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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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以前、彼らは私を嘲笑し、私の無知や愚鈍を軽蔑した。今は私に知能や知性が備わったゆえに私を憎む

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世界で活躍するアスリートからヒーラーに転身した方から、こんな質問をいただきました。

 

ざっくりと書くと以下の通りです。

 

僕は「まといのば」の気功技術を使って、様々な不思議な結果を出していますが、これは気功技術を使えば誰でもできることで、自分の力でやっているというよりは、「まといのば」に依存しているだけではないでしょうか?

 

もし気功技術がなければ、どうやってやっていけば良いですか?

 

というような質問です。

 

(↑まとめ方が下手)

 

 

ポイントは、、、、

 

・彼はかなり気功で結果を出している。

 

・でも、それはすべて気功技術を用いてのものである。

 

・すなわち、それは「まといのば」の依存しているだけである。

 

・だから、自分の力で結果を出しているわけではない。

 

・気功技術に依存せずに、もしくは気功技術が使えない世界で「共感覚による内部表現」を行うための力をつけるにはどうしたら良いか?

 

というような感じです。

 

 

これに関する回答はとてもシンプルです。

 

ただそこまでに行く前に回り道をしましょう。

急がば回れです。

 

彼はかなり気功で結果を出しており、IQもこの数ヶ月でかなり高くなってきています。喜ばしいことですし、僕にとっても嬉しいことです。

ここでのIQというのはヒーラーに必要なIQです。密教的IQとしてMiQ(みっきゅー)と呼んだりしています。

 

それに伴い、周りから「傲慢」とか「不遜」と思われることが増えてきたようです。

そして足を引っ張れることも。

 

まずは心穏やかに、「アルジャーノンに花束を」再読することをお勧めします。

 

 

ご承知のように、「アルジャーノンに花束を」はダニエル・キイスの傑作です。

 

IQが低い子どもが、ある人体実験によって、一挙にIQが上がっていく物語です。IQが上がっていくにつれ、起こる現実の残酷さをうまく描けています。

 

c.f.以前、彼らは私を嘲笑し、私の無知や愚鈍を軽蔑した。そしていまは私に知能や知性がそなわったゆえに 2018年12月15日

 

以前、彼らは私を嘲笑し、私の無知や愚鈍を軽蔑した。そしていまは私に知能や知性がそなわったゆえに私を憎んでいる。なぜだ? いったい彼らは私にどうしろというのか?(アルジャーノンに花束を)

 

そして続くセリフが以下の通りです。

 

この知性が私と、愛していた人々とのあいだに楔(くさび)を打ちこみ、私を店から追放した。そうして私は前にもまして孤独である。

c.f.この知性が私と、私の愛していた人々との間に楔を打ち込み、私を追放した。私は前にもまして孤独である(アルジャーノンに花束を)

 

「店」は彼にとってのエデンの園でした。

 

楽園でした。

 

世界のすべてでした。

 

そこから無残にも追放されたのです。

 

それも彼が優秀になり、店の不合理な点を指摘できるほどの知性を持ったことで、追放されたのです(そう言えば、どこかの神様も智慧の実を食べた動物を追放しました。自分に似せて作った動物を)。

 

c.f.しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう 2020年07月11日

 

まとめて再掲します!

 

以前、彼らは私を嘲笑し、私の無知や愚鈍を軽蔑した。そしていまは私に知能や知性がそなわったゆえに私を憎んでいる。なぜだ? いったい彼らは私にどうしろというのか?

この知性が私と、愛していた人々とのあいだに楔(くさび)を打ちこみ、私を店から追放した。そうして私は前にもまして孤独である。

 

このシーンは号泣ものです。

ヒーラーたちの嘆きを体現しているように思います。

 

これの変奏曲としては、お金版がありえます。

 

以前、彼らは私を嘲笑し、私の貧乏や財布の軽さを軽蔑した。そして今は私にたくさんのお金や資産がそなわったゆえに私を憎んでいる。

 

なぜだ? 

 

いったい彼らは私にどうしろというのか?


(書いてみて、あんまり面白くないことに驚きました。文才の問題かw)

 

 

ここから何かを結論するのは危険ですが、雰囲気として言わせてもらえば、周りの意見など聞いてはいけないのです(聞くべき人からの意見以外は)。

 

 

まあ、それはともかくとして、この方はIQが上がり、周りから排除されそうになったので、アルファ(リーダー)になることにしました。

 

共同体から排除されそうな異端者は、共同体から取り除かれるか、共同体のリーダーになりハイパーラポールを取るしかありません。

 

僕はこの構造を見るたびに、「公理の追加」というファインマンかチャイティンか誰か天才の言葉を思い出します。どうしても証明が難しいけれど、明らかに正しく見える定理があったとしたら(いわゆる予想ってやつですね)、それは公理に放り込んでしまえという話です。それをその天才は「数学の物理化」と呼んでいました。もしその新しい公理が間違っていれば、取り下げれば良いし、と。

c.f.それを新しい公理として数学に追加すればよいのだ、物理学者がするのと同じように(チャイティン) 2013年05月24日

「すなわち、私たちの数学的経験を組織化するのに役立つ新しい数学原則を見つけたなら、それを新しい公理として数学に追加すればよいのだ、物理学者がするのと同じように」(チャイティン pp.39-40)

 

 


共同体に馴染まないハグレモノやThe crazy onesはリーダーになれば良いのです。

 

 

その上で、次の話です。

 

気功技術を使えば誰でもこんな奇跡を起こせるのだから、自分の実力ではないし、自分の成果とは言えない、、、、という話です。

 

たしかに気功技術は便利ですし、それを使うと驚くことができます。

それが山程あるってすごいことです(近々、大放出したいと思っています)。

 

でも、圧倒的な結果が出たとしてもすごいのは気功技術自体であって、自分では無いという感覚は良く分かります。その気持はとても分かります(というか、そう考えるIQを持てるのが、ある意味ですごいことで、多くの人は気功技術を持ち、そしてそれを使って圧倒的な結果を出すと、なぜか「自分がすごい」と思ってしまいます。別に思っても良いのですが、そうすると謙虚に気功を学ぶことをやめてしまうことがあるのです。すでに自分はすごいので、学ぶことは無い、と)

 

でも、情報空間を移動したいという意図を持ったのは本人です。

 

気功技術は情報空間を移動する乗り物に過ぎません。

 

三輪車でも、自転車でも、バイクでも、自動車でも、ボートでも、船でも、飛行機でもロケットでも何でも良いのですが、移動したいと意図し、乗り込むのは本人自身なのです。

 

三輪車もすごいですし、飛行機もロケットもすごいのですが、でも、乗りこなすのは本人です。

 

僕等人間は道具を使いこなす動物です。
気功技術も道具の一つです。

石器のようなものです。乗り物のようなものです。

 

 

謙虚さは忘れずに、学びの喜びと大切さを忘れなければ、「私はスゴイ!」で良いのです。

 

「まといのば」に依存しているわけではなく、「まといのば」をうまく利用しているのです。

ますます利用しましょう。

 

道具は使われるためにあります。

 

そして、最後の質問についてです。

 

気功技術無しでどうやって「共感覚による内部表現の書き換え」をしたら良いのか、、、、。

 

これはかなり大きなテーマなのですが、文字数制限が来たので、また別の機会に。

 

気功技術無しの書き換えをマスターすると、覚醒したマトリックスのネオみたいになります。

非常に面白いです!

 

 

 

【動画紹介】

*彼が東京バレエ団にいた頃の活躍も、その後の劇団四季での活躍も見てきただけに、アトランティックシティバレエの入団は本当に嬉しいです。


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