先月末のIBC公演(井脇幸江30周年記念リサイタル)は盛況でしたね!!
想像をはるかに超えるスペクタクルでした。
その後、いろいろとダンサーたちからも話を聞く機会に恵まれ、かなり面白いことがたくさん見えてきたので、またシェアしたいと思います。
ちなみに、バレエダンサーと気功はきわめて相性が良いです(というか、「まといのば」ではそういうことが多いです)。
どちらも身体をベースとしており、身体の中に脳が含まれており、その脳の特殊な使い方を我々は気功と仮に呼んでいます(バレリーナたちはそれをバレエと呼ぶのかもしれません)。
身体も脳も鍛錬によって、成長させていきます。
その鍛錬方法として、最近は筋トレを導入しています。
ちなみに半年以上(8ヶ月)、RayZapを「Rayまといのば」でやってきて思うのは、筋トレというのは成功させるのが非常に難しい概念操作であるということです。
まあ筋トレというか、Big3をメインとした鍛錬ですね。
余談ながら、筋トレという言葉を「まといのば」ではあまり好ましい概念としてこれまで使ってきていませんでした。なぜならこれは非常に広すぎる概念であり、そのほとんどの領域が、残念なことに、身体を成長させるために貢献しないどころか、むしろ怪我や故障の原因となってしまうからです。もしくは不合理な身体の使い方を増幅させてしまうからです。
ですので、筋トレよりも「鍛錬」と言ったりするほうが好きです。
ただ、まあわかりやすさのために筋トレと言う言葉はこれからも使いますが。
ストレッチと同じで、筋トレも針の穴を通すような精密で正確な方法論を採用しないかぎりは身体にとっては有害となってしまいます。
手前味噌な話ですが、「まといのば」のパーソナルトレーニングであるRayZapはかなり華々しく成功しています。もちろんRayZap受講生のゴールが明確であり、抽象度が高く、そして何よりも真摯に取り組んでいるからというのはとても大きな成功の要因です。
ただ、面白い社会実験があります。一種の対照実験です。
もちろん僕らが企図したわけではなく、たまたま結果を見ると良い「社会実験」になったというものです。
一方がRayZapのみの受講生、もう一方がRayZapプラス自分でトレーニングを開始した受講生です。
この2つの比較がたまたま可能になりました。
自身でジムに通ってしっかりとトレーニングしたときの結果が思わしくないのです。
かなり遠方から通っていらっしゃる方もいますので、なかなか通えないときに自分でエクセサイズを補完しようというのはよく分かります。
RayZapは通常ですと、隔週1回です。月2回でしかありませんし、トレーニング強度としては非常に小さいものです。だからこそ、もっとやればもっと効果が上がるとリニアに考えるのは妥当です(ただ、「もっと正確にやれば」という限定付きなのです)。
ですが、自分でトレーニングしている人だけではなく、トレーナーをつけたとしてもかなり結果が悪くなります(もちろんこれが全てではなく、うまくいく可能性もあるでしょうが)。
これは数値としてハッキリ出てきますし、フォームにもハッキリ出てきます。
せっかくジムに入会して、トレーニングしているのにも関わらず、数値が悪くなるのです。
上述したようにストレッチと同様に筋トレは、針の穴を通すような精密で正確な方法論を採用しないかぎりは身体にとっては有害となってしまいます。
そしてその精密で正確な方法をガイドする指導者が不可欠ということです。
手前味噌のようですが、それを痛感するRayZapの8ヶ月間となりました。
筋トレやストレッチだけではなく、当然ながらより精密さを求められる気功も同様です。
筋トレやストレッチは幸いにも結果が可視化しやすいのです。
端的に言えばどれだけの重量をあげられるか、どれだけ柔らかいかは目に見えやすいものです(ただ残念ながら、どれだけの重量を挙げられるか、どれだけ柔らかいかだけでは判断できないのも筋トレやストレッチのポイントです。それをメンバーはいつも痛感しているとは思います。ただざっくりとした評価基準にはなります)
しかし、筋トレやストレッチと異なり、気功で求められる能力や結果というのは可視化がかなり困難です。
だからこそ、自分が正しい道を歩いているのか、間違った道を転げ落ちているのかは判断が難しいのです。
間違った方法論でどれだけ熱心にがんばっても、間違った場所にしか行き着かないのです。
だからこそ、狭き門より入りましょう(マタイ7:13)。
滅びに至る道は広く、善意で敷き詰められているものです。
というわけで、秋からもガンガン正確に学び、身体に落とし込み、社会における自分の役割を積極的に果たして行きましょう!!
p.s. ちなみにずっと開催していなかったバレエセミナーですが、バレエ講習会というカタチで再開しようかと思っています。これまた「やるやる詐欺」シリーズの一つにならないように、がんばって企画します。
p.s.2 それと筋膜リリースの気功技術である「Catch&Release」を全身で体験していく、1Dayスクールは10月くらいにこっそりと開催したいと思います。少人数で本気で全身を順番にゆるめていくことで、全く違う身体に生まれ変わりましょう。ただ、、、かなり、、、、痛いですw
一時間ごとに休憩とBCAAを補給しながら、もしかしたらグルタミンを補給しながらの過酷なワークかもです(^o^)
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針の穴を通すような精密で正確な方法論を、、、、狭き門より入れ
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