No one can be told what the Matrix is. You have to see it for yourself.
(マトリックスが何なのかを誰もあなたに教えることはできない。自分の目で見て、掴むしかないのだ)
いや、本当に。
マトリックスだけではなく、気功も同じですし、脱洗脳も同じです(多分)。
自分の感覚と共感覚で感じて、その感触をしっかりとつかむしかありません。
脱洗脳とは何かということを定義することはできますが、定義だけではできるようになりません。
できるようになる方法を誰も教えることはできませんが、唯一、自分でつかめば、できるようになります。
繰り返しますが、気功も本来はそうです。
とは言え、以前に比べれば、道は舗装されてきて、高速道路も整備されてきたので、誰かがあなたに教えることができるようになってきたのかもしれませんが、それでも本質的には自分でつかむしかないのです。
逆に自分がつかんだものだけを大事にして、それを増幅していけば良いので、本来は楽しいものです。
カリキュラムが1から100まで決まっていて、でもそれを全部制覇したとしても、気功師になれないというような学校ではないからです。
つまみ食いしながら、自分がハマったものに全力投球すれば、気付いたら人に施すようになり、人に感謝されるようになり、人に教えるようになるのです。
とは言え、脱洗脳に関しては、「まといのば」で教え始めてかなりの年数が経つのですが、今回少し体系的なものが見えてきました。
かつては公開で脱洗脳(というかアンカー切りですね)をセミナーでやったり、気功技術の任せたりと試行錯誤してきました。
理論的なことは「内なる覚醒」スクールでも公開し、ゴール設定と併せてその重要性を教えてきました。
洗脳の何が問題かと言えば、自分がやりたいことをやることの邪魔をするからです。
またサブリミナルと似ていて、無意識というか魂というか、そういうレベルでは分かっていることを意識レベルで抑圧しているからです。
抑圧というのはアクセルとブレーキを一緒に踏んでいるようなもので、非効率の極みですし、そして猛烈に疲弊します(僕らが疲れ切っているのは、この「抑圧」にあります)。
洗脳とは抑圧を強いるシステムです。
たとえば、自分が間違っていないのに、自分は間違っていると思わされるのは疲れます。
ですので、脱洗脳というのはきわめて大事なのですが、教えるのがきわめて難しく、思案してきました。
今回、非常にエレガントな方法で(自分で言うなw)脱洗脳の感触を体系的というか、論理的に伝えることに成功したような気がしています。我田引水で自画自賛チックですが、、、、かなりうまくいった手応えがあります!
おそらく受講生の皆さんも手応えがあったのではないかと思います(フィードバックお待ちしています( ー`дー´)キリッ)。
あとはひたすらに復習しながら、その感触を増幅していると、気付いたらセッションや普段の会話や普段の思考が「脱洗脳」的になってくるのです。脳が脱洗脳的になるのです。
すなわち、脱洗脳「脳」になってきます(分かりにくい)。
たしかに、マトリックスと同様に脱洗脳の技というのは誰も教えることができず、むしろ繰り返し脱洗脳をしてもらいながら、身体と無意識で覚えるしかないのです。ただ大きなヒントになるような道筋は作れたかと思っています。
ポイントは、、、、興味ある人はスクールのヴァーチャル受講をしてもらうとして、、、、ざっくりと言えば、LogosとMythosです。論理と神話ですね。物語と考えても良いです。
ただ切り込んでいくときはあくまでもLogicで切り込みます。
メンター養成と同じで、その基本は「読解」です。文字をしっかり読む。発話された言葉をしっかり聞き取り(Echoし)、そしてそれを読解することが肝となります。
メンターも同様ですが、脱洗脳ではなお一層のこと、知識が不可欠になります。
たとえば、非常にありふれていて、よくあるわかりやすい洗脳が2つあります。ひとつはお金、もう一つは毒親です。
で、ToxicParentsというのは「親が悪い」という意味ではありません。悪いのは洗脳です。親は傀儡(くぐつ)のように、洗脳に従っただけです。
この「毒親」についても、メディアの無節操な情報ではなく、きちんと社会科学的な理解が必要です。
たとえばある程度の用語については、しっかりと定義から理解し、そしてその運用方法の臨場感が高い方が良いのです。
スクールのレジュメではこれらの用語について言及しました。
Dysfunctional Family(機能不全家族)、Adult Children(アダルトチルドレン)、DV(Domestic Violence)、Neglect(ネグレクト)、Rape(レイプ)、Toxic Parents(毒になる親)、Abuse, Maltreatment(虐待)、抑圧、抑鬱
などなどです。
ある程度の知識を背景にして、それを当てはめながら読解したいのです。
実際の質問はこんな感じでした。
(シン・メンター養成BootCamp講習会でも同じ問題を出します。受講生が重なっていますので、今回のスクールを受講した方は回答はグループラインではなく個人的に出してもらった方が良いかも)
Q.以下の文章を呼んで、質問に答えよ。
結婚式の時、両親はいつものようにすべてを取り仕切ろうとしたが、私は生まれて初めて勇気を出して自分の意志を通し、親には口出しをさせずに自分たちのやりたい方法でやることにした。だが、その結果どうなったかというと、まず両親は結婚式にあらわれなかった。そればかりか、彼らは親戚中に私の悪口をふれてまわった。私は「可哀相な親の喜びを奪ったひどい娘」にされてしまい、家族も親戚もみな口をきかなくなった。
それから数年後、私の母はガンにかかり余命が短いことを知った。ところが母は、自分が死んでも私にだけはそのことを知らせないようにと親戚中に伝えていた。私が母の死を知ったのは、死後五ヶ月たってからだった。偶然出会った古い友人からそのことを知らされたのだ。父に電話すると、「さぞいい気持ちだろう。お前がお母さんを殺したようなものだ」という言葉が返ってきた。
父はその後も非難の言葉を吐き続け、それから三ヶ月後に死んだ。
Q.1 なぜこの2文目は「だが」から始まるのでしょう。
Q.2 「この物語を親子のそれと思うなかれ、と僕は考えます。」と引用者は言うが、なぜそう言えるのか(もしくはそう言えないのか)、具体的に指摘せよ。
Q.3.また、この毒親問題になぜ以下のチャップリンの「数は殺人を神聖化する」という引用文が関わってくるのか説明しなさい。
Wars, conflict - it's all business. One murder makes a villain; millions a hero. Numbers sanctify.
戦争や紛争、これは全てビジネス。1人の殺害は犯罪者を生み、100万の殺害は英雄を生む。数が(殺人を)神聖化する。(チャールズ・チャップリン『殺人狂時代』)
c.f.結婚式の時、両親はいつものように全てを取り仕切ろうとしたが、自分達のやりたい方法でやることにした 2021年12月16日
きちんと読解すれば、脱洗脳の鍵が見えてきます。
でもこれも教わるものではなく(もちろん教えますが)、自分で発見するものです。
その感触を掴んだら、離さずに増幅し続けることです。そうすると、気付いたらクライアントさんの脱洗脳を始めています。
脱洗脳はそんな風に始まります。
是非、リラックスして楽しんでください!!
*ライブ(Zoom)受講やヴァーチャル(ビデオ)受講も可能です!!
【脱洗脳&ゴール設定スクール 〜「内部表現書き換え」のリアルな風景〜】
【日時】 12月18日(土)13:00〜18:00
12月19日(日)13:00〜18:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちら!!(フォームメーラー)
*なぜ愛する人を毒針で刺してしまうのか、、、、、それは代々受け継がれてきた毒が自分の全身をまわり、朦朧としており、認知が歪んでいるからです。