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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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気功技術の創り方のシンプルさ 〜ラッセルの無神論とオーファンブラック(暴走遺伝子)〜

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気功技術の創り方はシンプルです。
どうシンプルかと言えば、「創り方を学ぶより前に、まず創ってしまえばいい」という意味でシンプルなのです。

ただ、それではあまりに不親切なのでガイドラインらしきものを示します。
just do itの掛け声だけでは途方に暮れざるを得ません。

創り方には大きく分けて、3ステップあります。
まず、第1にいま手持ちの気功技術を徹底的に使いこなすことです。その気功技術が自家薬籠中になるまで、使いこなします。

自家薬籠中になったら、次にその技術を繰り返し自分に伝授します。
すると気功技術の輪郭のようなものが、ぼんやりと浮かび上がってきます。
自分に何度も伝授していると、実在感というか、臨場感ができてきます。
これが最初の2つのステップです。

徹底的に使いこなし、そして繰り返し自分に伝授したら、何らかの形で実在性とも言うべき感覚が浮かび上がってきます。



たとえば何かを暗唱することを考えてみましょう。
新しい単語、新しい概念、はじめて会った人の名前など覚えなくてはいけないものはたくさんあります。暗唱するときに、我々はなんらかの共感覚によって言語なり概念を触覚であったり、視覚であったり、聴覚(音楽)に切り替えています。
寿限無寿限無であれば音楽かもしれませんし、数学の公式であればレゴブロックのような触感かもしれません。新しい概念であれば、僕はその概念の提唱者の動画か映像を見ます(アインシュタインの衝撃的なE=MC^2のスピーチは何度となく紹介していますw)


僕らは教育の過程で多くの暗唱を積み重ねてきたと思います。もしくは暗記を。そのときの感触というのが、一種の気功技術の臨場感ということとつながるようになります。



ここで唐突ながらバートランド・ラッセルのインタビューを載せます。これが暗唱のための教材だと思って見てください。

が、このインタビューを見ながら、バートランド・ラッセルを真似しようとすると、ある種の感覚が身体を貫くと思います。
発声の仕方、表情の動かし方(話し終わったあとにちょっと顔が可愛らしくなりますw)、口の筋肉の使い方(腹話術かと思うほどに動かしません)などをトレースしよう試していく内にだんだんとラッセルが身体に入ってきます。



ちなみにドラマのオーファンブラックの中でも、自分とそっくりの他人に成り変わるためにその人が映っているホームビデオを繰り返し見て、繰り返し口真似をするシーンがあります(そもそもタチアナ・マスラニー自身は役者としてひとり何役もやっているのがスゴイです。様々なキャラクター、様々な人格、様々なバックグラウンド、そして様々なアクセントで。ちなみに第一話のタイトルはNatural Selectionです。タイトルはすべてダーウィンの種の起源から取られているそうで)。


*Huluで現在公開しているセカンド・シーズンまで見れます。サードシーズンは今春より!

暗唱のポイントはその世界の住人に成りきることです。そして成りきった上で、それをきちんとフィードバックをとることです。
暗唱も同様です。フィードバックというのは暗唱で言えば、正しく暗唱できるかをチェックすることです。真似で言えば、きちんと真似できているをチェックするようなイメージです。

このときの何ともいえない手触りというか、感触がポイントです。
できているときは、それと分かるものです。
そしてそれぞれユニークとは言え、何らかの覚えるコツがあります(そのコツがバラバラだとしても、存在はするという意味です)。

この感触やコツの実体性が気功の実体性とつながります。
気功も情報であり、概念です(物理学の集中講座ではないですが、it from bit.です。物理も情報から着ます。ちなみにこの命名者はブラックホールの命名者でもあるジョン・ホイラーです)。

概念であるということは、学習や暗記や暗唱のときと同じように、気功技術も概念として扱えば良いということです。

寺子屋などで次々と新しい学問的アイデアを狩猟している人が上手に気功技術を使いこなすのもここらへんが理由です。人間の知的活動という点で言えば、寺子屋で学ぶことも気功を使いこなすことも同じなのです。

概念を操作してそれを身体に落としこんだり、概念をアップデートさせることが可能なように、気功技術も習得したり、腑に落としたり、アップデートしたり、改変は自在です。

そのときは先の自家薬籠中とセルフ伝授の2段階を経た上で、臨場感ある手触りのある気功技術を最初は改変するところからはじめて、だんだんとオリジナルの技術を創ると良いと思います。

最初は真似で良いのです。「最初は真似事でもいい」「真似でもそのうち本物になる」(「PLUTO」浦沢直樹×手塚治虫)2015-03-02

そこから少しずつ自分好みに改変していきます。
味付けを微妙に変えるよな感じで改変していきます。すると自分好みの技術に変わってきます。
あくまでもわずかずつ変えていくイメージです。大きく変えようとすると壊れます。ちょっとずつがポイントです。

その上でまた最初の2つのステップを繰り返します。とことん使って、とことん自分にインストールすることです。フィードバックはいつも取りながらです。

すると、あるときにアイデアがわいてくるなりインスピレーションが降ってきます。
考えて出てくるようなアイデアではなく、唐突に衝突してくるような概念がやってきます(同様に、自己啓発などでも、閃きに近い夢は実現しますが、こねくり回して出したような夢はそもそもそこにwant toがありません。無いので実現し難くなります)。

概念は所詮は頭の中の出来事でしかないなどと思わないことです。内部表現という考え方を用いれば、「所詮」で済まないことは明らかです。内部表現=宇宙なので。


*スタンフォード大学実験の実際の写真です。
単なる心理学の実験であることを聞かされた健全な大学生でも、その臨場感に囚われ、心が壊れていきます。

そのアイデアなりインスピレーションを元に、新しい概念をつくり上げるとそれがオリジナルの気功技術です。最初はハリボテみたいな技術ですが、だんだん自発的に動くようになり、立派な技術に成長します。最初はよちよち歩きで良いのです。

シンプルというよりはかなり複雑な話な気もしますが、技術をどんどん創るようになれば、シンプルに感じると思います。

まず手持ちの技術を使い倒し、それを繰り返し自分に伝授し、臨場感を得たら、少しずつ改変するという方法で徐々に作っていきましょう!

試してみてください!!



*なにごとも挑戦です。実験するように、いろいろと試してみてください!






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