:00~18:00
24日(日) 13:00~18:00
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 230,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【特典】2016年3月までの「まといのば」の全気功伝授(クリフォト3含む)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*初心を、そして気功の楽しさを思い起こす旅に出ましょう!!!
教科書を読んでも良くわからない物理は、もしかしたらMapが狂っているのかも?
高校生から物理学のMapについて質問をいただきました!!!
「まといのば」では裏メニューとして寺子屋シリーズもやっていますし、中高生の学習指導もしています。
寺子屋では何度となく物理や数学、哲学を取り上げました。そう言えば音楽も絵画も。文法ではないですが、論理学もやっています。天文学ならぬビッグバン宇宙論もしました。まさに現代版「自由七科(リベラルアーツ)」ですねw(冗談です)
と脱線する前に、先にサクッと物理学のMapについて書きます。
ここで言う物理とは高校物理のことです。
高校生が物理という科目をサクッと学ぶための地図(Map)です。
高校物理のMapは一言で言うならニュートン力学です!!
*「禁断の果実が電球に見えた!!」という図ではありませんw
まだ電球は無いですしね、エジソンまで待たないといけません。
ということでニュートン力学です。
ニュートンと言うと、万有引力の法則が有名ですが、万有引力はニュートン力学の一つの系でしかありません。
ニュートン力学のポイントはF=maです。
このa (加速度)が重力加速度になると、万有引力の法則になります。
万有引力の法則はF=maから派生して、aをgに置き換えて、F=mgとしたのです。gは重力加速度です。
ですから、覚えるべきはこれだけです。
F=ma
Fは力です。mは質量、aは加速度です。
FはForce(フォース)のF、mはmassのm、aはaccelerationのaですね。アクセルと覚えるといいです。
ということは、F=maとは何かモノが加速しているときはそこに「力」が働いているということです。
ここが重要なのですが、我々は直感的には何が動いていると力が働いていると思いがちですが、そうではなく、何か加速しているときに力が働いているのです。
逆に力とは何かモノを加速させるということです。
ここがピンと来るまで、F=maと書いてあるTシャツを着ておきましょう( ー`дー´)キリッ
F=maが分かると、全ての運動が慣性か加速かのどちらかになるのが分かります。
直感的な無邪気な静止か運動かではないのです。静止も等速直線運動も同じ慣性運動です。
慣性 v.s. 加速 です。
この二項対立はそのまま特殊相対性理論と一般相対性理論の区別にもつながります。
特殊相対性理論はあくまでも慣性系の世界です。一般相対性理論は加速度運動が入ります。
そして加速度運動と重力場が同じであるというのが天才アインシュタインの発見でした。
というわけで、F=maです!
Force=mass×accelerationです。
力や質量は何となく分かるとして、加速度って何でしょう。
加速度の後ろにあるのは微分積分です。
F=maを理解した上で、「加速度って何?」を考えます。
加速度とは速度の変化率です。
そもそも速度とは位置の変化率です。
A地点からB地点まで移動したとして、その間の距離が1km、移動時間が1時間だとすると、それを時速1kmと言います。
これが時速です。距離÷時間です。
これが速度です。
速度とは位置の変化率のことです。「どれくらいで変化したのかな~?」=「どれくらいのスピードかな~?」ということです。
これをより数学的に考えると、位置を微分すると速度ということになります。
位置sを微分すると速度です。
そしてこの速度を微分すると加速度aとなります。
位置⇔速度⇔加速度
です。
(ちなみに加速度の微分もあります。先日、バレエ公演のアフタートークでジャークゼロが話題になっていました。ジャークこそが加加速度でありいわゆる躍度です)
高校物理が厄介なのは、このシンプルな微分積分の関係からスタートしないで公式の丸暗記からスタートさせることです。
数学のカリキュラムでまだ微分積分を導入していないからという苦肉の策なのかもしれませんが、本末転倒です。数学でやっていなくても、物理で微分積分を導入すればいいことです。
ニュートンは自分の力学を記述する数学として流率法を編み出しました。
今の微分です(まあ、いまの微分はライプニッツの方法を採用していますが、それはそれとして)。
ですから、ニュートン力学をやるならば、そこを踏襲しないとニュートンのエレガントさを理解できず、無味乾燥な暗記地獄になってしまいます。
(というか、教科書って何であんなにも分けわからなくするのが上手なんだろうと思います)
位置⇔速度⇔加速度
です。
加速度というのは、速度の速度です。
これを直感的に理解するには、車に乗って助手席から速度計を凝視するといいです。
すると、スピードを上げると、針が早く動きます。
早く動くというのは速度が上がるということです。
速度計の針は速度を指しています。たとえば50kmでずっと走行していたら、その間、ずっと針は止まっています。50を指したままです。しかし、スピードを上げても、減速しても針は早く動きます。
これが加速度です。
ですから、速度の速度が加速度なのです。
逆に速度を積み上げていくと距離になりますし、加速度を積み上げていっても速度になります。
これが積分です。
積分とは掛け算であり、積み上げていくということで言えば足し算です。
直感的には求積法です。
*求めたい面積を短冊状に切って、その短冊の面積の和を求めます。短冊の幅を限りなくゼロに近づけるのが積分です。
逆に言えば、小学校でやる四角形の面積の求積は積分(の前段階)です。
数学的には速度と加速度の関係は微分であり積分ですが、操作としては微分と積分も結局は掛け算、割り算とざっくりと考えて構いません。
たとえば、加速度は速度÷時間で出ます(初速0などの前提はありますが)。
繰り返しますが、微分積分というのは、ざっくりと言えば割り算、掛け算です。
積分というのは求積法ですし、微分は変化率なので割り算です。
100mを10秒で走るとき1秒あたり10m移動すると考えます。
100円を10人で分けると、一人あたり10円です。同じです。
たとえば、初速0、加速度aのt秒後の速度と距離(位置)は、、、
v=at
s=1/2 at^2となります。
これは三角形の求積と同じです。
三角形の面積=底辺×高さ÷2
です。
底辺は時間、高さは速度です。速度は加速度×時間です。
ですので、s=1/2 at^2となります。
ですので、物理のMapはニュートン力学だと考えて下さい。
そしてニュートン力学のプリンシプルはF=maです。
そしてaという加速度を理解するために、微分積分を理解してください。
その関係もシンプルです。
位置⇔速度⇔加速度
という微分積分関係です。
そこからスタートして、公式を自分で導出できるようになったら、問題を数学として解きましょう。
物理の問題は物理現象を解き明かす問題なのではなく、単なる算数です。
算数だと思って、計算すると物理は楽です。
(ちなみに数学も同じです)
(高校の勉強は所詮は学問ではなく、計算でしかありません。本格的な学問は大学以降でやります。単なるドリルだと思って、ゲーム感覚で解いて下さい!)
余談ながら、寺子屋でもやりましたが、厳密にはF=maは間違いです。
間違いと言うのに語弊があれば近似解です。
より正確には、Fは運動量p(=mv)の微分です。mが速度の関数であるというのが相対性理論の成果でした。具体的に言えば、速くなればなるほど重くなるのです。光速度にまで加速すると質量は無限大になります(懐かしのローレンツ変換ですね)。質量が無限大になるということは、それを動かすために必要なエネルギーも無限大なので、物体は光速度になれないのです。
p=mvなので、mを定数としてくくりだしてしまったのが、f=maということになります。ただ実際はmは定数ではなく、変数です。ただ光速度近くにならないと慣性質量と変わらないので、定数として計算しても良いということで、F=maが近似解として使われます。
15分待ったのに、マシュマロを取り上げられたら、その子は次も自制心を発揮できるの?
素敵なコメントをいただきました!!
マシュマロ・テストがらみの記事に関してのコメントです。
記事はこちらです!「マシュマロ・テストは決して我慢できるかのテストではなく、貪欲度をはかるテスト 2016-03-22」
*分かりやすいマシュマロ・テストの動画です!!
深いレベルで理解していただき、非常に本質的な疑問を投げかけてくださり、非常にありがたいです。
以前のブログでの話は、自己抑制が成功につながるという話でした。自己抑制力は意志力のリソースを節約するからです。意志力のリソースは重要なところにだけ使いたいのです。
コメントを引用します!!
(引用開始)
抑えることにかけては自信がありました。
でも、それは大きな欲望がかなえられると信じたから。
それがかなわなかったら、もう抑える意味を見いだせなくなってしまいました。ゴールへの臨場感が薄かったのか、抑えるべきものが間違っていたのか・・・
でも、自分をコントロールできた子供も、15分待ってマシュマロを両方取り上げられてしまったら、次はもう待ちませんよね、きっと。そういう経験をしたらどうやって乗り越えたらいいのでしょう・・・
(引用終了)
マシュマロ・テストをパスして、15分待てた子供も、やってきたオトナに持っているマシュマロまで取り上げられたら??
という問題意識です。
そのときは次のマシュマロ・テストで自制心を発揮できるのでしょうか?という疑問です。
これは非常に本質的な質問だと思います。
そして多くの人が感じる疑問だと思います。
一足飛びに、まず結論から言います。
おそらくは、マシュマロを取り上げられた子供は次のマシュマロ・テストでも、おそらく自制心を発揮できるのだと思います。
自制心のある子は結果が自分の思い通りにならなかったとしても、そこに自制心を発揮できるからです。
たとえば「あのマシュマロは酸っぱかったんだよ(だから食べなくて正解さ!)」というような自分に対する言い訳をひねり出します。イソップ物語の酸っぱい葡萄のようなものです。
そうやって自己抑制します。
自制心というのは筋肉のようなものです。
鍛えることで、鍛えられていくものです。
過負荷によって鍛えられます。
持ち上がらない重量のものがあっても(我慢ができない体験があっても)、いやあるからこそ、筋肉も意志力も鍛えられますし、またそれが報われないことがあっても、長期的にはあまり関係ないのです。
自制とは、取引ではなく、あり方です。
自制心とは、すぐに報酬が与えられるようなものではありません。
ただ自制心によって、うまくいく可能性が上がるということです。
というか、そもそも自制心によっては短期的には損します。
マシュマロをひとつムシャムシャ食べている子の隣で、必死で耐えているわけですから、短期的には苦しんでいますし、損しています。
人生も同じです。
それに人生というマシュマロ・テストはもう少し分かりにくくなっています。「15分」と神さまは区切ってくれません。
自制心というのは、経験から帰納される合理的な選択ではなく、非合理な姿勢です。
まず信仰ありきなのです。
信仰という言い方に語弊があれば、まずブリーフシステムありきなのです(なぜ、そんなブリーフシステムをその子が得られたのかは良く分かりませんが、親を含めた周りの大人の影響か躾だと思います。もちろん進化論上も、未来に高い臨場感を持つ個体のほうが生き残るとは思いますが)。
そもそも信念というものは不合理なものです。
信念は、経験や計算によって獲得するものではありません。そして見返りも求めないものです(だからこそ、どの信念を手にするかが重要なのですが)。
【書籍紹介】
WILLPOWER 意志力の科学/インターシフト
¥1,944
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マシュマロ・テスト:成功する子・しない子/早川書房
¥2,052
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【募集開始】まといのば講座〜皮膚運動学の招待、皮膚を引っ張って「ゴムゴム」に!!
最近「まといのば」で猛烈にブームなのが「皮膚(ひふ)」という気功技術です。一応名称としては「ゴムゴム」と呼んでいます。ゴムのように皮膚を伸ばすという意味です。
やり方はシンプルです。皮をつまんで引っ張るというものです。
シンプルにもかかわらず、その効果は絶大です。
というか、最近のスクール修了生やRayZap受講生の一部はその恩恵をたっぷりと味わっていると思います。
その「ゴムゴム」を「まといのば講座」として初公開したいと思います!!
*ゴムゴムの良いところは着衣の上からもできることです。ただ滑りにくい薄い素材がいいですね。
どんな効果があるのでしょう。
まずはウエストの引き締め、バストアップです。
バストアップに関しては、二の腕のいわゆる振り袖から脂肪を移動させるという夢の様なことも可能です。
逆にウエスト周りに関しては、ウエストから斜め上のバストをアップさせます。
右のウエストの余った肉を左バストに、左のウエストの余った肉を右バストへです。
なぜかたすき掛けです。
お尻の肉は足の方に落とすことで燃焼させます。
顔も上手に皮を引っ張ってあげることで、リンパの流れを良くして、流してあげることができます。むくみが取れていきます。かなり劇的な小顔効果があります。
いろいろと応用自在なようで、いま面白がって開発しています。
もともとの技術自体は、RayZapの裏の監修者であるあの方から学びました(スクールやセミナーではおなじみかと思います(^o^))。
本来は手技なのですが、なんとか気功技術化して、いま使っています。
この先の展開としては、オステオパシー由来の気功技術「ミルフィーユ」や同じくオステオパシー由来の「コア」などとも混ぜて行きたいと思っていますが、まだ「ゴムゴム」単品で限界まで洗練させたいと思っています。
「空海の身体」のような輪切り技術や、腸腰筋、センター、丹田、骨(コツ)、筋肉などと混ぜれば相当に面白いことになるのですが、まずは「ゴムゴム」単品での洗練が課題です。
「まといのば」としては、これまでに不可能だった部分にかなりアプローチができるようになりました。
たとえば、ベタですが、これまで「まといのば」では肩こりを苦手としていました。
バレリーナ専門ということもあり、あまり肩こりのお客様が来なかったというのもありますが、腰痛と肩こりはちょっと苦手としていました。
しかしこの「ゴムゴム」を使うと、「僧帽筋上部の皮をはがす」という明確な方針があるので楽です。そして肩上部の皮をつまめば、硬さも分かるので、肩こりという主観的な指針だけではなく、皮膚の硬さという客観的な指針も手に入ります。
セルライトやイボのようなものにも著効だそうで、これらに試すのも楽しみです。
というわけで、効能をまとめますと、まずはプロポーションの改善に役立ちます。
ウエストを引き締め、バストアップします。男性であれば厚い胸板です。
振り袖を無くすこと、腕をほっそりさせる効果もあります。小顔効果も。
ヒップアップして、小尻にします(尻軽プロジェクトなる面白い企画も考えています。尻軽はもともとは蔑称ではないのですが、浮気のイメージが強いですよねー)。
そして柔軟性がかなりアップします。
たとえば前屈をしているときに硬い部分というのは皮が張っていると考えます。そしてその部分をはがしてあげると、一気に柔軟性がアップします。
運動のレベルも上がります。
あるバレリーナが白鳥のポーズがどうしても苦しいと言っていたので、鎖骨を中心にゴムゴムで皮をはがしました。すると即座にポーズが取れるようになりました。アライメントの改善や運動のレベルアップには明らかに役立ちそうです。
*バレエの動きの中ではかなり特殊な腕を後ろに使うのが白鳥の湖の特長です!!
最後に理論的なことをチラッと説明しておきます。
大前提として、理論はほとんど分かっていないと言って良いと思いますし、もし理論が整理されたら、マッサージやドレナージュ、整体、鍼灸、トリガーポイントやオステオパシー、理学療法などがかなり理論的に解明されるのではないかと思います。
なぜ表面が深奥を改善するのかは分かっていないからです。
ですので、楽しみながら様々な臨床に使いまくり、そして結果を出すことが大事かと思います。
で、理論的なことですが、僕はいつも「窮屈な服」と言っています。
窮屈な服を着ていることを想像してみましょう。服が窮屈なので、動きづらいのです。身体を動かしにくくなります。
理想的な服は全身タイツ(総タイツ)です。
たとえば肩幅が狭い窮屈な服であれば、腕を上げるのが困難になります。ズボンが硬ければ、足をあげることが困難になります。
この窮屈な服こそが我々の皮膚です。皮膚がもし皮下組織とピッタリくっついていると、皮膚の柔軟性が失われて身体を動かしにくくなります。
逆にゆとりのある服であれば、身体は動かしやすいのです。
下の筋膜と皮膚がずれて動きたいのです。
たとえば肘を考えてみましょう。私達はおそらく肘を自由に動かせます。屈曲も伸展も自在です。
しかしもし肘の皮膚が肘とくっついたら??
肘の皮をつまんでみれば分かりますが、肘は突然動かせなくなります。皮膚が自由だから関節も自由になるのです。
しばしば私達は関節が動かないときに筋肉の問題だと考えがちです。
しかし、もしかしたら皮膚の問題かもしれないのです。
最近の研究で言えば、表面の皮膚をはがすことが、深層筋の状態改善に役立つという知見もあります。これは体感的にはかなり納得がいきます。
かなり面白い技術ですし、この先何度となく取り上げますが、まずは今回はイントロダクションとして、これまでに分かってきたことを大放出したいと思います。
ちなみに今回は気功技術「ゴムゴム」も伝授します。これは触れることで、同じ効果を上げるものです。施術などで皮膚を引っ張るのに抵抗がある場合、もしくは強い痛みが出る場合に使えます。しかし、基本的には皮膚を引っ張って剥がしたほうがいいと思います。痛みや剥がれ方が厳密なフィードバックになるからです。気功技術「ゴムゴム」は引っ張るときももちろん発火させられます。
施術にもセルフ・ヒーリングにも使えます。いつもながらすぐに動きやプロポーションの改善などのフィードバックを取ることで、脳の報酬系を刺激しましょう!!
お楽しみに!!!
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バレエに必要な英語力を最短でつけたいなら、バレエに必要な英語を知るところから始める
海外のバレエ団で踊りたいと思っていて、そのために英語力をつけたいと思ったら、やるべきことはシンプルです。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と孫子も言っています。
海外のバレエ団で踊るというのはどういうことかと言えば、海外のバレエ団でクラスレッスンを受け、海外のバレエ団でリハーサルをし、海外のオペラハウスで舞台に立つということです。
そうすると必要なこと不要なことが見えてきます。たとえば、海外のバレエ団でプリエをしながら、To不定詞の何用法か問われることはありませんw
海外のバレエ団で1日を経験してみると、何が必要で何が不要かが良く分かりません。
たとえば「試験に出る英単語」を一生懸命に覚える必要もありませんし、Z会の速読英単語にかじりつかなくても良いのです。
重要なのは知ることです。
どんな英語が必要とされているのかを知ることです。
世界最高と言われるバレエ教師の一人であるヤニック・ボカンのクラスレッスンです。
我々はほとんどの用語を知っているので、あまり違和感がありません。
いまレッスンを受けろと言われても、大丈夫な気がするのではないでしょうか?
外国人のレッスン、海外のバレエ団のレッスンなどと気負う必要ないので、通常のクラスと少しフレーバーが変わる程度です。
一度でも海外のバレエ団で過ごせば、「ああ、そうなのか!」と分かると思います。
いまは良い時代でカメラがバレエ団に入るので、それを体感することができます。
少なくともどんな英語が使われているのかをリアルに感じることができます。
何度か聞いて耳を慣らしていきましょう。
なぜなら世界中どこでも同じ表現で同じような注意がされているからです。
そこには、プラトンもアリストテレスも宇宙物理学も出てきません。
CNNもBBCも関係ないのです。
Toefleでも英検でもなく、シンプルにYoutubeでバレエ団の英語に耳をチューニングしていきましょう。
自分がそこにいると思ってイメージ・トレーニングをすることです。
どこの世界でも日常というのは短調な繰り返しです。舞台ですら同じです。
ドラマは細部に宿ります。突然にチャンスが舞い込んできたり、気付いたら運が向いてきたりします。
しかし基本的には短調なものです。
ですので、集中すべきは自分の身体であり、自分のパフォーマンスです。それは日本で日本語でバレエクラスを受けていても、夢の海外のバレエ団でも同じです。
であれば、いまバレエに集中すればいいのです。学校で登下校中でも寝ても覚めても、いつも頭に海外のバレエ団のYoutubeを流しておくイメージです。
プロとスクールでは少しレッスンの雰囲気が異なります。
我々は基本をきちんとという面ではバレエ学校のようにするべきですが、ある程度まで成長したら、バレエ団に適応するべく頭を切り替える必要があります。
ちなみにワガノワつながりで、面白かったので、ストレッチの動画です。
この年代は自重で周りと一緒に楽しくやるのが一番です。
身体が完成した十代後半からは、フリーウェイトトレーニングを交えて、柔軟性をアップさせる方が良いと思います。
大人になると柔軟性が変わらないというのは、間違いで、柔軟性を変化させるような過負荷に触れていないということなのだと思います。
クラスレッスンはシンプルな英語かもしれませんが、、、リハーサルともなると違うのでは、、、と思われる方もいるかもしれません。
しかしリハーサルもシンプルです。
そして英語は大事なことをゆっくりとはっきりと大きな声で繰り返しすという素晴らしい特長があります(逆に早く不明瞭で小さな声で話していることは拾わなくてもいいと言えます)。
そして英語もまたツールです(当たり前です)。
バレエ少女なら難なく聞き取れる英語が、英語教育を受けてきた大人が聞き取れなかったりします。
しかしそれは英語の問題ではなく、ゴールの問題です。
バレエに関心がなければ、バレエに関する知識がなければ、同じことを日本語で言われても分かりません。それだけのことです。
Two tenduを「タンジュ2つ」と日本語で言われても、ちんぷんかんぷんです。
タンジュというパを知らなければ英語でも日本語でも分かりません。
ですから、漠然とした英語力をつけようと遠回りするのではなく、自分に必要な英語は何かを調べ、それに特化して必要な英語力をつければいいのです。
そして必要とされる英語力について知り、自分の英語力を知ると(敵を知り己を知れば)、必要なのは英語ではなく、海外のバレエ団で踊っている自分という臨場感であり、バレエのテクニックの向上であり、そして何よりも指導者(教師)、そしてピアニスト、周りのダンサーとのコミュニケーションが最も重要であることが見えてくるかと思います。
振り付けとは振り付け者の意図を理解し、表現するものですし、バレエレッスンは教師のコレクション(注意)の意図を理解し、その理解を踊りで示すものですし、舞台に立つというのは周りと息を合わせるために、お互いの意図をきちんと理解しあうことが必要になるからです。
p.s.
忘れていましたが、英語とバレエは似ています。
どちらもポジションが重要です。
英語の場合は舌、口、そして喉のポジションです。
ブリトニー・スピアーズの16歳のデビュー曲です。
ブリちゃんの口を凝視すると、そのポジションからポジションへのすさまじい動きが分かります。