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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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「パパ、どうやってやったのよ」「聞かなくてはわからないのなら、説明できない」(エリクソン)

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ミルトン・エリクソンが娘に対して示した明確な内部表現書き換えの事例として、こんなものがあります。

 

 

話としてはシンプルです。

 

娘に対してエリクソンが警告をします。

どんな警告かと言えば、次の顧客が来るけど、赤ん坊を近づけるなという警告です。

それに対して、娘のアリスは反発します。好きにしても良いでしょと反発します。

そしたら、ミルトン・エリクソンは何も言わずに、内部表現書き換えを使って(多分)、アリスの息子への強烈な脅威を感じさせたのです。

 

父は表面上何もしないで、私に子どもへの強烈な脅威が襲ってくるのを感じさせました。私にははっきりとそれが感じられたのです。

 

きわめて不思議な力で行っています。

 

それは魔術的な力ですし、不思議ですが、一方でさもありなんと思わせるものがあります。ミルトン・エリクソンらしいなかなか味わい深いエピソードです。

 

(引用開始)

 

かつて、父がまだ杖について歩いていたころ、父を訪問したとき、私は自分のひざの上に幼いデイビッドを乗せて、玄関そばの椅子のアームに座っていました。父は何気ない会話の後、ひと呼吸おくとじっと私を見て「デイビッドを次の患者のそばに来させないように」と言いました。私が理由を尋ねると気短かな様子で、「言ったとおりにしなさい」と答えました。

 私は思いました。「まあ、デイビッドの母親は私よ。デイビッドはこんなにかわいいのに、私の実家で誰かから遠ざけられなきゃならないなんておかしいわ」それで私は一度「どうして?」と尋ねました。

 父は杖をついて、一〇フィートほど離れたところに立っていました。父は微動だにしませんでした。体重の重心を移すことさえしなかったと思います。そしてただ私を見ていました。私はすぐに何らかの力が襲ってくるのを感じ、本能的に息子を胸に抱きかかえて屈み込み、守る姿勢を取りました。「それが理由だ」と父が言いました。

 私はぼう然としてしまいましたーー今だにぼう然としています。父は杖をついて歩く状態だったというのに、一〇フィートも離れていて私は玄関のそばにいたのにもかかわらず、微動だにしないまま即座に恐怖を感じさせ、私は子どもを脅威から守ろうとしました。私は「どうやってやったの?」とびっくりして尋ねましたが、父はただそこに立っていました。私は再び「パパ、どうやってやったのよ」と尋ねました。父は「聞かなくてはわからないのなら、説明できない」と答えました。「やったって、何のことだい?」とは言わなかったのですから、私が何の話をしていたのかは間違いなくわかっていたはずです。(略)父は表面上何もしないで、私に子どもへの強烈な脅威が襲ってくるのを感じさせました。私にははっきりとそれが感じられたのです。

 

(p.45 『ミルトン・エリクソン/アメリカン・ヒーロー』)

 

 

 

ミルトン・エリクソンは娘のアリスに向かって、この先起こるであろう悲劇を先に体験させました。それはエリクソンにしか見えておらず、娘のベティアリスは無邪気にも見えていないのです。

口で警告しても伝わらないのであれば、未来を先に現出させるしかないのです。

 

僕が面白いと思ったのは、娘のアリスが、「パパ、どうやってやったのよ」と尋ねたのに対して、「聞かなくてはわからないのなら、説明できない」と答えたことです。

 

気功の世界もこれに似ていて、頭で理解しようとしても理解できません。

 

ただひたすらに自分でやってみるしか無いのです。その小さな実験を何万回と繰り返す中で、感触のようなものが掴めてきます。その感触を増幅すると共感覚と呼ばれるものに育っていきます。共感覚を増幅していくと、臨場感が生成できるようになり、臨場感を増幅できれば、場を支配して内部表現の書き換えが上手になります。共感覚による内部表現書き換えこそが「気功」の定義です。

もとより義務感から繰り返すのではなく、不思議でしょうがなく、楽しいから繰り返してしまうのです。

 

気功もまた「聞かなくてはわからないのなら、説明できない」のです。

 

じゃあ、どうやって分かるのかと言えば、自分で試してみて、結果に繋げてみて、自分の中にある感触に気付けるようになると、「気功が分かってくる」ことの一里塚です。

最終的に目指すべき地点は気功が分かることではなく、よくわからないけど使えることです。

 

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