RaySalonなどで「まといのば」のコアな場に参入してくる優秀なセラピストたちから、「ここでのルールが分からない」と言われることがあります。「ここ」というのは、「まといのば」や「RaySalon」のことです。
実際は、もう少し丁寧な物言いですが、まあ、「まといのば」のルールが存在するのは分かるが、それが何かが分からないと言われます。
僕としては「分からない」と言われたところで、パウリのように「それは感想であって、質問ではない」ので、「そうですか」としか答えようがありません。質問には答えますが、感想には答える義務が生じようがありません。
ただ、もしハイコンテクストな人格を召喚するならば、そのおせっかいなハイコンテクスト人格君は、「きっと、『まといのば』のルールを知りたいのだろうな〜」などと考え、そして「そのルールを知らないで、虎の尾を踏むのが嫌なのだろうな〜」と先回りして、まさにおせっかいに考えます。
とは言え、たとえばこんな例はどうでしょう?
たとえば、赤ん坊がパパの肩を叩きながら、
「このいま僕が住み始めたこの世界、すなわち物理世界の法則というのがどうも理解できないんだよね〜。
ニュートンの万有引力の法則というのは本当に妥当なの?
それともアインシュタインの言うように空間の歪みなの?
いや、正確には時空か、時空連続体と言うべきかな。
そもそもアインシュタインは古典物理学と呼ばれるよね。
その「古典」という枠組みの中に重力理論も含まれるのかな?」
とか聞いてきたら、どう思うでしょう。
「黙って、ハイハイでもしておけ」と一喝するでしょう(僕ならば「ちょっと待って」と言ってホワイトボードを持ってきて、解説を始めるかもですが)。
何が言いたいかと言えば、ルールはたしかに存在するけど、それは僕らも手探りで探しているということです。
それは可変的なものであり、セラピスト達次第で(場の進化次第で)どんどん変わっていくというものです。
かつては「施術の際は一切しゃべるな」がルールでした。今は「積極的にEchoせよ、できたらメンタリングをせよ」がルールです。
RaySalon自体はセラピストがいて、存在します。
セラピストがいなければRaySalonは存在せず、その意味で双方的なものです。
いや、より正確にはクライアントの皆さんがいなければ、RaySalonは存在しません。
双方向性ということで言えば、シン・TENETBootCampの初回か何かで紹介しましたが、ネレアさんのお母さんのネレアさんへの言葉が感動的です。
*ヤマカイTVです!初期の頃の、ネレアさんとはただのお友達というか、いやいや付き合っている出演者だった立ち位置から、ずいぶんと遠くまで来ました。
c.f.「デップーのダンスはYANISさんかと」、、ああ、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの? 2018年07月02日
母である私から伝えたいこと。
私を母にしてくれて本当にありがとう。
あなたが私を母にしてくれた
この日をみんなで母の日と呼ぶけど、
子どもがいてくれて母の日になる。
子どもがいてくれて初めて母の日が成り立つ
あなたが私を世界で一番幸せな女性にしてくれた。
いつもあなたはそう感じさせてくれる。
過去から未来へと続く因果関係で考えるのではなく、全ての因果は双方向的だと考えることがシン・TENETのテーマの1つでした。
親は子どもがいて、親となります。親が原因ではなく、縁起は双方向的なものです。
RaySalonもセラピストがいて、RaySalonが存在します。
(いやいやそれ以上にRaySalonに集うクライアントさんがいて、RaySalonが成立します)
ということは、自分たちがルールを手探りでCreateしていって良いのです。
(もちろん場の支配者である僕がそれを採用するかは決めますが、僕自身も自分が決めているというよりは、RaySalonという鵺自体が行きたい方向を日々探しているイメージです)。
裏話をするならば、RaySalonは出自からして呪われているかのように毎日トラブルが置きます。
c.f.いまよりのち、お前たちは暗闇の中にあれ!もう誰の姿も見てはならぬ。 2014年01月02日
お前たちの父親は、自分の父を殺した人間。自分の種がそこに蒔かれた、生みの母に種蒔いた男。自分がそこから生まれ出た、同じ腹からお前たちを得た父親。このような辱めの言葉を、お前たちは人から受けることだろう。
(p.109ソポクレス『オイディプス王』藤沢令夫訳 )
かつて発足当初は毎日地雷を踏むセラピストがいて、僕が「毎日誰かが地雷を踏まないと気がすまないの?」とキレていたこともありました。
チームで動くというのは、良いこともいっぱいですが、トラブルもいっぱいです。
幸せな結婚と似ていて、日々血みどろの夫婦喧嘩を経ながら(死なない限りは)相互理解が深まっていくのです。
「まといのば」は「まといのば」でルールがあり、RaySalonはRaySalonでルールがあります。
だんだんとトラブルに継ぐトラブルを経ながら、すこしずつ明文化してきました。
その1つが「非言語禁止」「テレパシー禁止」です(笑)。
非言語書き換えのプロ同士が出会うとどうしても言語がまだるっこしく感じて、非言語で話してしまいます。でも、そこに「非言語禁止」という補助線を入れると、より緻密な議論が可能になることが多いです。非言語にもたれかかったり、甘えることなく、言語化の苦痛を味わいましょう。
次が、Fact重視です。
事実を重視します。
JFKが大統領であったときのホワイトハウスで、部下がブリーフィングをしているときにJFKがこう叫んだそうです。
「Fact、Fact、Fact」と。
お前の意見は聞いていないし、分析も聞いていない。まずは事実を述べよ、と。
まずは客観的な事実から議論をスタートします。
特に僕らは內部表現書き換えを生業(なりわい)にし、情報空間が主戦場です。相手の心を見抜き、それを読むばかりか書き換えることも得意としている同士が出会ったときに、しばしばやりがちな情報空間の議論ではなく、逆に物理空間の客観的実在からスタートします。
呪いや怨念や風水やサイキックアタックや悪魔憑きなどは、一般にはオカルトです。
そのオカルトな内容を扱う以上は、丁寧に繊細に事実からスタートします。ゆるぎない事実からスタートして、論理を構築します。
というわけで3つ目は「論理」です。
別な言い方をすれば、Syntax(統語論:記号論理)です。
論理の対概念は物語です。物語に耽溺することなく、Logicだけを重視します。
Semantics(意味論)に足を取られることなく、淡々とSyntaxに注目し、その論理命題を解いていきます。それを「謎解き」と言っています。
これ以外にもいくつもあるのですが、とりあえず3つにとどめます。
最近も緊急事態において意志決定を先送りする際には、現状維持的に振る舞う(ホメオスタシスを優先する)というルールについて話しました。理解できないから止まるのではなく、走りながら考え続け、謎が解けたら引き返しても間に合うのです。でも、立ち止まったらそこで試合終了なのです。
c.f.殺人を無罪にする方法 〜心の強さではなく、ホメオスタシスの強さを信じる〜 2017年06月28日
c.f.私の人生はずっと闘いだった。学校ではしつこくいじめられ、父にはひどい暴力をふるわれた 2019年09月12日
ともかく一緒に「まといのば」とRaySalonというシステムを創っていきましょう!!
そしてそこに(セラピストとしてもクライアントとしても)参入することで、他人と自分の人生を劇的に変えていきましょう!!
◆ RaySalon ◆
【セラピスト】
シンディ、KIX、シュン、yuka、miharu、ちひろ
emmi,mimi,ゆうこ、Miho
【場所】東京 四ツ谷のセミナールーム
(本店:セラピスト全員)
神楽坂店(Yuka)、青山店(シュン)、
miharu(出雲店)、ゆうこ、Miho(ウエスト)
大阪シンディ店(シンディ)
【施術料】
60分セッション:3万円
90分セッション:4万3千円
120分セッション:5万5千円
年間コース(月1回✕12回):35万円
半年コース(月1回✕6回):17万6千円
(銀行振込、もしくはPayPal決済)
【受講要件】
本家「まといのば」もしくは「Rayまといのば」の講座や個人セッション受講生
🌟セラピスト指名制です(^O^)/
セラピストによっては、出勤出来ない日時がございますので、ご注意ください⚠️
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