骨の数を丁寧にかぞえていくと、ぴったり200になる感動を味わったら、次は筋肉の番です!
寄り道をせず、覚えるため以外のことを捨象していけば、覚えるべきことは最短距離で頭に入ります。
加速学習ですね!
1日を考えたときに、学んでいる時以外の時間が圧倒的に長いのです。たとえば睡眠時間は1日の4分の1から3分の1にもなります。
ちなみにだからと言って、睡眠時間を削ればいいというのは、かなり早計です。睡眠時間はたっぷりとって、その時間を学習を定着する時間にすればいいのです。
というか、解剖学だけではなく多くの学問も技芸もそうかと思います。加速学習のポイントは捨象、圧縮、反復です。
Firtst things firstです!優先順位の最も高いものから素早くやることです!!
極端なことを言えば、骨を覚えるときはまっすぐに骨の名称だけ覚えましょう。
骨を覚えるときに、関節の名称は不要ですし、靭帯の名称も、付着する筋肉の名称やその機能、起始停止も不要です。とりあえずまず一目散に骨の名称を覚えてしまいましょう。
新しいことを覚えるのは、新しい街で新しい道順を覚えるのに似ています。
道案内してもらうときに、関係ないお店やその土地の歴史をこまごまと説明されて、それをすべて覚えろと言われても困ります。5分でたどりつくところに、10時間かかっても何も分からないということはありえます。
5分でたどりつくところには、5分でたどりつき、必要なら繰り返し歩いてい見ることです。
何かを学ぶときは、大胆に捨象し、大胆に圧縮して、正確性を犠牲にしてもシンプルすぎるほどシンプルなモデルを頭に放り込み、それを単純反復して身体に落とし込みます(ここまでなるべく短い時間でやります。短ければ短いほど、定着率が良くなります。ちなみに捨象と圧縮とモデルの提示は指導者の仕事です)。
というわけで、「今さら聞けない解剖学シリーズ」も早くも第2弾・筋肉編です!!
お楽しみに!!
余談ながら、現在開校中の陰陽師を考えるときにきわめて重要なシンボルに星型があります。
星の形ですね。
☆
ですね。
晴明紋としても知られているものです。
この星型をじっとみていると、、、、、人の形に見えてきますw
手元に紙ナプキンがあったら、そこに一筆書きで星型を書いてみてください。
5つの角が手足と頭に見えてこないでしょうか??w
誰でも書けるシンプルな☆のマークですが、その歴史は古代メソポタミアのシュメールに遡ります。
ピタゴラス教団のシンボルでもあります。
ピタゴラスは無理数を嫌ったことで有名ですが、星型には黄金比という無理数が含まれます(無理数はありとあらゆるところに顔を出し、正方形の1辺を1とするとその対角線の長さは√2ですので無理数です)。
陰陽道が明治政府によって禁止されたことは有名ですが、晴明紋は帝国陸軍によって使われていました。
魔術の大成者であるエリファス・レヴィも晴明紋もとい五芒星を使っています。
*エリファス・レヴィのペンタグラム(五芒星)
エリファス・レヴィのペンタグラム(五芒星)には、、、、なんと目がありますw
頭がとんがり帽子のようになっているイメージです。
いやー頭がとんがり帽子というと、エリファス・レヴィの生まれ変わりを自称したアレイスター・クローリーを思い出しますねー
まあ、それはともかく星型を身体と見なすと、身体がシンプルに見えてきます(そうなのか?)
*晴明紋
中心に体幹があり、四肢があり、頭があります。綺麗に五芒星です。
筋肉編の紹介をする前に、ちょっと骨格をざっくり復習しましょう!!
身体を五芒星にそって5つに分割します!
体幹と四肢と頭部です!(あ、6つですねw)
体幹から復習です!
体幹の骨はシンプルです。背骨と肋骨のみです!
*この図から寛骨と肩甲骨と鎖骨を取り除きます。これらは上肢下肢に分類されます!
背骨は2ダース24個に、仙骨と尾骨がついてきて26個。
2ダースの内訳は頚椎が7(チャクラの数と同じ)、胸椎が12(1ダース)、腰椎が5です。頚椎5つと腰椎7つを足すとちょうど12なので、脊椎は24個、それに仙骨と尾骨がつきます。
背中側から見ると、胸椎の12本に肋骨が一対一対応していますので、胸椎は12対24本です。
シンプルです!!
これに、胸のチャクラを閉まっている胸骨を足せば、体幹は終わりです!!
ということは忘れがちな胸骨をのぞけば!!!26+24=50で綺麗な数です!!
ありがたい!!
覚えやすいです。きっと神様が解剖学を好きになるように綺麗な数に調整してくれたのでしょう!!
26+24+胸骨1=51
四肢もシンプルです!!
手と足はほぼ同じ構造なので、手を覚えれば足も終わります。
手はどこから生えている?と聞かれたら、僕らは「胸から生えている」と応えます。
手は胸から動かすのです!(*^^*)
肩は腕(上肢)の付け根ではありません。
胸の上部にある鎖骨、そして背中の羽である肩甲骨が腕の一部です(鎖骨と肩甲骨は上肢帯ですね)。
肩から指先までが自由上肢と言いますが、上腕(じょうわん)は1本、前腕(ぜんわん)は2本です。肘から下は骨が2本あります!
手は3つに分けましょう!
根本の手根骨、指の部分の指骨、そして中間の手の平の中手骨です。
指から行きます!
手の指をまじまじと見てみると、、、、じっと手を見てみましょうw
はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る
石川啄木『一握の砂』
じっと手を見ると、指はそれぞれ3本ずつあります!!(でも、親指は2本)。
(基節骨、中節骨、末節骨です)
なので、5本×3=15本、そこから親指の分の中節骨を1引いて、14本です。
手の平に隠れれている中手骨は、5本指に対応して、5つあります。
手首にはゴロゴロと8本の骨があります。手の根本なので、手根骨ですね。
これは4つと4つで遠位と近位に並んでいます。
手根骨は4×2,中手骨は指の数だけあるので5本。
ちなみに親指(Thumb)はいつも仲間はずれです。他の四本をFinger(フィンガー)と言います。
その4本に対応して手根骨は4つずつと覚えるとシンプルかと思います(ですので、フィンガー5って不思議な言い方です。たぶん親指Thumbをあわせて6本指の宇宙人なのでしょう)。
そうすると、かぞえてみると肩からの自由上肢でぴったり30個です。
かぞえてみましょう!!
上腕骨が1本、前腕に尺骨と橈骨が2本、手根骨は8,中手骨は5本、指骨14本です。
1+2+8+5+14=30
神様が覚えやすいように綺麗な数にしてくれたとしか思えません(*^^*)!!
そこに肩甲骨と鎖骨を入れて、上肢は32です。
*腕は胸から(背中から)生えています!!
足も上肢とほぼ同じです!!
太ももにある大腿骨は1本、膝下には腓骨(ひこつ)と脛骨で2本、ここらへんは上肢と同じです。
足首から下の足の部分も手のように3つに分けます。
手根骨ならぬ足根骨、中手骨ならぬ中足骨、そして指骨(しこつ)ならぬ趾骨(しこつ)です。
足根骨が8つと言いたいところですが、踵骨が大きすぎて7つです。それ以外は同じです。
*下肢(脚)は上肢とほぼ同じと覚える!!
脚は股関節から生えていません。
もっと上です!!
というわけで、骨盤にある寛骨を忘れないようにしましょう!!
足の付根は仙骨です。
パリオペラ座のエトワールが「足はどこから開くんだ?」と聞いたとき、僕らはつい「股関節から!!」と考えがちですが、正解は「Backから」でした。
実際に解剖学的には、仙腸関節が足の付根です。
ですので、これはメタファーではなく、解剖学的事実ということになります。
仙腸関節はかつては動かないとされていました。不動関節と。
しかし、最近の医学では可動域は大きくないものの普通の可動関節であることが分かってきたそうです。
「仙腸関節をゆるめる」と言うと、不動関節をゆるめるなんておかしいとオカルトのように考えられていた時代は今は昔ですw(科学万歳!)
というわけで、股関節からの下の自由下肢はジャスト30です!
上から大腿骨1、膝蓋骨1,脛骨1,腓骨1
そして、足根骨7,中足骨5,趾骨14です。
きっと神様が解剖学を好きになるように、数を調整してくれたのでしょう。綺麗に30です。ありがたい!!
そこに下肢帯である寛骨(骨盤)を含めて、片脚で31ですね!
*脚を覚えて、美しい脚を目指す!
最後に残った頭は15種23個です。24個だったら良いのですが、1つ足りませんw
*頭蓋骨の内、唯一の可動性連結が顎関節!!
でもこれも伏線のようなものです。
♬あなたの骨をかぞえましょう!!!
体幹51+上肢32×2対+下肢31×2+頭部23=200
ぴったり200です!!!!\(^o^)/
これはきっと解剖学のことが好きになるように、神様が(以下略!)
もちろん耳小骨の3本(鐙骨(あぶみこつ)・砧骨(きぬたこつ)・槌骨(つちこつ))を側頭骨に入れずに、独立してカウントするなら、両耳で6個を追加して206です!
うーーん、さらっと骨を復習して、筋肉編のアウトラインを紹介しようと思ったのですが、、、あまりに余白が足りない、、、、
でも、筋肉編も相当に面白いと思います!!
早くも明日開催です!!
*筋肉編を覚えたら、マッチョになれる、、、、、のか?
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