「実際にサイキックアタックや洗脳で苦しんでいる人はいますよね?」というご質問をいただきますが、もちろん回答は「Yes」です。
ただ、洗脳とか呪いとか、サイキックアタックなどと言った場合に気をつけた方が良いのは、それが制度上のものなのか、それとも特定個人を対象にしたものなのかということです。
で、多くの場合は、特定個人を対象にしたものではありません。
制度的なものであり、構造的なものです。
ですので、誰かの悪意が自分に直接向けられたというようなものではありません。
ここの区別ができないと、自分で自分の首を締めることになりかねません。
というか、僕が見る限りで言えば、自分の最大の敵は自分です。論理的に分析してそれに気付ければ、そこから脱出できます。そのときに必要なのは論理性であり、論理性というのは単に『文字を論理的にきちんと読む』能力です。
余談ながら、メールでもLINE@でもそうですが、一般の方から無償でアドバイスを求められることがなぜか多く、それに対して丁寧に回答すると、怒り出す人が結構います(僕らのような稼業は情報が価値を持つので、アドバイスが無償なんてありえません)。
僕の説明不足が原因なのでしょうが、それでもタダで求めておいて、回答に対してリスペクトも無く、怒り出すのは、少し急ぎすぎているように思います(ちなみにこういうことを書くと、「コンテンツは無償になっていく」などと知ったような口を聞く方がいますw。もちろん「まといのば」でもそういう風に教えています。しかし、それとこれは別です。アドバイスはいわゆる複製可能なコンテンツではありません。その人に今の状況に特化したものであり、そのケースに特化したものである以上は、複製不可能なものです。ですので、希少性の原則が働きます。それは「今の自分にとって重要な情報」だからです)
(これだけ書いておいて、白々しいようですが(笑)、一応書いておきますが、質問や疑問などはいつでも歓迎です。返信するかどうかは確約できませんが)
(「まといのば」のメンバーは別です、もちろん!)
話を戻しますと、こちらからの回答に対して怒り出したりする人がいます。
そして、その怒り出した理由が単なる誤読だったりします(あとで「誤読していました」と大概言われます。最近はドヤ顔で「よく読むと違う意味だと分かるのですが、、、」と書いてきた方もいました。ということは、よくこちらの文章を読まないで勝手に勘違いした内容に対して、こちらは責任を負わなくてはいけないのでしょうか?)
こちらとしては、正直言えば、踏んだり蹴ったりです(まあ、面白いですし、ネタになるので良いのですが)。
というわけで、話を戻すと、いわゆる呪いやサイキックアタックは存在しますが、それは相当に社会的地位が高い人であり、それをすることに合理的な損得が発生する場合のみです。
たとえば、普通の人であったり、普通のサラリーマンや会社員であったり、在宅ワークの方や引きこもりの方や自宅警備の方に誰もわざわざ呪ったり、サイキックアタックをかけません。それほど暇ではありません。
また、なんちゃって霊媒師の先生ががんばって呪ったりとかできません。怖がらせることはできるでしょうし、怖がって、自分で悪夢を作り出すこともできるでしょうが、その先生に力はありません。
というか、きちんと呪ったり、サイキックアタックできる人が、見えるところに現れることなんてありません。見えないところに隠れています。
また気功を学ぶと分かりますが、気功の初心者が自分に対して間違って呪ってしまったりすることなどできません。まあ、包丁で指を切るようなことがあるかもしれませんが、かすり傷です。
気功を独学で学んでいる人は多いと思いますし(このブログはその役に立つとは思いますが)、気をつけて欲しいのは、気功において重要なのは実践ということです。
いや、理論はとても大事ですが、理論を理解する上で実践は欠かせないのです。
頭で理解したつもりになるのは危険です。
またセルフ・ヒーリングも回路が閉じてしまい、危険になることがあります。
外に開きましょう!
ヒーリングは、ヒーリングをはじめてみることで、分かることがたくさんあります。
大体見当をつけて、気を流して、そのフィードバックを取りながら、いろいろと見えてきます。
最初から全部なんて分からないのです。どんなに達人でも(でもパターンは分かります)。
やりながら、泥縄式に解決してくのです。
何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない(パブロ・ピカソ)
*この感覚は、巷の「行動せよ」とわずかに違います。「行動せよ」の「行動」には予定調和的な匂いがあり、Have toの香りがします。「描きはじめてみなければ」には別なニュアンスがあります。自分と世界に対して開けているのです。
ザッカーバーグがビジネスにおけるユーレカなんてフィクションだと言っていました。
アイデアが細部まで細かく全貌が唐突に現れることなんて無いんです。
面白そうと思ったら、突っ走って見て(ダメならすぐに引き返し)、走りながらいろいろと学べば良いのです。
c.f.私達はまだほんの少し先までしか見通せない。 しかし私たちのやることは、まだたくさんあるのがわかる 2018年10月21日
ちなみに、だからこそシンプルに移動することも勧めています。まずは物理的に移動します。そのあとに情報的に移動します。
外出しましょう。散歩しましょう。旅に出ましょう。隣町でもいいので。
山に登ったり、電車で遠出しましょう。
今後の「まといのば」としては、セラピストであることは前提としたいと思っています。
具体的に対面でヒーリングができることが前提ということです。
相当に賢いなら別ですが、そうでないのに頭の中でこねくり回した議論だけで、ヒーラーをやっている人が一部にいます。それは役に立たないのです。
いま、メンター生たちがマッサージ店の現場で悪戦苦闘しています。いや、ほぼ善戦しているのですが、その中にあっても、もちろん不測の事態がたくさん起こります。不条理なことも起こりますし、クライアントさんから酷いことを言われたりします。
初心者としては、かなり驚くし、傷つくのです。そうして殻にこもってしまいがちになります(殻にこもって、そのマッサージ店のやり方を無条件に無反応に従うようになってしまいがちです)。
そこは強く反発しましょう!
でも、大局的に見ると、そうやって現場で鍛えられるのが一番なのです。
彼らは初見の赤の他人に次々と気功をやります。
そうするとそれまで机上の空論であったコンテンツが自分の血肉になります。自分の汗と涙の結晶になるのです。
「イエスの気持ちがようやく分かりました!」というフィードバックをもらうことがあります。イエスはいつも怒っていました。
「『アルジャーノンに花束を』のチャーリー・ゴードンの気持ちになりました」というフィードバックをもらうことがあります。
良いことです!
頭で分かるのと、腹落ちするのでは全く違います。
そうやって、世界の片隅で地味に壁にぶつかり、驚くほど凹み、驚くほど頭にくる体験を積み重ねると本物の力がついてきます。
観光ガイドを読んだだけで、世界一周した気になっているブロガーを尻目に、彼らは強靭なヒーラーに成長します!
そのようなヒーラーたちは、サイキックアタックや呪いや洗脳という言葉も地に足がつくのです。
というわけで、ガンガン気功で仕事をしていきましょう!!!
【書籍紹介】
というわけで、本当は今回はこの3冊を紹介する予定でしたが、、、、
とりあえず、すぐ読めますし、さらっと読めますし、どこかで聞いた内容を鮮やかにまとめてありますので、是非サクッと読んでください。
非常に面白いです。
今月の「まといのば」講座のためにも、事前学習として読んでおくと良いかと思います!!
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