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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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気功整体のコツ!!〜押すのではなくズラす、骨から筋肉をはがすように、緩急自在、解決ではなく解説!

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*今月のスクール予定は!!

7月16日(火)はじめての気功「(未定)」
7月25日(木)まといのば講座「本当はスゴイ自重筋トレ(キャリステニクス)の魅力」
7月30日(火)寺子屋「数学の風景」

です!

 

鞭(ムチ)打たれるのが好きな人がいるように、マッサージで強押しを求められる人が好きな人も多いようです。

面白いな〜と思います。

僕が知っている限りの狭い狭い気功整体の世界であれば、変化が起きるか否かにしか興味がなく、痛みというものは耐えるものという印象でした。

 

 

もっと強く押して、もっと痛くして欲しいという人がいるというのは面白いです。

 

僕らはあえて圧痛点を押して、相手の臨場感空間を支配することはあります。

痛めるためだけに圧痛点を利用することはありませんが、「もっと強く押して欲しい」などというふざけたクレームを避ける効果はあります。

 

気功整体の新しいパラダイムとして、押すのではなくズラすという話を最近は繰り返しています。

 

押すのではなく、ズラす

 

のです。

 

 

押してもほとんど意味がありません。意味が無いは言い過ぎですが、まあ、、、

押すよりもほぐすとか、揉み潰すという感じでしょうし、その場合は筋腹です。

筋腹に触れるときは、書き換えというよりは、むしろ確認です。

確認しながら、ついでに書き換えもするという感じです。

 

強押しについて、これまで伝えてきたことをまとめると、、、、

 

まず第一に、押すのではなくズラす。

 

皮膚をずらします。この時点で強い痛みを訴える人も多くいます。

皮膚が動かないで張り付いている人はたくさんいます。

そして皮下組織をずらします。これも痛みを訴える人はたくさんいます。

深筋膜まで達したら、筋繊維を感じながら、筋肉同士をほぐして離していきます。

これも激痛であることはよくあります。

 

 

筋腹をチェックして、そのときに気を流してもすぐにゆるまないようだったら、適当になでてから(それで緩むこともあります)、付着部へ移動します。付着部の腱、そして靭帯を刺激します。腱や靭帯というのは、いわば筋膜の一部なので、筋膜リリースの要領で施術可能です(でも、良い子は真似しないように。解剖学がわかっていなければ、むやみに壊すだけです)。

 

この付着部の刺激で激痛の方はよくいます。なぜならゴルジ腱器官ゆえに敏感なのです。敏感なのは良いことですし、関節が痛いと言ってこのゴルジ腱器官が痛い場合も良くあります。

そして面白いことにここを上手に刺激すると、筋肉全体がゆるむことがよくあります。

 

この付着部の刺激をヒューリスティックに言うと、筋肉を骨から剥がすように、という施術です。

 

筋肉を骨から剥がすように

 

ですね。大事なことなので繰り返しました。

 

 

筋肉同士は房のようになっていて、きっちり境目に指を入れると、モーセの紅海のように割れていきます。そうするとこれまで触れられたことない深いレベルに指が到達したように感じます(実際に深いレベルに達しますが)。そこで痛みや恐怖を感じる人もいます。

 

あとは刺激が慢性化しないようにします。

平たくいえば、緩急自在ということです。ゆるめたり、強めたり、ゆるめたり、強めたりをランダムにやります。さっとなでるとか、触れるか触れないかの往復運動などを追加すると、砂糖菓子に入れられた塩のように、甘みが生きます。痛さが痛烈になるのです。

 

緩急自在

 

ですね(^o^)

 

 

重要なのは、フォーカスオブアテンションです。

自分のフォーカスをどこに置くかです。

基本的には、施術をするときのフォーカスは相手の脳です。

相手の脳が何を感じているかを敏感に感じます。

 

施術自体は手に勝手にやらせるイメージです。

 

たとえば、タイプをするときにブラインドタッチを使う人(フリック入力でも良いのですが)は多いと思います。そのときに、キーボードを意識することはありません。

何を書くかにフォーカスがあります。

それと同じです。

施術の際は、相手の脳が何を感じていて、相手のゴールは何で、相手の強いモーダルチャネルは何で、そして相手の重要性関数は何かをずっと観察し、仮説を立て、それを検証しながら、仮説をアップデートしていくことです。

 

 

手が寄生獣のミギーのように勝手に施術を続ける感じです。

(逆にそこまで自分の手を追い込んで、手を作ることです。その方法は簡単です。たくさんの施術をすることです。そして自分の身体もいつも施術することです)。

 

痛みは支配には有効です。

相手の支配ではなく、臨場感空間の支配です。施術という臨場感空間の支配に有効です。

 

ですので、施術の合言葉は「問題の解決ではなく、解説」であるべきなのです。

 

解決ではなく、解説

 

ですね。

 

 

いま、身体がどういう状態で、どういう風に問題で、どういう解決策があり、いま何が改善したのかということをわかりやすく「解説」することです。

 

我々ヒーラーはすぐにでも解決してあげたいと思い、楽にしてあげたいと思います。

それは素晴らしいことですし、大事なことです。

そしてすぐに解決できることも多いのです。それであっても、解説は必要です。

 

解説することで、相手はより深く納得しますし、再発も防げます。

認識のレベルを上げていくことです。

 

この「解説」において、相手の重要性関数が大事になります。

その人の解剖的知識や関心の所在を探りながら、解説します。

 

たとえば、もっと踊れるようになりたいという人に、「大殿筋は外旋のための筋肉で起始は、、、」と解説しても馬の耳に念仏です。

 

それよりは「ジャンプのときに着地のときに足がインに入るって指摘されるでしょ?

 

でも着地を安定させようとして、どうしても足を真っ直ぐにしたくなるよね。

 

でも、あることを意識するだけで、着地の足はアンディオールするし、着地も安定するよ」

 

と言われた方がダンサーには響きます。

 

 

ダンサーとしては、怪我が治ることなど二の次で、踊れれば良いのです。踊りの邪魔になるので痛みを消したいと思いますが、邪魔にならないなら痛みは無視します(多くのダンサーが痛み止め漬けです)。

 

そんなダンサーに向かって、「60代とかになって歩けなくなっても良いの?」とか言っても響きません。

 

同様にボディメイクをしたい人には脂肪の落とし方、筋肥大の仕方を人参のように馬の口の前にぶら下げます。

 

相手の重要性関数を観て、どんどんトークのレイヤーを変えていくのが重要です。

その意味でいくつかのスクリプトを用意しましょう。それぞれのジャンルに合わせたスクリプトです。

 

ただし、一つだけ重要なのは解剖学モードでのスクリプトです。権威付けにもなりますし、クライアントが納得します。何となくでしかやっていない他のヒーラーと一線を画せますので。チラ見せ程度でも良いので、やりましょう。

 

 

 

少し長くなりましたが、もうひとつだけ!と思いましたが、次回に回します!

上記のことはいわば枝葉末節であり(でも、すごく重要ですが)、大きな幹の部分に迫ります!!

 

乞うご期待!!!!

 

 


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