筋肉の覚え方のコツは、起始停止と支配神経の機械的な暗記ではなく、少し遠回りに見えても「生きた解剖学」で覚えた方が使える知識になります。
筋肉については、大きなものから順に覚えるというFirst thing first.は変わりませんが、上腕二頭筋と上腕三頭筋という逆関数な(反対の機能を持つ)筋肉を考えてもわかるように、曲がる方に筋肉はついています。
あまりにPrimitiveな言い方で恐縮ですが、屈曲(伸展)にせよ、外転(内転)にせよ曲がる方に筋肉はついていて、もしくは動く方に筋肉はついています。
(文字で書くのはなかなか難しいので、解剖直観スクールでまたシェアします)
そうすると、たとえば手のひら側にあるのは、屈筋群であり、手の甲側にあるのが伸筋群というのは自明となります。
大臀筋は足を伸展させますし、大胸筋は上腕を水平内転させます。
曲がる方に筋肉はついていると覚えます。機能は同側にあるということです。
とは言え、筋肉を覚える前にまずは楽しく土台となる骨を覚えましょう。
いや、あなたの骨を数えましょう!
応援ソングは小柳ゆきさんの「あなたのキスを数えましょう」!!
デビューシングルです!
覚え方は!!
過去記事から引用します!(手抜きかっ!)
骨はおよそ206個ありますって言われますが、、、いやーそんなに覚えられないよーーー、、、、(・_・;)
と思いがちですが、実際はきちんと数えていくとそうでもないんです。
手元にナプキンがあったら(落書き帳でもノートでも)、ささっとメモしてみて欲しいのですが、、、
まず人形(ひとがた)を書きます。
そして、そこに骨の数を書き込みましょう!
たとえば、脊柱を考えましょう。
背骨です。
背骨の数は仙骨と尾骨をあわせると26個です。
首の部分の頚椎(けいつい)が7個,胸の部分である胸椎(きょうつい)が12個、腰の部分の腰椎(ようつい)が5個というのが内訳です。
7+12+5+2(仙骨、尾骨)=26個 です!
一気に10パーセント終わりました!!
名称は頚椎がC,胸椎がT、腰椎がLです。CTL!(Controlですね!!ちがうかっ!)
名称を覚えるなら、環椎、軸椎じゃなくて、C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7とおぼえましょう。これが頚椎。
T1、T2、T3、T4、T5、、、、、T12が胸椎
L1、L2、L3、L4、L5が腰椎です!!
胸椎に肋骨がついてます。胸椎がそもそも12個なので、肋骨も12対です。左右あるので24本。
体幹だけで、かなりの数になりますねーー
とすると、、、体幹だけで!!
脊柱26個+肋骨24本=51個です!!
*体幹だけで4分の1が終わり!!!
ちなみに脊椎より大事な頭部には15種23個の骨があります。
あとは手足ですが、手足は無駄に骨が多いのです(無駄ではないですw)。それもほとんどが指(趾)です。ゆびだけで56本!!
ということは体幹とほぼ同数!!!
*肩甲骨と鎖骨は上肢に分類したいですね!!
なんか、こうやって数えていけば、気付いたら200は越してそうです!!!
というわけで、あなたの骨を数えましょう!
数えているといつの間にか、骨が頭に入ってきます!!(多分!)
それも大事な骨から順番に、繰り返し繰り返し数えていきます!!
テーマ曲は「あなたのキスを数えましょう」(*^^*)
小柳ゆきさんのデビューシングルです!
足の骨に関しては、どこかでまとめたいのですが、シンプルです!
まずほとんど手と同じということ。
そして手根骨、足根骨部分だけが問題ですが、これもシンプルです。
まず趾(あしゆび)を3と2に分けます。
親指、人差し指、中指のグループと薬指と小指のグループです(指は手の指であり、足は趾ですが、ここでは指と表記します)。
ルルベしたときに乗るのが前者のグループです。
小指側に乗るとバレエの先生に怒られますが、非常に多くあるパターンです。
本来は親指に乗り、脛骨側に乗りたいのです。
腓骨側に乗ると、腓骨は耐えられません。腓骨とは骨に非(あら)ざるです。
で、前者(親指、人差し指、中指)の根本に楔状骨が3つあり、そしてその近位に舟状骨があります。
それだけ覚えてください!
いや、薬指と小指の近位にはキューブがあります。
立方体ですね。これを立方骨ですね。
ですので、フォーカスすべきは楔状骨の3つが親指からの3つの根本にあること、そして楔状骨の近位には舟状骨があることです。
虐げられている小指と薬指には立方骨があります。
親指・人差し指・中指、薬指・小指
楔状骨×3 立方骨
舟状骨
という構造です。
というわけで、一挙に趾を前部覚えてしまいましょう!!
趾骨は指骨と同じです。
親指だけ2つ、あとは3つです。
3×5本−1(母趾分)=14本
中足骨が5本
これで19個です。
踵は視えているとおりで、踵骨(しょうこつ)と言います。
踵骨(しょうこつ)の上に超大事な距骨があります。
バレエを考える上で距骨はとても大事です(これは後述します)。
踵骨(しょうこつ)ー距骨(きょこつ)ー脛骨(けいこつ)
のラインが大事。
指骨(趾骨)はシンプルで、中足骨まではシンプルです。
踵の骨があり、その上に距骨(きょこつ)があります。
そしたら足根骨だけです、覚えるのは。
それも、3つの楔状骨(けつじょうこつ)と舟状骨、そして薬指と小指の立方骨です。
ですので、繰り返しになりますが、フォーカスすべきは楔状骨の3つが親指からの3つの根本にあること、そして楔状骨の近位には舟状骨があることです。
虐げられている小指と薬指には立方骨があります。
親指・人差し指・中指、薬指・小指
楔状骨×3 立方骨
舟状骨
という構造です。
というわけで、趾はサクッと書きながら覚えてしまいましょう!!