*明日26日(火)は「はじめての気功 ~チャクラ・空海・大周天~」です!!!
「空海」という気功技術は久々の公開であり、「はじめての気功」などではおそらく初ではないかと思います。貴重な機会です!!
お楽しみに!!!!!
「はじめての気功」講座のお申し込みはこちら。
壮大さ、偉大さや畏敬の念、巨大さというのが重要だと思います。
大周天やクンダリーニ、ゴール設定や気功で目指そうとしていることは、結局は自分を引き上げてくれ、引っ張りあげてくれるような外部装置を設定することです。
高いところにある掃除機が自分を引き上げてくれるようなイメージです。
太陽の重力はすさまじいものがあり、地球もその重力圏から逃れられないのですが、太陽に吸い込まれたり、巨大なブラックホールに吸い込まれるようにして、人生を加速したいのです。
太陽に吸い込まれるように加速したら、また別の巨大な太陽を見つけてそちらに吸い込まれるように加速し、気付いたら遠くへ移動していきたいのです。それも自分が好きな世界へ移動したいのです。
自分を加速させてくれる太陽が1つではなく、いくつもあって、それをどんどん渡り歩くようなイメージです。
すなわち太陽がいっぱいあるイメージです。
太陽がいっぱい、、、、、、、
「太陽がいっぱい」と言えばアラン・ドロンですね~古いかw
いや、古びない良さがあります。スケールの壮大さが良いですね。
*淀川さんの解説がまた良いです(TOT)
まあ、アラン・ドロンはさておき、スケールの壮大さですね~
スケール感というか、巨大さというか、未来の強烈な臨場感というか、、、。
いま比較的に大きな舞台に出演する人の指導をサポートしていて思うのは、きちんとした演者というのはゴールからいつも見ているということです。
バレエなどの舞台出演でもそうですが、優秀な人というのは、いつも舞台に立っているところから逆算していまの自分を見ている感覚が強くあります。コツコツ積み上げるのではなく、ゴールから逆算してワープするのです。逆算も計算というよりは、「装う」という感じです。
久々にスクールに登場した三島由紀夫の自伝から引用します。
もとより劣等性という存在は先天的な素質によるものながら、私は人並の学級へ昇りたいために姑息な手段をとったのだった。
つまり内容もわからずに、友達の答案を試験中にこっそり敷写しをして、そしらぬ顔でそれを提出するという手段であった。
カンニングよりももっと知慧のない、もっと図々しいこの方法が、時として見かけの成功を収める場合がある。彼は上の学級へのぼる。
下の学級でマスターされた知識を前提にして、授業は進行し、彼にだけは皆目わからない。授業をきいていたって何もわからない。そこで彼のゆく道は二つしかなくなってしまう。
一つはグレることであり、一つは懸命に知っているように装うことである。
三島由紀夫「仮面の告白」
以前も書きましたが、三島由紀夫自体はめちゃくちゃ優秀な人であり、チーティング(カンニング)するようなレベルの人間ではありません。
ただ彼の心象風景はそれに近かったのではないかと思います。
かつてこんな風にブログで書きました。
学習院に初等科から入った三島は「懸命に知っているように装う」ことで、高等科で首席で卒業。卒業生総代となり、卒業式に臨席した昭和天皇に恩賜の銀時計を拝受しています。ちなみにその後、東大法学部から大蔵省へ入省。超エリートコースです。しかし任官の翌年に、小説に集中したいと辞職。そして書き始めたのが「仮面の告白」です。翌年に脱稿し、この作品で一躍注目を集めます。
話を戻して…カンニング以下のチーティング(ずる)をした人間が、首席で総代でしょうか(^^)
ものすごいエリートです。
しかしもしかしたら三島の心象風景は「懸命に知っているように装うこと」であったのではないかと思います。
最もセクシーな女性に選ばれたペネロペ・クルスがこう語っています(Sheですが、あえて「私」と訳しています)。
She doesn’t feel like the sexiest woman alive, she says—she feels like a mother who doesn’t get enough sleep; Bardem is filming in South Africa, and she is anxious to return to her children—but given the role, she will play it. “Assume a virtue, if you have it not,” Cruz says, quoting Hamlet. It is one of her favorite lines.
(私は自分を最もセクシーな女性だと思っていません。寝不足気味な母です。旦那は南アフリカに撮影に行っており、私は子供のもとに戻りたいと強く願っています。しかし、与えられた役があるなら、それを演じるだけです。お気に入りのハムレットのセリフをつぶやきながら
「持っていないならば、せめてあるふりを」)
かっこよすぎです!!
but given the role, she will play it.
(役割を与えられたなら、それを果たすだけ( ー`дー´)キリッ)
ペネロペ??
だれ?
って思われた方は顔を見たら思い出すかもです!!
三島は小説家であり、ペネロペ・クルスは女優です。
ヴァーチャルな世界を紡ぎ上げる人々の矜持(きょうじ:自分の能力を信じていだく誇り、プライド)を我々も学ぶべきかもしれません。
彼らはこの現実世界が仮の世界かのように感じ、舞台なりヴァーチャルな世界こそがリアルな世界です。リアルという言い方が語弊があれば、重要性が最も高いということです。
そしてその世界からいつも他の世界を見ています。
逆向きの例だとむしろ分かりやすいかもしれません。
たとえば、小学生のころ、嫌いな科目の授業を嫌いな先生から受けているときを思い出してください。嫌いであり苦手な科目です。
*「僕だけがいない街」でも主人公は小学生に戻りますが、小学生にだけは戻りたくないですよね(TOT)
卒業式の解放感はいまでもうっすらと覚えています。塾は楽しかったですけどね~。
そのときの最大の関心事ははやく休み時間にならないかな~ということではなかったでしょうか?
授業を上の空で聞きながら、時間が過ぎ去るのを待っている感じです。
逆に休み時間のドッジボールは夢中で集中するので、時間があっという間に過ぎ去ります。
(僕はむしろインドア派で、休み時間は本を読むのが好きでした。ただ、先生からは「本を読むとバカになるから、外で遊びなさい」と言われました。「本を読むとバカになる」という発言の斬新さに驚きを禁じえませんでしたw)
終業時間が待ち遠しいときの会社勤務などもそうかもしれません。
つまらない学校なり会社なりの臨場感が下がり、休み時間や終業時間や休日のほうに強い臨場感があります(そういえばそろそろゴールデンウィークなるものがやってきますね。休みがゴールデンだとしたら、働いている時間はプラチナやダイヤモンであるべきですよねw
お金を払っても、全てを犠牲にしてもやりたい仕事を自分の仕事とすべきです)。
輝く人、活躍する人というのは、ゴールの世界が強烈であり、我々が休みの日の計画に強い臨場感を描くように、ゴールの世界の臨場感を強く描きます。そこから現実世界を観るという癖がついています。
あとはそのゴールの世界のスケール感です。
そのゴールの世界の巨大さ、途方も無さ、壮大さの違いが人間の違いとなって現れてきます。
時間は急いでもゆっくりしても1秒1秒しか流れません。でしたら、コントロールできる脳をコントロールしましょう。正確には脳を写像としているロゴスの抽象度をあげましょう。
もっとシンプルに言えば、壮大なゴールを描きましょう。
そのほうが圧倒的に楽しいですし、圧倒的に茨の道です。
茨の道であるほうが楽しいですし、命を賭けないで何を賭けて生きるのか分かりません。
楽に全面クリアできるテレビゲームに燃える人はいません。
1日5分でクリックするだけで片手間でクリアできるならば、報酬系は刺激されません。むしろ苦役です。
報酬系にとって過負荷は喜びなのです。
自分に誠実に、自分にまっすぐに好きなことを好きだと言って、人生を駆け抜けましょう!!
その壮大さがあれば、知識にせよ、気功技術にせよ、小難しい理論にせよ、驚くほどアタマと身体に飛び込んでくるものです。そしてその感覚を手にすれば、人生でやることはシンプルになります。
自分が有りたい姿、やりたいことを壮大なスケールで宇宙に対してオーダーするだけです。
宇宙に対してオーダーというとスピリチュアルっぽいですが、自分に対して宣言し、信頼できる仲間に宣言することです。自分の外にきちんと出せば、それは勝手に自律的に動き出します。それが太陽であり、ブラックホールであり、我々を加速させてくれる重力場となります。
自分の足だけでがんばって走らないで、強烈に引き上げられましょう!!
*1919年突如、太陽がブラックホールに飲み込まれた写真です(ウソです)。
エディントンがアインシュタインの一般相対性理論を実証したときのEclipse(日蝕)の写真です。
Wikipediaより!!
【参考書籍】
本稿とはあまり関係ありませんが、橘玲さんの新刊は面白いです。現代の進化論、進化生物学や行動遺伝学の最前線についてかなり不快な気分になりながら学べます(とは言え「不快になりながら」というのはその人に依存します。僕は楽しく読みました。社会常識を自分の情動と結びつけている方は不快でしょうし、学問の進歩を喜ぶ人は快でしょう)。ともかく面白すぎる本です。
今後の「悪の経典」シリーズでは必須かもです。
言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)/新潮社
¥842
Amazon.co.jp
本稿で話題に出た「僕だけがいない街」です!
映画も面白かったです!!
僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥605
Amazon.co.jp
[まとめ買い] 僕だけがいない街(角川コミックス・エース)/作者不明
¥価格不明
Amazon.co.jp
↧
大周天やクンダリーニ、ゴール設定というのは、巨大な太陽やブラックホールに吸い込まれるようなもの
↧