裏T理論の教科書と呼べるものは2冊あります。
一冊が洗脳原論、もう一冊が洗脳護身術です。
(リンクは下に!)
たとえば、僕らが神奈川大学の歴史的な講演を聴講したあとにこの2冊を久しぶりに紐解くならば、一種の目眩(めまい)のようなものを幾度も覚えるのではないでしょうか?
(ドクターの講演は2時間40分ほどから)
c.f.人工知能は将来人間になれるのか?〜我々は宇宙をあまりに限定された世界に閉じ込めすぎたのか? 2023年05月25日
c.f.抽象化を用いて言語特有の特性を切り捨て、枚挙可能性の原理のみに集中して得られたのが自然数の概念 2023年05月25日
四半世紀以上前から繰り返し言われていたことを、我々は最新の最先端の理論として受け取ってしまうほどにスコトーマが深いのです。
(繰り返しになりますが、この講義は「まといのば」としてはしっかりまとめてセミナーをします。しっかりと継承しましょう)
たとえば、Intentionally(インテンショナリティ)問題について、洗脳原論ではきわめて丁寧に書かれています。
だが、仮に私が天才的科学者で、「スタートレック」という映画のなかに出てきたような瞬間移動装置の発明に成功したとしよう。その機械は、すべての物質をアトミックレベルで再現できる機能を持っている。瞬間移動とは、移動先にコピーを作ると同時に、オリジナルを消失することである。つまりこの装置は、単に物質を移動させるだけでなく、オリジナルとまったく同じコピーを作成できるものなのである。(p.122苫米地英人『洗脳原論』)
IntentionについてAppleのCMと絡めて紹介したのが、10年前。
c.f.Designed by...1000のNoを言えるだろうか?1つのYesのために。 2013年06月13日
c.f.クリプキ様の可能世界の感触をぼんやりとでも味わったあとで受講するYogaはとても味わい深く 2014年01月22日
c.f.Beam me up, Scotty(転送してくれ、スコッティ)〜キミコさんとウォーホル 2022年08月30日
また「脱洗脳(のプロセスとは何か)」についても、明確に述べていらっしゃいます。
行き詰まってくるにつれ、一段と彼女は険しい表情になり、悔しがってこちらを睨みつけた。こちらの狙いどおりである。言い負かしてやろうと思って、一生懸命自分でいろいろ考えはじめる。脱構築の瞬間である。このときオウムの論理で考えている彼女の頭では、もう何も考えられない状態に陥っていた。そのため自分自身で考えるしかなくなる。この「自分で考える」という行為が、実は脱洗脳のプロセスそのものなのである。(p.121苫米地英人『洗脳原論』)
非常に味わい深い文章ですし、しっかりと読解したい文章です。
「脱洗脳のプロセスとは一体何なのか?」という疑問に対して、まっすぐに回答しています。
そしてこの結論を軸(補助線、オラクル)にしっかりと自分で考えると、世界の相貌が一変します。
この引用はもっともっと先に公開しようと思ったのですが、未来の方が待ってくれないので、公開しました。僕らが急ぎましょう!
【書籍紹介】
洗脳原論や洗脳護身術は是非、初版というか、オリジナルの単行本で手にしたいものです!