2015年ははじまったばかりかもしれませんが、今年をふりかえってみましょう。
今年の年末になったつもりで、できたこと、できなかったことを仮想的に振り返ります。
ちょうど昨日までが年末でしたので、その記憶を引き出せば臨場感は簡単に持てます。
すると、あのときこうすれば良かった、このときこうすれば良かったという想いが出てくるかもしれません。
後悔先に立たずです。
とは言え、今回は先に立ちます。
年末にタイムスリップしてから、現在に戻ってくると、脳のギア・チェンジが猛烈にされます。
急いであれもこれもやっておこう、手を付けておこうと思えるのではないでしょうか?
僕はタイムスリップものの本質はそこにあるように思います。
タイムスリップものと言えば、このブログで幾度と無く紹介したのはリプレイです(参照記事)
(最近では漫画の「僕だけがいない街」が面白いです)
タイムスリップの本質は時間という物理空間を移動することにあります。
我々は空間に対してはある程度、自由に動けます(ある程度です。制約は大きいのです。「初詣にアンドロメダ銀河まで行ってきたよ」という風にはなかなかいきません)。
しかし時間に対しては、なかなか自由に動けません(まだ)。
ですが、我々はそもそも情報空間の存在なので、時間と空間を超えることができます。と言うとオカルトチックですが、単純に考えれば、来年のことを考えたり、昨年のことを考えることができる、ということです。
そして、これは時間を超越できるということです。
我々は物理の抽象度の臨場感をわざと高くして、自分をその抽象度に抑えこもうとしがちです。
もっと自由で良いのです。
というわけで、カレンダーをめくりながら(手帳でもいいですが)、年末まで移動しましょう。そしてそこから、この一年を振り返ってみましょう。それが抽象度が上がる感覚です。
可能であれば、自分の死まで移動しても構いません(1月のスクールのアルケミアのテーマの1つです。メメント・モリです)。
ジョブズは「今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることは本当に自分のやりたいことか」を毎日、鏡に向かって問うてたと言います。
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
- Steve Jobs
ガンジーも「明日、死ぬかのように生きよ」と言ったのはよく知られています。そしてそれに続けて「永遠に生きるかのように学べ」とも言いました(これはまさに含蓄深い言葉です。そしていわば人生を生きることと、何かを学ぶことについての真理を突いてるように思います)。
死までは想像できなくても(したほうがいいですが)、年末ならファミリアでしょう(昨日は大晦日でした)。今年の年末に移動してください(放っておいても確実に年末になりますし)。
それが抽象度を上げて、自分の生を俯瞰するということです。
良いお年を!!
【書籍紹介】
リプレイ (新潮文庫)/新潮社
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僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)/角川書店(角川グループパブリッシング)
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*とは言え、漫画はキンドルで読むのが一番だと思います。僕はiPadMiniで読んでいます。
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今年1年をふりかえって、、、、、、みよう!! 〜抽象度をサクッとあげるために〜
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