「開脚が開きません、、、、、、」とよく言われますが、、、開脚は開いてはいけません。開こうとすると脚は閉じます。
押してダメなら引いてみよ、です。
開こうとすると閉じるのは、ホメオスタシスということもありますが、むしろ構造的な問題です。
MBA(まといのばバレエアカデミー)のスクールでも、ストレッチ系のワークは多く導入しています。かなりのヒントになるのではないかと思います!
これまでの復習もかねて、ストレッチについて復習しましょう!!
そもそもストレッチについてはいろいろと議論があります(ストレッチ有害説ですね)。
ただまあゴール次第だと思いますし、やり方次第だと思います。ストレッチによってパフォーマンスが落ちるのは、多くの場合はストレッチのせいというより、おかしなストレッチによって身体を壊しているせいだと感じますし、ストレッチはきちんとやると伸ばすというよりは筋トレに近いものです(いや、筋トレもしっかりやると神経トレーニングに近いものです。神経トレーニングもしっかりやるとホルモントレーニングに近くなりますw)。
ストレッチが筋トレというのは冗談みたいですが、その後の議論も含めて本気です。
ストレッチとは何かと言えば結果だけを見れば、ROM(Range of Motion 関節の可動域)の改善です。可動域の改善は筋肉でするものですので、ストレッチとは筋トレなのです。筋肉のトレーニングです。
筋肉はそれ自体が自律的に動くことはないので(消化器系などは例外でしょうが)、筋肉トレーニングは究極的には神経トレーニングです。神経を発火させるためにアドレナリンなどのホルモンは有効であり、神経トレーニングはホルモントレーニングなるとは上記のとおりです。
それが究極的には変性意識トレーニングになり、変性意識トレーニングとは情報空間の移動トレーニングとなっていくのだと思います。
ストレッチ ⇒ 筋トレ ⇒ 神経トレーニング ⇒ ホルモントレーニング ⇒ 変性意識トレーニング ⇒ 情報空間の移動トレーニング
ちなみに変性意識というのはトランスのことです。一種の意識状態です。
開脚には開脚の意識状態があり、前屈には前屈の意識状態があります。
その意識状態に素早く移動できれば、開脚も前屈もできるのです(その意味で変性意識トレーニングとは情報空間の移動のトレーニングです)。
とは言え、トレーニングは必須です。
あの山の頂上に行くことが分かることと、できることにはギャップがあります。そのギャップを埋めるのがトレーニングです。
ゴール次第というのは、たとえばダンサーとサッカー選手では求められる柔軟性が違うということです。ざっくり言えば、ダンサーは少ない筋肉で大きな可動域が必要ですし、サッカー選手は小さな可動域で大きな力が必要です。
で、話を戻します。
開脚のストレッチのときは脚を開いてはいけません(結果的に開いてしまうのはOKですが)。
開脚を外転だと思っているとケガをします。
開脚はあくまでも股関節屈曲です。股関節の外転ではありません。
屈曲というのは屈伸運動でおなじみなように股関節を折り曲げることです。その反対が股関節を伸ばす伸展です。それに対して外転というのは、開く動作のように正中線から離していくことです。
手を広げたり、脚を開く(アンディオールではなく)などが外転です。
開脚は文字通り「脚を開く」ですので、外転に見えます(実際に外転していますが)。
ただ意識状態は外転ではなく、屈曲です。
この屈曲状態を再現してみましょう!
最大屈曲しているのはヨーガのアーサナで言うチャイルドポーズです。
平たく言えば正座前屈ですね。
このときは身体の重みで前屈できているような感じになりますが、意識の上では体幹に大腿骨を引き寄せるつもりでいてください。太腿をぴったりとお腹にくっつける意識を持つことです。それを筋肉で意識的にやっていると考えるのです(股関節屈曲の変性意識状態を選択するということです)。
この股関節屈曲が開脚前屈の感覚なのです。全く似ていないと感じるでしょうが、これがコツです。
チャイルドポーズを練習したら、次にそれを天地逆にします。仰向けの正座前屈をしましょう。
これも手を離しても、大腿骨がぴったりと腹部につくようにしてください。股関節の強い屈曲です。
そしたら、そのまま膝を脇の下に持っていきます。少し脚が開きます。
そして膝を伸ばします。
これで開脚前屈終了です!
脚を開くのではなく、脚を体幹のように引き寄せるのです。引き寄せれば引き寄せるほど、スペースができて、結果的には脚は開きます。
結果的に開くとしても、無理に開いてはいけません。
熟れた果実が落ちるように、脚が勝手に開くのを待つのです。
5番に関しても同様なのですが、また稿をあらためます(というか、検索してくだされば、山ほど記事は出てきます)。
ポイントは足首(足関節)で開いて「5番に入れては」いけないということです。
大事なのは大臀筋であり、大腰筋・腸骨筋の腸腰筋群です。体幹が重要で、股関節や膝関節や足関節は副次的なのです。
平たく言えば、5番はお尻とお腹で開くということです。
*引き上げとお尻・お腹が大事です!
逆に足関節の柔軟性で無理に開いている人は、、、、、足首か膝の傷害に苦しみます(もしくはふくらはぎが肉離れの温床になります)。これは結構厄介です。
5番については、Rayまといのばでもセミナーをするそうですし、セッションやRayZapバレエ編でもガツガツ学んでください!
*MBAでも話題にしましたが、神様ルグリのプリエです!プリエというか、ポジションへの入れ方ですね(*^^*)
*「まといのば」のメンバーには長いことおなじみの話題です!
もちろん開脚も5番もピルエットもジャンプも、それらをすべてトータルに一気に学びたいのであれば、是非MBAスクールにご参加ください!!
どうしても10月のスクールに来れないという人のためにMBAパーソナルセッションも募集開始します!
次回は来年の同じくらいの時期を予定しています。またパワーアップしましょう!
まったく新しい世界が開けます!!
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【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 踊れる服(レオタード等)、バレエシューズ(もしくはソックス)、タオル、飲料、ノートとペン
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【MBA(まといのばバレエアカデミー)スクール・アドバンスト】
【日時】 10月21日(土)13:00~18:00
10月22日(日)13:00~18:00
【場所】 新宿村スタジオ
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)、バレエ経験がある方。
【持ち物】 踊れる服(レオタード等)、バレエシューズ(もしくはソックス)、タオル、飲料、ノートとペン
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開脚が開かない?、五番が入らない?、開脚は開いてはいけないし、5番に足首を入れてはいけない!!
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