昨日の「心の操作術」ではピエタとシルバーを用いて、呪術的に(もしくはケミカルに)心を理解し操作しました。
心は非常に操作されやすく、操作しやすいマシンです。
我々が考えている心のイメージと実際に分かってきた脳と心のイメージは大きく異なります。
たとえば人格ということを考えても、かつては統合された人格や、唯一の自我というイメージがありましたが、いまはそうは考えられていません。
独立した分割不可能な個人(Individual:分割不可能)からDividual(分割可能)へという大きな変化があります。
共同体 → 個人(Individual) → Dividual
という流れです。
もちろん伝統的共同体が雲散霧消することも、いわゆる個人や自己が消えるわけでもありません。ただ重みが変わるのです。
様々なSNSアカウントを使い分け、名前を使い分け、人種や性別や年齢や国籍すらもシチュエーションに応じて使い分ける分割された個人が今後の大きな潮流になるかと思います。
同様に心理においても、唯一の自我ではなく、いくつもの人格を破綻ないように束ねたものとしての「統合された」人格であって、それは本当に統合されているのではなく、統合をカモフラージュされているだけと普通に理解されるようになるかと思います。
人格を構成するのは記憶であり、記憶をいじれば人格を変えられるのはご承知のとおりです。
古くはトータル・リコールというSFがその主題を扱っていました。
記憶を埋め込めば新しい人格を手に入れることができ、記憶を失えばその人格を失うことになります。
最近の映画で言えば、Still alice(邦題:アリスのままで)が若年性アルツハイマー病を扱った名作です。自分でいられる時間が短いことを知り、苦悩する物語です。
記憶を失えば、母であることを忘れ、妻であることを忘れ、言語学者であったことを忘れます。それぞれの人格が失われるのです。
逆にある人格を失いたいと思えば、その記憶を忘却することです。
ある人格を得たいのであれば、その記憶を埋め込む(経験する)ことです。
記憶を転送する技術については、理論だけではなく実験でも検証が進んでいます(たとえば我が国初のノーベル医学生理学賞受賞の利根川進教授の研究など)。
そして、確認しておきたいのはカーネマンの経験の自己と記憶の自己です。TEDです。
たとえば、大学四年生たちが「思い出作り」と称して卒業旅行をしますが、まさに彼らが想像している以上にこの「思い出作り」という言葉は意義深いのです。
彼らは経験をしにいくのではなく、思い出を作りに行くのです。記憶の自己のための行為であり、経の自己のためのトリップではないのです。
このレクチャーの中でカーネマンは心理的時間は3秒と述べています。
極端な言い方をすれば、3秒ごとに人格が変わります(表情がころころ変わる赤ん坊を眺めているとそれが良くわかります)。
まあ、そんな話を昨日の講座ではしました。
経験の自己、記憶の自己、、、ここに欠けている視点があるとしたら、もしくは両者に共通しているのは、、、、それは肉体です。
経験しているときも、記憶を想起しているときベースは肉体です。
そして肉体の状態によって、経験も記憶も彩りが変わります。
美しい絶景を前にしても、お腹が痛ければ楽しめません。何かを思い出そうとする度に胃が痛ければ、楽しめません。
肉体は幸福の土台です。
*体力知力精神力、IQと気の力の土台は肉体。
心と身体がおなじもの(の別な表現形式)なのだとしたら、身体の芯を深くゆるめることで、心の奥底をゆるめることができます。
では身体の芯とはどこでしょう。
それは仙骨です。
By BodyParts3D is made by DBCLS - Polygondata is from BodyParts3D, CC BY-SA 2.1 jp, Link
仙骨を深くゆるめることで、圧倒的に快適な身体を実現します。
仙骨はかつてはHoly Boneとも言われ(今はSacrum)、聖なる骨とされます。漢字でも仙の骨と書きます。
ここは第一チャクラ、第二チャクラの座であり、体幹と下肢をつなぐ場所でもあります。
身体の要と書く「腰」の中心であり、クンダリーニを構成する脊椎の根本です。
この仙骨を深くゆるめることによって、圧倒的な体感と、身体の変化、そして心の変化を感じましょう。
「まといのば」ではかつてはこの「仙骨調整」だけでほとんどの施術を行っていましたし、身体系の施術では未だに最重要な技です。そんな技術を「はじめての気功」で初公開します!
セミナーで行うワークは、、、
仙骨の調整
仙腸関節の調整
腰仙関節の調整
腸骨の調整
下丹田
腸骨筋
大殿筋
の実習を行います!!
今回は盛りだくさんです。
まさにスクール並の内容ですが、、、、、それもそのはずです。
今回の内容は次回の「気功整体師養成スクール」のイントロダクションとして行います。
次回の気功整体師養成スクールのテーマはジョイント(関節)です。人体を関節で構成されていると考え、主要な関節を順番に徹底的にゆるめることで圧倒的に軽やかに強くなれる気功整体を目指します。
そのジョイント(関節)のうちで最重要なのがこの仙腸関節です。
こちらもそろそろ正式に告知はします。お楽しみに!
というわけで、不可思議な心の底の底を支える、そして身体の芯の芯であるSacrum(仙骨)を自在に操って、心を軽やかに変えていきましょう!
脚の操作性だけではなく、腰が軽くなり、上半身が自由になり、頭が軽くなります。
非常に面白いです!
ダンサーはもちろんのこと、ヨガをされる人にとってもかなり得る部分は多いのではないかと思います。壁を突破するためのヒントに満ち溢れているかと思います。
是非、お楽しみに!!
【はじめての気功 『身体の芯、心の奥底をときほぐす、聖なる骨の調整 〜仙骨、仙腸、腰仙〜』】
【日時】 7月18日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【映画とスピーチ紹介】
話題になっていたオクジャを見ました!
非常に面白い。
そしてオクジャと女の子がかわいいです。
そして、マーク・ザッカーバーグのスピーチ!
このスピーチでマーク・ザッカーバーグが好きになる人は多いと思います。本当に素晴らしい。
こちらは和訳付き!
僕が好きなシーンはこちら。
But let me tell you a secret: no one does when they begin. Ideas don't come out fully formed. They only become clear as you work on them. You just have to get started.(全文はこちら)
人類を突き動かすような、衝撃を与えるような、大きなことなど自分にはできないよと尻込み人に対して、ザッカーバーグはこんなアドバイスをします。
秘訣を教えよう。
何かをはじめるときに、そのアイデアを完全なカタチで手にしている人なんていない。
成功者はまずはじめて、それをやり続けるなかでアイデアがだんだんクリアになってくるんだ
だから、始めよう!
スタートアップのメンバーがすべて離れていくというハードな時代についてもサラッと触れながら、全体を通して熱いメッセージです。きちんとジョークが笑えるのも面白いです!
明るく若く偉大なヒーローですね!
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【募集開始!】身体の芯、心の奥底をときほぐす、聖なる骨の調整 〜仙骨、仙腸、腰仙〜
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