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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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【スクール募集開始!!】経済学者は、個人と企業を独自の創造者ではなく、交換可能な原子と見なす。

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世界は不条理で残酷なのかもしれませんが、もっと不条理なものがあります。

 

「話せば分かる」は幻想ですし、論理を尽くして分かりあえるとしたら奇跡です。

 

世界の不条理を体感しているときに、我々には大きなスコトーマがあります。

 

 

それは、、、、自分は合理的だと信じているということです。合理的だと信じていることによって、生じるスコトーマとは、、、合理的だと信じている自分が最も不合理であるということです。その不条理に気づきにくいのです(←わかりにくいw)。

 

何が言いたいかと言えば、明晰判明に世界に対峙しているつもりでも、その当の自分自身が実は不条理にも不合理であることにいつか気付くという話です。

 

自分を裏切るのは自分です。自分の足を引っ張るのも自分。

全く合理的ではない行動をするのも、合理的だと信じたい自分自身なのです。

思考も行動も、合理的からはほど遠いのです。

 

人間を合理的個人であり、完全情報を持つと要請した経済学が失敗するわけです。それはモデルとしてはシンプルですが、、、シンプルに間違っています。

 

まあ、経済学はニュートン力学をモデルにしたものでしかないですし、その数学を人間の行動に当てはめようとした試みでしかありません。ビリヤードの玉のように人間のモデルを考えています。

 

しかし、人間はビリヤードの玉ではありません。

 

 

 

(引用開始)

経済学の数式は一九世紀の物理学の理論をそのまま模倣したものだ。経済学者は、個人と企業を独自の創造者ではなく、交換可能な原子と見なす。経済理論が完全競争の均衡状態を理想とするのは、モデル化が簡単だからであって、それがビジネスにとって最善だからじゃない。(引用終了)(ピーター・ティール『Zero to One』)

 

 

 

 

感染症のモデルも同様です。

 

モデルは当然、シンプルにすべきでしょうが、シンプルすぎてもいけません。

 

 

Everything should be made as simple as possible, but no simpler.
(ものごとはすべてできる限りシンプルであるべきだが、シンプルすぎてもいけない)

c.f.「夜と霧」の虚無(ニヒリズム)の深淵から生還するためのフランクルのトリック 2015年05月06日

 

 

で、脇道で、余談ながら、あまりにもシンプルすぎる計算を専門家として出して、多くの人をパニックに突き落とし、多くの仕事と人生を破壊したことは忘れてはいけないと思います。

その傷は深く、取り返しがつかないからです。

 

我々は40万人死ぬとありがたいご宣託をいただいたことを、このどさくさの中で忘れるべきではないと思います。というのも、コロナショックという大きなトランスはすぐに消え去り、「なんか大変なことがあったね〜」と「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のです。これは確定した、、、いや相対的未来です。

(もう一つ「予言」しておくなら(笑)、今回大失態を起こした専門家の皆さんは次のパンデミックでも同じメンバーが呼ばれるでしょう。それが相対的未来です)

 

 

しかし、石に刻みつけておきたいですね。このご宣託を。

ニュース記事は消えていってしまうので、引用します。

 

[新型コロナ:「対策ゼロなら40万人死亡」 厚労省クラスター対策班 (写真=共同) :日本経済新聞 2020/4/15 11:10]

 

(引用開始)

新型コロナウイルスの感染拡大で、人と人との接触を減らすなどの対策を全く取らない場合、国内では重篤患者が約85万人に上り、半数が亡くなる恐れがあるとの試算を厚生労働省のクラスター(感染者の集団)対策班が15日、公表した。

公表した対策班の西浦博・北海道大教授(理論疫学)は人工呼吸器などによる呼吸管理や集中治療室(ICU)での治療が必要となる人を重篤患者として推計した。

試算は海外の流行を基に、1人が平均して感染させる人数(実効再生産数)を2.5人と仮定した。外出自粛要請などの対策を全く取らなかった場合、重篤患者数は15~64歳が約20万1300人、65歳以上の高齢者が約65万2000人で計85万3300人となった。

試算では対策をしなかった場合、重篤患者の49%が死亡すると予測。西浦教授は死者数を出していないが、単純計算で約41万8000人が亡くなることになる。(引用終了)

 

 

平たく言えば、85万人が感染して(それもICUや人工呼吸器が必要な重篤患者として)、半分の40万人が死ぬというご宣託です。

これが4月15日に出されていたということも注目です。

(実行再生産数を2.5と仮定したとありますが、この2週間前には1を切っています。そして感染者=重篤患者、その重篤患者の半分は死ぬって、、、)

 

 

いつもながら東洋経済オンラインを見てみます。まずはざっくりとPCR検査陽性者数。

 

 

 

もちろんどこかの国会議員様のように、PCR検査陽性者数だけでは、たしかにすべての感染者数はわかりませんので(感染者数が多ければ多いほど、リスクが下がるのに)、よりリアルな死亡者数を。

 

 

 

しつこいですが、縦軸の数字は万単位ではありません。35人です。

35万人ではなく。

1億2000万人の人口の国家で累計も1000人いきません。

 

ちなみに、西浦教授のご宣託は80万人が感染するという予言ではありません。

重篤患者が80万人というより恐ろしいものでした。

 

では、重症者数を見てみましょう。

 

 

ちなみに縦軸は万単位ではありません。

25万人とか20万人ではありません。一番高くて25人です。

そして、1億2000万人のうち累計で243人と出ています。

 

重篤患者数は15~64歳が約20万1300人、65歳以上の高齢者が約65万2000人で計85万3300人となった。

 

外出自粛要請などの対策を全く取らなかった場合」という条件があるにせよ(笑)、85万3300人と243人の整合性をどう取るのでしょう。

 

外出自粛要請などの対策によって、85万人が243人になりましたと言うのでしょうか?

 

 

(西浦教授が所属していない)専門家会議の5月1日の報告書です。

4月10日には全国で実行再生産数が0.7、東京で0.5です。

もちろんデータが遅れて集計され判明するのは分かりますが、4月15日に85万人と発表するというのは、さすがに、、、、手元にデータもあるでしょうに。

 

 

 

全共闘のように「総括せよ」と問い詰めたくなりますね(笑)

 

というか、政策決定にも、国民の生活にも大きな影響を与える試算なだけに、これだけの派手な間違いに対しては責任は取るべきでしょう。

もし、これが派手な間違いではないというのであれば、専門家をやめたほうが良いですよね。専門家に対する国民の信頼を失墜するのは、この派手な間違い以上の問題です。

(別に西浦教授だけではなく、ロックダウン教授も、ファウチも、テドロスも同様かと)

 

85万人の重篤患者が出て、半数が死ぬって、、、2月とか1月ならまだしも4月15日ですよ、、。

 

 

 

閑話休題、、、

 

 

人間を合理的個人であり、完全情報を持つと要請した経済学が失敗するわけです。それはモデルとしてはシンプルですが、、、シンプルに間違っています、という話から脱線しました。

 

ポイントは、自分は自分のことを合理的と思っているけど、人は(自分をもちろん含めて)安定的に不合理なのです。

 

ダン・アリエリーですね!

 

PopTech - Flickr: Dan Ariely - PopTech 2010 - Camden, Maine, CC 表示-継承 2.0, リンクによる

 

 

行動経済学ですね(笑)

 

 
 

 

 

行動経済学という心理学が我々にもたらしてくれた知見は、僕らはポンコツな人工知能ということです。あまりにシンプルすぎるアルゴリズムに従っています。

(直前の数字に左右されるとか)

c.f.私たちに対する温かい気持ちを相手に抱かせたかったら、温かい飲み物を手渡しましょう。 2018年06月25日

 

 

でも、そのアルゴリズムが非常にシンプルなので、意外と予想しやすいのです。

まさに「予想通り不合理」(ダン・アリエリー)です。

 

人間は合理的に判断すると思っている人からすると、盲点なのですが、予想通りに不合理と思っている人にとっては、予想通りに振る舞います。

 

 

これは自分に対しても同じです。

 

 

というわけで、、、、強引にまとめていきますが、、、、

 

 

ロゴス(ロジック:論理)はきわめて大事です。

これは大前提です。

しかし、世界もその一部である自分自身も不合理です。論理的でも合理的でもありません。

その齟齬(そご:食い違い)に多くの人は苦しみます。

 

何に苦しむかと言えば、自分が合理的でも、論理的でもないことに苦しむのです。

 

しかし、それがまさに「予想通りに不合理」であることに気づけば、その不条理に気付けば、苦しむ必要はなくなります。なぜなら「予想通り」だからです。

 

とすると、では何を基準にして、ゴールに向かっていけば良いでしょう?

 

 

ちなみになぜ多くの成功者が「運」とか「流れ」とか「ジンクス」を想像以上に大事にしているのでしょう?

これはシンプルです。

 

 

それらの実在を信じているからというのももちろんありますが、その注目されにくい半面は何かと言えば、、、ロゴスを排除するためです。

理性と言っても良いのですが、自分の理性的な判断みたいのが邪魔するのです。

それよりも直感に従った方が良いのです。

 

 

論理的に考えれば無理でしょ、、、

 

論理的に考えれば、そっちに行くべきじゃないでしょ、、、

 

合理的に考えれば、いまは攻めるときではないでしょ、、、

 

いや、それはどう考えてもCrazyでしょ、、、

 

 

というロゴスからのツッコミをかわすためです。

 

いやロゴスは大概は正しいのですが(大事なところでは間違いますw)、それは成功のためには役に立たないことがあるのです。

それよりは熱に浮かされて、走り出した方が良いことが多いのです。どんな絶望的なギャンブルに見えても。

 

それをケインズはアニマルスピリッツと言いました(そうなのか?w)。

 

 

それをふわっと言うと、「なんとなく、、、」とか、「面白そうだからやる!」とか、「ワクワクするので」とか言ったりします(笑)

 

全く論理的ではないのです。

偉大なるソ連の五カ年計画ではないのです。

 

 

人々の積極的な活動の相当部分は、道徳的だろうと快楽的だろうと経済的だろうと、数学的な期待よりは、自然に湧いてくる楽観論によるものなのです。たぶん、かなりたってからでないと結果の全貌がわからないようなことを積極的にやろうという人々の決断は、ほとんどがアニマルスピリットの結果でしかないのでしょう――これは手をこまねくより何かをしようという、自然に湧いてくる衝動です。定量的な便益に定量的な発生確率をかけた、加重平均の結果としてそんな決断が下されるのではありません。目論見書に書かれた内容がいかに率直で誠意あるものだろうと、事業はそれに従って動いているふりをしているだけです。将来便益の厳密な計算などに基づいていない点では、南極探検より多少ましでしかありません。ですから、アニマルスピリットが衰えて自然発生的な楽観論が崩れ、数学的な期待以外あてにできなくなると、事業は衰退して死にます――その際の損失の恐れは、以前の利潤期待に比べて根拠の点では大差ないのですが。(ジョン・メイナード・ケインズ『一般理論』)

 

 

論理的ではないので、ゴール設定で苦しむのです。

そこで論理的な脳を使ってはいけないからです。

 

でも逆に論理的ではなく「ワクワクに従おう!!」って思ってしまうと、多くは誰かの真似になってしまいます。誰かが興奮しているのを見て、自分も同調して興奮してしまい、それを我が事と勘違いしてしまうのです(ティールの言うミメーシスですね。マネです)。

 

でもここにはロゴスがあるのです(笑)

 

いや、混乱しますね。ロゴスというか、アルゴリズムがあるのです。

 

不合理性には不合理性のパターンがあるように(それを行動経済学では研究しています。ダン・アリエリーだけではなく、ノーベル経済学賞のカーネマンも)、この「ワクワク」系にもワクワクなりのアルゴリズムがあるのです。

 

*カーネマン

 

 

そのアルゴリズムをきちんと理解して、リバース・エンジニアリングしてあげると、成功へまっしぐらです( ー`дー´)キリッ

 

というほど、簡単ではないかもしれませんが、、、ただ非常に面白いことになります!

 

とは言え、これはミステリアスなものでも、オカルトなものでもありません。

これを習得して使いこなしている人々は、これをうまく言語化する言葉をもたなかったために、ふわっとした言葉になっただけであって、その効果は明らかに折り紙付きだから、多くの賢人が薦めるのです。

 

でも、我々はいま2020年にいます。もはや戦後ではないのです(むしろ戦前ですw)(←冗談です)。

 

科学の進歩はこのふわっとした概念、、、たとえば、勢いとか、運とか、流れとか(風水とか)でしかうまく説明できなかったことを、理論的に説明できるようになりました。

 

その「理論的な説明」をスッキリと理解した上で、小さなワークを楽しく積み上げながら、その方法論をマスターしてもらいます。

 

そして、他人にも施せるようになる!!というのがゴールです!!

というか、カラクリはガンガンと書いていきます!スクールは実践あるのみです!!

 

 

「それはホルモンですかですか?」という推測は3分の1くらい正解です!

「Addictionですか?」という推測は、Noです。アディトレは6月開催です。

 

 

というわけで、マインドコーディネータースクールお楽しみに!!!!

 

 

かなり面白いことになるとは思いますし、美肌クリーム、アディトレ、解剖直観と並んで、今後のインフラにしたいな〜と思っています!!

 

例の感染症パニックのせいで(笑)、なかなか告知できなかったのですが、ようやく告知できて嬉しいです!!

 

 

今月末開催です!!!

 

 

【ヒーラー養成スクール『マインドコーディネータースクール』】
【日時】 5月30日()13:00〜18:00

     5月31日()13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*BootCamp受講生、ハワイ大学医学部解剖実習受講生は特別割引有り(4月のスクールと同じです!この特別割引は7月まで続きます、ちなみにw)
【受講資格】 「まといのば」の開催するスクール修了生(もしくはメンター生・修了生)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちら!!

 

 


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