*今月のスクールは風水師養成スクール!
*風水とは何かをその歴史を遡りながら理解しつつ、現代の我々の視点でさわやかに換骨奪胎し、使える風水を目指しましょう!!
*玄関に黄色いモノを置くことや、家具の色を多彩にすることは風水とは何の関係もありませんw
*日本であれば富士山から龍脈を引き込むことで、場のエネルギーを満たすのが風水です。
*では龍脈とは何か、パワースポットとは何か、そしてマクロコスモスにおける風水に対応するミクロコスモス(身体)の風水とは何かに迫ります。
*理論を理解するだけではなく、いつもながらきちんと実践できるようにワークをガンガンやりましょう!!
*ラージャや密教気功、魔術、美肌クリームなどの理解もまた一段と深まると思いますので、お楽しみに!!(というか、「まといのば」で風水を学ぶ以上は、必然的にこれらには触れます!!風水の理解に欠かせません)
*というわけで、風水師養成スクール(受講料23万円)
1月28日(土)12時〜17時(時間が1時間早いです)、1月29日(日)13時〜18時
お申し込みはこちらから。
映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」の中で、ルノワールが息子にこう語りかけるシーンがあります。
戦争で足をひどく怪我し、久々に戻ってきた次男とルノワールの会話です。
人生に迷う息子に対し、父であるルノワールはこう語ります。
「浮きになれ
流れの中で漂う浮きになれ」(ルノワール)
浮き????
釣りで使う道具ですね。水面にぷかぷかと浮いているやつのことです。
あの「浮き」のようになれ、と言います。
それに対して、息子のジャンは「またいつもの『浮き』理論か」と一蹴します。
おそらくは子供の頃からよく言われているのでしょう。
個性的であれ、『世界に一つだけの花』という不思議な同調圧力がかかる世界にあって(「個性的であれ」という同調圧力という矛盾がまた面白いのですが)、浮きになれというアドバイスは非常に爽やかです(余談ながら、個性的であろうとすると、凡庸になり、クローンであろうとすると、逆に個性的になってしまうというのが「人の行く裏に道あり花の山」なように思います。だからこそ真に創造的であるためには、楽譜通りに弾き、振り付け通りに踊り、正しいフォームでトレーニングし、躾けられたように振る舞うことです)
この「浮き理論」は、ルノワールという天才が我々に示す真理の一端であるように思います。
人生において、「浮き」になるとはどういうことでしょう。
今月開催する風水師養成スクールの文脈で言えば、大自然の力に抗うことなく、むしろそれと協調し、大自然の力を自らの力とすることを説いている、と僕には思えました。
By borghal from (optional) - Flickr, CC 表示 2.0, Link
ちなみに、気功と言うと、きわめて自力の印象が強いのですが、実際は他力です。
自力と他力とは何かについては、親鸞によるものが有名です。
他力本願というと悪いことのように日常的には使われますが、親鸞は自力こそが傲慢だと言います。
イエスの言うヒュブリス(傲慢)ですね。
胸を打ちながら、罪人のわたしをおゆるしくださいと言った取税人を神は義とされたのです。
この話は僕は大好きです。
(引用開始)
18:9 自分を義人だと自任して他人を見下げている人たちに対して、イエスはまたこの譬をお話しになった。
18:10 「ふたりの人が祈るために宮に上った。そのひとりはパリサイ人であり、もうひとりは取税人であった。
18:11 パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人間でもないことを感謝します。
18:12 わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています』。
18:13 ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った、『神様、罪人のわたしをおゆるしください』と。
18:14 あなたがたに言っておく。神に義とされて自分の家に帰ったのは、この取税人であって、あのパリサイ人ではなかった。おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。(ルカ書18:9−14)(引用終了)
*’自分が賢いと思って他人を見下げる癖のある自分の戒めに使いたいものです(^o^)
他力本願をルノワール風に軽やかに言えば、「浮きになれ」ということになるのではないかと思います。
秘伝の気とは「浮きになれ」ということです。
そもそも気には2種類あるとされます。
先天の気と後天の気です。
母親から断続的に伝えられるのが先天の気です。生きとし生けるものが持つものです(きっとアメーバたちも分裂の際にもらうのでしょうし、ウィルスもRNA自体が先天の気として作用するのでしょうw)。
後天の気とは日々の食物から得る気(エネルギー)のことです。
他者の命ということです。植物を食するにせよ、動物を食するにせよ、他者の命をいただくわけです(我々はありがたく命をいただきますと言う意味で「いただきます」と言いますし、クリスチャンであれば自分たちのために生命を与えてくれた神に感謝するでしょう)。
後天の気とはいわば他者の命であり、他者の先天の気です。
よく言われることですが、ヒーラーが太っていることが多いのは、後天の気を多く取り入れるからです。
大量に新鮮な命を食べないと(後天の気を取り入れないと)、気が枯渇するからです。
もちろんそれだけではなく、多くの邪気を被るのも(相手の邪気をもらってしまう現象も)太る理由ではあります。
なので中国の御典医たち気功師は、先天の気でも後天の気でも無い第三の道を行くことにしました。
それが秘伝の気です。
そもそも気功師とは道教の導師であり、道教とは星の宗教です。
免許皆伝した暁に、自らの手で自分のための八卦盤をつくり、それで自分の星を見つけます。
そしてそこから圧倒的なエネルギーを導く(気を手に入れる)というのが、秘伝の気の習得方法です。
この方法はもちろん秘伝であり一子相伝で伝えられてきましたが、中国政府によるエリートのジェノサイド(文化大革命)によって、完全に失われました。
台湾や日本に逃げ逃れた(西洋にもかなり多く逃げました)人々が細々と伝えて、今に至ります。
残念ながら、我々は気功師の家にも生まれず、道教も信仰していません。
しかし、非常に幸いにも秘伝の気を習得することができます(科学と民主主義のおかげです)。
今回はしかし、秘伝の気がポイントではありません。
秘伝の気は習得済みということを前提に(いや、習得していない方にはその場で教えますのでご安心を)、ガツガツ先へ行きます。
その先の先へと急ぎましょう!
秘伝の気の本質的なポイントは大自然、もしくは大宇宙の力を利用するということです。
言い換えれば大自然の流れに逆らわない、もっと言えば運命の流れに逆らわないということです。
消極的な意味ではなく、積極的にその力を利用し、自分のものにするということです。
それをルノワール風に明るく軽やかに言えば「浮きになる」ということです。
大自然の力って何でしょう?
運命の流れ??
それは可視化できるのでしょうか?
(もちろんそれが見ることができれば、流れに乗ることはできます)
そんなものが本当に見えるのか?
そして、見えるとして、どうやったらその流れに乗ることができるのか?
それはどうやってフィードバックを取れるのか?
そして流れに乗ることで、どんな良いことが具体的にたくさん起こるのか。
そんな問題意識でがっつりと風水を学びましょう。
そもそも風水とは何でしょう?
風水とは「風(かぜ)」と「水(みず)」という言葉があります。風も水もどちらも流れるものです。風が止まれば、空気はよどみ、水が淀めば、水は腐ります。
気も同じです。
気も滞(とどこお)れば、病気になります(病気とは気が病む=気が止む、です。まあ完全にすべての気が止まると死んでしまいますが)。
風水は相当に面白いです。
魔術やラージャ・ヨーガと同じく、その広大な裾野からコツコツ学ぶのであれば、寿命1000年でも終わらない可能性があります(複雑性というのは、計算量の爆発を生みます!)。
でもその勘所を抑えれば、抽象度の高みから落下傘で降りてくれば、一気に俯瞰し、そして地に足の着いた風水師になれます(八卦盤を用いた正当な風水師になりたい場合は、きちんと弟子入りして数十年の修行をしてください(^o^))。
ここで言う「地に足の着いた」というのは、生活に応用でき、仕事に活用でき、自分の健康の羅針盤とできるということです。
今回のスクールでは、まず理論を学びつつ、様々な都市伝説などで頭を少しやわらかくします。
たとえば、日本の太祖山にあたるのは富士山です。
富士山が平たく言えば最大のパワースポットです。
そこがエネルギーの噴出孔です。そこからいかにエネルギーを引っ張ってくるかが日本における風水のポイントになります(台湾であれば、玉山ですね。古い言い方で新高山です。3,952 mあり富士山より高いです。日米開戦の暗号である「ニイタカヤマノボレ」は有名です)。
富士山のエネルギーを引っ張ってくるからこそ、富士見ヶ丘や富士見台、富士見平は全国にあります。富嶽三十六景はいまでも喜ばれ、富士山はその姿を模写されるというよりは、エネルギーの流れを模写されます(だから我々の頭の中にある富士山の絵は実物とは傾斜が異なります)。
*葛飾北斎の富嶽三十六景から「凱風快晴」。
*富嶽三十六景の富士山の傾斜角と実際の山の傾斜角の違いを是非ご確認ください。我々の頭にあるのは、北斎が描く富士山です。より情報的な富士山の姿です。
*桃もそうですね~。頭頂部はキューピーちゃんみたいな格好をしていませんが、図画だと尖っています。
開運画 赤富士昇龍図 (中サイズ) G4-by014 清水玄燈/ワイコム
¥価格不明
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*葛飾北斎は19世紀の作品ですが、この清水玄燈の赤富士昇竜図は18世紀の作品です。ここでなぜ昇竜と赤富士が並べられているのか?
*昇竜はクンダリーニであり、赤富士は龍脈を暗示します。人間の龍脈とはクンダリーニであることを考えれば、不思議ではないように思います。
*クンダリーニというと想像上の存在ですが、龍もまた同じです。しかし背骨となると実在です。背骨は関節の多い蛇のような本来はグニャグニャしたものですが、身体を直立させる大黒柱にもなります。
*蛇と杖の関係は、先日のスクールでもやりましたが、モーセが有名です。
4:1 モーセは言った、「しかし、彼らはわたしを信ぜず、またわたしの声に聞き従わないで言うでしょう、『主はあなたに現れなかった』と」。
4:2 主は彼に言われた、「あなたの手にあるそれは何か」。彼は言った、「つえです」。
4:3 また言われた、「それを地に投げなさい」。彼がそれを地に投げると、へびになったので、モーセはその前から身を避けた。
4:4 主はモーセに言われた、「あなたの手を伸ばして、その尾を取りなさい。―そこで手を伸ばしてそれを取ると、手のなかでつえとなった。―
4:5 これは、彼らの先祖たちの神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である主が、あなたに現れたのを、彼らに信じさせるためである」。
杖が蛇となり、蛇が杖となります。
これは背骨であり、クンダリーニのメタファーに見えます。
*メリクリウスの杖には蛇がからまっています。メリクリウスの化身に龍があります。メリクリウス(マーキュリー)はヘルメスと同じとされ、ヘルメスは錬金術の象徴もしくは創始者です。
蛇はきわめて重要な動物です。
新約聖書ではイブを誘惑する賢い動物として現れます。
シュメールにおいては、不死を求める王の冒険譚の最後に登場し、不死の草を奪っていく存在です。
そして仏教においては、神の使いです(スッタニパータの冒頭は「蛇の書」です)。
*アダムには2人の妻がいます。一人目をグノーシスではリリト(リリス)と言い、そのリリスがイブを誘惑したとも言われます。後にサムエル(魔王)の妻となります。
ちなみにイエスは弟子の一人をサタン呼ばわりしていますし(それものちの初代ローマ教皇を)、蛇を好意的な意味で使っています。
わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。
マタイ10:16
話を戻して、、、富士山ですね。
ですから、我々は富士山をなんとなくありがたがるのです。
高さだけが重要ならば、第2位の北岳にも尊敬が集まるはずですが、、、(ここでも「1位じゃなきゃダメ」なんです)。
そして、よく言われている都市伝説は山手線と中央線による鉄道での結界です。太極図様に山手線が円を描き、その真ん中を中央線が走ります。
太極図の陽の陰が皇居と言われます。
中央線は高尾山から気を皇居に運び、つくばエクスプレスは筑波山の気を運び(だから中継地点のアキバは栄え、世界のアキバとなり)、成田山から総武線を介して気を運ぶなどとされています。それぞれがプチ龍脈、と。まあ都市伝説としては面白いです(ただいまだに都市設計や建築に盛大に風水師が使われるのは、アジアの特長です。日本は例外的です)。
ちなみに風水の異名は地理です。
地理と言えば、地政学の創始者であるマッキンダーを思い出します。彼は生涯、自分のことを地政学者ではなく地理学者と見做していました。
*地政学の祖と呼ばれるマッキンダー!
地理とは地の理(ことわり)を探求する学問です。
地政学もまた同様です。
地理的条件というのは、人間の生活や思考、政治、共同体の構成に圧倒的な影響を及ぼし、それは有史以来ほとんど変わらないというのがマッキンダーが見抜いたことでした。
風水もまた同じです。
自然環境の理(ことわり)というのは、数千年たっても変わらないのです。半島であるのか、大陸なのか、島なのか、交通の要所なのか、ヨーロッパとアジアの交差点なのかということは、大噴火や温暖化による海水面の急激な上昇などが無い限りは大きく変わりません。
そしてそこから考えるならば、歴史はもっとくっきりと見えてくるというのが地政学です。
風水もその文脈で捉えるならば、面白くなってきます。
もちろん風水は個人の身体や人生においても影響があります。
ラージャ・クンダリーニとは、風水における龍脈であると知ることで、見えてくることがたくさんあります。同じ人間なのになぜパフォーマンスが異なるのかと言えば、それは平たく言えば抽象度の差です。
しかし、その抽象度の差というのは、どう物理空間に写像されるのでしょう。
どう肉体に反映しているのでしょう。
*錬金術がいかに風水と深く関係するかもはっきりと見えてきます。
これも風水という視点で観るとくっきりみえてきます。ポイントはSynchronizeです。
蛍の発光が次第に同期するように、細胞が同期すると、圧倒的なパフォーマンスが可能となります。これを意図的に起こすのが肉体の風水であり、クンダリーニであると考えると、ますます気功が楽しくなってくるのではないでしょうか!!
まだまだコンテンツはいろいろあるのですが、取り急ぎそんな感じで風水師養成スクールを開催します!!
変則的ですが、初日だけ正午12時スタートとさせてください!!
お楽しみに!!
【風水師養成スクール 〜龍脈を自在に引き込み、運命を味方につける!〜】
【日時】 1月28日(土)12:00~17:00(いつもより1時間早いです!お気をつけて)
1月29日(日)13:00~18:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
*人生の羅針盤を手にしよう!!!!
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【募集開始】流れの中で漂う『浮き』になれ、とルノワールは言う。富士山、秘伝の気、錬金術そして風水
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