現状で考えるから、現状に絡め取られてしまいます。
いろいろと理想的な状態を提示されて、それが以前からどうしても知りたかったことなのにも関わらず、それを聞いたことで(知ったことで)もっと絶望することがあります。
親から言われていたこと、先生から言われていたこと、先輩から言われていたこと、同僚が当たり前だとしていること、この全てが壮大な嘘だったということに気付いたときに絶望したくなります。
それだけではなく、その嘘に実は幾度も気付く機会があり、そしてそれに目を伏せ続けていたことも同時に思い出して、また絶望したくなります。
ちょっときちんと考えれば、嘘と分かり、そして何をすべきかが分かっていたはずなのに、日々の忙しさにかまけて、きちんと向き合って考える時間を持たずに、だらだらと時間を過ごしてしまったと反省し、絶望したくなるのです。
でも、絶望する必要はありません。反省も不要です。
君子は豹変す、です。豹変しましょう。
内側から変わりましょう。
他人に宣言することはありません(メンターに宣言するのは良いこと)。
そして、「続かない自分」を責めるのではなく、3日でも続けた三日坊主の自分を褒めて、また次の3日を生きることです。
絶望してしまうのも、できない理由を考えてしまうのもそれは現状の中で考えているから。
全く違う人生、全く違う環境の全く違う人間として、未来の自分を想定しましょう。「自分」だとも思わなくて良いのです。理論的に考えれば、それは明らかに違う「自分」だからです。ですから未来の理想の自分は他人だと思って、その臨場感を高めていきましょう。
何を食べて、誰といて、何を話して、どんな風に考えて、どんな仕事をして、どんな場所を楽しんでいるのか、、、夢想しましょう。
「できるかどうか」という質問は愚問です。
この答えは明らかだからです。
「今の自分」にはできません。未来の自分にはできます。
今の自分と未来の自分が地続きだと思うから、連続していると思うから、嫌になるのです。
現状からゴールの世界へはいつも離散的です。いつもワープなのです。
ワープを繰り返しながら飛び石のように未来へ移動するのです。
それを「まといのば」では転生と言ったりもしました。理想の未来という異世界へ転生するのです。
だからこそ以前の場所(現状)で考えてはいけません。
現状から(今の自分から)見たら、未来はランダムで意味不明で狂っている世界です。デタラメな世界なのです(ちなみに逆もまた真。未来から見たら、現状の世界は明快に狂っているのです)。
ワープする方法はシンプルです。
ゴールを設定する。ゴールは必ず複数。
そしてそれはお題目ではなく、本当にやりたいこと、本当に叶えたいことであるべき。
そしてゴールは必死で情報空間を探して見つけるものであることも理解すること。
そして、現状のままでは絶対に叶わないことも知っておくべき。
情報空間を走り回るのには体力がいります。疲れていると、強度が弱くなり、妥協してしまいます。妥協の結果として、現状の中にゴールを探したり、本当にやりたいことではなく、周りが良いと思うことを選んでしまうのです。
そんなときはしっかり寝て(しっかり運動して、しっかり食べて)、体力を回復させてから、またトライしましょう。
次にゴールをすでに達成している自分をアファメーションで呼び出しながら、機会の通り道を探すことです。機会の通り道は言い換えればチャンスなのですが、チャンスというとニュアンスが違う感じです。通り道はゲート(門)です。異空間、異世界へのゲートが一瞬だけ開く瞬間があるのです(それは体感レベルで分かります)。そこに全身全霊をかけて、人生をBetすることです(←わかりにくい)。
機会の通り道のゲートを通過したら、あとは淡々と作業です。
たとえば、現在のブログゲートなら(←いつのまに命名?)きちんと音読して、きちんと「いいね」を押して、きちんとメモを取り、がんばってOutputする。その繰り返しです。
その上でいつも紹介している「サロンルート」も圧倒的にオススメです。サロンに勤めたら、あとはひたすらに続けることです。
我々はどうしても臨場感が高いところで考えてしまいます(いや、これは良いこと)。
その臨場感が高いところが「現状」なのが問題です。
現状で考えるから、現状に絡め取られてしまいます。絡め取られるならば理想の未来の私に絡め取られましょう!!!