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3月20日(金・祝)
ゴールドメダリストたちのビジュアライゼーションはなぜ成功するのでしょうか?
いわゆるオリンピックを目指すアスリートたち、それもトップアスリートたちは、ビジュアライゼーションを多用しています。
ビジュアライゼーションとはいわば瞑想の進化系であり、試合当日起きてから、プレイまで、そしてプレイの最中まですべて克明に事前に想定しておきます。
想定というレベルではなく、あたかもいまそれが起きているかのようにリアルに思い描き、その世界を生きます。
これを幾度も繰り返し、勝利の圧倒的な喜びも幾度となく体感します。
(これって、馬の口に人参を入れることにならないのだろうかと疑問に思ったことは無いでしょうか?達成したと脳が思って、努力をやめることにならないか、と)。
彼らは日々とことんビジュアライゼーションを行います。
克明に行います。時間を費やします。
その上で、実際の競技本番に臨むと、まるで本番がこれまでのビジュアライゼーションをなぞっているかのようで、確認のような感覚になります。予想外のトラブルが起きても、それもまたビジュアライゼーションですでに経験済みです(アポロ計画のトレーニングのようなものです)。
そうすると、現実の方が現実感がとぼしく、ビジュアライゼーションはますますリアルになっていきます。
脳の構造上、瞑想の方がリアルで、現実の方がリアルさを失うものです。
しかし、なぜゴールドメダリストたちのビジュアライゼーションは成功するのでしょうか?
生半可にコーチングやゴール設定を学ぶと、オリンピック競技者にとっての金メダルというのは、一見すると現状の最適化に感じます。
確率の問題だけで、オリンピックにエントリーした以上は、もっとも理想的な現状はゴールドメダルです。
とすると、ゴールドメダルをゴールに設定するのは、最適な現状をゴールにすることになるために、悪手ということになりかねません。
たとえば、自分がつとめている会社の社長になることをゴールにしてはいけない、と言われます。
なぜなら、同期の中で出世していって、いつか社長になる可能性は少なかったとしても、ゼロではないからです。
ゼロではない以上は、脳は「社長になる」というゴールを現状と見做します。少なくとも理想的な現状と見做すのです。
そうすると、脳はチャレンジすることをやめます。CreativeAvoidanceが発火するのです。
では、オリンピック選手にとってのゴールドメダルはどうなのでしょうか?
たしかにゴールドメダルは現状の最適化でしかありません。理想の現状です。
一般的には、オリンピックにエントリーしている以上は、誰かが一位になるわけですし、その可能性が少しでもある以上は、ゴールドメダルは現状の中に含まれます。
しかし、もっと具体的に考えると、彼らは1秒を縮めるのがどれだけ大変かを身をもって知っています。トップアスリートとのパフォーマンスの天文学的な差について、痛いほどに自覚しています。
すなわち、自分とゴールドメダルの間にあるとてつもない制約に非常に自覚的なのです。
だからこそ、彼らにとって、ゴールドメダルというのは、むしろ現状の外ということになります。
この制約を身を持って知ることが大切です。
(逆にすべてのことが現状の内側と感じてしまうのは、甘やかされて育ち、自分はやればできると思いすぎてしまっているせいかもしれません)。
制約が自覚されているならば、傍から見て、現状の内側にありそうなゴールであっても、十分に現状の外側なのです(本人の問題なので)。
ちなみにこの「制約」の感覚を知っていることが重要です。
(できれば、口の中に広がる血の味と共に)
限界の限界を超えて、努力してもなお届かない世界があるという感覚です。
手を伸ばせば届きそうなのに(その意味ではすっぱいぶどうになる距離ではないのに)、でも絶対的に届かないという絶望感を味わうことです。それも何度も。
その上で、でも手を届かせたいと思ったら、神に祈り(応えてくれなければ)悪魔にお願いしたりします。そのうち奇跡を待ち望むようになります。もちろん血のにじむような努力をしつつ。
その感覚の中でビジュアライゼーションが強力な推進力になります。
絶望の苦い味を知る前にいくらビジュアライゼーションしても(たぶん)無駄なのです。
制約を意識した精神にビジュアライゼーションは活きていきます(おそらく!!w)。