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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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パスカルの三角形と二項係数から観る「バレエ」の風景。バレリーナの言葉

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先日は「はじめての気功”美肌クリーム”」講座の最終盤で前屈で盛り上がりました。
美肌クリームの隠れた技術に美肌クリームダイナミック版というのがあります。それを用いて前屈を改善したいというのが始まりでした。
前屈から始まり、立ち方やバレエバルーン、センター、Backなど話は広がり、さながらバレエ講座でした。

ヒーリングもバレエも、寺子屋のような知性や教養の世界も、煎じ詰めれば同じです。
頭を鍛えている人は身体も鍛えられているものです。才能ある人の一芸は多芸に通じるというのは多くの場合において事実です(専門バカもいますが)。


余談ですが、最近とある知り合いのバレリーナにパスカルの三角形から二項係数のくだりを解説していました。寺子屋シリーズの「算数(数論)」のコンテンツです。
パスカルの三角形というのは、以下のように頂点と端々が1で、それ以外は上段の近い二つの数の和になるような三角形です。シンプルなアルゴリズムで、次々と美しく数字が出てきます。

このパスカルの三角形の有名な性質の1つが二項係数です。(a+b)のn乗のときの係数がこの三角形にあらわれます。係数さえわかれば答えが簡単に求まるので重宝します(そんな使い方している人もいないでしょうが)。

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この小さなありふれたエピソード(パスカルの三角形)から我々はいろいろな物語を読み取れます。自動生成可能なシンプルなアルゴリズムからいつまででも数が出てきますし、斜めには自然数列があり、三角数があり、三角錐数があります。横には二項係数が出てきます。足し算だけのアルゴリズムで積の係数が出てくるというのも面白いと言えます。

二項係数と一致するかは実際に検算をしてみればわかります。(a+b) の2乗、3乗、4乗を代数的に計算していけば、係数が一致するのが分かります。


という、説明をバレリーナにしていました。数学とか得意ではないと思うので、まあざっくりと説明しようと思って、解説していました。

そしたら、二項係数の計算とパスカルの三角形の対応を示していたあたりで、彼女は即座に「それがバレエよ!」と言ったのです。かなり驚きました。

教えているのか、教わっているのかわからなくなる瞬間です(笑)

「バレエは数学なのだ」と。「数学にアルゴリズムがあるように、バレエには従うべき数学的なアルゴリズムがあり、そのアルゴリズムに従うことがバレエの上達の秘訣だ」ということなのでしょう。


この逸話は寺子屋やスクールでもしてきましたが、そのバレリーナの講演会が今週末に開催されます。


井脇幸江さんです。

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必見です。

というわけで告知。

***********

バレリーナ 井脇幸江の語る講演会

【日時】2013年9月7日(土) 今週の土曜日です!

第1部_14:00開演(13:15開場) 「踊ることと演じること」

第2部_18:00開演(17:15開場) 「力を全部!引き出す指導法」

【場所】四谷区民ホール
東京新宿区内藤町87
TEL_03-3351-2118

【チケット料金】
指定席 4000円
自由席 3000円

なお、一部二部を通して見られる方は指定席8000円→7000円のセット券があります。

【お申し込み方法】
申し込みフォーム

・お電話でのご予約、
「お名前・ご住所・お電話番号・ご希望するチケットの種類・枚数」
を下記までご連絡ください。
TEL:080-2063-2315(11:00~18:00)

【お問い合わせ】
http://ibc.yukie.net/inquiryまで

***********

この講演はバレエを志す人も、志さない人もぜひ聞いて欲しいと思っています。

というのは、結局、一流に触れない限り一流になれないからです。

「まといのば」でいくら理論的に学び、IQをあげても、一流に触れてその言葉を聞かない限りは、深いところでのパラダイム・シフトは起こりません。ですので、バレリーナを志す「まといのば」の受講生には舞台を大量に観るようにいいます。それは劇場に足を運ぶだけではなく、DVDでもYoutubeでもです。

むさぼるように観る時期がなければ良いダンサーにはなれませんし、一流のダンサーたちも驚くほど多くのバレエを観ています。ギエムがマリファントを見出したのも、ギエムの幅広いアンテナゆえです。

バレリーナは驚くほど寡黙ですし、自分の中に起きていることを言葉にすることはほとんどありません。
第一にそのようなことができない場合が多く、第二に言葉にする必要がないからです。
バレリーナはバレエで臨場感を共有するので、言語で共有する必要を感じません。

その意味では、井脇幸江さんはバレリーナの中で起きていることを言語化することに情熱を注いできた稀有な存在です。

一部では、バレリーナ・アーティストとして、その中身を語り、第二部ではバレエの教育法を通して、人を成長させるために必要なものについて語ってくれると思います。



ちなみに、この講演会には僕も両方共に(1部も2部も)行きますが、後日、講演会の参加者同士でセミナー(無料)なども考えています。どこかセミナールームを借りて、楽しくやりましょう。

「行きます!」という方は連絡をください(あ、講演会の正式なお申し込みは講演会申し込みフォームにお願いします)。


無料セミナーはともかくとしても、講演会参加者の方は連絡いただければ、最近お蔵入りしている「バレエルーム」講座の全教材(電子書籍)をプレゼントします。講演会と併せて読まれると、バレエの理解が一気に深まるのではないかと思います(このプレゼント企画は、上記の無料セミナーと同じく、希望者が一人でもいればスタートします。多分)←希望多数のため企画スタートです!

直接、バレリーナの肉声が聴ける機会は多くありませんので、是非!


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