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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり〜浮身で軽やかにゴールを飛び石に!

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ゴールを設定するときのコツは楽しむことです。

 

楽しみ方を学ぶのがコツです。

 

そして楽しい意識状態を創り出すことがポイントです。

 

*アダムの最初の妻であるリリスは蛇としてイブを誘惑します。知の誘惑を。それは悪なのでしょうか?

 

 

自分のエゴや欲望を取り出して、見つめて、そしてそのエゴなり欲望をどんどんパラフレーズしていきます。

パラフレーズというのは「言い換え」というような意味ですが、具体的にしたり、抽象化したり、ズラしたりしていきます。

 

ヴァッサリウスは自分の内側にある黒い欲望を無視せず、抑圧せず、しかし野放図にしすぎず、少しずつ解放しながら、気付いたら好きなことをしていたら現代人体解剖学の父となりました。

 

人を無差別に殺したいという暗い欲望を抱えて、それを発散させるために、特殊部隊に入る人もいるでしょう。そこまで真っ直ぐではなくとも、それぞれの欲望を昇華させると良いゴールになります。

 

 

 

逆にそのコアが本当のWant toでなければ厄介なのです。

 

そしてコアの部分をHave toにしてしまえば、ゴール設定がうまくいけばいくほど地獄です。

成功すればするほど、「こんなはずではなかった」と地獄に落ちていきます。

ゴール設定は一種のテクノロジーなので、ある程度のIQがあり、手順を踏めば夢はどんどん叶ってしまうのです。

しかし夢が叶う過程というのは相応の苦しみも犠牲も払います。

ただその中心に本当に自分がやりたいこと(それが後ろ暗いものであっても)があれば、苦しみもまた喜びのスパイスになるのです。

 

 

しかしHave toであれば、それほどの葛藤もなく、ゴール設定ができます。そして夢が叶えば叶うほど、気分も生活もダークサイドに落ちていくのです。華やかな成功の裏の地獄です。スパイスどころか激辛で、死にそうなのです。

 

社会というのは抑圧させることによって支配を実現するという前提を我々は意識すべきです。Have toのゴールは僕らに書き込まれたゴールです。

Have toなのか、Want toなのかの見分け方は困難なのですが、ポイントの1つはある種の闇があるか否かです。

 

鎌倉時代のとある超優秀な修行僧は自分の中の欲望(性欲)を抑えることができませんでした。どれほど修行しようが、どれほどありがたい経典を読もうが、性欲を抑えることができず、、、、それを肯定することで、偉大な僧となりました。

 

*親鸞は4男3女の7人の子に恵まれます。しかしその長男と目される善鸞の暴走ゆえに義絶するという辛い経験もしていますが。

 

以前、とある漫画のこんなシーンを紹介しました。

 

若き日の最澄と空海を描いた漫画です。

 

その中で最澄が深く悩む帝に対してこうアドバイスします。

 

(引用開始)

 

自分を律するには自らを知らなくてはなりません。

そのために言葉はあるのです。

自らの中にある黒い炎に名前をつけるため、自らの煩悩の正体を知るため、不安定な自分の中心と揺れる輪郭を沈めます。

 

(引用終了)

「自らの中にある黒い炎に名前をつけるため、自らの煩悩の正体を知るため(最澄)」 2015-08-16(この記事でもリガルディの魔術召喚とトマス福音書を紹介しています)

 

自らの中にある黒い炎に名前をつけましょう!

 

それをコンプレックスとすれば、薔薇十字団に伝わる召喚魔術の秘法となります。ユングの言うところの「自律性を持つ心の断片的体系」です。

 

イエスが言った、「あなたがたがあなたがたの中にあるものを引き出すならば、それが、あなたがたを救うであろう。あなたがたの中にあるものを引き出さなければ、それは、あなたがたを破滅させるであろう」(トマス福音書45:29-33)

 

ポイントは自分の欲望に忠実になることです。

凡庸でありきたりな欲望を自分が持ってしまうことに対して、オープン・マインドに認めることです。

 

 

その上でその欲望やエゴというものをどんどんと転がしていきます。

パラフレーズしながら転がしていきます。

どこを転がすかと言えば、情報空間を上方に向って楽しんで転がしていきます。

そのときに特殊な意識状態を採用するとうまくいきます(その意識状態をサポートするのが「光と闇」と名付けている気功技術です)。

 

ふざけるような、楽しむような感覚で転がしていきます。

意図的にテンションを上げていくことです。それもくすぐったいような感覚で。

 

これは自分が人生のエアポケットに落ちてしまったと感じるときに特に必要な技術です。闇に絡め取られてしまったと感じるときに、そこから脱出する唯一の方法です。もちろん絶好調のときにも必要な技術です。絶好調すぎて、現実が夢を追い抜いてしまうとそこはエアポケットという闇が口をあけて待っているからです。

 

ゴール設定とは、難しい顔をして、偉大なるソビエトの五カ年計画を作る作業とは違います。

子どもたちがふざけて砂場で遊んでいるのと似ています。

クスクスと笑いながら、それでも真剣に何かを創ろうとする作業です。

 

そしてその作業自体が楽しく、そしてその結果がもたらしてくれるものもとても楽しいのです。

 

身体がふわっと浮くような、軽くなるような感じです。

頭も空っぽで軽すぎる感じでOKです。

 

 

そこでふわふわと浮かんでくる楽しいものをつかみましょう。

 

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり

 

高杉晋作の辞世の歌として知られています。

(後半は晋作を看病していた野村望東尼が書いたとも、本人の作とも言われますが)

 

 

ゴール設定の真髄も同じです。

 

「おもしろきこともなきゴールをおもしろく」であり、「おもしろきこともなき未来をおもしろく」です。

 

それを行うポイントは「心なりけり」なのです。

 

自分で強引にその意識状態をつくり、作業を楽しんでやり続けることです。

 

そのうちアイデアが飛び石のようにポンポンと出てきて、そこに移動しながら、また次の世界が広がっていきます。集中してゴール設定の喜びと快楽に身を委ねましょう!

 

 


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