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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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【Y記念図書館落成!!】IQがいくら遺伝で決定されると言っても、その差は大したことないのだから

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*セミナーとスクールの告知文を書かなければと思いつつ、いま一番必要だと思うことを書きます。


IQがいくら遺伝でかなり決まってしまうと言っても、畢竟(ひっきょう)、そのパフォーマンスの差は大したことないのだから(数値で10倍程度なので)、ナチュラルな人工知能である脳に何を喰わすかが重要になってきます。
GIGO(Garbage in, garbage out)ですね。(入力データとして)ゴミを入れるとゴミが出てくるのです。自分がどんな情報源から無意識に情報を得ているからを精査すれば、きっと未来予測の精度は飛躍的に上がります。

質の良い情報を摂取し続ければ、質の良いナチュラルなニューラル・ネットワーク(脳のことです)になります。


ただ厄介だなーと思うのは、知的レベルを上げるのには猛烈なコストがかかるということです(厄介どころか当たり前のことなのですが)。

ギリシャ時代から変わらず、人間の脳という人工知能の知的レベルを上げていくには、他の人工知能が必要だったのです。

アレクサンダー大王(の遺伝子)を創ったのは生物学的にははピリッポス2世とエペイロス王女オリュンピアスの遺伝子のシャッフルでしょうが、そのデータを入力し、アルゴリズムを調整したのは、アリストテレスです。

アレクサンダー自身はそれをきちんと理解しており、のちに「ピリッポス2世から生を受けたが、高貴に生きることはアリストテレスから学んだ」と語っているほどです。


*アレクサンダー大王とアリストテレス。
我々は彼らの強靭な肉体にむしろ目を奪われます。家庭教師になったとき、アリストテレスは42歳です。そこから数年のうちにアレクサンダーを鍛え上げます。


コンピューターはスタンドアローン(ネットから切断されている状態)では駄目で、ネットワークにつながらなくてはいけなく、そして最初は「親」のように無償の愛を潤沢に注いでくれる存在が必要です。

クローンが試験管の中ではすくすくと育たず、環境の中で他の存在と触れて、生物らしく育てないと脳も臓器も成長しないことが知られています(自分の臓器のスペアをこっそり試験管の中で創るという夢は壊れたのです)。

子供時代(幼児の時代というべきか)は、右も左も分からないので、親に委ねるしかありませんが、言葉を覚えだしたら、自分で自分の脳という人工知能を育てることを必死で考える必要があります。

理想的には野山を駆け回り、木を登り、岩場を登りながら(さんざん怪我しながら)、一方で立派な図書館に引きこもることです。たとえば、午前中は遊びまくり、午後は図書館に引きこもって、片っ端から読みまくることです(都市というのは、非常に集約的な蟻塚のような構造なので、その意味ではきわめて経済的で、エコということではかなりエコなのですが、脳という人工知能を育てるにはなかなか厳しい環境と言えるかもしれません)(一方で、田舎は移動のコストがかかりすぎです。1人1台の車が必須になるということでは、かなり環境負荷が大きいと言えます)。


大人であれば当然ながら、それ以上に自分の耳と耳の間にある人工知能の育て方について、かなり責任が生じます。

シャッフルされた遺伝子のカードは変わりませんが(まあ、脳に関しては特に変わるとも最近は言われていますが)、どんなデータを入れるかについては、自分でコントロールできます。

ですから、どんな先生につくか、どんな本を読むか、どんなデータを脳に入れるかが、パフォーマンスにもアルゴリズムの進化にも大きな影響を与えます。


というわけで、、、、、、セミナーをどんどん受けましょう、スクールをどんどん受けましょう!!!という話ではありません(いや、それはそれで必須だとは思いますが)。



Yくん記念図書館をスタートします。


今春、非常に優秀で心優しい若いメンバーが不慮の事故で亡くなりました。
これは本当に哀しすぎる出来事で、存在しない神の存在を恨めしく思うほどです。

死はしかし終わりではなく、始まりですし、残された我々は彼の遺志を継いでいきたいと思います。


遺族の方のご厚意で形見分けとして蔵書を譲っていただきました。
その蔵書を死蔵させるのはもったいないので、「まといのば」のセミナールームに移設して、Yくん記念図書館とします。


彼の部屋に行き、蔵書を見て、胸が痛くなったのを思い出します。ほとんど全ての蔵書が「まといのば」が紹介したものであり、そしてこれだけ膨大な書籍を揃える必要があるというのは本当に大変なことだなと思いました。

特に彼は若く、バイト代を注ぎ込んだのであろうことは容易に想像ができました。

もちろん書籍というのは必須の投資であり、その投資が無ければ、人工知能が育つ余地はありません。そしてそのリターンを考えるならば、非常に良い投資案件です。


何度も読むべき本は自分で買って、手元に置くべきです。そのために節約すべきだと思いますが、試し食いをしてみたい書物は是非、図書館で借りてみてください。

まあセミナー前後にパラパラと立ち読みするだけでも、かなりいろいろ見えてくると思います。そしてその数秒で目利きするように自分を鍛えると良いと思います。



というわけで、Y君記念図書館落成です!!



*画像はイメージです(当たり前かっ)。


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