Quantcast
Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

私の話は、こうしゃべっているうちに、どういうところにとんでいっちゃうかわからない話なんで(志ん生

$
0
0

「ひょんなことから、トワイライト・ゾーンの向こう側にたどり着いてしまうことがあります」、以前にと書きましたが、「ひょん」って何でしょう?

c.f.世界を実際以上に暗いように言いたくないが、世界が闇に沈んでいく時、世界というのは結局自分自身だ 2022年04月04日

 

この疑問を外国人の日本語学習者から聞かれたという話を、マンガで読んだ時に、「なるほど」と膝を打った記憶があります。

僕自身は疑問にすら思わなかったので、自分のスコトーマ(心理的盲点)をえぐられるような感覚がありました。

 

 

 

 

 

「ひょん」についての話が主題ではありませんので、こんな引用を紹介します。

 

 

(引用開始)

岩波新書の『ことばの由来』(堀井令以知)の中に「ひょんなこと」の語源についての次のような文章があります。

 予期しないこと、意外なさまを「ひょんなこと」というが、この語の語源はどうであろうか。ヒョンナは室町時代のことばを集めた『日葡辞書』には「服装ややり方などが奇異で突飛な」とある。

江戸時代初期の俳人であった安原貞室による、京ことばを集めた『かたこと』(1650年刊)にも「ひょんなこと」が出ている。当時の京都ではヒョンナコトを「ひょがいなこと」「ひょうげたこと」などといった。「是はひょんという木の実の、えもしれぬ物なるよりいへること葉」ではないかとある。ヒョンノキからという説である。(引用終了)

 

ここで面白いのは、「ひょんなこと」は、「ひょうげたこと」にも繋がるということです。

ひょうげたことと言えば「へうげもの」を思い起こします。

 

 

「へうげもの」は面白すぎます!

 

いくつも良いエピソードがあるのですが、その1つを紹介します。

 

 

「へうげもの」の中で、後の豊臣秀吉(羽柴秀吉)が、千利休に向かって、なぜ黒を好むのかと問うシーンがあります。

 

秀吉はこう聞きます。

 

黒という色は喪に服する色だ・・・死を司る色だ

 

何ゆえ黒を好むのか・・・?」 と。

 

それに対して、千利休はそれが私の業(ごう)だと答えます。

 

 

先日、招いていただいた茶室において、黒の美しい茶器を手に取らせていただき眺めながら、このエピソードを思い出しました。

 

 

まあ、ひょんなことから、「へうげもの」の黒い茶器の話に移りましたが、話を戻します。

 

あ、でも、ここでまたひょんなことから思い出した話をさせてくださいm(_ _)m。

五代目古今亭志ん生の話です。

 

古今亭志ん生は落語「茶金」の枕(冒頭の話)でこんな風に語っています。

 

わたくしの話は、こうしゃべっているうちに、どういうところにとんでいっちゃうかわからない話なんで。考えてみると不思議なもんですな。

 

どういうところにとんでいっちゃうか分からないからこそ、魅力的です。

 

このブログもどういうところに飛んで行っちゃうか分かりませんが、お付き合いください。

 

 

古今亭志ん生ということで言えば、小林秀雄さんがその語り口を真似しています、、、という話は繰り返し紹介しています。

 

いや、古今亭志ん生の真似というレベルではなく、ほとんど生き写しだそうで、こんなエピソードがあるそうです。

 

(引用開始)

昭和五十一年の春先、「俘虜

ふりょ記」「武蔵野夫人」などで知られる作家、大岡昇平さんの朝日賞受賞を祝う会が日比谷の東京会館で開かれた。大岡さんとは永年にわたって文学仲間であった

こん

さん、永井龍男さんも連れだって鎌倉から出てきたが、ずいぶん早くに着いてしまって開会までにはまだだいぶ時間があった。それならということで東京会館の一階で時間をつぶすことにし、ビールを飲みながらおしゃべりに興じていた。ところが、はっと気がついてみると、もう時間ぎりぎりになっている。慌ててエレベーターに乗り、階上に上がってエレベーターを降りた、すると、一席うかがっている志ん生の声が聞えてきた。
 「おいおい、大岡のやつ、豪気だよ、志ん生を

んでるよ」
 「ほんとだ、大したもんだ、あいつにこんな芸当ができるとはね」
 「だけど、待てよ、志ん生は死んだんじゃなかったか?」
 「そうだ、志ん生は死んでる、じゃあ、あれ、誰だ」
 「小林だ!」
 「小林だ!」
 今さん、永井さんは、小林先生とは大岡さん以上に親しい文学づきあいを五十年来続けていたが、今さんは芝居に詳しく、永井さんは落語に詳しかった。二人とも志ん生の口演は何度も聴いていた。その今さん、永井さんが聞いてさえ、この日の小林先生の語り口は志ん生と聞き紛うばかりだったというのである。この顛末を、私は永井さんから直々に聞いた。
(引用終了)

 

 

大岡昇平さんの朝日賞受賞を祝う会があり、その会場に開始ぎりぎりに到着したら、古今亭志ん生が一席うかがっている、、、と思ったら、小林秀雄だったという話です。それほどまでに似ていたのです。

 

ちなみに小林秀雄さんの肉声ということで繰り返し(このブログにて)紹介しているのはこちらの音声です。

c.f.中村元先生と小林秀雄さんの肉声! 2015年02月01日

本当に古今亭志ん生のようです。

 

冒頭がかなり音が悪いのですが、ご容赦願いたい(←小林秀雄風に)。

 

 

上記に引用した随筆によれば、小林秀雄は古今亭志ん生の作品の中でも特に「火焔太鼓」が好きだったそうです。

 

 

 

という感じで、本題に入る前ですが、ここで一旦終わりにします!

 

あえて教訓めいたことを書くならば、知的好奇心に任せて好きなことを好きなように学んでいくととても楽しいという感じでしょうか。

 

知的好奇心にまかせて、気功もガンガン学んでください!!

 

楽しいのが正義であり、楽しいのが勝ちです!(多分)

 

 

3期募集開始!!(2022年4月開講!!)

 

【リニューアルOnLine MenTor1期、2期、3期 〜即戦力を鍛える密教的IQ(MiQ)の獲得!(6ヶ月完成)〜】
【概要】 毎月10日、20日に動画教材配信!(6ヶ月完成)、毎月10日23時からその月の講座内容に関連した気功技術の伝授(任意)
【場所】 いつでも、どこでも、どんなデバイスでも!!(Vimeoでの配信。ダウンロードも可!)
【受講料】 

45万円(プラチナコース:毎月1時間のパーソナルセッション&毎月動画教材配信)、

30万円(オンラインセッションコース:毎月15分のオンラインセッション&毎月動画教材配信)、

18万円(ヴァーチャルコース:動画教材のみ配信!)

(プラチナコースは一括払いのみ。他のコースは分割払い可能です。2回、3回、6回)
【受講資格】 ブログ読者の方
【持ち物】 ノートとペンと情熱、あとゴールを忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

*初回伝授は10日を予定していますので、10日までにお申し込みいただければ今月スタートできます!

*従来のセミナー受講生やメンター生などは個人LINE、もしくはLINE@でメッセージをいただければ、それでお申し込みも可能です!!

 

 

すでにプロの気功師として活躍している方向けです。

気功だけではなく、気功整体師としても活躍したい、仕事の幅を広げたいと考えている方向けのOnLine講座です!

 

【OnLine気功整体師養成BootCamp1期 〜新しい解剖学で圧倒的な結果が出せる気功整体師になる!〜】
【概要】 毎月10日、20日に動画教材配信!(6ヶ月完成)
【場所】 いつでも、どこでも、どんなデバイスでも!!(Vimeoでの配信。ダウンロードも可!)(6ヶ月完成)

【受講コース】プラチナコース・・・毎月2本の動画教材+毎月1時間の対面(もしくはオンライン)セッション(通常のセッション以外に、気功整体やオイルトリートメントの選択も可能です)

       オンラインセッションコース・・・毎月2本の動画教材+毎月15分のオンラインセッション+1期に1回の1時間対面セッション

       ヴァーチャルコース・・・毎月2本の動画教材
【受講料】 45万円(プラチナコース)、30万円(オンラインセッションコース)、18万円(ヴァーチャルコース)

(プラチナコースは一括払いのみ。他のコースは分割払い可能です)
【受講資格】 ブログ読者の方(経験者は歓迎ですが、初心者でも大丈夫です!)
【持ち物】 ノートとペンと情熱、あとゴールを忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

【伝授】任意で希望される方に対して、講座開始時に伝授を行います!(1期で1回のみです)。

*毎月10日までにお申し込みいただければその月からスタートできます!

*従来のセミナー受講生やメンター生などは個人LINE、もしくはLINE@でメッセージをいただければ、それでお申し込みも可能です!!

 

【教科書紹介】

*解剖書はいくつ持っていても良いですが、OnLineBootCampではこの一冊を手元に置いておいてください!!これだけで駆け上がりましょう!!

 

 

そして、スクール修了生向けの高度なセミナーとして、まといのば講座を開催しています!

革命シリーズもいよいよゴール設定版です!!

 

【まといのば講座『”手帳”革命 〜新しい時代の新しいビジョンの描き方、叶え方〜』】
【日時】 4月29日(金)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

*ライブ(Zoom)受講も、ヴァーチャル(ビデオ)受講も可能です!!

 

c.f.タンバリン担当ならちゃんと叩け 笑顔を浮かべて叩くんだ 怒ったタンバリン奏者なんて誰も見たくない 2022年03月31日

c.f.【募集開始!】新しい時代の新しいヴィジョンの見つけ方と叶え方!よりシンプルにより楽しく! 2022年04月01日


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>