IBCのバレエ公演、トスカを観てきました。
非常に良かったです!
ダンサーが俳優であることがよく分かる舞台でした。踊りが感情表現へと昇華するとこれほどまでに感動的なのかと思いました!
3幕構成になり、見やすくなりました。
オケも少人数編成とは思えない迫力でした。
アリアのオペラ歌手のお二人もN響でも活躍されているだけあり、朗々たる歌声でした。
舞台の鍵となるマグダラのマリアの絵画は現代美術家のNaoMorigoさんの手によるものだそうです。
まさに総合芸術の名にふさわしい舞台でした!!
と過去形で書いていますが、舞台本番はこれからです。
昨日、Iwaki Ballet Companyのランスルーを拝見してきました。
ランスルーは、本番と同じような通し稽古のことです。
(今や日本を代表するバレエ指揮者の井田さんがオケリハを終えて、「すごく良い」とおっさhっていました)
プッチーニのオペラであるTOSCAを一言で言えば、、、、
「そして誰もいなくなった」です。
ここからはネタバレになりますが、オペラ鑑賞の基本はあらすじをあらかじめ理解しておくことです。
ですので、ネタバレが嫌な方は直接、舞台でお楽しみください!!
というわけで、ネタバレ大丈夫な方だけが読み進めてください!
プッチーニのオペラであるTOSCAを一言で言えば、、、、「そして誰もいなくなった」です。
愛する2人、そして政治犯の友人を助けたいトスカの恋人、トスカを愛する警視総監、一人ひとりは善意であったり、自分の信念や欲望に忠実なだけのですが、それが結果全てが裏目裏目に出て、悲劇に繋がります。
(一人だけ教会の堂守だけが生き残り、語り部となります、多分)
それもたった3日のうちに。
そう言えば、映画「スペンサー」も3日間の物語でした。
イエスも3日で復活しました。
そして数日の中に(正確には一瞬の中に)過去現在未来は包摂されるのです。
(我々の時間の概念ほど、洗脳の極みはありません)
そうそう、本稿のテーマは「TOSCAはシン・TENETだったんだ!!!」ということです。
シン・TENET的と言えば、たとえば「君の名は」がきわめてシン・TENET的です。
別の時間軸、別の世界線の交わらないはずの2人が交わる物語です。
黄昏時(たそがれとき)とは「誰そ彼(だれですかあなたは?)」であることを示す古典の先生は「言の葉の庭」のユキちゃん先生です。これも1つの交わらないはずの世界線の混戦(手塚治虫先生がよくやったやつですね)。
*思わず雨の日には新宿御苑に行きたくなります。
で、何が言いたいかと言えば、TOSCAはシン・TENETだったということです。
(いや、むしろ異世界転生やマルチバースとも言えますね)。
いくつもの世界線が合流し、どの選択肢を選んでも、運命の激流に翻弄されるように流される様を体験しに来てください!!
あらすじはRayさんのブログに詳しいです!!
Iwaki Ballet Company10周年記念公演
TOSCA
【日程】 10/1土曜日 17:00開演
10/2日曜日 15:00開演
【会場】 新宿文化センター
【チケット料金】 SS席 11000円
S席 10000円
A席 7000円
B席 4000円