「内なる覚醒 ~あの世編~」の講義のあと(深夜でしたね~)、質問がありました。
「今回のこの内容を超えるような内容はありますか?」と。
かなり衝撃的な、ある意味でこれまで学んできたことを覆すような内容でしたので、これが最高峰の知識だと思っていただけたかもしれません。ありがたいことです(^o^)
その質問に対して、僕自身が具体的にどう答えたかは覚えていませんが、おそらくは「いくらでもあります(無限にあります)」というような回答であったかと思います。一方で「Logosを超える内容はありません」とも答えたように思います。
どちらも真です。
ある系を超える系というのは無限に想定することが可能であるというのは不完全性定理の論理的帰結です。
一方でその系(システム)を貫いているのはアルゴリズムであり、Logicですから、我々がLogosとギリシャ語で呼んでいるものを超えることがないのも事実でしょう。
ただ、今回のヒーラー養成スクールのBlack Swanに関しては、これまでのコンテンツを凌駕するものであることは事実です。当然ながら、あの世編のコンテンツも凌駕します。
そこにはこれまでの内容を包摂しつつ、その先を示せるかと思います。
思えば我々はいろいろと学んできました。たとえばそれは悪魔学(リガルディが秘密結社の秘密を公開した悪魔召喚を含む)であったり、内なる覚醒~あの世編(物理学が指し示すあの世の存在)、サイキックアタックやサイコパスの構造、神経生理学、心理学、そして世界を支配するプラトン主義であったりしました。
これらを統括するのは当然ながらアルゴリズムであり、論理であり、公理系であり、我々がLogos(言語、論理の意味のギリシャ語)と呼ぶものです。
しかしこれはいまだ寺子屋のレベルの話しであり、大人になるために子供が学ぶお勉強です。
ブラック・スワンは少し大人の勉強ですw
ブラック・スワンについてスクールで言及したのは5期のヒーラー養成スクールであり、もう4年前です。この4年間に寺子屋がはじまり、気功師養成スクールがはじまり、Yogaスクールのブームがあり、体質改善のブームがあり、そしていまRayZapでの身体改造のブームがあります。その意味では長足の進歩を遂げてきて、ようやく再びブラック・スワンを取り上げるまでに足腰が鍛えられてきたように思います。
ブラック・スワンとは何でしょう。
これはもちろんカーネマンのお友達であり、デリバティブトレーダーであり(大学教授でもある)ナシーム・ニコラス・タレブの用語です。
以下の3つの特徴を備えた事象のことです。
(引用開始)
第一に、異常であること。つまり過去に照らせば、そんなことが起こるかもしれないとはっきり示すものは何もなく、普通に考えられる範囲の外側にあること。第二に、とても大きな衝撃があること。そして第三に、異常であるにもかかわらず、私たち人間は、生まれついての性質で、それが起こってから適当な説明をでっち上げて筋道をつけたり、予測が可能だったことにしてしまったりすること。
(引用終了)
オーストラリアという反例があらわれるまで、白鳥と言えば白いものでした(白馬も白いものでした、そのうえ馬ですらなかったりもしました)。しかし一匹の黒鳥(ブラック・スワン)がその常識(というか真理と考えられていた定説)を覆しました。
我々の世界も我々の人生も基本的にはこのブラック・スワンによって支配されています。
しかし我々は白い白鳥だけを見て、黒い白鳥から目をそらすことで、危機を回避しているようで、嵐の中に突っ込んでいき、人生を失います。
タレブはこう続けます。
(引用開始)
一握りの黒い白鳥で、人間の世界がほとんど説明できてしまう。アイディアや宗教の成功から歴史的な事件の経緯、私たちの私生活のいろいろな要素まで、なんでも説明できる。一万年ほど前に更新世が終わって以来、こうした黒い白鳥の影響はどんどん大きくなっている。産業革命の間に加速が始まり、世界がより複雑になる一方、私たちが新聞を読んで調べたり、論じたり、予測したりする普通の出来事は、ますますどうでもよくなってきている。(略)私たちのまわりにあるものごとなら、文字どおりほとんどなんにでも黒い白鳥が当てはまる。(引用終了)
黒い白鳥から学べる教訓とはこういうものです(^o^)
「私たちは、私たちは学ばないということを私たちは学ばないということを自然とは学ばない」
我々は事実にばかり注目し、確率を誤った意味で使い、正規分布というウソを信仰し、そして抽象的思考をバカにします。
それゆえに人生で出会うブラックスワンに気づかずに翻弄され、そしてその苦い経験から学ばず、分かっていたようなふりをします。
しかし勘違いしてほしくないのですが、今回のスクールのポイントは人間の愚かさについて、無知についてを嘆くことではありません。
(いつでもそうですが、命題の事実そのものよりも否定のような論理結合子が大事です)
そうではなく、知識以前のもの、知りうることが不可能な存在であるブラックスワンをいかに飼い馴らすかということです。
ブラックスワンを飼い馴らす??
存在も知らず、構造的に我々の知識の外にあるもの、現状の外側にあるものをどうやって飼い馴らすのでしょう?
そしてその不気味なペットに何の意味があるのでしょう。
なぜなら、圧倒的なメリットだからです。
我々は白鳥側から世界を眺めてきました。これは大人になるためには(そして人間になるためには)必須のプロセスです。その極北に至って、そこで暗闇への命がけの跳躍をすることで、ブラックスワン側に渡ります。
そして知り得ないこと、大事件、大事故、あり得ないような出来事を自分のメリットに変えることができるようになるのです。
多くの人が知っているような知識をわざわざ知ることもなく、ブラックスワンだけを見つめていれば、Not normalで楽しい人生を送れます。そして社会に圧倒的な機能を果たせるのです。
コンテンツについてはガンガンこのブログでも公開していきます。
ですので、スクールに体感しに来て下さい。そしてブラックスワンを飼い馴らせるように人生をリ・デザインしていきましょう!!!
お楽しみに!!!!!
【ヒーラー養成スクール18期 ~ブラックスワン アルゴリズムはフラクタルの夢を見るのか?~】
【日時】 5月28日(土) 13:00~18:00
29日(日) 13:00~18:00
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 230,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【特典】2016年4月までの「まといのば」の全気功伝授(クリフォト3含む)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
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