【閲覧注意です】
なかなかブログを書くためのまとまった時間が取れず、どんどん時間だけが流れていくので、もったいないので、ほぼお蔵入りしたネタをざらっと公開していきます。
ブログのネタはたくさんあり、記事は頭ではほぼ完成しているのですが、それを物理的な場(ブログ)に出力するのに物理的な時間がかかります。そのリソースを裂けないばかりにもったいないことをしています。
とは言え、まあ、すべてはタイミングであり機縁ですから、出ないのは出ない必然性があるのかもしれないとイソップ物語の「酸っぱいブドウ」みたいなことを言ってみます。
まずはイソップ物語つながりで、某アイドルグループの新作アルバムです。PVがあれば貼り付けたいのですが、まだ出てこないですね。
「ここがロドスだ、ここで跳べ!」
この言葉を聞いて我々が思い出すのは、やはりマルクスです。そしてその師匠であったヘーゲル。過去記事でも何度か引用しています。もちろんヘーゲルはイソップ物語から引用しているのですが、Stay hungry, Stay foolishをWhole Earth Catalogの引用とするよりはすでにジョブズの言葉となっているように、「ここがロードスだ、ここで跳べ!」はもはやヘーゲルの言葉とみなして良いでしょう。
そしてちょうど、寺子屋でヘーゲルをやるにあたり、日本最大級のアイドルグループがヘーゲルの言葉をアルバム・タイトルにするのは共時的ですw(完全に冗談です)
そして、もう一つ気になるアイドルグループがあります。
一夫多妻制というアイドルグループ(^^)
グループというよりは、この清竜人という人が僕は好きです。
実はこの清竜人さんに関しては以前、記事を書いています。それもWordPressで(笑)
一時期、「まといのば」でWordPressがブームになったことがあり、アメブロから鞍替えしようかと考察した時期もありました。なぜアメブロから鞍替えするかと言えば、鞍替えしたいのではなく、アカウント削除のリスク回避のためです(現在もこのブログのミラーサイトはネット上にあります。もしアメブロが削除された場合はそれがしばらくの間、過去ログ倉庫兼新しい記事として表に出てくる予定です。そうならないことを祈っていますが)。
好みは別れると思いますが、ホントに天才だなぁと思うアーティストさんです(いまWikipediaを見たら、25歳って!!若っ!
あ、だからグループ名が「清竜人25」なのか?)。
僕が好きなのは、Can you speak Japanese?
代表作と呼ばれることが多いのは「痛いよ」でしょうか。
はまるとトコトンはまると思います。僕もついCDをヘビー・ローテーションしてしまいます。癖になります。
それから映画情報です。
*人生もまた舞台、人生も映画です(^^)
虚淵玄さんを追いかけているわけではないのですが、まどマギから始まり、楽園追放、サイコパスと続けて見てしまいました。サイコパスはテレビで放映されていたのを知らずに見に行ったので、少し意味が分かりませんでした。劇場版を観た後にあわててテレビで放映された分の(編集版)を1期、2期ともに見て、少し劇場版の意味が分かりました。
サイコパスはふらっと映画館に行ったら、二回とも満席でした。すごい人気だな~と思い、3度目の正直でようやく見れました。まだ劇場公開から3日か4日目のことでしたが、なんとパンフレットが売り切れ。本当にすごい人気です(のちに買えましたが)。
見終わった感想としては、1期はともかく古典からの引用が多いです。「まといのば」のブログよりもはるかに古典からの名言の引用が多い珍しいアニメです。そういうのが好きな人にはたまらないかもしれません。
それからグロいです。R指定ですね。
精神病質としてのサイコパス、ホッブズのリヴァイアサン、身体を持たない知性などについて考えさせられます。特に、人類の進化の方向の一つとしてのサイコパスがあるのではというアイデアについても考察させられました(このアニメ「サイコパス」において精神病質サイコパスは表のテーマではありません)。
サイコパスのシステム、すなわちシビュラシステムはいわばマイノリティ・リポートのプリコグ(殺人予知システム)ですね。
このシステムに関しては「狂気は個人にあっては稀有なものである。だが集団、党派、国家、時代においては通例である」(ニーチェ)を思い出します(引用はピーター・ティールの「ゼロトゥーワン」からの孫引き)。
潜在的な犯罪者を、顕在化した犯罪者と同様に処罰するというのは法の精神としてはいかがなものかと思います。法は犯罪に対して無力であっても、起きた犯罪を裁くべきと思いますが。
潜在性と顕在化はアイヒマンにおいても大きな問題でした。
アーレントの「イェルサレムのアイヒマン」から引用します。
(引用開始)
そしてどんな偶然的な内外の事情に促されて君が犯罪者になってしまったとしても、君がしたことの現実性と他の人々がしたかもしれぬことの潜在性とのあいだには決定的な相違がある。
(引用者注:アリストテレスをもじれば、万物が可能態から現実態への生成のうちにあるとして、犯罪者としての可能態であることと、実際に犯罪を犯したという現実態(エネルゲイア)には決定的な相違があるということです。)
ここでわれわれの関心をひくのはもっぱら君のしたことであって、君の内面生活や君の動機は犯罪的な性格を持っていなかったかもしれぬということや、君の周囲の人々の潜在的な犯罪ではない。(略)君が大量虐殺の政策を実行し、それ故積極的に支持したという事実は変わらない。というのは、政治とは子供の遊び場ではないからだ。政治においては服従と支持は同じものなのだ。(引用終了)(ハンナ・アーレント「イェルサレムのアイヒマン」pp.214-215)
サイコパスのテレビ放映の1期、2期を通してみて予習は完璧なので、劇場版を再度見たいのですが、あの英語の発話が超気になります。あそこだけ吹き替えて欲しいですw
そして虚淵玄さんが高く評価したというアップルシードアルファも観てきました!
アップル・シード・アルファは、話題の映画だから観てみようという大衆的な発想で観たのですが、開始と同時にその世界観にグイグイと引きこまれました。予告編を見た限りでは、ゲームみたいな絵で嫌だな~と思っていたのですが、のめりこみました。
この映像のリアリティは是非、映画館で堪能して欲しいと思います。
オリジナルは英語版です。
こちらでも楽しみたいですね。日本で公開しているものは、吹き替え版です。
そして最後に紹介したいのは、「神様はバリにいる」です。
毀誉褒貶もありますし、もちろん情報商材の人々がむらがることで有名なアニキの映画です。
スクールなどでは幾度か名前が出てきました。
このアニキこと丸尾さんは、「金持ち父さん」のロバートキヨサキや、「Think big」のドナルド・トランプと同じで不動産ビジネスです。不動産のポイントは未来をどれだけリアルに思い描き、それを現実とつなげていくかということです。本来は抽象度の高いビジネスモデルです。
とは言え、そのビジネスモデルを真似しても仕方ありません。
ゼロ・トゥ・ワンの冒頭でティールはこう言います。
「ビジネスに同じ瞬間は二度とない」と。
いわゆる再現性などという科学の世界ですら、ひるんでしまうような概念をビジネスに持ち込んでしまう人は何か深刻な誤解をしています。
(引用開始)
ビジネスに同じ瞬間は二度とない。次のビル・ゲイツがオペレーティングシステムを開発することはない。次のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが検索エンジンを作ることもないはずだ。次のマーク・ザッカーバーグがソーシャルネットワークを築くこともないだろう。彼らをコピーしているようでなら、君は彼らから学んでいないことになる。
(引用終了)(ゼロ・トゥ・ワン)
ともかく俳優さんが魅力的です。
そしてバリが美しい。
バリはイスラム国の中にあるヒンドゥー国家です。
(ちなみに、菜々緒さんの美しいビキニ姿、尾野真千子さんのトップレス姿も話題に)
何よりもあのアニキTシャツがすごく欲しい(^^)
僕自身は「神様はバリにいる」というタイトルを誤解していました。
儲けの神様がバリに在住しているというような俗的な考え方をしていました。たとえば松下幸之助を経営の神様と呼ぶような感覚です。
しかし、実際の意味は神様の偏在性という意味でした。「お天道様はいつも見ている」という感覚です。ヨブが味わえなかった神の体験ですね。バリとはインドネシアの一つの島という地理的な限定ではなく、宇宙という意味ですね。この映画では。
丸尾さん(アニキ)からも映画からも何かを学び、何かを得ようとするのではなく、ひたすら純粋に楽しみ、純粋に追体験すれば良いと思います。
映画は楽しむために楽しむものです。人生と同じです。
純粋に楽しんでいると多くのものを結果的に得られます。
もちろん予習復習も大切です(サイコパスは予習が必須でしたorz。アップルシードアルファは予習なしでも大丈夫そうです。前日譚なので)
(寺子屋を100%楽しむには予習復習が必須ですw)
【参照書籍】
ホリエモンも取り上げていましたし、日本でもベストセラーですが、そんなことには関係なく必読です。
ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか/NHK出版
¥1,728
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ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか/NHK出版
¥価格不明
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法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)/中央公論新社
¥1,620
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イェルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告/みすず書房
¥4,104
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「ここがロードスだ」から一夫多妻のアイドルグループ、サイコパスとリンゴの種&バリ
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