気功も上達してくると、頭の中でいろいろとできるようになってきます。
最初のうちはマントラだけではなく、手での操作(印)を重視するのですが、慣れてくるとマントラを口に出すこともなくなり、頭の中だけで唱えて、どんどんできるようになってきます。
そして大事なのは「謎解き」であることが見えてきます。
謎を解けば、ご褒美のように変化がもたらされます。それは成長であったり、改善であったり、魔法のようなことであったりします。
でも、印も大事ですし、口に出してマントラを唱えることも大事です。
そして身体を動かすことが何より大事です。
気功整体はその意味ではどこまでも手仕事です。
実際に手を動かして、頭に汗をかいて、結果を出していきます。
地味な作業の繰り返しですし、うまくいかないこともたくさんあります。
最大のボトルネックは自分の身体です。脳も含めて自分の身体がボトルネックになります。
だからこそ、身体を鍛え、頭を鍛えて、次に備えます。
でも、気功整体こそが気功の醍醐味だと「まといのば」では考えます。
(だからこそ、看板は気功整体となっています)
そんな気功整体に多くの優秀なヒーラーがチャレンジしてれている今の状況は非常に嬉しいですし、実際に気功整体こそが気功上達の近道とも思っています。
具体的な施術で、具体的に結果をもたらすことができます。その意味で気功の醍醐味も、整体の謎解きも味わえるのが気功整体です。
頭でいろいろとこねくり回すのではなく、すっきりと実践によって結果がスパンと出るのが、気功整体の良さです。
自分の仮説や観察力や、技術などがいつも試されています。
今回は2回目となるSoldier認定試験でした。
多くの人がチャレンジしてくれましたし、解剖学や体力測定はかなりの気合を見せてくれました。
ポイントになるのは施術ですし(もちろん解剖の知識と肉体の鍛錬は大前提として)、施術はやはり難しい部分がありますので、じっくりと学んでいって欲しいと思います。
お互いにチェックし合ったり、教え合うことで、加速学習も可能です。
また、いわゆる脱洗脳や呪いの解除など気功らしいことも気功整体を通じてだと、すんなり学べます。なぜならその場で結果が客観的にチェックできるからです。
ですので、遠回りのようですが、気功整体からスタートするのはとても良いことです。
もちろん気功の山を制覇するための道は多くあります。
コーチングやメンタリングから入る方法もあります。そこでは解剖学と同様に心理学(というか認知科学)が重要となります。
また肉体の鍛錬や筋肉トレーニングから入る方法もあります。これもまた非常に有効な方法です。
脱洗脳から入る道もあり、アディトレのような食と人間をめぐるパラドックスから入る方法もあります。
どれも有効ですし、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせたルートを通って欲しいと思います。
ただ、一番シンプルで、そして結果に結びつきやすいのは気功整体からでしょう。
1月にはより高度な「生きた解剖学」スクールを開催します。
Anatomy2.0ばかりか、アナトレ(Anatomy2.0Training)も導入します。
また3期目となるBootCamp入会を期待している方は、2月3月あたりに気功整体師養成スクールを開催予定です。
そこまでブログでがっつりと予習をし、そしてサロンなどで自分を鍛え上げておいてください!
ということで、今回も認定試験そしてBootCamp講習会と皆さんハードだったかと思いますが、そこで気づいたことなどをメモしておきます。
まずランドマークの重要性です。
「まといのば」の気功整体のベースは解剖直観です。解剖直観というのは、あたかも身体の中が透けて見えているように訓練をします。
これを妄想に終わらせず、根拠あるものとするべく、体表解剖を徹底的に取り入れます。
体表面から目視や視診によって、ランドマークを捉え、そこから一気に解剖直観につなげます。
最初は手のひらでチェックして良いですが、可能な限り、「点」で抑えられるようにすると良いです。
そして単に触るのではなく、意識的に気を流しましょう。
今回のBootCamp講習会では、隠れたランドマークである「小転子」「烏口突起」「乳様突起」に切り込みました。
小転子に関しては、かなり習熟したようです。実際に施術で触れる機会は無いでしょうが、触れることができるという自覚は重要でしょう。
そしてその小転子こそが、腸腰筋の付着部であり、腸腰筋の停止です。そう思うと感慨深いでしょう。
その意味で身体は単純ですし、単純なことを単純にやり続けると、不思議で圧倒的な結果につながります。まさに気功の醍醐味です。
(スライドして考えるなら、メンタリングでもまず重視すべきは、「よく聞く」ことでした。そんな単純なことで、圧倒的に結果が出るようになります)。
BootCamp生もだんだんと自分のスタイルが確立されつつあり、得意技も見えてきていますので、あとはひたすら楽しんで下さい(働いているときも、そうでないときも!)。
楽しく気持ちよく、そしてその嬉しい結果として、自分や他人の身体が高度に成長していることこそが、重要です!!
楽しみましょう!!