ご質問をいただきました!
「能力の輪」もShrinkさせていくと以前から言われていますが、むしろ拡張していくのはどうでしょう?
という主旨のご質問です。
能力の輪とは世界三大投資家の一人であるウォーレン・バフェットの提唱する概念のことです。
c.f.自分の能力の輪がわかっているなら、そこにとどまっていればいい(ウォーレン・バフェット) 2019年08月06日
もちろん文脈があってのご質問ですし、単なる逆張りでも、反対にしてみるというわけでもなく、ご自身の経験に即したご質問です。
そして、これに関してはYesです。Yesというか、肯定的な見解です。
ご質問は以下のとおりです!
(引用開始)
昨日もありがとうございました!
また身体感いい感じに変わりましたので、トレーニング試してきます!
腹部のshrinkが体幹強くしてくれたように思います。
能力の輪でお聞きしたいのですが、
どんどん小さくしていくことの大事さがすごい分かったのですが、
能力の輪に引っかかってくるものを、一旦拡張していくという視点はいかがでしょうか。
拡張していって自分でもやれるけど、やらないというポジション取りができるというのはみえる風景が違うように思いました。
仕事でそういうようなことを何年かかけてしていって収縮させていっている最中という感じがしているのですが、方向性としてはいかがでしょうか。
(引用終了)
能力の輪もどんどん小さくしていく(狭めていく)ことの重要性を十分に理解した上で、
能力の輪に引っかかってくるものを、一旦拡張していくという視点はいかがでしょうか。
拡張していって自分でもやれるけど、やらないというポジション取りができるというのはみえる風景が違うように思いました。
というご質問です!
これに関しては、とても良いと思います。
というのも、「弱い紐帯の強さ」という概念を思い出すとスッキリすると思います。
我々がなぜ趣味を楽しむのか、我々がなぜバレエや歌舞伎やオペラや演劇、映画に親しむのか、そして新しい流行りモノを次々と追いかけるのか(笑)、これは弱い紐帯こそが強いからです。
強い紐帯は脆いのです。平時にあっては強い紐帯がとても頼もしいのですが、危機にあっては、そしてどこか別の理想的な現状の外に行くに当たっては「弱い紐帯」しか役に立たないからです。
だからこそ、どうでも良いように思える人を大切に。でも誰がどうでも良くて、誰が強いつながりかをいちいち判断しているのは脳のコストがかかりすぎるので、「柔和なものが地を継ぐ」のです。すべての人に対してできる限り丁寧に、礼を逸しないことが大事です。パートナーや家族や同僚に対しては特に。そして距離感を持つことが大切です。
それが「君子の交わりは淡きこと水の如し」です。
君子の交わりは淡さこと水の如し、小人の交わりは甘きこと醴の如し(『荘子』山木篇)
*醴(れい)とは甘酒のこと。水と甘酒の二項対立です。
c.f.劇場版(映画)の中だけ、頼りがいのあるジャイアンではなく、映画に出番がない出来杉君を目指す! 2022年02月08日
ですので、どんなこと(人)にも丁寧にどんなこと(人)にも距離感を持って、そして熱中することです。そして周辺視野で見ているど真ん中にはいつもGoalがあるように!
【講座案内】
今月残りのリアル1講座!(来週水曜日!)
この11月、12月、1月の総集編的内容です!
1月25日(水)19時〜(まといのば講座1月⑥『未来人になろう!〜ミライザカ:成功のレシピ〜ポスト・メタバースの風景〜』
そして2月はもっとヤバイ世界に切り込みます!!お楽しみに!!
(今月もCAP制度は継続します!)