チベット死者の書を読んだり、空海をチラ見したりすると、僕らはT理論の掌の上で飛び回ることができて、幸せなことだなと痛感します。
ちなみに、余談ですが、お釈迦様の手のひらの上で筋斗雲を飛ばしたのは孫悟空ですが(そのモデルがあの猿)、中村元先生もお釈迦様の手のひらの上に座るのを好んだそうです(ミュージアムにその写真がありました)。
*中村元先生はこのお釈迦様の手の形をした椅子に座ることを好まれたそうです。
愚かさが本当に感染性かどうかは分かりませんが、知性や天才と言ったものは高い感染性があるように思います。
本人の圧倒的な努力とか資質と言ったものは、大きな流れを前にすると無力な気もします。
天才を個人の資質や努力に還元するなとニーチェは言いましたが、その通りだと思います。
それよりもリラックスして楽しむこと、些細なことで永遠と遊ぶことが、天才の資質のようにも思えます。T理論では、NintendoのDSで徹夜している子供に「すごい努力家だね」とは言わないなどと言います。
すなわち、本当に好きなことならば、夜を徹してもやってしまうものなのです。
逆に自分が本当に好きなこと以外はしてはいけないのです。
死者の書でも知識を得るというか、知恵を得ることを重視します。
知っていれば、能力を手にすることができるのです。
そう言えば、映画『Arrival』は新しい言語を習得することで、時間に対する概念が変わります。未来を思い出すことが可能となります。
Offer weaponとは、使える道具としての言語を渡し、新しい能力に目覚めることでした。
僕らも同じです。
新しい言語を新しく学ぶ度に新しい能力が手に入ります。
グノーシス主義の「グノーシス」も後の「Know」の語源です。
Knowは今でこそ「K」を発音しませんが、もともとは「クノウ」のように発音し、そしてそこから「グノー」と遡るのは容易に想像が付きます。
我々は知るべきなのです。知ることで「知の果て」から先へ行きます!
あ、「地の果て」ならぬ「知の果て」で紹介したのはこちらのビデオ。
「(私が)知らない」のではなく、「(人類はまだその答えを)知らない」
というわけで、、、、
チベット死者の書から引用します。
また、父母の二人が和合して二根(にこん)を摩擦(まさつ)した力により、下行風(かこうふう)が上に昇って脈管(ツア)の交差する中心にある普通のチャンダーリー等を点火し、熱の力で白赤の精液が溶解したものを七万二千の管の諸々の脈管より降ろす。そのことで心身が楽になり満足する。(ゲルグ派『チベット死者の書』生の章)
(父母が性交して、二根(にこん)(男根と女根)が摩擦したことで起こる風(ルン)の力により、風(ルン)が上に昇って秘密処(ひみつしょ)の"チャンダーリー(トゥモ)ともいう)の火”を点火する"チャンダーリーの火”とは、熱を生じることや、界(かい)を溶かす等の役割を果たす点から”火”という名前を付けただけであって、湿潤な性質をもつ水そのもので、本物の火なのではない。熱をもつ性質のため、この観想に熟達すれば、零下のなかでも暖房の設備なしに過ごすことができるとされる。
それにより白い精液と赤い血液が発生し、七万二千の脈管(みゃっかん)より降りてきて心身は楽(らく)で満たされるのである。)(解説 平岡宏一)
チャンダーリーの火こそが、まさにヴィム・ホフも学んだ(かもしれない)ツンモです。
「熱をもつ性質のため、この観想に熟達すれば、零下のなかでも暖房の設備なしに過ごすことができるとされる。」
チャンダーリーの火は別名「トゥモ」とありますが、ツンモを十分に連想させます(というか、同じでしょう)。
新しいことを学んでいると、別のジャンルの別の説明や、バラバラの声が、同じ1つの声で聞こえてくる瞬間というものがあります。チベット死者の書は仏教哲学を純化しており、西洋哲学のスコトーマをえぐり、そしてヴィム・ホフとも強く関連してくるわけです。人生に偶然など無いのですから、楽しみましょう!!!
ハワイ大学医学部解剖実習の募集もスタートしました!!
Ray先生作成の募集要項!
【日程】
2024年10月10日(木)〜13日(日)
(アメリカ時間)
・10日:夕方〜オリエンテーション
・11日〜13日:解剖実習
ハワイ大学マノア校にて
→13日の夕方修了証授与
【費用】48万円
現地集合、現地解散
(渡航費や宿泊代金は別途かかります)
通常は土日の2日間ですが、今回は特別に3日間開催していただくことになりました!!
実際に各自がメスを持って解剖できます!!
(自身が解剖するのであって、解剖実習を見学するツアーではありません)
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