トランセンデンスはたしかにUpload(魂というか意識と記憶をサーバーにアップロードさせて、AIとしてのAfterLifeを生きること)なのですが、これはあまりに最初からうまく行き過ぎです。
どんなテクノロジーも素晴らしい発明や発見も最初はヨチヨチ歩きなので、バカにされがちです。
でも人間の赤ん坊が急速に成長するように、新しいAIという生命も急速に成長します。
そして人類はすぐに「負うた子に教えられる」のです。
そのドタバタ感(ヨチヨチ歩き)をうまく描いているのは、アマゾンPrimeの『アップロード』です。
このドラマの中ではまだリスキーすぎて成功していませんが、アップロードが可能なら、ダウンロードも可能だろうということで、人間の肉体に魂(というか情報場の塊)を宿そうとして成功したのが、オルタード・カーボン。
(このドラマのドタバタ感が良いですね。テクノロジーの黎明期はそういうものですし、今は明らかにAIなどのテクノロジーの黎明期。そしてアップロードの黎明期です。ヨチヨチ歩き期です。
このドタバタ感のデジャヴュな感じはIT革命なるもので僕らがすでに体験しているからです。ワープロやらフロッピーディスクやらWindows95やら、ダイヤル通信やら、僕らはドタバタの時代を楽しく生きてきました。テクノロジーをバカにせずに受け入れられたのは、僕らが若かったから。今も若いならばメタバースに飛び込みましょうw)
Netflixオリジナルドラマの『オルタード・カーボン』における肉体のことをスリーブと言いましたね。
ダウンロードしていくことで、時代を超えて転生できるのです。記憶はそのままに(でも僕らもほとんどの記憶は忘れているのですから、記憶のことはそんなに心配しなくて良いかも)(僕らは「ググる」という行為によって、記憶と知能をすでに拡張しています)。
僕らとしては、メタバースで遊ぶのも良いですが、先に未来を追体験しておきたいのです。
ゲシュタルトを先に構築しておきたいのです。メタバースで遊んでいても、先が見えない人もいます。どれだけ自覚的に自分をメタ視点におけるかが、体験を経験に変えていく肝です。
そのためには自己洗脳装置を脳にセットしましょう。
VRゴーグルは不要です(笑)
まずは、1999年公開の映画『MATRIX』です。
脳に直接接続する技術はいまイーロン・マスクの会社(Neuralink)が最先端を爆走中です。
c.f.自我をサーバーにアップロードする未来はすぐに来る、でもなめらかな連続ではなく離散的なワープとして 2022年07月27日
テクノロジーが民主化を進める良い例だと思っています。
たとえば、閉じ込め症候群の人にとっては、この手術は福音でしょう。ALSで50音ボードでコミュニケーションを取っている方にも福音でしょう。
そのような映画がかつてのAVATARでした。
僕らが理解しやすい形での進歩(たとえばゲームからメタバースへというすでに存在する流れ)が分かりやすいのは、レディプレイヤーワン。
ここらへんをきちんとリアルに体験しておけば、未来を見てきたことになるのです。
これは確実に起こる未来(というか、すでに起きた未来)です。
なぜそんな予言者のようなことが言えるかと言えば、そのカラクリはその未来はすでに存在するが、偏っているからです。
未来はここにある。まだ均等にいきわたっていないだけだ
(The future is already here---it's just not evenly distributed)---William Gibson(ウィリアム・ギブスン、SF小説家)
c.f.「未来はここにある。まだ均等にいきわたっていないだけだ」(ウィリアム・ギブスン) 2020年10月23日
行き渡ったらそれはもう過去になります。
未来を掴みましょう。未来を体験しましょう。
そんなセミナーを明日開催します!!
【動画紹介】
明日のSacrumセミナー受講生はできたら、こちらの2つのTED動画を観ておいて下さい。
昨年3月のフェロモン革命セミナーのネタ元の一部です。
性科学に対する僕らの思い込みを破壊してくれます。
僕らが無知なのは、僕らの責任ではありません。科学もまた同罪だったのです。
TEDレクチャー:メアリー・ローチ「あなたの知らないオーガズムに関する10の事実」
TEDレクチャー「謎が解けた女性のオーガズム | サミュエル・サラマ | TEDxNouméa」
ちなみにいまだにもっと未来的なのは「ブレードランナー」。
そこにはAIが意識を持ち、恋に落ちる世界が描かれています(手塚治虫先生も先に行っていましたねー火の鳥未来編など)。