Quantcast
Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

【募集開始!!】「闘う身体(しんたい)、踊る身体(からだ)」スクール生募集!

$
0
0

10月の気功師養成スクールは待望の「闘う身体、踊る身体」です。

これまで身体系のセミナーやスクールなどで培ってきた基礎力と、寺子屋などの学問系のセミナーで培ってきた基礎学力(パラダイム・シフト)が統合されて、圧倒的な身体とパフォーマンスを実現します。

「闘う身体、踊る身体」のテーマは「武道と舞踊」です。どちらにも通じる身体操作と考え方のLUBを取りながら、自分の身体にどんどん体現していきます。体現しつつ学び、学びつつ体現しましょう。

今回は初回ながら「総集編!」という位置付けで全部やります!



総集編というのは普通は様々なスクールを経てきて、その総集編として全部開催というイメージです。しかし今回は初回ながら、身体そして武道、舞踊をめぐる「まといのば」の様々な技術と理論をすべて紹介して、実践して、修得するという半ば無茶な豪勢な企画です。

なぜ初回にして最終回のような内容なのかと言えば、そんな気分だからです。特に理由はありません。できるのであればやってしまえ!というのがいつもながら「まといのば」のポリシーです。

ちなみに今回のテーマそして理論はシンプルです。

すなわち、「情報が物理を書き換える」ということです。シンプルです。

もちろん「情報が物理を書き換える」から演繹された「思考もしくはイメージが身体・筋肉・動きを書き換える」がプリンシプルと考えて構いません。もしくは思考や記憶、イメージというものを「まといのば」ではトランスと仮に言っていますので、トランスによって身体を書き換えると考えても同じことです。

これをきっちり体感に落とすためにワークを積み重ねながら、理論を磨き上げていきます。

第一に、思考なり、イメージしたものや記憶がリアルに身体や筋肉の状態、パフォーマンスを大きく変えることを体感してもらいます。

繰り返しになりますが、「まといのば」では思考やイメージや概念・記憶というものをトランスという用語に仮に統一しています。すなわちあるトランスを選択すると、それに伴う身体の状態になるということです。

平たく言えば、前屈にふさわしいトランスを選べば、前屈ができるようになり、開脚にふさわしいトランスを選べば、開脚ができるということです。

ただ気をつけて欲しいのですが、そこには「魔法も奇跡もないんだよ」なのです。

トランスの選択というのはトランスを選択することです。厳しい道です。イバラの道です。

もしかしたら、硬い体を持て余しながら、うんうん無意味な柔軟体操をしていたときのほうが幸せかもしれません。トランスの選択の道を歩むこと自体は非常に過酷です。決して夢見るお花畑ではなく、血の池地獄へのご招待と考えてください。ただ親鸞のように「地獄は一定すみかぞかし」(歎異抄)と思えれば、楽しいと思います。

我々が想像している以上にトランスというのは、深く自分自身に影響を与えることを知りましょう。結局は筋肉で説明がつくと深いところで考えているうちは、まだトランスを使いこなせないのです。

たしかに最後は筋肉が動きますが、レシピ無しにはアップルが勝手にアップルパイにならないように、情報なしには筋肉は動かないのです。たしかにアップルはアップルパイに不可欠な材料ですが、最も重要なのはレシピであり、アップルパイという情報です。筋肉も同様です。この情報空間の階層性こそが大事です。包摂関係、計算量のオーダー、クラスの階層性ということはリアルに手触りを持って理解しておいてください。東京から大阪へ行くために、ランダムに進んでも到達する可能性は非常に低いのです。地図が必要です。たしかにランダムに進んでも、まっすぐに東京から大阪へ行っても、足を動かしていますし、筋肉を使っていますが、足を動かすこと、筋肉を使うことは必要条件ですが、十分条件ではありません。


*アップルパイにはレシピが必要です(^^)、最初からつくりたければビッグバンから必要です。

トランスが身体を操作するということを理解するためにも、「折れない腕」やパントマイムを用いたいくつかのワークを繰り返します。そのことで脳に情報と筋肉のコネクションを示します。ぼんやりとした理解を顕在化させます。

その上で、Dotsを中心に身体を再構成していきます。

Dotsに関しては、講師やアシスタントによるかなり細かな身体調整を積み重ねながら、厳密に身体に書き込みます。

Dotsに関して、最も重要なのは、肉体を捨て、情報空間に飛び込むことです。

骨に点を刻むのではなく、点が骨をぶらさげるのです。

点が主体で、そこに身体が引きずられるという体感を強く持つことです。体感もそうですが、理論的にも現代分析哲学の存在論を理解した上で、Dotsと身体の抽象度の階層性を理解することです。
そうでなければ、単に骨を不細工に意識しただけのぎこちない動きになります。似て非なるものですので、この理解の厳密さが結果を大きく左右します。

そのようにして、身体をある程度、創りあげることができたら、今度は具体的な動きに入っていきます。

武道においては合気を取り上げます。合気も多くのヴァリエーションがあります。その中でも合気道の基本とも言うべき技からスタートします。すなわち、手首を持たれた状態(絶対的な不利)からの技です。ここでのポイントは捕まっている自分の手首を不動点とみなすことです。不動点とは数学上の概念です。ここでは動かさないポイントという程度の意味です。



我々は束縛されたら、その束縛を振りほどこうとします。
しかし、合気道ではその束縛を所与の前提とします。所与の前提とはア・プリオリということですね。ア・プリオリなのでその束縛を解こうとかしません。神を殺そうとしないのと同じです。
暑いからといって、太陽を消したりしません。

そしてその手首を無視して、それ以外の自由な部分を探し、そこを動かします。不動点をそのままに、それ以外を動かすだけです。そうすると、場が変わります。

我々は要素還元主義者が考えるような、要素のリニアな集合が全体をつくるわけではありません。

要素の組み合わせが変わると、全体もダイナミックに変わります。いわゆるゲシュタルトです。

束縛をそのままに他を動かすと、場が変わり、ゲシュタルトが変わり、気付いたら束縛されているのか、しているのかわからなくなります。これが合気の基本です。

この感触を徹底的に身体につかみます。

どうしても我々は振りほどこうとするのですが、振りほどこうとすればするほど、捕まります。諦めて放置すれば、逆説的にほどけるのです。

これはヒーリングにも、思考にも使えるツールです。難問にまっすぐにぶち当たらないで、動けるところを動かすということです。「ソクラテスはさておきプラトンは」と「まといのば」でよく言う手法です。

そのときDotsの感覚を強く持ちます。特に指先の点を使います。また身体をDotsに沿わせるという技を使います。身体を動かすことで、点を動かすのではなく、点が動くことで身体がついていってしまうのです。

ここから合気の奥義の1つである空気投げまでは一歩です。


*合気道!

空気投げと並ぶ呼吸投げについても同時にやりたいと思います。呼吸投げのポイントは重心感知です。重心感知のポイントは相手の身体と自分の身体の一体感です。この一体感を得るのに便利なワークは、ヨガでも再三取り上げた「重み」のワークです。これもまた合気の1つです。

余談ながら、武術経験者が多ければ、パンチ及びキックに関しての指導も考えています。これは身体の使い方のレベルでのコツの指導です。リーチと重量がかなり大きく変わると思います。


もう一方のテーマである舞踊についても、かなり面白い内容です。

まずDotsの中でもかなり変わり種である「指先」「爪先」という概念を習得します。これは実際の部位ではなく手指や足指の先の空間に点があると考えます。そこに強い臨場感を持って、点を感じます。そしてその点に引きずられるようにして、指先や爪先が動きます。この主客転倒の感覚を強く感じてください。

宮本武蔵が五輪書の中で「孫に手を引かれるように」と呼んでいる感覚と通じるものがあると思います。指先や爪先の感覚がつかめたら、今度はそれを空間にマッピングしていきます。

最初は壁や天井を使いますが、だんだんと空間の中に自在にひっかけるようにします。

たとえば壁の一点を強く指差すと腕は強くなります。この感覚をより強くするようなものです。気の出し方にも応用可能ですし、実際に同じことです。

指先、爪先の感覚が鍛えられたら、最終的にはダ・ヴィンチのウィトゥルス的人体図のように、四方八方に空間が広がるイメージを耐えずもつようにします。もちろんダ・ヴィンチは身体観の図として、それもウィトゥルスの身体観を模した絵ですが、我々はそれを別な目的で使います。身体の高度化という目的で。

末端によって身体を構成することができたら、その次に身体の中心である腰に切り込みます。

腰はあえて仙骨や仙腸関節をスルーして、骨盤前方の突起部分(上前腸骨棘)と坐骨で構成します。この4点の意識を自在に駆使することで、中心感覚を鍛えます。

ここで面白いのは、バレエにおいてもどのジャンルにおいても最も重要とされるセンターやアライメントを採用しない点です。単細胞生物のように核があって細胞膜がある(だけの)ように、身体を捉えます。センターやアライメントが重要でないわけでは、もちろんありません。ただセンターやアライメントに気を取られすぎて、舞踊本来の自由さを失ってはもったいないと思います。まず自由さを獲得し、それから必要に応じてセンターやアライメントを用いましょう。
むしろセンターやアライメントは考え方が逆向きなのだと思います。センターやアライメントが公理なのではなく、センターやアライメントが結果ということです。


*指先と爪先、そして骨盤・坐骨で自在に身体を動かしましょう!


つぎに内踝(ないか)、肘、手首(豆状骨)などを使って、空間に点の集合である曲線を描いていきます。インプロヴァイゼーションのような即興であっても、身体運動というのはどうしても単調になりがちです。自分の手持ちの動きがなくなると、途端に不自由になります。
シンプルなのに、高度な動きを実現できる方法として、かつてNDTで取り入れられた手法を援用します。

ここで余裕があれば、呼吸を用いた舞踊。そして臓器を用いた舞踊まで行きたいと思います。


身体についての基礎から応用まで一気に学ぶ2日間です。

まさに総集編!お楽しみに!!



【闘う身体、踊る身体】

【講座日時】
10月4日() 13:00~18:00
10月5日() 13:00~18:00

【受講料】
230,000円(銀行振込、分割払いも可)

【会場】
東京・四谷のセミナールーム

【持ち物】
筆記用具と情熱、動きやすい服装とタオルなど

【受講資格】
「まといのば」講座のいずれかの受講生、もしくはそれに該当する方

【お申込み】
お申込みフォームはこちら



*進化の階段をもう一歩!


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>