今日、ヒーラー/メンター養成BootCampの2時間セッションの中で、いろいろな話題が出たのですが(どれも興味深いものでしたが)、ひときわ盛り上がったのが、「英数国理社気功」の話でした。
これは本当に面白いし、今のBodyDesignBootCamp3期が身体や美容、ヨーガ等の大きな革命だとしたら、「英数国理社気功」は知性の革命です(多分)。
「ザルで水をすくう」という言葉があります。
この対概念は「1を聞いて10を知る」なのではないかと勝手に思っています。
我々の知性はザルすぎるので、そのザルを普通の洗面器にしていくべく、穴を塞いでいく作業が「英数国理社気功」のシリーズです。
ザルでいくら必死に水をすくったところで、ほぼ全てこぼれてしまいます。
そのザルの穴を埋めていくのがこの「足場を固める」シリーズです。
ここにも面白いパラドックスがあり、そして不思議な科学があります。
そして数千年の伝統があります。
いま、僕が思いついた天才育成法ではなく、長い歴史の中で培われてきたものです。
ミシュナーとは唱えることです。タムルードを暗唱します。
『半脆弱性』で紹介した非線形的な影響という概念を知っているみなさんにとっては当然のことだと思うが、学習というものは反復や凸性に根ざしている。つまり、同じ文章を2回読むほうが、別々のふたつの文章を1回だけ読むよりも有益なのだ(もちろん、ある程度の深みがある文章ならの話だが)。この凸性は、セム語の語彙に埋めこまれている。「ミシュナー(mishunah)」は、ヘブライ語でタルムード以前の口伝を集成したものを指し、「反復」を意味する。また、「ミドラーシュ(midrash) 」自体は砕いたり繰り返し挽いたりすることと関連しており、イシュマエルの子孫たちの「マドラサ(madrasa)」と対応する。
非常に重要な知恵が公開されています。
・学習というものは反復や凸性に根ざしている。つまり、同じ文章を2回読むほうが、別々のふたつの文章を1回だけ読むよりも有益
と。
そして2回とは言わず、何度も何度も読むことです
呼吸を考えていくと、息をしないことが最高の呼吸というパラドックスにぶち当たるように、学習法に関しても、林先生の武田塾ではないですが「教えない」ということがとても大事になります(とは言え、実はモデルになるような講義も取り混ぜたいと思っています)。
ちなみに最初に「足場を固める」として採用したのが寺子屋シリーズです。当初は5回か6回程度で終わる予定でしたし、実際に初月に4講座やるような勢いだったのですが、かなりの回数を経てもなお終わらず、現在に至ります。
僕自身は塾講師が比較的長かったこともあり、教えながら階段を降りることができます。すなわち、どこで躓いているのかを一緒に抽象度の階段を降りながら、「ここだよ」と教えることができます。この作業がきわめて大事です。どこでも躓いているのか、どこの知識が足りないのか(スコトーマがある人にはスコトーマは見えません)を伝えられる必要があります。本人が気付いて始めて、スコトーマはリアルに生じます(そのときスコトーマは消えます)。
この寺子屋シリーズを教える中で、より深い部分の知識の混乱や覚えるべきことの欠落を観るにつけ、もっとシンプルなことを覚えてしまえば、圧倒的に結果も出るし、成長もするのにと思ってきていました。
そして、それはとても簡単なことなんです(本当に???)
ただ、脱洗脳が必要です。
楽しく脱洗脳しながら、足場を固める喜びを痛感してください!!
【2位5位御礼!!!】