着地点をまず見つけることです。
脊髄反射的に眼の前の問題を解決しようとせずに、着地点をまず見つけます。
この着地点は目を凝らさないと見えないもの。情報空間を探し回って、最後は創り上げないと見出せないものです。
この着地点から逆算して、いまどうあるべきかを考えます。
着地点から逆算して、機会の通り道を探します。
そうしないと、脳は勝手に現状の最適化を目指します。
現状の最適化は一般には良いこととされますが、現在が永続するわけもなく、すぐに来てしまう未来からすると最悪の選択です。
どんなに苦しくてもまず着地点を見つけましょう。
それはゴールと呼ばれているものでもあります。
絶対に不可能に思えるけれども、どうしても自分が成し遂げたいこと、やりたいこと、したいこと。それを着地点とすべきです。
そこまでの道のりは全く見えないけれど、自分にとっても世界にとっても喜ばしいこと。
少なくとも自分は嬉しいこと、興奮すること、善きこと。
その最善を目指すべきです。
そこを着地点とした上で、その場所から現在を振り返って考えることです。
成功した自分が10年前の苦しんでいる自分を見て、何を思うか、どうアドバイスするか、そんなことを本気で夢想することです。
昨日、とあるダンサーさんと打ち合わせをしていて、印象的なシーンがありました。
「どの視点から見ての質問ですか?」という意味の質問です。
ちょっと意味不明なので、もう少し具体的に話します。
僕としては、パンケーキの理想形が分からない(もう少し具体的に言えば、背中を床につけるべきか、背中を床のギリギリで反らすべきか)という話をしていました(というか、聞いてみました)。
そのときの回答が、それはパンケーキがすごく上手な人から見た話なのか、それとも一般受け(素人)での質問ですか?というものでした。
これはとても大事な視点です。
平たく言えば、玄人ウケ、素人ウケということになりますが、そういう話ではなく、いま自分がどの視点で考えているかをモニターするのがとても大事ということです。
その意味で言えば、現状から考えてはいけないのです。
いつも理想の未来から、いつも着地点から考えるべきなのです。
そしてまず着地点を探すところから始めることをルーティーンとしましょう!