Appleの創業者であったステーィブ・ジョブズが恋愛ならぬ商売の極意をこんな風に語っています。
美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい??
そう思った時点で君の負けだ。
ライバルが何をしようと関係ない。
その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。
名文句ですね〜
「ライバルが何をしようと関係ない。」って僕らはポスト・イットに書いて、デスクトップの脇に貼っておくと良いかもしれません(^^)
たしかにバラの花の本数競争になってしまっては、美しい女性もすぐにシラケてしまいそうです。
限界効用は、世界のどこでもすぐに逓減(ていげん)していきます。
「その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。」
とは言え、、、ジョブズ自身はどうやって「その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極め」たのでしょう。
彼の方法はシンプルでした。
毎朝、鏡に向かって、「鏡よ、鏡よ、鏡さん」と尋ねたのではなく、自分に向かって「何をお前は望んでいるのか」と聴きました(その前に「今日が人生最後の日なら」といういつものアファメーションを唱えたのでしょうが)。
*ジョブズのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチは僕らの世代の聖典です。
シンプルに「自分が何を欲しているか」にフォーカスすれば良いのです。
そして、それを世界が欲しているはずだと(少なくとも彼のフォロワーは熱狂的に受け入れてくれるはずだ、と)考えていたのです。
ですから、自分が心から欲しいと思うものを、熱心に追い求めれば良かったのです。
この方針は非常にシンプルです。
ヒーラーがビジネスをしようとするときに、しばしば対立構造を前提としがちです。
いや、「ヒーラーが」と限定せずに、「ビジネスをしようとすると」という方が正しいかもしれません。
無意識に生産者 vs 消費者という二項対立からスタートしがちです。
でもジョブズはジョブズ自身が最初にして最大の顧客だったのです(そして最も手強い顧客だったでしょう)。
すなわち消費者&消費者なので、そこには二項対立がないのです。
我々もそうであって悪いはずはありません。
というか、我々は生まれながらに消費者です。
徹底的に消費者であることを極めた結果として、あちら側へ行ってしまったのです。
本当に欲しいものを消費者として追求したら、自分で創るしかありません。
そして、自分が欲しいものを熱心に求め、それを手にし、それをシェアすれば、自分も楽しいし、周りも楽しいのです。結果的にそれがビジネスにつながるのです。ビジネスは手段であり、貨幣同様に、シェアを効率的に加速するシステムでしかありません。
まずは内なるWant toを見つめましょう!!
Stay hungry, stay foolish!!
↧
美しい女性を口説こうと思った時、ライバルがバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るのかい?
↧