*明日の「まといのば講座」はキャリステニクス!!!
体操のオリンピックメダリストの池谷幸雄さんが、小学生に逆上がりを教えていました。
池谷幸雄さんが逆上がりができない子に対して、逆上がりに必要な要素を分解して教えていました。
c.f.池谷幸雄さんに子供たちが体操を教えてもらいました(カジサック KAJISAC)
逆上がりができる状態とできない状態の間にあるギャップを池谷幸雄さんは見事に埋めて見せていました。
逆上がりができる子は逆上がりができない子の気持ちがわからなかったりします。
「普通にやればできるよ」とか言ってしまったりします。
できない子はなぜ同じようにやっているのにできないのか分かりません。
そして、なぜ隣の子が逆上がりできるのかも分かりません。
ですので、がむしゃらに逆上がりに挑戦し、悪い身体の癖をどんどん増幅させてしまい、その果てに運動が嫌いになったりします。
ギャップが存在すると、、、大概は気合で飛び越すことを求められます。
もしくは、慣れで飛び越すことを求められたりします。
そして、多くの人がそのギャップ(隙間)に落ちていきます(泣)
気功も似ていて、気功の華やかな面に対して、最初の一歩二歩三歩はギャップばかりです。
いや、その先もギャップばかりなのですが、そこは根性で何とかしていきます。
ですので、「まといのば」では驚くほど単純なステップに分割することで、ギャップを埋めようと思っています。
(ちなみに、池谷幸雄さんが示したギャップの埋め方の1つがキャリステニクスでした。キャリステニクスの中でもホリゾンタルプルというやつですね。斜め懸垂と呼んだりします)
たとえば、「気を感じる」というのはかなりハードルが高く、大きなギャップがあります。
ですので、手を重ねて、手の温かさを感じることを勧めています。
この「温かさを感じる」ことがダイレクトに気功になるからです。
なぜかと言えば、気功とはテクニカルにはRゆらぎであり、Rゆらぎというのは「モーダルチャネルを変えて提示すること」です。言い換えれば、無意識のものを意識に上げることです。
手のひらのことを日常で意識にあげている人はいません。
でも手を重ねて、手の温かさを感じようとすることで、無意識だった手のひらが意識に上るのです。
これだけで十分に気功なのです。
*手を当てるだけでも、ヒーリングが始まる!
実際に手を重ねて、しばらくじっと手の感触を味わってみましょう。
そうすると、手のひらが暖かくなってきて、手が柔らかくなったり、手がしっとりしてきたりします。
そうなってから、手のひらを見ると、サラミのように手が赤と白の斑(まだら)状になっていたりします。これを伝統的には手から気が出ているサインと捉えます。
この「手を重ねる」というワークを繰り返したあとで、自分の身体のどこでも良いので触れてみましょう。
触れるだけでも良いですし、さすってもOKです。
そしてその気持ち良さを味わい、そしてその「気持ち良さ」を増幅します!
これが「手当て」という古いヒーリングのカラクリになります。
カラクリというのは言いすぎで、本来のカラクリは「Rゆらぎ」であり、内部表現書き換えです。
手を当てることで、そこに意識を置き、自然治癒力を増大させます。
ですので、手を重ねることが気功であり、手を当てることが気功です。
そこからスタートして、手を当てることで特定の筋肉を深くゆるめたり、手を当てることで痛みを増したり(消したり)することができると、そこにフィードバックのループができます。
手を当てる → 筋肉がゆるむ
また手を当てると、もっと筋肉がゆるむという良い循環です。好循環のループができます。
そのときに「あ、筋肉の知識があったほうがゆるむ」とか「解剖生理学の知識があると便利」ということに気づけば、、、、最高です(まあ、その段階で気付いたら天才ですけど)。
ちなみに、、、、気功について、多くの人があまり良くわかっていない部分というのがあります。それは、気功というのは謎解きであるということです。謎を解くためには、考える材料となる知識と、抽象度が必要です。平たく言えば、頭の良さですね。
解決したい問題や課題という「謎」があって、ヒーラーというのはそれを解くのが仕事です。
謎が解けると、問題は解決するのです。その結果として、身体がゆるんだり、心がゆるんだり、身体がレベルアップしたり、心がレベルアップしたりします。
これをヒーリングと呼んでいます。
話がそれましたが、何が言いたいかと言えば、気功という不思議な不思議な現象と現実の間に存在するギャップを埋めましょう、ということです。
そのギャップを埋める方法が、たとえば私達が日常的にやっている「手当て」です。
これが気功の萌芽であり、それをすくすくと育てていくことで、立派なヒーラーになります!
どうやって育てるかと言えば、、、、シンプルです。
謎を解けば解くほど育っていくのです。
だから自分の好きな謎だけに集中して、それにハマりましょう!!