相手の夢の中に入り込み、その秘密を盗み出す、、、、そんなSF映画がインセプションです。
その秘密が企業秘密である点がビジネス、そして資本主義と絡み合って、面白いシナリオになっていました(これがもしもプライバシーに関する秘密であったら、下世話な覗き見趣味で終わってしまいます)。
このインセプションはあまりに荒唐無稽なSFに感じますが、、、神経科学の世界では、少なくともどんな夢を見ているかを画像化することに成功しています。その夢に干渉することも可能です。
その意味ではインセプションは夢ではなく、テクノロジーの問題になっています。
同様にトータル・リコールという記憶の埋め込みを主題としたSFも同様です。これも実用段階です。我々は火星に移住した記憶も、ブラックホールに飲み込まれる恐怖も、宇宙の終わりを眺める哀切も過去の記憶として持つことができるようになっているのです(その時代において、自分の記憶が本物か、それともフィクションかをいかに区別するかが、法廷闘争において重要になってきますw神経科学者はそもそも記憶はフィクションだと言うでしょうが、現実世界ではそういう観念論な遊戯につきあうヒマはありません)。
*最近リメイクされたトータル・リコールよりも、この古い版のほうがリアルに僕には感じます(まあ、僕が単にシュワちゃんが好きなだけかもしれませんが)。
とすると、テクノロジーの進歩を待てば、我々は自分の夢を録画で見直すことができ、さっき見たばかりの悪夢をソファでゆったりと楽しむことができるのかもしれません。夢分析もかなり精度が上がることでしょうw
フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する/NHK出版
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*超能力と思われたことのほとんどが技術化されている様に驚かされます。
そんな時代を前にしても、我々がこの超能力のようなインセプションごっこを習得する価値はあると思います(たぶん)。
理由は3つです。
第1に、相手の脳に入るとか、相手の脳の中が可視化できるということは我々の常識や直感に反するからです。常識や直感に反するからこそ、習得すれば多くのスコトーマが外れます。別に超能力ではありませんし、ドラえもんの道具でも無いので、深い理論の理解とたゆまない鍛錬が必須となります。
ちなみに、インセプションごっこができるようになると分かりますが、事前の期待に反して、それほど我々は人様の脳などに人は関心を持たないものです。
我々は偉大な人の構築した伽藍(システム)には興味がありますが、脳の中には興味はありません。
ただ、常識が移動することはいつでも重要です!
第2に、内部表現の書き換えなり、ゴール設定なり、ヒーリングなりをするときにこの能力は不可欠だからです。相手の身体に入ったり、相手の脳に入ることは前提です。それができる人しか基本的にはこの仕事につかないものですが、最近はなぜだかよく分かっていない理論をこねくり回して、気功技術をポンと使えば、ヒーラーとして活躍できると勘違いしている人が多いようです。たしかに結果は出るのですし、素人相手に煙に巻くこともできるのでしょうが、ヒーリングというのは長期的なものです。付け焼き刃は危険だからこそ、自分が徹底的にやってきたところで勝負すべきで、もし新しく学んでも自分の得意技にきっちりと絡めて提供すべきです。
(とは言え、心配しなくとも、マーケット(市場)は学校と違って苛烈ですので、きっちり淘汰されます。淘汰されたときに、学べば良いと思います)
(真面目な話、「まといのば」に通われて、きちんと気功を学び、きちんと気功が使えているのは、気功以外の他の職業を持たれていて、その職業で気功を応用している人です。
気功の業界は本当にぬるいので、ちょっと優秀だと結果が出てしまうのですが、それ甘んじないで高みを目指して欲しいと願っています。
利益は、当然ながら、頑張ったご褒美では毛頭なく、継続の条件であり、顧客からヒーラーへの将来への投資です。勘違いをするならば、奈落へ真っ逆さまです)
第3に、これが一番大きな理由でしょうが、ものすごく楽しいからです。
相手の脳を観察できる。それを可視化できるという体験は非常に楽しいのです。
言語ではなく、非言語が大事という意味もくっきり分かってくるでしょうし、非言語がいかに言語で構成されているかも分かると思います。
言語という言葉で普通に想像してしまうのは、「発話された言葉」です。これは言語の最も小さな写像であり、その音声自体も膨大な非言語という発信行為に支えられて、意味が推定できるものです。
そうすると、相手の言葉を聞くというのはまさにKey Holeから世界を覗こうとしていたようなものであることが見えてきます。
非言語の世界を体感し、可視化し、そして徹底的に鍛錬する方法論を見つけることができる遊びとしてのインセプションごっこにご期待ください!!!
ちなみにインセプションごっこは以前スクールでよくやったワークです。
スクールでやったワークはかなりハードでしたので、今回はシンプルにして行います。
寺子屋ではないですが、小さな歯車をきちんと回せれば、世界も回せるのです。
ワークはこんな感じの構成です!
Visualize, Focus, Inceptionです!
1.Visualize:ビジュアライズの練習とチェック
2.Focus:設定されたシチュエーションの臨場感を上げて、それを術者が判定するワーク
3.Inception : 設定されたシチュエーションの臨場感を徹底的に上げたあとに、もう一人がそれを外から介入してそのリアリティを破壊するワーク(被験者は徹底的に防衛)
ちなみに最も重要なのは一つ目です。
派手なのは、FocusとInceptionであることは言うまでもないのですが、結局それはVisualizeの能力に収斂します。
ここでの二項対立は「記号」と「シュミレーション」です(「絵」と「追体験」とも説明したことがあります)。記号側の人はこの違いが分かりません。シュミレーション側の人は両者が全く異なります。月とスッポンが同じに見える人と、違うように見える人がいます。月側に移動します。これは鍛錬しかありません。
そんなわけで、インセプションごっこお楽しみに!!
猛烈に頭と身体が疲れますので、体力のゆとりをもってお越し下さい!!!
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